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15,言えるわけがない(タツ視点)
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叫びながら去って行った淳平を見送って、俺は溜息をついた。約束を取り付けた宮田はうきうきと鼻歌を歌いながら去って行く。
三者三様悲喜こもごも。
俺は、持っている鞄の中身を、隙間からをちらりと見やった。
中には、得体の知れない木箱や、半分溶け焦げたビニール人形、金属が入ってる袋、小動物の剥製などなどなど。俺に霊感なんてものはほとんどないけれど、何か得体の知れないものは感じる品々。
早朝から淳平の靴箱にはりついて、ゲットしたものだ。
ブーン、とその時小さなバイブ音が聞こえて、俺はこそこそ物陰に隠れた。学校から特別許可をもらって所持している携帯の、着信画面には【二藤 学】とある。
「もしもし」
『もしもし。ちゃんと、変なものは回収できた?』
常に聞くより低い声。
俺はもう一度自分の鞄を見た。
「……害なさそうな人形と写真と、壱夏様あての手紙だけいれときました、けど」
『ご苦労様』
車の静かなモーター音が携帯越しに聞こえた。今運転中だろうか。
「回収した、この変なものはどうすれば」
『処分は任せる』
「……燃やすくらいしかできないっすけど」
『ああ、それで大丈夫』
「呪われません?」
『一杭の分家がなさけない』
言いようにむっとする。
「俺は、兄貴ほどネジ外れてないんで」
思わず返す声に険が入る。俺は校舎を見上げた。
「淳平が先輩に直談判に行ったので、追いかけますね」
『ありがとう、よろしく』
通話を切る。
溜息をついて携帯を仕舞い、中庭を横切りかけて……ふともう一度下足を確認しようと思い立つ。
予想通り、淳平の靴箱に漬け物石のようなものをいれている奴を見つけた。ずんずんと近づけば、名札の色からして3年生と知る。友人達と談笑しながら閉めようとする手を、押さえた。
ごとん、と鈍い音と共に石が落ちる。入れた3年生の足先近くに。
「……こんなの入れたら怪我させますよ」
何の石だろう。
燃えそうにはないと判断して、俺はそれを、下足の横にある中庭に放り投げた。
「あ!」
「なんかいわくありましたかスミマセン」
「……な、何もないです」
「おい、行こうぜ」
電話の件で不機嫌なまま言えば、先輩たちが身を引く。
走っていく姿を眺め、そんなに怖い顔をしてたかなと頬を撫で、淳平の靴箱の扉を閉めた。
「頼みたいなら直接言わせれば……いや」
言いかけて舌打ちする。彼は持ってこられて断り切れず、しかもお祓いをイチカにお願いできずに隠す気がする。
それがわかっているからこそ、【靴箱にいれさせている】のだろう。
だから俺が回収役を仰せつかったわけだが……堪らず、ごん、と廊下の壁に頭を打ちつけた。
うちみたいなのに目をつけられて、淳平も災難だ。
先輩の教室にも、教室にもいなかったので、校舎をまわった。もうすぐ予鈴が鳴るというところで、屋上にいく階段の途中、声が聞こえてきた。
「そんなに怒るなって」
先輩の声。
「これ! どうするんですか!」
「怖!日本人形!?」
「誰の所為だと!」
淳平だ。
彼も探し回ったのか、叫ぶ声がかすれていた。ひとまず無事そうな様子にほっとして、屋上のドアを開けようとしたときに先輩の声がした。
「でもさ、淳平もそろそろ認めてもいいんじゃない? 一杭壱夏に特別扱いされてること」
ノブにのばした手が止まる。
何故自分が止まったのか、考えているうちに扉の向こうの会話が続いた。
「そんなのされてませんよ」
「されてるって!」
「……壱夏の家にお世話になってることですか? でもそれは、村に来た僕が目の前でぽいって捨てられたからで」
「その、名前呼びを許してるところ! 家に泊めてること! 心霊写真を迅速に解決するところ!じゃあ聞くけど、もし他にも村に来た子がいるとして、淳平と同じ状態になったらあいつが引き取ろうとすると思うか?」
「思います」
