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分からない思い
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※宏美目線
「はぁ…。」
思わずため息。
結局何も言い返す事が出来なかった私は、逃げる様にその場を離れてきた所だ。
「良かったの?宏美ん。」
「うるさいな…。
ほっといてよ…。」
一人とぼとぼと歩いていると、リタが隣に現れて声をかけてくる。
「へぇ?じゃあ悠太をあいつらに取られても良いの?」
「それは…!」
でも、いっそその方が良いんじゃないか。
悠君だって可愛げの無い私と居るよりビッチだけど見た目は確かに凄く可愛い津川さんやストーカーだけど誰よりも悠太を愛してる金澤さんといる方が幸せなんじゃないだろうか。
そうすれば私も今度こそ彼の事を忘れられるんじゃないだろうか。
「そんなに好きなら告白すれば良いのに。」
「それだけは駄目!」
確かに認める。
私は今も悠君の事が好きだ。
本当なら誰にも渡したくなんてない。
でも。
一度振った私がまた告白?
そもそも最初告白してもらえるように仕向けたのは私だ。
それなのにあっさり突き放したのも。
そんな私が今更また告白したって、彼はきっと信じないだろう。
「でも言わなきゃ尚の事信じないんじゃない?」
「どちらにしろ私から言ったって意味無いんだよ。」
それで万が一にもまた付き合えたとして、遅かれ早かれきっと同じ事の繰り返しになるだろう。
そんな事になんの意味があるのか。
だったら最初から彼女たちの様にちゃんと大切に出来る人と結ばれた方が良いに決まってる。
頭ではその理屈は分かってるんだ。
……分かってるのに…。
なんでこんなに苦しいんだろう。
涙が止まらないのだろう。
こんなのダメだ。
めんどくさくて、ワガママな自分が本当に嫌になる。
そもそも居なくなって数十分は経つのに全く探しに来ないくらいだからつまりはそう言う事だよね…。
大方今もあの最推しの先生に釘付けなのだろう。
それを見た時の事を思い出すと、胸がズキリと痛む。
もうこのまま帰ろうかな...。
そう思い、またとぼとぼと一人歩く。
※悠太目線
「おっ!心友!心友も来てたのか!」
「げっ...あ、間違えた。
よっ。 」
「げっって言った!?今げっって言った!?」
「あー、一文字間違えただけだって。」
「それ間違えたら全然違う意味になるやつだからな!?」
宏美を探して走り回っていると、最悪な事にお互い浴衣姿でキャッキャウフフしてる……えっと誰だっけ……あぁもうバカップルでいいや……と、出くわしてしまった。
「さっきから失礼過ぎない!?」
「ははは、あぁ久しぶりだな。」
「なんか棒読みだな!?
それにこないだ会ったばっかだろ!?」
そうだっけ?
あ、思い出したらトラウマが...くぅ...!?
「いや何があったんだよ!?」
俺が頭を抱えると普通に心配そうにするバカップルの彼氏の方。
なんだ良い奴じゃないの……。
「と言うか三澄君だけ?他の人は?」
彼女の方が聞いてくる。
「ボッチには夏祭りに参加する資格すらないと言うのか...!」
「あ、いや…別にそういう訳じゃないけど…。」
「そ、それじゃあ俺らと一緒に回るか?
「いや良い。」
即答だ!?」
当たり前だ!誕生日にコイツらカップルに巻き込まれて振り回された恨みは今も忘れない...。
名前は忘れたけどな!てへぺろ!
「これ反省する気ゼロだ!?」
「……そんな事よりさ。」
「「そんな事より!?」」
「宏美を見なかったか?」
「宏美?」
「宏美って……瀬川さん?はぐれちゃったの?」
彼女の方はクラスメイトだからか下の名前でも分かるらしい。
まぁ俺はクラスメイトでも忘れてるけどな!
「ほんと失礼さに遠慮が無いな!?
