転生したら憧れとは程遠いお姫様になりました。

donguri

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13話 俺は!君に共感するっ!

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「あ、普通にドア開いてたわ!」  

姫は、後でドアが普通に開く事に気づく。
お姫様の部屋だから扉は、厳重に鍵で閉まっていると完全に、誤解してしまっていた。

だが、さっきから着替え中のお姫様に
視線を感じる。

「キャャャャッ!!!」

部屋の中から叫び声が響き渡る。

あ、今の叫び声はおじさんだよ!

お姫様が叫んじゃうと変な警備員が来て
めんどくさい事なるから
先におじさんが叫んで置いたぜ!

まぁ、どっちが叫ぼうが状況は変わらんがな!

しかし、着替え中女の人と二人っきりの状況
流石に前世でも無かったんだ!
ほぼ童貞で生きてきたおじさんからしたら
こんな状況、着替え中の女の子より
先に、赤面して発狂するよ!

「……」

お姫様は、おじさんを無言で終始見つめて
いた。特に恥ずかしい素振りなど一切せず
着替えるドレスを持ったまま立ち止まって
いる。

何という美しい方だろうか
姫というには、相応しい金髪の短い髪に
目は、死んでいるがそれでも綺麗な
青色の瞳をしている。
まだ外は暑いが、日焼け後など一切無い
お姫様として美しさを徹底されている事が
わかる。

外で作業など容姿無くやらされた日焼けだらけのおじさんにしては、こう言う日焼け一切無い
肌が羨ましくて仕方が無い。

この姫は、石造の様に動かない。
いきなりの出来事に、脳が状況把握の処理に追い付いていないだろうか。

(でも分かるよ、その気持ち!
部屋にいきなりノックもせず、おじさんがドア壊して入って来ること普段無いだろうしそりゃあフリーズするよね!)

おじさんは、下着姿のお姫様を
ガン見しながら、同感しつつ相槌を打って
いた。
もうこの人には、配慮すると言う言葉は
無いらしい。

「で…っ」

おじさんじゃない綺麗な方の姫は、何か言いたそうではあるがあまり話した事ないのか、言葉も言い出せないまま、全身が震えて来ている。

きっと、恥ずかしいから出て行け!、変態!物投げられ追い出される。この3択だろう。どっち道出て行く以外選択肢は、無いのだ。

「で…でっ!!」
(うん!分ってる!これは、出て行け!
変態クソ野郎だな。おまけに物投げられるか物理的に殴られるかの王道フルセットだ。)

おじさんの方の姫は、何かを察したのか
部屋から出て行こうとする。

「で…でっ電化製品、さ…最近の良いですよね!そのぉ…」

おっ!?うん???

(おい、ちょい待てよ!
何故ここで電化製品の話になった?
確かに最近電化製品は、進化し続け便利に
なっているけど…。
うーん、あっ!確かこの前、作者が朝食に
コーヒーを飲む事がかっこいいか何かでコーヒーミルを買ったけど結局、朝食に毎日コーヒーは、きつくなって3日で辞ちゃったけどさぁ!!!あの話じゃあ無いな…)

「わ…私が思ってるシチュエーションと
違うので..出直してもらって良いですか?
命の危険全然感じなかったので...
次は、チェンソーでドア壊して私を襲いに来てください!」

「あ、はい..分かりました」

どうやら私は、色々やばい奴の部屋の入ったらしい。

続くよ!
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