彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。

遊。

文字の大きさ
116 / 258

第二次妹サバイバル

しおりを挟む
「怖かったぁ……もうやぁ……。」

「会長はよぉ頑張った、よぉ頑張ったて……。」

入ってすぐのプライドの高さはどこへやら……。

すっかり涙目になって可愛らしい感じになってるハルたん会長を宥める蘭ちゃん。

うーん……やっぱりハルたん会長にはキツかったかぁ……。

終わり際悲鳴が聞こえてきたしなぁ……。 り

とりあえず全然平気そうな蘭ちゃんが居たから無事脱出出来たようだが、瑞穂にしろハルたん会長にしろ一人で行かせてたらどうなってた事やら、、

「ははは、ハルたんは怖がりだなぁ!」

「あんたに言われたくないわ!」

瑞穂は瑞穂で出たあとすぐにトイレとか言って居なくなったけど……今は何食わぬ顔でハルたん会長をいじってるんだよなぁ……。

「さ、次々!」

そこから話をする間も与えず、瑞穂はさっさと次のルーレットに取り掛かる。

「待て待て、次は何にするんだ?」

「んー……ゲーセンかな。

相手はー……お、妹ちゃんじゃん。」

「やっと私の出番!さ、行こっ!お兄ちゃん!」

そう言って嬉しそうに俺の腕を掴む日奈美。

可愛い。

「ちょっと待った!」

と、ここでそう言ってその行く手を阻んだのはまりちゃんだ。

「何?私達は今から二人でゲーセンなんだから邪魔しないでくれる?」

「瑞穂さんは妹ちゃんとしか言ってない。

ならまりもそうだから。」

「んなっ!?」

おぉっとぉ?なんだか雲行きが怪しくなってきたぞぉ?

「そ、そんなの実の妹の私に決まってるじゃない!」

「まりと悠にぃは血の繋がりを越えた関係だから。」

「そんなのある訳ない!」

「なら聞いてみたら良い。」

「瑞穂さん!どうなの!?」

「えぇっ!?あたし!?」

唐突に矛先を向けられた瑞穂は驚きの声をあげる。

「あー…うん 、じゃあ面白そうだし二人でにしたら?」

そして少し考えてからそう言う。

「いやお前面白そうだして、、。」

「そもそも悠太がすけこましの鈍感色ボケ野郎だからいけないんだよ。」

えぇ...なんかこの子口悪過ぎないかしらん...?

「悠兄も大変だね~。」

と、ここで肩を竦めながら話に入って来たのは実紀だ。

「そんな時は智兄とイチャコラしてくれて良いんだよ?

漏れなくウチが捗るし。」

「ハッチーは黙ろうか…と言うか包み隠す素振り一切無く本音ダダ漏れだしさぁ…。」

「「あなたもだよ!」」

「はへ?」

と、ここで二人の矛先が今度は唐突に実紀に向けられる。

「あなたもちゃっかりお兄ちゃんの事を悠兄って呼んでるじゃん!」

「そう呼んで良いのはまりだけだもん!」

「いや!あなたも許さないから!」

「えぇ?ウチ的には悠兄は悠兄なんだけどなぁ...。」

戸惑う実紀。

そりゃそんな反応にもなるよな...。

大丈夫、俺もこの状況が理解出来てないもの...。

おいこら露骨にため息吐くんじゃない瑞穂。

「本当はお兄ちゃんと二人で楽しみたかったけど、いい機会だからここで勝負よ!」

「望むところ!」

「わ、勝負だって、悠兄。」

「「あなたもだよ!」」

「えぇ...?」

と、言う訳で...?

突如として始まってしまった第二次妹サバイバル!

