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サキュバスと副団長
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カルラを城内へ進ませて、リンドウもイヴちゃんもその後に続いた。
私も早く追い付かなきゃいけない。陛下達も心配だし、騎士団は次第に疲弊していっている。
「けど、あんたを倒さなきゃ流石に進ませてはくれないわよね」
「ふふん♪仲間だけでも見逃してあげたんだから、さすがに副団長ちゃんはシャルの相手してくれないと♡」
「まぁ私もあんたを野放しにはしておかないわ」
「それに、中にはもっと強い人が居るから安心だし?ふふっ」
この余裕は、先に攻め込んだ魔族の実力への信頼の裏付けでもあった。こいつ一人をすぐに撃破することは出来ていない現状を見ても、その先にもっと強い奴がいる可能性は極めて高い。
リンドウから受け取った武装も、決定打にはなっていないのだから。
「さぁ、続きを楽しもう?副団長ちゃん」
「わかってるわよ!」
シャルは楽しげに舞い上がると、空間を歪めて一本の槍を取り出した。
黒い柄と刃に、桃色と紫で装飾と彫金が施された毒々しい見た目のそれを、私に突き付けてくる。
「あたしの槍は【魅了の魔槍】。切りつけた相手は皆あたしの奴隷になるの」
「絶対斬られたくないわねっ」
ご丁寧に効果の説明をしつつ、上空から繰り出される突きを必死で避けながら魔法陣を構築し、呪文を詠唱する。
「精霊が抱きし猛き火炎よ、渦となりてその姿を顕現せよ!【フレアトルネード】!!」
宙に浮かび上がる赤い魔法陣が一際強く輝いた直後、炎で象られた蛇が螺旋を描き轟音を立てながらシャルへ迫る。
「あっつぅい!きゃははっ」
「はぁあッ!!」
火炎が旋風を伴って敵を呑み込んだその直後に私もそこへ飛び込み、右拳で相手の腹部を打ち抜いた。
──バコォッ!!
女性特有の柔らかい肉へ打ち込まれた拳が沈む確かな手応えを感じながら、殴り飛ばした敵へ追撃すべく、空中に足場を形成する風の魔法陣を構築。
それを踏み台に、吹き飛ばされたシャル目掛けてナイフで斬りかかった。
──ギギィッ!!
金属が噛み合った耳障りな音を立てて、ナイフと槍が火花を散らす。
フレアトルネードによる火傷もあまり目立たないし、わざと私に突撃させたって事だろう。
「やるじゃん♡」
「しま……っ!」
止められた刃が弾かれ、槍の穂先が右肩を掠めた。あんなに警戒していたのに、この女の槍術はその上をいっていたのだ。
途端に、体の力が抜けていく。これがこの槍の能力ということだろう。
「あーあ、傷付いちゃったね。これであなたはシャルの虜。あたしの前で跪いてね」
「くっ……!」
体の自由が効かない。傷口に目をやると、敵の魔力と思われるものが粒子となってそこで蠢いていた。
魔素を毒性のものに変換して相手の自由を奪うタイプの魔法と似ている。それなら……。
「最高に可愛いよ副団長ちゃん。靴でも舐めて欲しくなっちゃう♡」
「誰が……そんな、事……ッ」
妖艶に体を捩らせながら、加虐的な恍惚とした笑みを浮かべ、不用心にも私へ歩み寄って来たシャルを睨み付けた。
城の方から聴こえてくる破壊音も激しくなってきているし、私がこんな状態じゃ、この国を守れない。
「コレ、毒魔法か何かでしょ……早く解い、て……」
「わぁ~、それ判っちゃう?凄いなぁカノンちゃん?だっけ!頭良いんだね」
やっぱり、あの槍に仕込まれたのは毒魔法の術式。勝ちを確信してネタバラシしてくれたシャルの馬鹿さに、素直に感謝した。
「なら……何も怖くないわ」
「え……?」
私がそう呟いた瞬間、手足を紅蓮の焔が包み込んだ。それは意思を持っているかのように全身へ纏わり付いた後、手足を覆う籠手と具足へと形を成した。
「来なさい、【紅龍】……っ!」
手足を護る金の装飾を施された紅い籠手と具足は、竜の鱗を彷彿とさせ、赤熱した火山の地表のように明滅しながら、その姿を表した。
「まさか、魔装具……?!」
毒魔法への対処は様々あるけれど、中でも私と一番親和性の高い火属性は解毒に最も適している。
その火属性を持つ魔装具・紅龍が、私の中の毒を完全に消し去ったのだ。
「げっ……マジのやつじゃん……!厄介だなぁもう!」
「久しぶりに使うから、加減は出来ないわよ。覚悟しなさい!」
拳同士を打ち付けると火の粉が舞い、地を踏みしめて火炎が噴き上がる。
魔装具とは、【魔匠石】と呼ばれる希少な鉱石へ、自身の魔力を注ぎ込む事で完成する自分だけの武装。
使用者の成長に合わせて進化する特性を持ち、普段は体内の魔素として分解されている。
「もうっ、シャルの勝ちだと思ったのにぃ!」
「逃さないッ!」
飛び上がって退避を試みるシャル目掛けて跳躍すると、脹脛と掌から炎が爆ぜて彼女の眼前まで一瞬で肉薄する。
「はぁあッ!」
その勢いを利用して、打ち下ろすように拳を叩き込んだ。
──ドゴォッ!!
