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この話ラブコメにつき
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さて、俺とリオと絵美は蘭ちゃんに連れられて共通の知り合いがいると言うカフェに向かっていた。
普通に考えたら俺と蘭ちゃんが知り合ったのはUthtuberだ。
そんな蘭ちゃんと共通の知り合いとなると必然的にそっち関連の知り合いと言う事になる。
まして、俺と蘭ちゃん共通の知り合いとなると更に候補は絞られる。
そう考えたらリア友だった奴と比べればまだ安心ではある……が。
まぁ蘭ちゃんに認識されてないってだけで普通に知り合いが紛れ混んでる可能性もあるにはあるな……。
でも悪いように考えたら悪いようにしかならないよなぁ……。
「ここやで!」
そうして連れて来られたのは、年季が入っているような割に清掃はきちんと行き届いているように見えるこじんまりとした古民家カフェと言った感じの店だった。
「カフェ冨澤。
なんか店長の名前をそのまま使ったって感じの店だな。」
「そやで。
ってかそれ分かったらもう分かるやろ?」
「え、それじゃ...。」
「とみー!悠連れて来たで!」
「お!悠さん来た!?」
店に入り、蘭ちゃんが元気良く声をかけると中から店主らしき男性が出てくる。
なんか某真っ白な体にダンベルみたいな目のケアロボットみたいな雰囲気の大柄だけど何処かあたたかさのある気さくなイケおじと言う印象の男性。
「いやー!声もイケボでしたけどお顔もまたイケメンやないですか!」
「やっぱり!とみーさん!」
Uthtuber繋がりの知り合いパート……いや、何人目か忘れたわ普通に……。
「改めてとみーこと冨澤晃と言います。
よろしくね!」
「あ、悠こと三澄悠太です。」
「ちょっと前から悠が同じ学校の同級生やって話をとみーとしとってな。
近い内に是非連れて来てほしいって頼まれとったんや。」
「いやー是非にってなんか照れるな。」
「ホンマですよ、悠さんがいい人なのは知ってたんで是非1度お会いしてみたかったんですわ。
ささっ、お好きな席にどうぞ!
今日はせっかく悠さんと蘭ちゃんとそのお友達も来てくれた事だしサービスしますよ!」
言われて俺、リオ、絵美、蘭ちゃんの四人は手近な席に腰を下ろす。
「あ、でもただゆっくりしに来た訳じゃなくて……」
せっかくの厚意だし、ゆっくりしたいところだが今日の目的は別にある。
「そうそう、悠がバイト探しとるらしくてな。」
「ほぉ、バイトですか。
それでウチに? 」
「そそ、悠も知り合いのお店の方が働き易いやろうしな。」
「僕は勿論大歓迎ですよ。
最近結構人気も出て来てて人手不足で困ってたんですわ。」
「おぉ!助かります!」
「いえいえ、こちらこそ。
じゃあ早速明日から入れますか?」
「は、はい頑張ります。」
トントン拍子にバイト先が決まった。
のは良いけど……。
うーん……俺出来るのかしらん……。
前世でのバイト経験が年賀状の仕分けぐらいしか無く、他に働いた経験と言えば前世で務めていた会社ぐらい。
いや……まぁ今世では生徒会の仕事もしてるけど……。
「一人で入るの、不安なんですか?」
そう声をかけてきたのはリオだ。
「いや……まぁ……。」
それも全く無いわけじゃない。
いくら店長が知り合いと言えど、他は他人な訳だし一緒に入ってくれる知り合いがいるならそれに越したことはない。
「なら私も入りますよ。」
「良いのか?」
「構いませんよ。
私もいつまた給料が目刺し1ヶ月分に差し替えられるか分からないので貯蓄はあるに越したことないので。」
理由がリアル過ぎて草。
「まぁそれに、人間界の仕事を経験するのも勉強になるし……。」
「おや、お嬢ちゃんもお手伝いしてくれるのかい?」
「お、お嬢ちゃん!?
ち、違いますから!私はこう見えてひゃ……じゅっ、17歳ですから!」
一瞬実年齢が聞こえた気がするけど聞かなかった事にした方が良さそうだなぁ……。
「あぁ、これは失礼失礼。
じゃあ二人とも明日から宜しく!
