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オンリーワンを君に
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さて、宏美に半ば強引に連行された訳だが。
「どうする?とりあえず泳ぐか?」
「あー……えっと。
お城でも作る?」
「え、海は……?」
「あ、気合い入れて城下町も作っちゃう?」
「いやだから海……。」
「マイホームも作りたい?欲張りだなぁ!はは。」
「宏美……?」
そう言えばコイツが泳いでるとこ見た事ないかも……?
「え、お前ってもしかしてカナヅ「違うから!」えー……でも泳いでるとこ見た事……「泳ぎに行った事無いからでしょ!」いやまぁそうだけど……。」
「そ、それに背中の傷もあるし……。」
「いやそうなんだろうけどなんか言い訳っぽいな……。」
「うっ……。」
そこで口ごもって黙ってしまう宏美。
「なぁ……もしかして。」
「な、何?」
「勢いで連れてきたけどその後の事とか考えてない...的な?」
「うっ……!?」
分かりやすく動揺する宏美。
あ、これやっぱそうだわ……。
「だ、だって約束したし……。」
「まぁ、したけど別に二人でとは言ってないんだが……。」
「そ、それはほら!流れと言うか雰囲気と言うか……。」
「まぁ……良いけどさ。」
「良いんじゃん……。」
拗ねられてしまった。
さて、どうしたものか。
コイツは完全にノープランみたいだし、ここは俺が何か考えるべきだよな……。
とりあえずその場に並んで座る。
え、なんか近くない...?
「あ、ねぇねぇ。」
「あん?」
「今日のメンバーの中でさ、誰が一番水着似合ってると「そんなの日奈美に決まってんだろ。」即答じゃん……。」
露骨に顔を顰められた。
「そんなの決まってんだろ。
シスコンとして定評がある俺やぞ。」
「もはや自分で言ってんじゃん……。」
頭を抱えながら露骨にため息を吐かれた。
「そう言う身内の贔屓目とかじゃなくてさー。
「なら千鶴さんで!」先生じゃん……。
え、何?悠君年上好きなの?」
えぇ……駄目……?
この世界での千鶴さんは確かに先生だし二回りくらい年上だけど、前世の千鶴さんは1個しか変わらないんだけどなぁ...。
「同年代では?「え、ひな」それはもう聞いたから...。「あ、はい……。」」
「と、言う訳で始まって参りました!
三澄悠太のいきなり水着チェック!」
「え、なんかノリがキモイ。」
えー……自分から聞いといてなんか辛辣過ぎない……?
「とりあえず奇抜性で言うならリオも捨てがたいがその部門だと間違い無く志麻が一番だよなぁ……。」
「あぁ……まぁレインコートだもんね……。
確かに海でレインコート着てる人は初めて見たかも……。」
当たり前だ、あんなのが海水浴場に無数に居るなんて状況カオス以外の何者でもない……。
「と言うかそこでリオちゃんを出す辺りシスコンだけじゃなくてロリコンでもあったり……?」
「バカお前、それ絶対本人に言うなよ?多分怒られるから。」
「へぇ...?否定するより、まずリオちゃんの事を庇うんだ。」
「まぁ散々俺も言って怒られてるからな。」
「ちょっとでも優しいとこあるじゃんと思った私が馬鹿だったわ……。」
全く俺が妹好きだの年下好きだの年上好きだの好き勝手言いやがって。
ちなみに妹好きはシスコン、年下好きはロリコンと言うが高齢好きの事はジェロントフィリアと言うらしい。
略してジェロリア!
更に略してロリ!
つまり結論としてロリコンとは年下好きであり年上好きでもあると言う事になるのだ!
「なーんかものすごく馬鹿らしい持論を思い浮かべて浸ってる気がする……。」
呆れ顔でそんな事を言ってくる。
「何お前エスパー……?」
「女の勘。」
「おぉう……。」
そう言えば女の勘は当たるんだって瑞穂も言ってたな……。
「え、ちなみに何考えてたの……?」
「いや、結論として人類は皆ロリコンだって話。」
「想像してた以上にしょーもない話だった!?」
逆にどんな想像をしてたのかしらん...。
そう言われたら逆に気になるじゃないの...。
「それよりさ、やっぱり悠君も会長とか津川さんみたいな美人の水着姿が良いの?」
「日奈美には負け「はいはいシスコンシスコン。」」
遂には適当にあしらわれてしまった、、
「そりゃ会長の水着姿なんて普通の男子なら皆憧れるだろ。」
「悠君は……?」
「ばっかお前、俺は陰キャオブ陰キャだぞ?
憧れはあってもお近付きになる機会すらないだろ。」
「二人でデートした癖に?」
「な、何故それを!?」
「したんだ。」
カマをかけて来ただと...?
