転生したら憧れとは程遠いお姫様になりました。

donguri

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10話 今日もいい日になりそうですわ!

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「ガキども!!ちょっ待てゴルァ!!」

姫は、大事なネックレスを子どもたちに
盗まれてしまったため必死に追いかている
最中である。

走る時にドレスの裾が邪魔すぎて、足に引っかかり更年期のイライラが倍増し口調が荒くなる。

しかし子どもたちは、イラつくおじさんを
見て楽しんでいる様子だった。

自分たちが追いかけられてる立場だと言うのに。

「やーい!おじさん!走り方ゴリラじゃん!!」

「もっとこっち来いよ!霊長目ヒト科ゴリラ属のおっさん!」

「日差しが眩しい真夏の海、美しい砂浜で走るゴリラと僕!あぁ、ビューティーフォー!」

姫をゴリラに例える悪口のワードだけで
ここまで、意見が分かれるのは子どもたちの柔軟な発想力には、驚かされる。
社会という荒波に飲み込まれ、20年間タバコと酒だけで何も勉強してなく、考えが硬いおっさんには、ゴリラというワードだけでは到底無理な発想だ。

あと砂浜で、走るゴリラとは!?
その絵面だけ気になるわ!!

城内を全力で走る。
なかなか捕まらない子どもたちに
呆れを来たし始める。

ここは、何故盗むのか説得するしか
なさそうだ。

「はぁ…はぁ..、ガキ共!なぜ、そんなにも 私のネックレスが欲しいんだよ!誰にも言わないから話して見ろ。」

「これって良く貴族の人たちが、付けてる
ネックレスじゃん!これ売って、貧しい家庭でご飯を食べれない、幼い妹たちに美味しいご飯を食べさせたいんだ!」

「なに!?ボブ!?貧しい家庭とは聞いてないぞ!!!」

「あぁ!ゴリラの君が、僕のハートを
砕くまで僕は止まれないよ!!」

1人目のガキは、ボブと言う子らしい。
シンプルな名前にして、家庭は複雑らしい。
ボブって教科書とかで、マイケルとかジョーンの次に良く聞く名前だな!

3人目のガキはまだゴリラネタから
抜け出せていない。

まぁ、暗い展開になるよりマシではあるが。

「みんなには、伝えてなくてごめん
僕の両親離婚して、今は、母と暮らしているんだけどお金が足りなくて美味しい飯を妹たちに食べさせてないんだ…。だからネックレスを見て思わず…。」

「そうだったのかボブ…もっと早く言ってくれよ。僕たち協力してたのに。」 

「砂浜で走るゴリラと僕!この状況に
置いていいタイトルだ!素晴らしい!」

思わず仲間たちも共感するようになった。
ボブって子いい奴やん!めちゃ泣ける。
貧しい家庭の中色々苦労してるんやな。

半分くらい砂浜で走るゴリラと僕と言うワードに意識持っていかれたけど。

詳しくは、知らんけど感動したから
おじさんとしては、全て良し!!!

「よし!そのネックレス持ってけ!
妹さんに、上手い飯食べさせろよ!」

「ありがとう!おじさん..いや..お姫様!
僕、家族を幸せにするよ!」

私は、思わずボブって子の肩を叩いた。
今までお姫様とちゃんと言われて嬉しかったのか姫も思わず笑顔になる。

一様最後に残り2人の名前を聞いておこう。

「君たち名前は?」

「オヤジガハゲ」

「イケメン」

「そっか!しっかりご飯食べて元気でな!」

姫は、笑顔のまま子どもたちを見送り達成感のある顔で行事の場所まで行く姫であった。

しかし忘れては行けない姫は、感動的な
話や美味しい話には、普通の人より何倍も
弱いと言う事を

続く!

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