時間帯とかこの日はダメとかみたいな希望もあれば聞きますからね!」
と、言う訳で。
俺の夏休みバイト生活のスタートである。
「へぇ、お兄ちゃんバイトするんだ!お店遊びに行くね!」
自宅での夕飯時に早速その話を家族二人にしてみた。
「あんたバイトするの?
良いけどそれならちょっとはお金入れなさいよ?」
「はい……。」
母さんはあっさり認めてくれたが、給料の一部を入れる事はちゃっかり認めさせられました...。くすん。
さてそんなこんなで翌日。
「と、言う訳で早速今日から来てもらってありがとう!
今日はまだ初日だから二人にはまず仕事を覚えて貰おうか。
僕が直接教えても良いんだけどせっかくだから他のバイトの子とも仲良くなってもらいたいし同じく若い人達に任せるよ。
じゃ、二人ともあとは任せたよ?」
「はい、店長。」
「げっ……。」
そうだ……この世界はラブコメなんだった。
いや……実際の所は知らないけどこんな現状を見て第三者の目線で見たらラブコメ以外のなんだってんだって話だし...。
今となっては恋愛しなくちゃ消える!なんて設定もその為に作られた設定だと思えば納得が行く……。
と言う事はである。
現実ではどうしようもなく低い確率も、それがそのための要素になり得るなら普通に実現してしまうのである。
それが良いことなら願ったり叶ったりである。
でもそうじゃない場合は……。
「最悪なんですけど...。」
こうなる。
言いながら舌打ちする彼女にはものっそ見覚えがある。
「悠さん、宜しくね。」
そして隣でにこやかに笑う彼女にも。
隣のリオもこれには苦笑い。
はぁ...本当どうしてこうなるのか...。
とみーさんが居てリオが居て、安心してた昨日までの自分をぶん殴りたい...。
と言うのも俺とリオの事を店長に任された二人と言うのが、なんの因果か最初の方にトラウマエピソードとして紹介した二人。
神田旭と豊原紗奈だったのである。
ほんとどうしてこうなった、、
普通に考えたら俺と蘭ちゃんが知り合ったのはUthtuberだ。
そんな蘭ちゃんと共通の知り合いとなると必然的にそっち関連の知り合いと言う事になる。
まして、俺と蘭ちゃん共通の知り合いとなると更に候補は絞られる。
そう考えたらリア友だった奴と比べればまだ安心ではある……が。
まぁ蘭ちゃんに認識されてないってだけで普通に知り合いが紛れ混んでる可能性もあるにはあるな……。
でも悪いように考えたら悪いようにしかならないよなぁ……。
「ここやで!」
そうして連れて来られたのは、年季が入っているような割に清掃はきちんと行き届いているように見えるこじんまりとした古民家カフェと言った感じの店だった。
「カフェ冨澤。
なんか店長の名前をそのまま使ったって感じの店だな。」
「そやで。
ってかそれ分かったらもう分かるやろ?」
「え、それじゃ...。」
「とみー!悠連れて来たで!」
「お!悠さん来た!?」
店に入り、蘭ちゃんが元気良く声をかけると中から店主らしき男性が出てくる。
なんか某真っ白な体にダンベルみたいな目のケアロボットみたいな雰囲気の大柄だけど何処かあたたかさのある気さくなイケおじと言う印象の男性。
「いやー!声もイケボでしたけどお顔もまたイケメンやないですか!」
「やっぱり!とみーさん!」
Uthtuber繋がりの知り合いパート……いや、何人目か忘れたわ普通に……。
「改めてとみーこと冨澤晃と言います。
よろしくね!」
「あ、悠こと三澄悠太です。」
「ちょっと前から悠が同じ学校の同級生やって話をとみーとしとってな。
近い内に是非連れて来てほしいって頼まれとったんや。」
「いやー是非にってなんか照れるな。」
「ホンマですよ、悠さんがいい人なのは知ってたんで是非1度お会いしてみたかったんですわ。
ささっ、お好きな席にどうぞ!