「いや、あれはデートと言うよりただ二人で勉強しただけだから!」
「なんで?」
「いやなんでって……。」
「だってただ勉強するだけなら二人じゃなくて良いじゃん。
そもそも会長みたいな人が全く気が無い相手を直々に勧誘しに来たりそんなデートまがいの誘いするとは思えないけど。」
「いやだからって...。
俺みたいなフツメンが、、」
否定する理由を考えていると、不意に宏美が悲しそうに目を伏せる。
「宏美?」
「たまに...心配になるんだ。
付き合ってた時もそうだけど今もたまに。
悠君って自分を過小評価し過ぎな所あるから。」
「いやそれは...。」
「分かってる。
それだけ沢山の人に裏切られて傷付いて来たから、なんだよね。」
「っ...。」
「結局私もその一人だからどの口がって思うもしれない。
でも、これだけは言わせてほしい。」
「な、なんだよ。」
「悠君が思ってる以上に悠君は魅力的だし、愛されるだけの理由だってちゃんとある。
それは一度は付き合ってた私が保証するよ。」
「...フった奴に言われてもな……。」
「だ、だからちゃんと前置きしたじゃん...。」
「いや、前置きしたら良いとかって話なのか...?」
「と、ともかくそう言う事だから。」
「お、おん。」
分からないな、本当。
自分から突き放しておいて、なのになんだかんだ変わらず俺の事を気にかけてて、理解もしてくれてて、尊敬もしてくれてて。
でも今のそれはあくまで友達として、だ。
その事実だけで、あんなに近かった宏美との距離が随分と離れてしまったように思う。
「それより他の人は!?」
あ、この話まだ続く感じ...?
「そうだな会長と一緒に話題に出た瑞穂は...なんと言うか...なんと言うか...。」
昨日のアレのせいでもう水着のイメージが...。
もう水着すら下着に見えてしまうっ……!
「...変態...。」
「あ、あれに関しては俺は無罪だろ!
ただ巻き込まれただけでっ!」
「いや...普通に有罪だから...。
大体自分で無罪だって言っちゃう辺りがもう有罪だから!」
「えぇ...。」
まぁこれが有罪か無罪かは読者の判断にお任せしようと思います...。
「まりちゃんの水玉フリルスカート水着も雰囲気にあってて可愛いんだよなぁ..。
日奈美に負けず劣ら...いや...でも「はいはいシスコンシスコン。」」
「美江の花柄ワンピ水着もよく似合ってたし...。」
「結局誰が一番良いの...?」
えぇ...そこにまだこだわる...?
「それにさ...。」
「ん?」
「その...私は...?」
「あぁ、だから言ったろ可愛いって。」
「っ!?」
「まぁ日奈美が一番だけどな。」
「...馬鹿。」
「えぇ...。」
「シスコン!本当シスコン!馬鹿!アホ!マヌケ!」
「な、なんだよ?」
「なんでもない!ばーか。」
そう言って舌でべーっとする宏美。
えぇ...随分な言われよう...。
「勝手に妹とイチャついてろ!馬鹿!」
「いや、待てって。」
そのまま立ち上がって歩いて行こうとする宏美を呼び止める。
「何?」
「別に誰が一番とか関係ないだろ……?」
「...元カノだから?」
「そうじゃなくて...。
今お前が言った事と同じだろ?
お前だって充分可愛いし魅力的だろ。
それは他と比べてどうこうなる物じゃない。」
「そう言う事が言いたかったんじゃないけど...。
と言うか妹が一番ってのもイチャつくってのも否定しないし...。」
「事実だからな。」
「うわぁ...。」
絶句する宏美。
「まぁ...今はこれで良いか...。」
かと思えばそう言って肩を竦める。
そして宏美は海の方に向かい...。
「ぶふぉ!?」
盛大に海水をぶっかけてきた。
「ふふ、ばーか。 」
そう言って彼女はイタズラに笑う。
「やったな!?」
そう言って俺も海に向かい、
「おりゃ!」
仕返し。
「ちょ!怪我人に!」
「その為の防水パーカーだろ?」
「あー背中が痛い痛い。」
「嘘つけ!?絶対わざと言ってんだろ!? 」
「ちっ、バレたか。」
舌打ちしやがった...。
でもなんだかんだ楽しいかも。
「ってうわっ!」
「油断大敵だよ!」
そのまましばらく宏美と海水をかけあいながら思う。
もし付き合ってた時二人で来ていたら。
今の様に楽しい時間を何も考えずに過ごせていたたのだろうかと...。
...なんてな.。
どう思ったところで、あの頃には戻れない。
でも今はあの頃とは違う。
時間だって、やり直すチャンスだってある。
本来ならなかった筈のこの時間を、今は大事にしたいと心から思う。
「どうする?とりあえず泳ぐか?」
「あー……えっと。
お城でも作る?」
「え、海は……?」
「あ、気合い入れて城下町も作っちゃう?」
「いやだから海……。」
「マイホームも作りたい?欲張りだなぁ!はは。」
「宏美……?」
そう言えばコイツが泳いでるとこ見た事ないかも……?
