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本編後のおまけです
転職活動を始めた生田くんの独り言①
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今は木曜日の夜。僕は東京にいる。二日の有給を取って四日の旅程でやってきた。
もちろん恋人の透に会うためだが、彼の家へ向かうのは明日の夕方になる。
それまでは面接にまでこぎつけた会社へ行く用事があり、二日に分けて二社の面接を受けてから、さも着いたばかりであるように装って透と会う計画だ。
透に隠している理由は、万が一落ちたことを知られたくないから。高学歴な御曹司を恋人に持つ、平凡なサラリーマンの劣等感ゆえだ。
というわけで、もしどちらも袖にされた場合、再び来る必要があるため、なるべくなら金は使いたくない。
今夜は幼馴染の俊介に泊めてもらえるように頼んで、仕事を終えた彼と夕食を済ませたところだった。
「あ、帰る前に一軒寄って行こうぜ」
店を出た直後に俊介の言葉を聞いて、駅のほうへ向かいかけた足を止める。
「いいけど、俊介は明日仕事だろ?」
「ああ。だけどまだ8時じゃん。明日の朝はちょっと遅めでも大丈夫だからさ。雅紀は?」
「僕は10時に行けばいいから……」
「よし決まり。こっち」
俊介のあとに続き、歩いて5分とかからずついた先は、スポーツバーのような趣の店だった。
週末前夜の今日もわりと賑わいを見せており、サッカーの試合を映したモニターがあちこちに吊り下げられている。
「マスターが海外サッカーファンでさ。シーズン中は常に流れてるんだよ」
カウンターからビールを受け取った俊介が、両手にジョッキを持ちながら席へ戻ってきた。
モニターのある広い店内の奥に、半個室のような形の席があり、そこに席を定めた。戸があるわけではないものの、三方向は壁に仕切られている四人用のテーブル席だ。
じゃあ乾杯と言ってグラスを鳴らし合ったあと、僕は煙草に火をつけて所感を述べる。
「かしこまった話とかできそうな席だな」
「そう。官僚連中が飲むのにも最適ってわけ。他の客はサッカー狂が多いからさ」
「なるほど」
繁盛するに納得の理由だ。
「透と飲むときはこの店なんだ」
「……へえ」
透の名前が出てドキリとしてしまう。
「もうすぐ来ると思うけど」
まさか来ないよな、と思った瞬間に言われてしまう。
「透を呼んだのかよ?」
「もちろん。てかなんで来ることあいつに話してないんだ? めちゃくちゃ驚いてたけど」
くそ……毎度のことながら余計なことをもらしてくれる。
二人の職場は近いし、大学時代からの飲み仲間なのだからあり得ないことではないが、顔を合わせる機会は少ないって聞いていたから口止めまではいいかと油断していた。
「……透に僕が来る理由まで話した?」
「えっ? 面接のこと?」
「そう……」
「それは言ってない」
よかった。そこは堪えてくれたようだ。
「……話そうしたんだけど、めちゃくちゃ不機嫌になって去ってったからさ」
堪えたんじゃなく、言えなかっただけかよ。
って、そんなことよりも透が不機嫌? 不機嫌ってつまりは怒ってるってことだよな? 怒った彼なんて見たことがない。
見たことがないどころか想像もできない。
だとしても、内緒にされて友人と二人でいたら確かに僕も嫉妬する。珍しくも怒ったとして当然のことだ。
ああ、くそ。どんな顔して会えばいいのか!