「決着方法は...うーんせっかくゲーセンだし全員同じ枚数スタートで最終的な持ちメダル枚数で競うってのはどうかな?対戦ゲームだと三人同時に出来ないのもあるし。」

何だかんだノリノリで勝負方法を決めてくる瑞穂。

「「じゃあそれで!」」

「え?ウチは普通に遊べれば……「「あなたもやるの!」」あ、はい...。」

ドンマイハッチー...。

「と言う訳で始まって参りました第二次妹サバイバル。

実況はあたし、瑞穂と!」

「解説は...ってこれいる……?」

「ぶー悠太ノリ悪い!」

「分かったよ...。」

「まずはそれぞれ定位置を決めるようです!」

メダルゲームで枚数を稼ごうと思った時は、当たらないからと言って次から次へとゲームを変えるのはナンセンスだ。

そりゃメダルが無くなるまでに当たりの筐体を見つけられたら良いが、見つけられたとしてもほとんどメダルを使いきった後だと大損である。

まぁ結局運次第になるのだが、どうせ運まかせになるのなら一つに決めて持ちメダルを全部注ぎ込んだ方が確率も上がると言うもの。

さて、そんな訳でそれぞれが選んだゲームはと言うと...。

日奈美→競馬ゲーム。

これはあるゲーセンと無いゲーセンがある物の、当たればリアルなそれ同様一攫千金が狙えるゲームだ。

茉里愛→パチンコ

これも場所によっては実機だけの所もあるが、メダル専用のパチンコがある場所もある。

実紀→コイン落とし。

メダルゲームと聞いてまず思い付くのはこれじゃないだろうか。

実紀が選んだのはスロット機能も付いた複数同時プレイ可能なやつ。

三人それぞれ違うものを選んだ訳だが...。

「よし、そこだ!あー!そこで抜かしてたら大穴狙えたのに...!」

「リーチ!あー...惜しい!」

日奈美と言い茉里愛と言いガチである。

学生の内からこんなギャンブルでガチになるなんて...お兄ちゃんちょっと二人の将来が心配なんだけど...。

一方のハッチーは熱量が違うからなのか気楽な物である。

なんの気なしにメダルを次々に投入していく。

「お、結構出てきた!」

なんと言うか普通に楽しんでる感じだ。

「おー!そこだ!よし!一着!そろそろこの馬が来ると思ってたんだよね!これで一気にメダルが増える!」

「わ、激アツ演出!からの大当たり!確変突入!こっちもここからだもん!」

ガチ過ぎんだろうww

これ本当にどうなるんだろ...。

「両者共一歩も譲らない!これは本当に分からなくなってきました!」

瑞穂のやつ本当ノリノリだよな...。

そもそも両者って美紀の事を忘れて……って...ん?

「あ、またジャックポットだ。」 

なんか実紀のメダルバケツ増えてない?

「おーっと!実紀さん大活躍です!

この展開どう思いますか!?」

俺の目線の先、美紀の方に気付いた瑞穂は、その状況を見て更にテンションを上げる。

「え、いや...どう思うて...。」

「ぶー!悠太ちゃんと解説してよ!」

「ちょっと!あなたそれどうなってんの!?」

「まり達より稼いでる!」

いや稼いでるって...メダルだよな?メダルなんだよな...?

本当どうしよう...この子達が将来ギャンブラーになって...借金まみれになって俺のもとに泣き付いてきたら...。

そんな最悪な未来がチラ見えする事に身震いする...。

今の内から貯金しとこうかなぁ...。

 そんなこんなで結果は...。

「あそこで調子に乗って大穴狙ってなかったら……!」

「確変終わるの早かった、、」

盛者必衰...。

好調に見えた二人も、長くは続かず...。

更に一発当てようと狙った結果惨敗し、ほとんどメダルを失うと言う形に...。

「あれ?ウチ勝った?」

対して普通に楽しんでただけの美紀は実にあっさりな結末に拍子抜けの様子である。

「ま、まだ負けてないもん!」

「ま、まりだって!」

諦め悪く食いさがろうとする2人に、実紀は優しく微笑む。

「ね、沢山あるからさ、二人も一緒にやらない?」

それに日奈美、茉里愛組は目を見合わせる。

「まぁ...せっかくだから...。」

「うん...せっかくだしね...。」

戦意など一切ない純粋で友好的な実紀の態度に二人は肩を竦め、そして隣に座るのであった。

「うーん...引き分けでいいのかな...?」

これには瑞穂も困惑の表情で俺に聞いてくる。

「良いんじゃねぇの...?」

と言うか誰かが勝ったらこれどうなってたんだ...。

こうして第二次妹サバイバルはハッチーの純粋さで幕を閉じたのであった。

出来れば第三次は起こさないでください!