「思いません!」
(思わない)
先輩の言葉に心の中で同意する。
あの人嫌いの一杭家当主が、誰かにかける情を持ち合わせていたという事実だけで、村中が騒然としているのに。
わずかにドアを押して向こうの様子をのぞく。幸い、出入り自由な屋上の扉は油もさされ、軋むでもなく数センチだけ開いてくれて。
俺はフェンスの前の淳平と、淳平に指をつきつける先輩の姿を注意深く観察した。
「そんなはずはねぇの」
土間先輩が断言する。それでも、納得していない顔の淳平を前に彼は地団駄を踏んだ。
この、不幸に気づいていない後輩に。
「この幸運にのったほうがいい。利用しろ。壱夏に言えば出来ないことなんてない。先代の時から、10回生まれ変わっても使い切れないほどの財産とコネがあるって噂だった。今の壱夏は、先代よりも荒稼ぎしてるのは事実だ」
彼はそこでわずかに言葉を切って。
「淳平はさ……親のこととかで苦労しっぱなしだっただろ。この上、施設に行ってさらに人生大変にするつもりかよ。ここで楽しても、ばちはあたらないと思うぞ」
先輩、そんな提案は淳平には響かねぇよ。
「……楽だとか」
今までずっと話を聞いていた淳平が口を開いた。
「大変とかじゃなくて。ただ、壱夏は友だちだから、対等でいたいと思うだけです」
ほら。
「それに苦労なんてしてないですよ。 確かに両親がいなくて寂しい時もあるけど、ここに来て、先輩にも会えましたし」
「お、っ前なぁ、そういう……もう!」
強がりでもなく、にへらと笑った淳平に先輩が抱きついた。
損得はない。淳平の中に、そんな基準は存在していないだろう。
あの、始まりの日を思い出す。
何故トウシさんの家を探検をしたか。理由は単純だ。今までほとんど話したことのなかった、二藤学に言われたのだ。
幽霊屋敷に淳平を誘え、と。
本家である一杭と、分家上位の二藤に、三渡のタツが逆らうことは許されない。
二、三。元は同じだった血脈から流れ出た分家である2家は、陰から日向から当主を助けるのが役割だ。けれどそれは次男であるタツには関係がないはずだった。あの日まで。
どうにも口下手な当主は、転校したばかりの淳平に声を掛けあぐねていたようだ。それを見越して、優秀な秘書が動いたのは容易に想像が付いた。
同じクラスだし、転入したばかりで大変だろうからと、色々話しかけていたから誘うのは不自然ではない。一応予防で、先に友人も声を掛けておいた。
それでも、真面目な淳平はものすごく渋っていたが。
なんだかんだあり、おかげさまで壱夏は意中の相手と見事に話すきっかけをつくったのだが、種明かしをすればなんとも滑稽だ。けれど、こちらの思惑に淳平が気づいた様子はない。
俺も言う気はなかった。
――――――なにしてんだよ! いくぞ!
お化け屋敷で本気で腰を抜かし、得体の知れない奴を前に友人達が逃げたその時。淳平だけは、戻ってきてくれた。
見上げた顔が恐怖で泣きそうになっているのを見れば、無茶をしていることくらいわかる。だからこそ、とても強い人だと思ったんだ。こればかりは命令じゃない。こいつと本気で親友になりたいと。
でも。
ポケットの写真を取り出す。そこには、淳平がクラスの奴と話してるところやパンを頬張っている姿、体育のあとの汗を拭ってる様子がうつっていた。
俺が、淳平を隠し撮りしたものだ。
毎日の様子の報告と合わせて、本家に渡すもののうちいくつかをこっそりちょろまかしていた。
「あーーーーーー……」
言えるわけがない。
というか、なんでこんな写真を持っているのかも、自分でよくわからない。考えてはいけない気がする。
キーンコーンカーンコーン
写真をしまい、予鈴の音に背中を押されて、ドアを全開にする。はっとしたように淳平と先輩が振り返った。
俺の家が一杭の分家だと知っている村の先輩は、一瞬怯んだ目を向けた。
話を聞かれたと思ったのだろう。聞いたけれど、別に本家に報告する義理もない。俺の仕事は、学校にいる間の淳平の護衛だし。
「ほら、チャイム鳴ったぞ」
淳平の腕を掴む。
「いや、まだ話が」
「先輩に何言っても無駄無駄」
