復讐のために転生先を異世界にするのはおかしなことですか?

マスクメロン

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裏切り者

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現世ー日本ー
「まさか勇希が自殺するとはねぇ。
まぁ自殺したのがあなたじゃなくてよかったわ咲希。」

勇希の妹の咲希にそう言い、タバコを吸いながらようやくいなくなった息子の死に顔をケタケタと笑いながら見つめていた。

「ほんとにお前じゃなくてよかったよ咲希。お前はあのごみ兄のようにはなるんじゃないぞ」

父がそう告げると咲希はクスクスと笑い始めた。

「ふふ、あんたたちほんとバカよね。
私があんたたちのために生きるわけないじゃない。」

「咲...希?」

「咲希!一体何を言いだすんだ!お母さんに謝りなさい!」

「そこにいるババアだけじゃなくお前にも言ってんだよクソジジイ。お兄ちゃんのいない世界なんて存在価値ねぇんだよじゃ、私がいなくなっても精々2人で頑張ってね♡
お兄ちゃん1人幸せにできなかったお前たちには全然感謝してないけど♪」

そう言い残し咲希はある言葉を唱えた。

自由な悪魔デビルウォーク♡本城勇希のいる世界へ」

ーーーーー天界ーーーーー

「ミカエル様!現世より謎の能力使用が確認されました!」

「こちら現世管理室、高魔力を持つ何者かが人間界よりこちらへ向かっております!」

魔法が存在しないはずの現世で突如発生した高魔力の感知に天界は慌ただしい様子だった。

「お主ら、あれを人間と認識するでない。あれは無視してよい存在なのじゃ。
奴の名は、十数年前に姿を消した堕天使『ルシファー』じゃ」

そう話したミカエルはまだあの少年を追うとるのかとだけ呟くと椅子に腰掛けいつもと変わらぬ様子で仕事に戻っていた。
だが周りの者は皆納得のいかない様子でミカエルに皆同じ質問を問いかけるのだった。

「な?!奴は十数年前に死亡が確認されたはずではないのですか!なぜあの女がまだ存在しているのですか!」

「奴は死にゃせんよ。奴の能力は天界にも異世界にも存在せぬ魔法『自由な悪魔デビルウォーク』記憶を持ったまま自由に転生を繰り返すことと全ての世界を自分の意思で行き来することのできる魔法じゃ。
そして奴の転生回数は今回で27回に及ぶ。
この魔法には誰も対抗することなんぞできんわ。ゼウス様以外はのぉ。」

初めて聞く魔法の名と全ての者に平等であるはずの寿命を無視した能力に皆恐ろしさを覚えていた。

「ミカエル様!ルシファー様、いや、あの裏切り者をなぜ野放しにするのですか!いかなる魔法の前にも四大天使の力があれば対抗できるはずでしょう!」


「彼奴は我々四大天使が揃っても決して捕まえることはできぬ。もう1つの能力があるからのぅ。」

「もう1つの...能力?」

「フォッフォッフォ。まぁよく見ておれあの女の恐ろしい能力をのぉ。」



「今行くからね!おにーちゃん♡」



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