「おお、早かったな」
俊介の声で、半個室の入口に音もなく透が立っていたことに気がついた。いつの間に。
「あ、久しぶり」
引きつらずに笑顔をつくるのは大得意だが、少しばかり不安が出たかもしれない。
向けられたことのないほど冷めた目を向けられて、おののいてしまったからだ。
「俺は、ジンライムにする」
透がソファに座りながら俊介に声をかける。
挨拶には無視をいただいたが、席は僕の隣に決めてくれたようだ。
「……俺に取ってこいってこと?」
「あと、雅紀のおかわりも」
「はあ? じゃあおまえが行けよ」
ぶつぶつ言いつつ、大きなため息までついても俊介はカウンターのほうへと向かってくれた。
「久しぶり」
時間差で挨拶を返してくれた。こちらに顔は向けないものの、口調はいつも通りだ。
彼との距離はおよそ20センチ。少しずれればぴたりと寄り添えるうえに、この席ならキスすらできる。
普段の僕なら迷うことなくしていただろう。
なんせ三週間ぶりだし、会えると思っていなかったタイミングだから嬉しさも倍増。恋人になって三ヶ月の蜜月時期でもあるんだから。
「あ……ごめん。今日来ること言ってなくて」
しかし、そんなことは無理だ。なんせ怒りを向けられているらしいのだから。
触れられるほどの距離にいても、目は合わせてくれないことがそれを物語っている。
「……理由は聞かない。一日早く会えて嬉しい」
信じられないことを言う。僕だったら速攻で問いただしていただろうに。
透の優しさが眩しい。というか痛い。いや、むしろちょっと怖い。
「理由はちゃんと話すよ……あとで二人になったら」
こうなったら謝りまくって、やれる限りのご機嫌取りをするしかない。
「ああ。明日聞く」
えっ……
「ほらよ」
俊介が器用にも両手で三つのグラスを持って戻ってきた。
それぞれの前に置いて、乾杯の仕切り直しをする。
みなが一口飲んだあと、さっそくとばかりに俊介が「さっき雅紀と噂の豚骨しょうゆ食ってきたんだけどさ……」と、食べたばかりのラーメン屋の話をし始めたのを耳にしつつ、僕は不安に襲われていた。
今夜は俊介の厄介になるつもりだったけど、会えたのなら透の家へ行きたい。
そんな身勝手な願いをさらりとかわされてしまった。
予定があるという可能性はある。でも、怒りがゆえに拒否されたように感じてならない。
弁解する余地も与えないとは、覚悟していた以上に怖い。というか、許してくれるのだろうかと不安になる。
このメンバーで飲むのは二度目だったが、前回のように二人から矢継ぎ早に話しかけられることもなく、俊介の独壇場のままで場はおひらきとなった。
透のプレジデントに送ってもらって俊介の自宅に到着したのは10時過ぎ。バーにいたのは2時間にも満たなかった。
「なんか飲み足りないな。雅紀もいる?」
シャワーを浴び終えた俊介が冷蔵庫から缶ビールを取り出して、一缶差し出してくれる。
「ありがとう」
「雅紀も好きなときにシャワー使って」
「……ありがとう」
透が隣に座ってくれたのは、もしかしたら目を合わせずとも変に思われないためじゃないだろうか。
俊介や僕のまえでは遠慮もなく喋りまくるくせに、見知らぬ相手をまえにしたときのように貝になっていた。
「……さき」
怒るとあんなふうになるなんて。怖いどころじゃない。
だとして、恋愛もしたことがなければ、友人や知人から怒りを向けられても気にしたことなどなかったから、こんなときにどうすればいいのかわからない。
生まれて初めて片思いをしただけでなく、嫉妬さえ覚えるほど惚れ抜き、人生すらも変えられようとしている相手だ。なおのことと言える。
「……雅紀?」
僕ははっとした。
呼ばれていたことに気づかなかった。
「ああ、ごめん」
「大丈夫?」
「あ、うん。えっと……ベランダで煙草吸っていい?」
「あー、我慢してた? いいよ」
僕はベランダに空き缶を持ってやってきて、さっそく煙草に火をつけた。
ふうと煙を吐きながら、スマホを取り出す。
連絡してみようか。だとしてもなんて言えばいい?