今日はせっかく悠さんと蘭ちゃんとそのお友達も来てくれた事だしサービスしますよ!」
言われて俺、リオ、絵美、蘭ちゃんの四人は手近な席に腰を下ろす。
「あ、でもただゆっくりしに来た訳じゃなくて……」
せっかくの厚意だし、ゆっくりしたいところだが今日の目的は別にある。
「そうそう、悠がバイト探しとるらしくてな。」
「ほぉ、バイトですか。
それでウチに? 」
「そそ、悠も知り合いのお店の方が働き易いやろうしな。」
「僕は勿論大歓迎ですよ。
最近結構人気も出て来てて人手不足で困ってたんですわ。」
「おぉ!助かります!」
「いえいえ、こちらこそ。
じゃあ早速明日から入れますか?」
「は、はい頑張ります。」
トントン拍子にバイト先が決まった。
のは良いけど……。
うーん……俺出来るのかしらん……。
前世でのバイト経験が年賀状の仕分けぐらいしか無く、他に働いた経験と言えば前世で務めていた会社ぐらい。
いや……まぁ今世では生徒会の仕事もしてるけど……。
「一人で入るの、不安なんですか?」
そう声をかけてきたのはリオだ。
「いや……まぁ……。」
それも全く無いわけじゃない。
いくら店長が知り合いと言えど、他は他人な訳だし一緒に入ってくれる知り合いがいるならそれに越したことはない。
「なら私も入りますよ。」
「良いのか?」
「構いませんよ。
私もいつまた給料が目刺し1ヶ月分に差し替えられるか分からないので貯蓄はあるに越したことないので。」
理由がリアル過ぎて草。
「まぁそれに、人間界の仕事を経験するのも勉強になるし……。」
「おや、お嬢ちゃんもお手伝いしてくれるのかい?」
「お、お嬢ちゃん!?
ち、違いますから!私はこう見えてひゃ……じゅっ、17歳ですから!」
一瞬実年齢が聞こえた気がするけど聞かなかった事にした方が良さそうだなぁ……。
「あぁ、これは失礼失礼。
じゃあ二人とも明日から宜しく!
時間帯とかこの日はダメとかみたいな希望もあれば聞きますからね!」
と、言う訳で。
俺の夏休みバイト生活のスタートである。
「へぇ、お兄ちゃんバイトするんだ!お店遊びに行くね!」
自宅での夕飯時に早速その話を家族二人にしてみた。
「あんたバイトするの?
良いけどそれならちょっとはお金入れなさいよ?」
「はい……。」
母さんはあっさり認めてくれたが、給料の一部を入れる事はちゃっかり認めさせられました...。くすん。
さてそんなこんなで翌日。
「と、言う訳で早速今日から来てもらってありがとう!
今日はまだ初日だから二人にはまず仕事を覚えて貰おうか。
僕が直接教えても良いんだけどせっかくだから他のバイトの子とも仲良くなってもらいたいし同じく若い人達に任せるよ。
じゃ、二人ともあとは任せたよ?」
「はい、店長。」
「げっ……。」
そうだ……この世界はラブコメなんだった。
いや……実際の所は知らないけどこんな現状を見て第三者の目線で見たらラブコメ以外のなんだってんだって話だし...。
今となっては恋愛しなくちゃ消える!なんて設定もその為に作られた設定だと思えば納得が行く……。
と言う事はである。
現実ではどうしようもなく低い確率も、それがそのための要素になり得るなら普通に実現してしまうのである。
それが良いことなら願ったり叶ったりである。
でもそうじゃない場合は……。
「最悪なんですけど...。」
こうなる。
言いながら舌打ちする彼女にはものっそ見覚えがある。
「悠さん、宜しくね。」
そして隣でにこやかに笑う彼女にも。
隣のリオもこれには苦笑い。
はぁ...本当どうしてこうなるのか...。
とみーさんが居てリオが居て、安心してた昨日までの自分をぶん殴りたい...。
と言うのも俺とリオの事を店長に任された二人と言うのが、なんの因果か最初の方にトラウマエピソードとして紹介した二人。
神田旭と豊原紗奈だったのである。
ほんとどうしてこうなった、、
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