「きゃぁああっ!!」
「これで終わりよ!!」
悲鳴を連れて墜落した敵目掛けて、ダメ押しとばかりに踵を追撃に押し込んで地面に叩き付ける。
石畳は割れて飛散し、土煙が視界を覆った。
──ドガァァアッ!!
「あが……っ」
意識は辛うじて保っているシャルも流石に立ち上がる気力は無いのか、手足を放り出している。
その光景を目の当たりにした魔族は、慌ただしく撤退していった。薄情な奴らね。
「どうしようかしら。とりあえず拘束を……」
呼吸を整えながら鞄を漁っていると、城の方から何かが飛んで行くのが見えた。カルラじゃないといいけど。
「副団長!お見事です!」
「皆も、よく戦ってくれたわ。ありがとう」
ひとまず敵を退けた事に労いの言葉を交わしつつも、別行動を取っている三人が居るであろう城へ向かおうかと思案していると、また城から何かが飛び立って、今度は此方に飛んでくる。
「新手?!」
「タジャ~wwwドwwwル~wwwwっと」
カルラだった。
謎の言葉を発しながら、背中に生えた翼を収納すると、私の前に降り立ってニヤニヤしている。
「あんた、大丈夫?ボロボロだけど。とりあえず生きてて良かったわ」
「カノンさんもいい感じに服が破れててものすごくえっちですねwwwげへへwwww」
「黙れ!」
「エンッ!!!!」
一発拳を胸に叩き込むと、潰れたカエルのような悲鳴を上げてカルラは倒れた。
この状況で何を言ってるのかしら。
「このバカ!
城はどうだった?陛下達は?」
「おごふwww痛いですアネゴwww王様っち達はちゃんと避難したっぽいでありますwww」
それを聞いて胸を撫で下ろしていると、カルラはシャルの方を見て口を開く。
「し、死んでるwww」
「酷、い……なぁ……死んでない、よ」
「それは良かった。可愛い子が死ぬとかねwwwいくら敵でも胸が痛いっすからねwww」
カルラはそんな甘い考えを口にすると、シャルへ手を差し伸べた。
「もう人間襲っちゃダメですよお姉さん。ひっそり暮らすなら見逃しますwww」
「ぷっ……あ、はは!勇者様って、優しいんだね……」
「ちょっと、危ないわよ」
「大丈夫大丈夫wwwもう戦えないだろうし……」
私の懸念は、一つの結果として眼の前の光景を顕にした。
シャルが、カルラの首に……。
「はい、契約完了♡」
「ファッ?!?!!」
口吻をしていたのである。
それも、使い魔契約の魔法陣を伴って。
「ちょ、ちょっとどういう……?!はぁあ?!」
「初めてのwwwキスですねこれはwwwゾクゾクしましたわwwww」
首筋にはハートを模した紋章が浮かび上がっており、紛れもなくシャルがカルラの使い魔として従属したことを意味する。
「シャル、勇者様に着いていきます♡魔王軍とかどうでもいいや」
彼女が何故そんな行動に出たのか、理解は出来なかった。
ただ、使い魔契約というのは交わした瞬間から主人に逆らうことは出来ない強制力を持ったモノで、それは同時にシャルに敵意が無いことを意味していた。
私も早く追い付かなきゃいけない。陛下達も心配だし、騎士団は次第に疲弊していっている。
「けど、あんたを倒さなきゃ流石に進ませてはくれないわよね」
「ふふん♪仲間だけでも見逃してあげたんだから、さすがに副団長ちゃんはシャルの相手してくれないと♡」
「まぁ私もあんたを野放しにはしておかないわ」
「それに、中にはもっと強い人が居るから安心だし?ふふっ」
この余裕は、先に攻め込んだ魔族の実力への信頼の裏付けでもあった。こいつ一人をすぐに撃破することは出来ていない現状を見ても、その先にもっと強い奴がいる可能性は極めて高い。
リンドウから受け取った武装も、決定打にはなっていないのだから。
「さぁ、続きを楽しもう?副団長ちゃん」
「わかってるわよ!」
シャルは楽しげに舞い上がると、空間を歪めて一本の槍を取り出した。
