彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。

遊。

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お金持ちは怖い

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※瑞穂目線

「ねぇ、瑞穂!男子への誕生日プレゼントって何を選べば良いのかしら!」

悠太の誕生日を祝おうと決まった当日。

さぁ帰ろうとしていると、ハルたんがそう言ってあたしを呼び止めた。

「いや……だからなんであたしに……。」

「だって男の子にプレゼントを買うなんて初めてだし……。」

「あたしも女子だけど……。」

「でも男慣れしてるし……。

身近にそう言う事相談する人とかいないし……。」

「そりゃ他の人と比べたら男慣れしてる方だけど……。

それに身近にもいるでしょ?お父様とか執事さんとか。」

「いるけど年代が違いすぎるでしょうが!

それに2人に聞いたら絶対根掘り葉掘り聞かれて悠太君にも迷惑かけちゃうし……。」

あちゃー……そう言う感じか……。

「他のメンバー2人はさっさと帰っちゃうし……。」

「と言うか最初考えなきゃって言ってたじゃん。」

「考えた!だからあんたに頼んでるのよ! 」

あたしに頼る事を考えたんかい……。

最初から自分で考えるって言う選択肢は無いらしい……。

全く……完璧生徒会長が聞いて呆れる……。

「あ!今ため息ついたでしょ!

私だってちょっとは真剣に考えたんだから!」

「あたしに頼る事をでしょ……?

その真剣さを何故プレゼント選びに向けないのか……。」

「うっ……。」

図星らしい……。

「と言うか本人に直接聞けば良いじゃん。」

「そ、それは……出来れば内緒で決めたいし……。」

はぁ……なんで自分で選べないやつほどサプライズにしたがるんだか……。

「またため息ついた!私は真剣に悩んでるのに!」

まぁ良いか……。

「分かった分かった。

あたしが悠太に電話で聞いてみるから。」

「え!ありがとう!あ、でもわ、私が聞いてるって言うのは内緒だからね!」

「はいはい。」

あたしは自分で選ぶつもりだったけどまぁどっちみち誕生日の日空けとくように連絡するつもりだったし良いか。

「じゃ、後でまた連絡するから。」

「え?今じゃないの?」

どんだけ楽しみにしてんだか……。

全く……なら尚更自分で聞けば良いのに……。

そして悠太との電話の後。

さて、ハルたんにれんら……くっ!?

電話してる間にまだ?まだ?と書かれたメールが大量に……い、今も増えてる!

ハルたんってこう言うタイプだっけ……。

ちょっと金澤さんに絡まれてる悠太の気持ちが分かった気がする……。

「もしも……「どうだった!?」いやハルたん落ち着い……「早く教えて!」分かった分かった。」

どんだけ楽しみにしてたんだか……。

「とりあえずぬいぐるみはいらないって。」

「え、そうなんだ。

可愛いのに。」

「まぁ男子は可愛いのよりかっこいいのの方が好きなんじゃない?」

「そ、そうなのね。

参考になるわ。」

「あと抱き枕もいらないって。」

「さっきからいらない物ばかりじゃない?

抱き枕は実用性あると思うしデザインによっては全然ありだと思うけど……。」

「あと等身大フィギュアもいらないって。」

「ねぇ!さっきからなんの話!?」

やっぱりハルたんもそう思うよね……。

本当なんの話なんだろ……。

いや……と言うかよくよく考えてみたら悠太の知り合いでそんなの贈り付けそうなの一人しか居ないじゃん……。

そこまでするかー……。

しちゃったかー……。

「え、何?どうしたの?」

「ハルたん、世の中には知らない方がいい事もあるんだよ……。

あ、あとお金あるからって等身大フィギュアは絶対だめだと思う……。」

「だからなんの話!?

そんなの作る訳ないじゃない!」

「うん、ハルたんはそれでいいと思う……。」

「私はあんたの中でどんなキャラだと思われてるの!?」

それにしても金澤さん……そう来たか……。

ある意味彼女のキャラ通りのプレゼント……だよね……。

本当お金持ちって怖い……。

いや……彼女が極端なだけだわ……。

メッセージ連投からハルたんもそんな感じかと思ったりもしたけどハルたんは普通みたいだな……。

ならあたしらしいプレゼントってなんだろう。

「瑞穂?」

しばらく考え込んでいると、返事が無くなったのが不安になったのか、ハルたんが声をかけてくる。

「ね、悠太へのプレゼントさ、ハルたんの使用済みとか喜ぶんじゃない?」

「使用済み……?

中古品って事?

そんなのわざわざ渡さなくても新品を買えばいい話じゃない。」

「そうじゃなくて……ゴニョニョ。」

「ふぁっ!?なっ、なななな!何言ってんの!?」

おぉうwめちゃくちゃ動揺してるw

やっぱハルたんウブだからそう言う反応だよねw

多分スマホの向こうで真っ赤になってるんだろうなぁw
 
「そ、そんな物渡せるわけないでしょうが!」

「えー?でも年頃の男子なら普通に喜ぶと思うけど。」

「え!えぇ!?そ、そうなの!?」

「悠太もそうなんじゃない?」

「そ、そんな事言われても流石にそれは……その!」

「まぁ冗談だけど。」

「へ?冗談?」

「そりゃそうでしょ、バレたら普通に犯罪だし。

今ならチョップされる心配ないからね!」

「み、瑞穂!あんた覚えてなさいよ!?」

ひゃー怖い怖い。

「ほんの茶目っ気じゃんー。

そんな青筋立てなくてもー。」

面倒事を押し付けられたんだからちょっとぐらいの茶目っ気があっても良いじゃんね。

「茶目っ気で済むかぁ!!」

ダメだった……。

やれやれ…。

「まぁさ、変に考えるより筆記用具とか実用性がある当たり障り無いもの渡しとけば間違いないんじゃない?」

「むっ、そ、そうね。

うーん、なら万年筆とかかしら……。」

「まぁ確かに万年筆とかなら実用性あるかもね。」

「そ、そう、じゃあ早速取り寄せを……。」

「ちょいちょい!取り寄せて!」

「イニシャルも入れて……あと装飾品にもこだわりたいわね。

世界に一つだけの記念になる物にしたいわ。」

「ちょいちょい!そんなのもらっても絶対使わないでしょ!」

「え?そうなの?」

やっぱお金持ちだからそう言う感覚がバグってんのかな……?

渡す物は間違いないのに金持ち補正が入ってるんだもんなぁ...。

言われてみたら生徒会室の備品がちょいちょい高級品だったような気がする……。

これはハルたんだけに選ばさせられない……か……。

「ハルたん……一緒に買いに行こっか……。」

「良いの!?」

「その代わりさっきの茶目っ気は無かった事に「なる訳ないでしょうが!」

ですよねぇ……。」












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