噂を広めろって言われてるんだから。
周りがどんな風に動いているか、知ったらこいつ卒倒するんじゃないだろうか。
「皆、人生ってもんを、難しく考えすぎだと思うけどなぁ」
扉を閉める瞬間に、そんな先輩の声が聞こえた。
三者三様悲喜こもごも。
俺は、持っている鞄の中身を、隙間からをちらりと見やった。
中には、得体の知れない木箱や、半分溶け焦げたビニール人形、金属が入ってる袋、小動物の剥製などなどなど。俺に霊感なんてものはほとんどないけれど、何か得体の知れないものは感じる品々。
早朝から淳平の靴箱にはりついて、ゲットしたものだ。
ブーン、とその時小さなバイブ音が聞こえて、俺はこそこそ物陰に隠れた。学校から特別許可をもらって所持している携帯の、着信画面には【二藤 学】とある。
「もしもし」
『もしもし。ちゃんと、変なものは回収できた?』
常に聞くより低い声。
俺はもう一度自分の鞄を見た。
「……害なさそうな人形と写真と、壱夏様あての手紙だけいれときました、けど」
『ご苦労様』
車の静かなモーター音が携帯越しに聞こえた。今運転中だろうか。
「回収した、この変なものはどうすれば」
『処分は任せる』
「……燃やすくらいしかできないっすけど」
『ああ、それで大丈夫』
「呪われません?」
『一杭の分家がなさけない』
言いようにむっとする。
「俺は、兄貴ほどネジ外れてないんで」
思わず返す声に険が入る。俺は校舎を見上げた。
「淳平が先輩に直談判に行ったので、追いかけますね」
『ありがとう、よろしく』
通話を切る。
溜息をついて携帯を仕舞い、中庭を横切りかけて……ふともう一度下足を確認しようと思い立つ。
予想通り、淳平の靴箱に漬け物石のようなものをいれている奴を見つけた。ずんずんと近づけば、名札の色からして3年生と知る。友人達と談笑しながら閉めようとする手を、押さえた。
ごとん、と鈍い音と共に石が落ちる。入れた3年生の足先近くに。
「……こんなの入れたら怪我させますよ」
何の石だろう。
燃えそうにはないと判断して、俺はそれを、下足の横にある中庭に放り投げた。
「あ!」
「なんかいわくありましたかスミマセン」
「……な、何もないです」
「おい、行こうぜ」
電話の件で不機嫌なまま言えば、先輩たちが身を引く。
走っていく姿を眺め、そんなに怖い顔をしてたかなと頬を撫で、淳平の靴箱の扉を閉めた。
「頼みたいなら直接言わせれば……いや」
言いかけて舌打ちする。彼は持ってこられて断り切れず、しかもお祓いをイチカにお願いできずに隠す気がする。
それがわかっているからこそ、【靴箱にいれさせている】のだろう。
だから俺が回収役を仰せつかったわけだが……堪らず、ごん、と廊下の壁に頭を打ちつけた。
うちみたいなのに目をつけられて、淳平も災難だ。
先輩の教室にも、教室にもいなかったので、校舎をまわった。もうすぐ予鈴が鳴るというところで、屋上にいく階段の途中、声が聞こえてきた。
「そんなに怒るなって」
先輩の声。
「これ! どうするんですか!」
「怖!日本人形!?」
「誰の所為だと!」
淳平だ。
彼も探し回ったのか、叫ぶ声がかすれていた。ひとまず無事そうな様子にほっとして、屋上のドアを開けようとしたときに先輩の声がした。
「でもさ、淳平もそろそろ認めてもいいんじゃない? 一杭壱夏に特別扱いされてること」
ノブにのばした手が止まる。
何故自分が止まったのか、考えているうちに扉の向こうの会話が続いた。
「そんなのされてませんよ」
「されてるって!」
「……壱夏の家にお世話になってることですか? でもそれは、村に来た僕が目の前でぽいって捨てられたからで」
「その、名前呼びを許してるところ! 家に泊めてること! 心霊写真を迅速に解決するところ!じゃあ聞くけど、もし他にも村に来た子がいるとして、淳平と同じ状態になったらあいつが引き取ろうとすると思うか?」
「思います」
「思いません!」
(思わない)
先輩の言葉に心の中で同意する。
あの人嫌いの一杭家当主が、誰かにかける情を持ち合わせていたという事実だけで、村中が騒然としているのに。