黒い柄と刃に、桃色と紫で装飾と彫金が施された毒々しい見た目のそれを、私に突き付けてくる。
「あたしの槍は【魅了の魔槍】。切りつけた相手は皆あたしの奴隷になるの」
「絶対斬られたくないわねっ」
ご丁寧に効果の説明をしつつ、上空から繰り出される突きを必死で避けながら魔法陣を構築し、呪文を詠唱する。
「精霊が抱きし猛き火炎よ、渦となりてその姿を顕現せよ!【フレアトルネード】!!」
宙に浮かび上がる赤い魔法陣が一際強く輝いた直後、炎で象られた蛇が螺旋を描き轟音を立てながらシャルへ迫る。
「あっつぅい!きゃははっ」
「はぁあッ!!」
火炎が旋風を伴って敵を呑み込んだその直後に私もそこへ飛び込み、右拳で相手の腹部を打ち抜いた。
──バコォッ!!
女性特有の柔らかい肉へ打ち込まれた拳が沈む確かな手応えを感じながら、殴り飛ばした敵へ追撃すべく、空中に足場を形成する風の魔法陣を構築。
それを踏み台に、吹き飛ばされたシャル目掛けてナイフで斬りかかった。
──ギギィッ!!
金属が噛み合った耳障りな音を立てて、ナイフと槍が火花を散らす。
フレアトルネードによる火傷もあまり目立たないし、わざと私に突撃させたって事だろう。
「やるじゃん♡」
「しま……っ!」
止められた刃が弾かれ、槍の穂先が右肩を掠めた。あんなに警戒していたのに、この女の槍術はその上をいっていたのだ。
途端に、体の力が抜けていく。これがこの槍の能力ということだろう。
「あーあ、傷付いちゃったね。これであなたはシャルの虜。あたしの前で跪いてね」
「くっ……!」
体の自由が効かない。傷口に目をやると、敵の魔力と思われるものが粒子となってそこで蠢いていた。
魔素を毒性のものに変換して相手の自由を奪うタイプの魔法と似ている。それなら……。
「最高に可愛いよ副団長ちゃん。靴でも舐めて欲しくなっちゃう♡」
「誰が……そんな、事……ッ」
妖艶に体を捩らせながら、加虐的な恍惚とした笑みを浮かべ、不用心にも私へ歩み寄って来たシャルを睨み付けた。
城の方から聴こえてくる破壊音も激しくなってきているし、私がこんな状態じゃ、この国を守れない。
「コレ、毒魔法か何かでしょ……早く解い、て……」
「わぁ~、それ判っちゃう?凄いなぁカノンちゃん?だっけ!頭良いんだね」
やっぱり、あの槍に仕込まれたのは毒魔法の術式。勝ちを確信してネタバラシしてくれたシャルの馬鹿さに、素直に感謝した。
「なら……何も怖くないわ」
「え……?」
私がそう呟いた瞬間、手足を紅蓮の焔が包み込んだ。それは意思を持っているかのように全身へ纏わり付いた後、手足を覆う籠手と具足へと形を成した。
「来なさい、【紅龍】……っ!」
手足を護る金の装飾を施された紅い籠手と具足は、竜の鱗を彷彿とさせ、赤熱した火山の地表のように明滅しながら、その姿を表した。
「まさか、魔装具……?!」
毒魔法への対処は様々あるけれど、中でも私と一番親和性の高い火属性は解毒に最も適している。
その火属性を持つ魔装具・紅龍が、私の中の毒を完全に消し去ったのだ。
「げっ……マジのやつじゃん……!厄介だなぁもう!」
「久しぶりに使うから、加減は出来ないわよ。覚悟しなさい!」
拳同士を打ち付けると火の粉が舞い、地を踏みしめて火炎が噴き上がる。
魔装具とは、【魔匠石】と呼ばれる希少な鉱石へ、自身の魔力を注ぎ込む事で完成する自分だけの武装。
使用者の成長に合わせて進化する特性を持ち、普段は体内の魔素として分解されている。
「もうっ、シャルの勝ちだと思ったのにぃ!」
「逃さないッ!」
飛び上がって退避を試みるシャル目掛けて跳躍すると、脹脛と掌から炎が爆ぜて彼女の眼前まで一瞬で肉薄する。
「はぁあッ!」
その勢いを利用して、打ち下ろすように拳を叩き込んだ。
──ドゴォッ!!
