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おはなし
UFOとキミの告白
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キミと歩く帰り道。
何気ない毎日が、ただ過ぎていくだけだった。
進展のない日々。
キミがあたしに恋をするまで、あたしは待っていられなかった。
いつか言おうと思っていて、いつも伝えられなかった気持ち。キミに伝えたい。
今日こそは!…って思った日。
キミとUFOを見た。
空がやけに眩しいなって思ったら、大きな光る物体があたしたちを見下ろしてたんだ。
びっくりするあたしと対照的に、なぜか落ち着いてるキミ。
「キミには伝えておきたかったんだけど、ボクは人間じゃないんだ。今日ボクは星に帰るけど、キミが友達で嬉しかったよ」
キミがしてくれた告白は、あまりに期待した告白と違いすぎて、あたしの頭は真っ白になった。
「あたしはっ!キミのことが好き!……星に帰るなんて許さない…」
ちょっと涙声になりながらキミに叫んだ。
「すごく嬉しいよ…。嬉しいけど、帰らなきゃ。ボクにも家族がいるから…。これは仕事…仕方のないこと…。3つ数えて?……全てが終わる」
あたしはもう何が何だかわからなかった。
3つ数えると光が空いっぱいを覆って、一瞬何も見えなくなった。
太陽の光がやけに眩しいと思ったら、あたしはいつも通りひとりで道端に立っていた。
何気ない毎日が、ただ過ぎていくだけだった。
進展のない日々。
キミがあたしに恋をするまで、あたしは待っていられなかった。
いつか言おうと思っていて、いつも伝えられなかった気持ち。キミに伝えたい。
今日こそは!…って思った日。
キミとUFOを見た。
空がやけに眩しいなって思ったら、大きな光る物体があたしたちを見下ろしてたんだ。
びっくりするあたしと対照的に、なぜか落ち着いてるキミ。
「キミには伝えておきたかったんだけど、ボクは人間じゃないんだ。今日ボクは星に帰るけど、キミが友達で嬉しかったよ」
キミがしてくれた告白は、あまりに期待した告白と違いすぎて、あたしの頭は真っ白になった。
「あたしはっ!キミのことが好き!……星に帰るなんて許さない…」
ちょっと涙声になりながらキミに叫んだ。
「すごく嬉しいよ…。嬉しいけど、帰らなきゃ。ボクにも家族がいるから…。これは仕事…仕方のないこと…。3つ数えて?……全てが終わる」
あたしはもう何が何だかわからなかった。
3つ数えると光が空いっぱいを覆って、一瞬何も見えなくなった。
太陽の光がやけに眩しいと思ったら、あたしはいつも通りひとりで道端に立っていた。
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