わずかにドアを押して向こうの様子をのぞく。幸い、出入り自由な屋上の扉は油もさされ、軋むでもなく数センチだけ開いてくれて。
俺はフェンスの前の淳平と、淳平に指をつきつける先輩の姿を注意深く観察した。
「そんなはずはねぇの」
土間先輩が断言する。それでも、納得していない顔の淳平を前に彼は地団駄を踏んだ。
この、不幸に気づいていない後輩に。
「この幸運にのったほうがいい。利用しろ。壱夏に言えば出来ないことなんてない。先代の時から、10回生まれ変わっても使い切れないほどの財産とコネがあるって噂だった。今の壱夏は、先代よりも荒稼ぎしてるのは事実だ」
彼はそこでわずかに言葉を切って。
「淳平はさ……親のこととかで苦労しっぱなしだっただろ。この上、施設に行ってさらに人生大変にするつもりかよ。ここで楽しても、ばちはあたらないと思うぞ」
先輩、そんな提案は淳平には響かねぇよ。
「……楽だとか」
今までずっと話を聞いていた淳平が口を開いた。
「大変とかじゃなくて。ただ、壱夏は友だちだから、対等でいたいと思うだけです」
ほら。
「それに苦労なんてしてないですよ。 確かに両親がいなくて寂しい時もあるけど、ここに来て、先輩にも会えましたし」
「お、っ前なぁ、そういう……もう!」
強がりでもなく、にへらと笑った淳平に先輩が抱きついた。
損得はない。淳平の中に、そんな基準は存在していないだろう。
あの、始まりの日を思い出す。
何故トウシさんの家を探検をしたか。理由は単純だ。今までほとんど話したことのなかった、二藤学に言われたのだ。
幽霊屋敷に淳平を誘え、と。
本家である一杭と、分家上位の二藤に、三渡のタツが逆らうことは許されない。
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どうにも口下手な当主は、転校したばかりの淳平に声を掛けあぐねていたようだ。それを見越して、優秀な秘書が動いたのは容易に想像が付いた。
同じクラスだし、転入したばかりで大変だろうからと、色々話しかけていたから誘うのは不自然ではない。一応予防で、先に友人も声を掛けておいた。
それでも、真面目な淳平はものすごく渋っていたが。
なんだかんだあり、おかげさまで壱夏は意中の相手と見事に話すきっかけをつくったのだが、種明かしをすればなんとも滑稽だ。けれど、こちらの思惑に淳平が気づいた様子はない。
俺も言う気はなかった。
――――――なにしてんだよ! いくぞ!
お化け屋敷で本気で腰を抜かし、得体の知れない奴を前に友人達が逃げたその時。淳平だけは、戻ってきてくれた。
見上げた顔が恐怖で泣きそうになっているのを見れば、無茶をしていることくらいわかる。だからこそ、とても強い人だと思ったんだ。こればかりは命令じゃない。こいつと本気で親友になりたいと。
でも。
ポケットの写真を取り出す。そこには、淳平がクラスの奴と話してるところやパンを頬張っている姿、体育のあとの汗を拭ってる様子がうつっていた。
俺が、淳平を隠し撮りしたものだ。
毎日の様子の報告と合わせて、本家に渡すもののうちいくつかをこっそりちょろまかしていた。
「あーーーーーー……」
言えるわけがない。
というか、なんでこんな写真を持っているのかも、自分でよくわからない。考えてはいけない気がする。
キーンコーンカーンコーン
写真をしまい、予鈴の音に背中を押されて、ドアを全開にする。はっとしたように淳平と先輩が振り返った。
俺の家が一杭の分家だと知っている村の先輩は、一瞬怯んだ目を向けた。
話を聞かれたと思ったのだろう。聞いたけれど、別に本家に報告する義理もない。俺の仕事は、学校にいる間の淳平の護衛だし。
「ほら、チャイム鳴ったぞ」
淳平の腕を掴む。
「いや、まだ話が」
「先輩に何言っても無駄無駄」
噂を広めろって言われてるんだから。
周りがどんな風に動いているか、知ったらこいつ卒倒するんじゃないだろうか。
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