「え、お前ってもしかしてカナヅ「違うから!」えー……でも泳いでるとこ見た事……「泳ぎに行った事無いからでしょ!」いやまぁそうだけど……。」
「そ、それに背中の傷もあるし……。」
「いやそうなんだろうけどなんか言い訳っぽいな……。」
「うっ……。」
そこで口ごもって黙ってしまう宏美。
「なぁ……もしかして。」
「な、何?」
「勢いで連れてきたけどその後の事とか考えてない...的な?」
「うっ……!?」
分かりやすく動揺する宏美。
あ、これやっぱそうだわ……。
「だ、だって約束したし……。」
「まぁ、したけど別に二人でとは言ってないんだが……。」
「そ、それはほら!流れと言うか雰囲気と言うか……。」
「まぁ……良いけどさ。」
「良いんじゃん……。」
拗ねられてしまった。
さて、どうしたものか。
コイツは完全にノープランみたいだし、ここは俺が何か考えるべきだよな……。
とりあえずその場に並んで座る。
え、なんか近くない...?
「あ、ねぇねぇ。」
「あん?」
「今日のメンバーの中でさ、誰が一番水着似合ってると「そんなの日奈美に決まってんだろ。」即答じゃん……。」
露骨に顔を顰められた。
「そんなの決まってんだろ。
シスコンとして定評がある俺やぞ。」
「もはや自分で言ってんじゃん……。」
頭を抱えながら露骨にため息を吐かれた。
「そう言う身内の贔屓目とかじゃなくてさー。
「なら千鶴さんで!」先生じゃん……。
え、何?悠君年上好きなの?」
えぇ……駄目……?
この世界での千鶴さんは確かに先生だし二回りくらい年上だけど、前世の千鶴さんは1個しか変わらないんだけどなぁ...。
「同年代では?「え、ひな」それはもう聞いたから...。「あ、はい……。」」
「と、言う訳で始まって参りました!
三澄悠太のいきなり水着チェック!」
「え、なんかノリがキモイ。」
えー……自分から聞いといてなんか辛辣過ぎない……?
「とりあえず奇抜性で言うならリオも捨てがたいがその部門だと間違い無く志麻が一番だよなぁ……。」
「あぁ……まぁレインコートだもんね……。
確かに海でレインコート着てる人は初めて見たかも……。」
当たり前だ、あんなのが海水浴場に無数に居るなんて状況カオス以外の何者でもない……。
「と言うかそこでリオちゃんを出す辺りシスコンだけじゃなくてロリコンでもあったり……?」
「バカお前、それ絶対本人に言うなよ?多分怒られるから。」
「へぇ...?否定するより、まずリオちゃんの事を庇うんだ。」
「まぁ散々俺も言って怒られてるからな。」
「ちょっとでも優しいとこあるじゃんと思った私が馬鹿だったわ……。」
全く俺が妹好きだの年下好きだの年上好きだの好き勝手言いやがって。
ちなみに妹好きはシスコン、年下好きはロリコンと言うが高齢好きの事はジェロントフィリアと言うらしい。
略してジェロリア!
更に略してロリ!
つまり結論としてロリコンとは年下好きであり年上好きでもあると言う事になるのだ!
「なーんかものすごく馬鹿らしい持論を思い浮かべて浸ってる気がする……。」
呆れ顔でそんな事を言ってくる。
「何お前エスパー……?」
「女の勘。」
「おぉう……。」
そう言えば女の勘は当たるんだって瑞穂も言ってたな……。
「え、ちなみに何考えてたの……?」
「いや、結論として人類は皆ロリコンだって話。」
「想像してた以上にしょーもない話だった!?」
逆にどんな想像をしてたのかしらん...。
そう言われたら逆に気になるじゃないの...。
「それよりさ、やっぱり悠君も会長とか津川さんみたいな美人の水着姿が良いの?」
「日奈美には負け「はいはいシスコンシスコン。」」
遂には適当にあしらわれてしまった、、
「そりゃ会長の水着姿なんて普通の男子なら皆憧れるだろ。」
「悠君は……?」
「ばっかお前、俺は陰キャオブ陰キャだぞ?
憧れはあってもお近付きになる機会すらないだろ。」
「二人でデートした癖に?」
「な、何故それを!?」
「したんだ。」
カマをかけて来ただと...?