「きゃぁああっ!!」
「これで終わりよ!!」
悲鳴を連れて墜落した敵目掛けて、ダメ押しとばかりに踵を追撃に押し込んで地面に叩き付ける。
石畳は割れて飛散し、土煙が視界を覆った。
──ドガァァアッ!!
「あが……っ」
意識は辛うじて保っているシャルも流石に立ち上がる気力は無いのか、手足を放り出している。
その光景を目の当たりにした魔族は、慌ただしく撤退していった。薄情な奴らね。
「どうしようかしら。とりあえず拘束を……」
呼吸を整えながら鞄を漁っていると、城の方から何かが飛んで行くのが見えた。カルラじゃないといいけど。
「副団長!お見事です!」
「皆も、よく戦ってくれたわ。ありがとう」
ひとまず敵を退けた事に労いの言葉を交わしつつも、別行動を取っている三人が居るであろう城へ向かおうかと思案していると、また城から何かが飛び立って、今度は此方に飛んでくる。
「新手?!」
「タジャ~wwwドwwwル~wwwwっと」
カルラだった。
謎の言葉を発しながら、背中に生えた翼を収納すると、私の前に降り立ってニヤニヤしている。
「あんた、大丈夫?ボロボロだけど。とりあえず生きてて良かったわ」
「カノンさんもいい感じに服が破れててものすごくえっちですねwwwげへへwwww」
「黙れ!」
「エンッ!!!!」
一発拳を胸に叩き込むと、潰れたカエルのような悲鳴を上げてカルラは倒れた。
この状況で何を言ってるのかしら。
「このバカ!
城はどうだった?陛下達は?」
「おごふwww痛いですアネゴwww王様っち達はちゃんと避難したっぽいでありますwww」
それを聞いて胸を撫で下ろしていると、カルラはシャルの方を見て口を開く。
「し、死んでるwww」
「酷、い……なぁ……死んでない、よ」
「それは良かった。可愛い子が死ぬとかねwwwいくら敵でも胸が痛いっすからねwww」
カルラはそんな甘い考えを口にすると、シャルへ手を差し伸べた。
「もう人間襲っちゃダメですよお姉さん。ひっそり暮らすなら見逃しますwww」
「ぷっ……あ、はは!勇者様って、優しいんだね……」
「ちょっと、危ないわよ」
「大丈夫大丈夫wwwもう戦えないだろうし……」
私の懸念は、一つの結果として眼の前の光景を顕にした。
シャルが、カルラの首に……。
「はい、契約完了♡」
「ファッ?!?!!」
口吻をしていたのである。
それも、使い魔契約の魔法陣を伴って。
「ちょ、ちょっとどういう……?!はぁあ?!」
「初めてのwwwキスですねこれはwwwゾクゾクしましたわwwww」
首筋にはハートを模した紋章が浮かび上がっており、紛れもなくシャルがカルラの使い魔として従属したことを意味する。
「シャル、勇者様に着いていきます♡魔王軍とかどうでもいいや」
彼女が何故そんな行動に出たのか、理解は出来なかった。
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