それこそ大惨事になりそうだから!

「さむっ...。」

瑞穂さんや...なんで俺の考えてることそんなピンポイントに分かるんですかねぇ...?




しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする

夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】 主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。 そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。 「え?私たち、付き合ってますよね?」 なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。 「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。

至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件

こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。

陰キャの俺が学園のアイドルがびしょびしょに濡れているのを見てしまった件

暁ノ鳥
キャラ文芸
陰キャの俺は見てしまった。雨の日、校舎裏で制服を濡らし恍惚とする学園アイドルの姿を。「見ちゃったのね」――その日から俺は彼女の“秘密の共犯者”に!? 特殊な性癖を持つ彼女の無茶な「実験」に振り回され、身も心も支配される日々の始まり。二人の禁断の関係の行方は?。二人の禁断の関係が今、始まる!

学年一可愛いS級の美少女の令嬢三姉妹が、何故かやたらと俺の部屋に入り浸ってくる件について

沢田美
恋愛
名門・雄幸高校で目立たず生きる一年生、神谷悠真。 クラスでは影が薄く、青春とは無縁の平凡な日々を送っていた。だがある放課後、街で不良に絡まれていた女子生徒を助けたことで、その日常は一変する。救った相手は、学年一の美少女三姉妹として知られる西園寺家の次女・優里だった。さらに家に帰れば、三姉妹の長女・龍華がなぜか当然のように悠真の部屋に入り浸っている。名門令嬢三姉妹に振り回されながら、静かだったはずの悠真の青春は少しずつ騒がしく揺れ始める。

俺は陰キャだったはずなのに……なぜか学園内でモテ期が到来した件

こうたろ
青春
友人も恋人も居ないボッチ学生だった山田拓海が何故かモテだしてしまう。 ・学園一の美人で、男女問わず憧れの的。 ・陸上部のエースで、明るく活発なスポーツ女子。 ・物静かで儚げな美術部員。 ・アメリカから来た金髪碧眼でハイテンションな留学生。 ・幼稚園から中学まで毎朝一緒に登校していた幼馴染。 拓海の生活はどうなるのか!?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

『専属メイド全員が重すぎる愛で迫ってくる!~大学生の僕、11人?の美女に24時間甘やかされ尽くす生活~』

まさき
青春
僕は、ちょっと普通じゃない日常を送ることになった――それは、専属メイドが全員僕のことを溺愛してくれる暮らしだ。 朝は髪を整えてくれるリナ、朝食で笑顔を見せてくれるミユ、どの瞬間も全力で僕を甘やかす。掃除、料理、悩み相談まで、僕のためだけに動くメイドたち。 「ご主人様の笑顔が見たいんです」 その一言で、僕の毎日はちょっとドキドキ、ちょっと幸せ。 全員が僕を独占したいと競い合う日常の中、僕はどうやってこの溺愛地獄(?)を生き抜けばいいのか――!? 甘々、至れり尽くせりの日常ラブコメ、開幕。 ​「作品への感想代わりの『いいね❤️』や『エール📣』、心よりお待ちしております。」 ​「【応援のお願い】『いいね❤️』や『エール📣』をいただけると、作者のモチベーションが爆上がりします!」 ​「最後までお読みいただきありがとうございます。温かい『いいね❤️』が更新の支えです。」

クラスで1番の美少女のことが好きなのに、なぜかクラスで3番目に可愛い子に絡まれる

グミ食べたい
恋愛
高校一年生の高居宙は、クラスで一番の美少女・一ノ瀬雫に一目惚れし、片想い中。 彼女と仲良くなりたい一心で高校生活を送っていた……はずだった。 だが、なぜか隣の席の女子、三間坂雪が頻繁に絡んでくる。 容姿は良いが、距離感が近く、からかってくる厄介な存在――のはずだった。 「一ノ瀬さんのこと、好きなんでしょ? 手伝ってあげる」 そう言って始まったのは、恋の応援か、それとも別の何かか。 これは、一ノ瀬雫への恋をきっかけに始まる、 高居宙と三間坂雪の、少し騒がしくて少し甘い学園ラブコメディ。

処理中です...