「いや、あれはデートと言うよりただ二人で勉強しただけだから!」
「なんで?」
「いやなんでって……。」
「だってただ勉強するだけなら二人じゃなくて良いじゃん。
そもそも会長みたいな人が全く気が無い相手を直々に勧誘しに来たりそんなデートまがいの誘いするとは思えないけど。」
「いやだからって...。
俺みたいなフツメンが、、」
否定する理由を考えていると、不意に宏美が悲しそうに目を伏せる。
「宏美?」
「たまに...心配になるんだ。
付き合ってた時もそうだけど今もたまに。
悠君って自分を過小評価し過ぎな所あるから。」
「いやそれは...。」
「分かってる。
それだけ沢山の人に裏切られて傷付いて来たから、なんだよね。」
「っ...。」
「結局私もその一人だからどの口がって思うもしれない。
でも、これだけは言わせてほしい。」
「な、なんだよ。」
「悠君が思ってる以上に悠君は魅力的だし、愛されるだけの理由だってちゃんとある。
それは一度は付き合ってた私が保証するよ。」
「...フった奴に言われてもな……。」
「だ、だからちゃんと前置きしたじゃん...。」
「いや、前置きしたら良いとかって話なのか...?」
「と、ともかくそう言う事だから。」
「お、おん。」
分からないな、本当。
自分から突き放しておいて、なのになんだかんだ変わらず俺の事を気にかけてて、理解もしてくれてて、尊敬もしてくれてて。
でも今のそれはあくまで友達として、だ。
その事実だけで、あんなに近かった宏美との距離が随分と離れてしまったように思う。
「それより他の人は!?」
あ、この話まだ続く感じ...?
「そうだな会長と一緒に話題に出た瑞穂は...なんと言うか...なんと言うか...。」
昨日のアレのせいでもう水着のイメージが...。
もう水着すら下着に見えてしまうっ……!
「...変態...。」
「あ、あれに関しては俺は無罪だろ!
ただ巻き込まれただけでっ!」
「いや...普通に有罪だから...。
大体自分で無罪だって言っちゃう辺りがもう有罪だから!」
「えぇ...。」
まぁこれが有罪か無罪かは読者の判断にお任せしようと思います...。
「まりちゃんの水玉フリルスカート水着も雰囲気にあってて可愛いんだよなぁ..。
日奈美に負けず劣ら...いや...でも「はいはいシスコンシスコン。」」
「美江の花柄ワンピ水着もよく似合ってたし...。」
「結局誰が一番良いの...?」
えぇ...そこにまだこだわる...?
「それにさ...。」
「ん?」
「その...私は...?」
「あぁ、だから言ったろ可愛いって。」
「っ!?」
「まぁ日奈美が一番だけどな。」
「...馬鹿。」
「えぇ...。」
「シスコン!本当シスコン!馬鹿!アホ!マヌケ!」
「な、なんだよ?」
「なんでもない!ばーか。」
そう言って舌でべーっとする宏美。
えぇ...随分な言われよう...。
「勝手に妹とイチャついてろ!馬鹿!」
「いや、待てって。」
そのまま立ち上がって歩いて行こうとする宏美を呼び止める。
「何?」
「別に誰が一番とか関係ないだろ……?」
「...元カノだから?」
「そうじゃなくて...。
今お前が言った事と同じだろ?
お前だって充分可愛いし魅力的だろ。
それは他と比べてどうこうなる物じゃない。」
「そう言う事が言いたかったんじゃないけど...。
と言うか妹が一番ってのもイチャつくってのも否定しないし...。」
「事実だからな。」
「うわぁ...。」
絶句する宏美。
「まぁ...今はこれで良いか...。」
かと思えばそう言って肩を竦める。
そして宏美は海の方に向かい...。
「ぶふぉ!?」
盛大に海水をぶっかけてきた。
「ふふ、ばーか。 」
そう言って彼女はイタズラに笑う。
「やったな!?」
そう言って俺も海に向かい、
「おりゃ!」
仕返し。
「ちょ!怪我人に!」
「その為の防水パーカーだろ?」
「あー背中が痛い痛い。」
「嘘つけ!?絶対わざと言ってんだろ!? 」
「ちっ、バレたか。」
舌打ちしやがった...。
でもなんだかんだ楽しいかも。
「ってうわっ!」
「油断大敵だよ!」
そのまましばらく宏美と海水をかけあいながら思う。
もし付き合ってた時二人で来ていたら。
今の様に楽しい時間を何も考えずに過ごせていたたのだろうかと...。
...なんてな.。
どう思ったところで、あの頃には戻れない。
でも今はあの頃とは違う。
時間だって、やり直すチャンスだってある。
本来ならなかった筈のこの時間を、今は大事にしたいと心から思う。
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