彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。

遊。

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クマッキーボートとサンキュー

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「何だか悠太さんすごく疲れた顔してませんか……?」

選ばれた遊具は小型ボート。

遊園地のマスコットキャラクターであるクマッキーがボートになった感じの最高に可愛いらしい(ハルたん会長いわく……。)ボートで敷地内の湖を優雅に漂う……と言った感じのやつである。

「そりゃあな……。」

あの後も延々と続くバカップルのイチャコラペアルック選び……。

それでゲンナリしていたら、何故か俺までクマッキーの耳カチューシャを買わされてしまった……。

そのまま三人で記念撮影。

あの時俺だけちゃんと笑えてなかったのは仕方ない事だと思うの、、

その後、他メンバーと合流した際にハルたん会長にはめっちゃ褒められて写真を撮られたけど瑞穂にはめっちゃ笑われて写真を撮られた。

この扱いの差よ……。

ちなみに志麻は動画で今もリアルタイムで撮ってまーす。

「さっきのショッピングが相当堪えたみたいですね……。」

「そりゃあな……。(2回目)」

「ちゃんと2回目はまで口に出す辺りが悠太さんらしいですよね……。」

「ふふん、そうだろうそうだろう。」

「別に褒めてないですけど……。

まぁ良いです。

でもこうして皆でお出かけするの、やっぱり楽しいですよね。」

そう言う声は弾んでいて、彼女自身も楽しみにしていたという気持ちが伺える。

「それはまぁ……。」

「悠太さんの事ですから誕生日は家に引きこもって日奈美さんに祝って貰うんだーとか言い出すかと思ってましたけど。」

「うっ……!」

「図星じゃないですか……。

でも良かったです。

こうしてちゃんとお祝い出来ましたから。」

そう言ってあどけない顔で微笑むリオ。

「その、サンキューな。

今回の集まり、お前の発案なんだろ?」

「ま、まぁそうですけど……私はそんなお礼を言われる程の事は……。」

「こうして集まれたのはそもそもお前の旗揚げあってこそだよ。

だからサンキュー。  」

「ま、まぁそう言う事なら……どういたしまして……。」

少し照れくさそうにリオは返す。

「それでその……。」

途端に少し気まずそうな顔になるリオ。

「ん?」

「私……こう言う風に誰かの誕生日を祝う事ってそんなに無くて……。」

「あぁボッチだか「何か言いましたか!?」何も言ってません!」

「コホン……。

それに人間にプレゼントを渡すと言うのも初めての事なので……。」

「あれ?もしかしてお前も用意してくれてたのか?」

「い、一応……。

で、でも仕方ないじゃないですか!

他の人のプレゼントを見ていたら出すに出せなくなったし……。

なんだか心配になって来たんですから!」

「いや……そんな気負わなくてもせっかく俺の為に用意してくれたって分かってる物をわざわざ突き返すような事しねぇよ。

あ、でも等身大フィギュアとかは勘弁な?」

「そんな物送りませんよ!?」

「なら良いんだ。

あ、自分のぬいぐるみと抱き枕もな?」

「だからそんな物送りませんよ!?」

このくだり前にも瑞穂とやっただろって?

いやだって心配になるじゃない……。

そんなに意味深に溜められたら……。

「そ、そう言うのじゃなくて...!き、キーホルダーです!」

「え、なにお前の……?」

「だから!私のって発想からいい加減離れてください!」

「お、おん……。」

「と、兎に角開けてみてください!」

「お、おう。」

「で、でもそのそんなに期待しないでくだいね!?

あと笑わないでくださいね!?」

言われて小綺麗に包装された包み紙を開けてみる。

「これ……。」

「そ、その……どうですか……?」

出て来たのは目刺しのキーホルダー。

しかも結構リアルなやつである。

「ぷ……ははは!」

思わず腹を抱えて笑ってしまう。

「わ、笑うなって言ったじゃないですか!?」

「いや、無理無理!こんなの笑うって!」

「だ、だからって笑い過ぎですよ!」

怒られた……。

 「だ、だっていつも私の事目刺し天使目刺し天使って言うから!」

「いや、だからってお前……!」

いやw流石にその発想は無かったわw

「しょ、しょうがないじゃないですか!