それにしてもなんだ心友!お前も女子と二人で来てたんじゃないか!」
「そんなわけないだろ。
馬鹿なの?死ぬの?」
「酷い!?」
「悪い、急いでるんだ。
何か知ってたら教えてくれ。」
「あぁいや、俺達は見てないと思う。
悪い。」
「ちっ。」
「舌打ちした!?」
「あぁ悪い悪い。
じゃ、また学校でな!」
「あ、おい!」
とっととその場を離れる。
とりあえずあのバカップルには覚えてたら(強調)ジュースでも奢るとして……。
あいつ本当にどうしたんだ...?
考えれば考えるほど、あいつが何を考えているのか分からない。
だからこそ話を聞かないと、だが。
しばらく宛もなく辺りを探し回る。
そしてひとしきり辺りを探していると、反対側から屋台を回っていたリオと鉢合わせる
「あ!リオ!そっちはどうだ?」
「いえ!こっちには居ませんでした!
その様子だと悠太さんの方にも居なかったみたいですね...。」
「あぁ、バカップルは居たけどな。」
「いや、バカップルって...。」
「そんな事は今いい、それより会場に居ないって事は...。」
「もしかしたらもう帰ろうとしてるのかもしれませんね!」
「だな。」
相変わらずあいつが何を考えてるかは分からない。
今日も急に来たと思ったらなんか機嫌悪かったし...。
来てなんの話をするのかと思ってたら俺のここ最近の予定が何故かバレてて...。
で、なんか志麻とも早速火花散らし合ってたし...。
まるであいつが嫉妬してるみたいな...。
いやいや...あいつは俺を振ったんだぞ...?
でもそれを言ったら瑞穂や志麻だって形は違っても俺を振ってる訳だし...。
あぁ...本当に分からない。
頭の中で様々な情報が渦巻いて全く纏まらない。
「私、もう一度会場を回ってみます。」
「あ、おう。
なら俺は神社までの道を戻ってみる。」
「分かりました!
では後ほど神社で!」
「おう!」
話したい。
あいつが嫌がってもちゃんと話さないと。
「はぁ…。」
思わずため息。
結局何も言い返す事が出来なかった私は、逃げる様にその場を離れてきた所だ。
「良かったの?宏美ん。」
「うるさいな…。
ほっといてよ…。」
一人とぼとぼと歩いていると、リタが隣に現れて声をかけてくる。
「へぇ?じゃあ悠太をあいつらに取られても良いの?」
「それは…!」
でも、いっそその方が良いんじゃないか。
悠君だって可愛げの無い私と居るよりビッチだけど見た目は確かに凄く可愛い津川さんやストーカーだけど誰よりも悠太を愛してる金澤さんといる方が幸せなんじゃないだろうか。
そうすれば私も今度こそ彼の事を忘れられるんじゃないだろうか。
「そんなに好きなら告白すれば良いのに。」
「それだけは駄目!」
確かに認める。
私は今も悠君の事が好きだ。
本当なら誰にも渡したくなんてない。
でも。
一度振った私がまた告白?
そもそも最初告白してもらえるように仕向けたのは私だ。
それなのにあっさり突き放したのも。
そんな私が今更また告白したって、彼はきっと信じないだろう。
「でも言わなきゃ尚の事信じないんじゃない?」
「どちらにしろ私から言ったって意味無いんだよ。」
それで万が一にもまた付き合えたとして、遅かれ早かれきっと同じ事の繰り返しになるだろう。
そんな事になんの意味があるのか。
だったら最初から彼女たちの様にちゃんと大切に出来る人と結ばれた方が良いに決まってる。
頭ではその理屈は分かってるんだ。
……分かってるのに…。
なんでこんなに苦しいんだろう。
涙が止まらないのだろう。
こんなのダメだ。
めんどくさくて、ワガママな自分が本当に嫌になる。
そもそも居なくなって数十分は経つのに全く探しに来ないくらいだからつまりはそう言う事だよね…。
大方今もあの最推しの先生に釘付けなのだろう。
それを見た時の事を思い出すと、胸がズキリと痛む。
もうこのまま帰ろうかな...。
そう思い、またとぼとぼと一人歩く。
※悠太目線
「おっ!心友!心友も来てたのか!」
「げっ...あ、間違えた。
よっ。 」
「げっって言った!?今げっって言った!?」
「あー、一文字間違えただけだって。」
「それ間違えたら全然違う意味になるやつだからな!?」
宏美を探して走り回っていると、最悪な事にお互い浴衣姿でキャッキャウフフしてる……えっと誰だっけ……あぁもうバカップルでいいや……と、出くわしてしまった。
「さっきから失礼過ぎない!?」
「ははは、あぁ久しぶりだな。」
「なんか棒読みだな!?