理由は明日聞くと言ってくれていたし、どちらにせよ明日の夕方には彼の家に行ける。
避けられてるわけでもなく、ただいつもと様子が違っていただけだ。
それだけなのに勝手に深読みして悩んでパニクっている。連絡する勇気もなく、明日を迎えることにすら怯えている。
他人事なら思い込み過ぎだと断じて終わるようなレベルだ。
これが恋というやつなのだとしたら、死ぬほど苦しい。得たことのないほどの喜びを感じられただけでなく、こんな苦痛もあるなんて知らなかった。
もちろん恋人の透に会うためだが、彼の家へ向かうのは明日の夕方になる。
それまでは面接にまでこぎつけた会社へ行く用事があり、二日に分けて二社の面接を受けてから、さも着いたばかりであるように装って透と会う計画だ。
透に隠している理由は、万が一落ちたことを知られたくないから。高学歴な御曹司を恋人に持つ、平凡なサラリーマンの劣等感ゆえだ。
というわけで、もしどちらも袖にされた場合、再び来る必要があるため、なるべくなら金は使いたくない。
今夜は幼馴染の俊介に泊めてもらえるように頼んで、仕事を終えた彼と夕食を済ませたところだった。
「あ、帰る前に一軒寄って行こうぜ」
店を出た直後に俊介の言葉を聞いて、駅のほうへ向かいかけた足を止める。
「いいけど、俊介は明日仕事だろ?」
「ああ。だけどまだ8時じゃん。明日の朝はちょっと遅めでも大丈夫だからさ。雅紀は?」
「僕は10時に行けばいいから……」
「よし決まり。こっち」
俊介のあとに続き、歩いて5分とかからずついた先は、スポーツバーのような趣の店だった。
週末前夜の今日もわりと賑わいを見せており、サッカーの試合を映したモニターがあちこちに吊り下げられている。
「マスターが海外サッカーファンでさ。シーズン中は常に流れてるんだよ」
カウンターからビールを受け取った俊介が、両手にジョッキを持ちながら席へ戻ってきた。
モニターのある広い店内の奥に、半個室のような形の席があり、そこに席を定めた。戸があるわけではないものの、三方向は壁に仕切られている四人用のテーブル席だ。
じゃあ乾杯と言ってグラスを鳴らし合ったあと、僕は煙草に火をつけて所感を述べる。
「かしこまった話とかできそうな席だな」
「そう。官僚連中が飲むのにも最適ってわけ。他の客はサッカー狂が多いからさ」
「なるほど」
繁盛するに納得の理由だ。
「透と飲むときはこの店なんだ」
「……へえ」
透の名前が出てドキリとしてしまう。
「もうすぐ来ると思うけど」
まさか来ないよな、と思った瞬間に言われてしまう。
「透を呼んだのかよ?」
「もちろん。てかなんで来ることあいつに話してないんだ? めちゃくちゃ驚いてたけど」
くそ……毎度のことながら余計なことをもらしてくれる。
二人の職場は近いし、大学時代からの飲み仲間なのだからあり得ないことではないが、顔を合わせる機会は少ないって聞いていたから口止めまではいいかと油断していた。
「……透に僕が来る理由まで話した?」
「えっ? 面接のこと?」
「そう……」
「それは言ってない」
よかった。そこは堪えてくれたようだ。
「……話そうしたんだけど、めちゃくちゃ不機嫌になって去ってったからさ」
堪えたんじゃなく、言えなかっただけかよ。
って、そんなことよりも透が不機嫌? 不機嫌ってつまりは怒ってるってことだよな? 怒った彼なんて見たことがない。
見たことがないどころか想像もできない。
だとしても、内緒にされて友人と二人でいたら確かに僕も嫉妬する。珍しくも怒ったとして当然のことだ。
ああ、くそ。どんな顔して会えばいいのか!