こう言うのよく分からなくて……相談したら自分らしい物を送ってアピールしてみたらって瑞穂さんが!」

アイツかw

でも多分本人はそんな意図で言ったんじゃないと思うんだよなぁ……。

でも瑞穂だからそう言うつもりで言ってそうでもあるからタチが悪い、、

うーん、そう考えたら志麻のプレゼントはまさしくそれだけど……。

自分らしさが完全に迷走してんだよなぁ、、

「いやだからって!」

「もぉ!だから嫌だったのに!」

頬を膨らませてぷりぷりと可愛いらしく怒るリオ。

「そんな怒んなって!ちゃんと大事にするからさ。」

「なら……まぁ良いですけど……。」

まだ拗ねた表情だが、その言葉に少しだけ表情が緩んだ気がする。

「サンキューな。」

「ん……。」

「笑わせてくれて。」

「やっぱり喧嘩売ってますよね!?」

さて、そんなこんなで陸地に戻ってきた俺達。

「よし、じゃあ次は遊園地の隠れた定番!お化け屋敷だよ!」

せわしなくも瑞穂は早速次のルーレットを回し始める。

「「お化け屋敷……!ちょっと怖いけどお兄ちゃん(悠にぃ)となら!」」

「む!」

「何よ!真似しないでよ!」

「そっちこそ!」

日奈美茉里愛組がそう言って火花を散らす中……選ばれたのは……。

「え?あたし?」

なんと瑞穂だった。

「あはは、あたしかー。

じゃあ仕方ないからもういっ……「待ちなさいよ。」」

回し直そうとする瑞穂の手をハルたん会長が止める。

「い、いやだってあたしはただの司会者だからさ……。 」

言いながら目を泳がせて苦笑いする瑞穂。

「何?あんたもしかして怖いの?」

そんな明らかにさっきまでと比べてテンションが下がった瑞穂にハルたん会長が問い掛ける。

「べ、別にそう言う訳じゃないけど……。

そう言うハルたんこそこう言うの苦手なんじゃないの!」

「わ、私は別に普通だし……?」

おやおや……?

そう言うハルたん会長もめちゃくちゃ目が泳いでいる……。

「じゃ、じゃあさ。

あたしも行くからハルたんもその後から入りなよ。」

「え?い、いやそれはちょっと……。」

「ほ、ほら!やっぱりハルたんも怖いんじゃん!」

「も……もって言った!今もって言った!」

「こ、言葉のあやだから!」

うーん...なんだろうこの不毛なやり取り……。

このままじゃ埒が明かないよなぁ……。

「とりあえずさ、俺と瑞穂、ハルたん会長と……そうだな、蘭ちゃんとかで順番に入ればいいんじゃないか?」

「お、えぇな。

ウチは全然大丈夫やで?

な、会長。」

ハルたん会長の近くに居た蘭ちゃんに声をかけると、蘭ちゃんは快くOKを出してくれた。

「へっ……?も、勿論!

わ、私だってへ、平気だし!」

本当に大丈夫かなぁ……。

めっちゃ足震えてんだよなぁ……。

「……だ、そうだが瑞穂は?」

そう言って隣にいる瑞穂に目を向ける。

「あ、あたしだって平気だし!」

こっちもこっちで震えてるし……。

「よし、なら行くか。」

「え!もう行くの!?まだ心の準備が……!  」

「こう言うのはさっさと行ってさっさと終わらせた方が良いんだよ。

それにお前今行かないとなんだかんだ言い訳して逃げるだろ。」

そう言って無理矢理瑞穂の腕を引っ張る。

「ちょ!悠太!?ジェットコースターに無理矢理乗らせた事根に持ってない!?」

さてなんの事やら、、

「ふん、先に行ってせいぜい吠え面をかいてなさい。

私らは後からゆっくり行くから。」

後発だからか調子に乗ってるハルたん会長。

「え?悠らが行ったらウチらもすぐ行くで?」

「え?」

あぁあ、調子に乗るから……。


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