それにこないだ会ったばっかだろ!?」
そうだっけ?
あ、思い出したらトラウマが...くぅ...!?
「いや何があったんだよ!?」
俺が頭を抱えると普通に心配そうにするバカップルの彼氏の方。
なんだ良い奴じゃないの……。
「と言うか三澄君だけ?他の人は?」
彼女の方が聞いてくる。
「ボッチには夏祭りに参加する資格すらないと言うのか...!」
「あ、いや…別にそういう訳じゃないけど…。」
「そ、それじゃあ俺らと一緒に回るか?
「いや良い。」
即答だ!?」
当たり前だ!誕生日にコイツらカップルに巻き込まれて振り回された恨みは今も忘れない...。
名前は忘れたけどな!てへぺろ!
「これ反省する気ゼロだ!?」
「……そんな事よりさ。」
「「そんな事より!?」」
「宏美を見なかったか?」
「宏美?」
「宏美って……瀬川さん?はぐれちゃったの?」
彼女の方はクラスメイトだからか下の名前でも分かるらしい。
まぁ俺はクラスメイトでも忘れてるけどな!
「ほんと失礼さに遠慮が無いな!?
それにしてもなんだ心友!お前も女子と二人で来てたんじゃないか!」
「そんなわけないだろ。
馬鹿なの?死ぬの?」
「酷い!?」
「悪い、急いでるんだ。
何か知ってたら教えてくれ。」
「あぁいや、俺達は見てないと思う。
悪い。」
「ちっ。」
「舌打ちした!?」
「あぁ悪い悪い。
じゃ、また学校でな!」
「あ、おい!」
とっととその場を離れる。
とりあえずあのバカップルには覚えてたら(強調)ジュースでも奢るとして……。
あいつ本当にどうしたんだ...?
考えれば考えるほど、あいつが何を考えているのか分からない。
だからこそ話を聞かないと、だが。
しばらく宛もなく辺りを探し回る。
そしてひとしきり辺りを探していると、反対側から屋台を回っていたリオと鉢合わせる
「あ!リオ!そっちはどうだ?」
「いえ!こっちには居ませんでした!
その様子だと悠太さんの方にも居なかったみたいですね...。」
「あぁ、バカップルは居たけどな。」
「いや、バカップルって...。」
「そんな事は今いい、それより会場に居ないって事は...。」
「もしかしたらもう帰ろうとしてるのかもしれませんね!」
「だな。」
相変わらずあいつが何を考えてるかは分からない。
今日も急に来たと思ったらなんか機嫌悪かったし...。
来てなんの話をするのかと思ってたら俺のここ最近の予定が何故かバレてて...。
で、なんか志麻とも早速火花散らし合ってたし...。
まるであいつが嫉妬してるみたいな...。
いやいや...あいつは俺を振ったんだぞ...?
でもそれを言ったら瑞穂や志麻だって形は違っても俺を振ってる訳だし...。
あぁ...本当に分からない。
頭の中で様々な情報が渦巻いて全く纏まらない。
「私、もう一度会場を回ってみます。」
「あ、おう。
なら俺は神社までの道を戻ってみる。」
「分かりました!
では後ほど神社で!」
「おう!」
話したい。
あいつが嫌がってもちゃんと話さないと。
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