異世界転生補佐官になったけど担当女神が幼すぎる

瀬戸森羅

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にかいめりざると!

ふうきてきあんけんちょうさ……ってなに?

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「はいじゃ! やる! やりますからね!」
 少し考える時間をとった後に、先輩は急に声を上げた。
「お、考えつきました?」
「勘違いするんじゃないぞ。もともと考えていたいくつかの案をまとめていただけだ」
「……はい」
「それで、今日はだな。君たちもお疲れだろうし、校内巡回はとりあえず無し。その代わりに……風紀的案件調査を行おうと思う!」
「風紀的案件調査ッ!?」
「……って、なに?」
 ララが首を傾げる。
 ……もちろん俺にもわからない。
「ここ第五天使アカデミーで度々問題になっていることを挙げて、それに対策を行っていく案を出す企画だ」
「なるほど……対策しておけばあとは実行するだけですものね」
「そういうことだ。もしもの時に、何をすべきか。今日はそれを議題にしていこうと思う」
 さっきまでの印象とは違い、今は先輩が頼もしく見える。
 やはり先輩の風紀に関しての心構えは一級品だ!
「はい!」
 そんな時、いきなりララが手を挙げる。
「なんだララ」
「ふうきてきあんけんちょうさ……ってなんですか!!」
 場に静寂が訪れる……。
「あ、あのだな……。たった今話したところだ」
「ふぇ? あの、ちょっとむずかしくてよくわかんなかった……」
「んー、そうだな。この学校で起きた悪いことをみんなで話して、それはなんで起きたのかなーとか、どうしたら解決したかなーっていうのを考えようってこと」
「わかった!!」
 俺が噛み砕いて説明してやると、ララは即答する。……ほんとにわかったのか?
「ま、まぁ始めようか」
 先輩は軽く咳払いをして話を始める。
「えぇ……昨今話題になっているのは生徒の居眠りが多いことだな。居眠り……授業中に真面目に話を聞かずに眠りこけている愚かな生徒がいるということだ。もちろん君たちはそんなことないよな?」
「…………はい」
 その場に居た全員が顔を見合わせるようにして肯定した。
「間があったようだが?」
「いえ! ちょっと喉乾いちゃって声出なかったんですよ!」
「わ、私もです」
「そうか……それで、その居眠りについての話をしようか。授業をしてくださっている先生には教卓から全ての生徒が見渡せる。先生は授業のために多大な時間と労力をかけてその準備をし、皆の反応を確かめつつ授業を行ってくださっているのだ。そんな折に退屈そうに眠りこけている生徒を見たら先生はどう思う?教材やわかりやすく解説しようとして工夫された授業内容を用意してくれているのに、その努力を踏みにじるようなことをされては先生は大変残念に思うだろう! なぁ! そうだろう!」
「そ……そうっすね……」
 その場にいた全員が目を逸らしながら肯定した。
「はい、というわけで今回は居眠りに対する傾向と対策を練っていくぞ」
「居眠り……対策できるんだろうか」
「それを話し合うのだ! さ、やるぞ!」
 やる気満々の先輩と、内心、心当たりがありすぎる俺たちの温度差は大きい。
 しかし確かに話し合って見えることもあるかもしれない。
 先輩の主導で会議は始まった。
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