「おお、早かったな」
俊介の声で、半個室の入口に音もなく透が立っていたことに気がついた。いつの間に。
「あ、久しぶり」
引きつらずに笑顔をつくるのは大得意だが、少しばかり不安が出たかもしれない。
向けられたことのないほど冷めた目を向けられて、おののいてしまったからだ。
「俺は、ジンライムにする」
透がソファに座りながら俊介に声をかける。
挨拶には無視をいただいたが、席は僕の隣に決めてくれたようだ。
「……俺に取ってこいってこと?」
「あと、雅紀のおかわりも」
「はあ? じゃあおまえが行けよ」
ぶつぶつ言いつつ、大きなため息までついても俊介はカウンターのほうへと向かってくれた。
「久しぶり」
時間差で挨拶を返してくれた。こちらに顔は向けないものの、口調はいつも通りだ。
彼との距離はおよそ20センチ。少しずれればぴたりと寄り添えるうえに、この席ならキスすらできる。
普段の僕なら迷うことなくしていただろう。
なんせ三週間ぶりだし、会えると思っていなかったタイミングだから嬉しさも倍増。恋人になって三ヶ月の蜜月時期でもあるんだから。
「あ……ごめん。今日来ること言ってなくて」
しかし、そんなことは無理だ。なんせ怒りを向けられているらしいのだから。
触れられるほどの距離にいても、目は合わせてくれないことがそれを物語っている。
「……理由は聞かない。一日早く会えて嬉しい」
信じられないことを言う。僕だったら速攻で問いただしていただろうに。
透の優しさが眩しい。というか痛い。いや、むしろちょっと怖い。
「理由はちゃんと話すよ……あとで二人になったら」
こうなったら謝りまくって、やれる限りのご機嫌取りをするしかない。
「ああ。明日聞く」
えっ……
「ほらよ」
俊介が器用にも両手で三つのグラスを持って戻ってきた。
それぞれの前に置いて、乾杯の仕切り直しをする。
みなが一口飲んだあと、さっそくとばかりに俊介が「さっき雅紀と噂の豚骨しょうゆ食ってきたんだけどさ……」と、食べたばかりのラーメン屋の話をし始めたのを耳にしつつ、僕は不安に襲われていた。
今夜は俊介の厄介になるつもりだったけど、会えたのなら透の家へ行きたい。
そんな身勝手な願いをさらりとかわされてしまった。
予定があるという可能性はある。でも、怒りがゆえに拒否されたように感じてならない。
弁解する余地も与えないとは、覚悟していた以上に怖い。というか、許してくれるのだろうかと不安になる。
このメンバーで飲むのは二度目だったが、前回のように二人から矢継ぎ早に話しかけられることもなく、俊介の独壇場のままで場はおひらきとなった。
透のプレジデントに送ってもらって俊介の自宅に到着したのは10時過ぎ。バーにいたのは2時間にも満たなかった。
「なんか飲み足りないな。雅紀もいる?」
シャワーを浴び終えた俊介が冷蔵庫から缶ビールを取り出して、一缶差し出してくれる。
「ありがとう」
「雅紀も好きなときにシャワー使って」
「……ありがとう」
透が隣に座ってくれたのは、もしかしたら目を合わせずとも変に思われないためじゃないだろうか。
俊介や僕のまえでは遠慮もなく喋りまくるくせに、見知らぬ相手をまえにしたときのように貝になっていた。
「……さき」
怒るとあんなふうになるなんて。怖いどころじゃない。
だとして、恋愛もしたことがなければ、友人や知人から怒りを向けられても気にしたことなどなかったから、こんなときにどうすればいいのかわからない。
生まれて初めて片思いをしただけでなく、嫉妬さえ覚えるほど惚れ抜き、人生すらも変えられようとしている相手だ。なおのことと言える。
「……雅紀?」
僕ははっとした。
呼ばれていたことに気づかなかった。
「ああ、ごめん」
「大丈夫?」
「あ、うん。えっと……ベランダで煙草吸っていい?」
「あー、我慢してた? いいよ」
僕はベランダに空き缶を持ってやってきて、さっそく煙草に火をつけた。
ふうと煙を吐きながら、スマホを取り出す。
連絡してみようか。だとしてもなんて言えばいい?
理由は明日聞くと言ってくれていたし、どちらにせよ明日の夕方には彼の家に行ける。
避けられてるわけでもなく、ただいつもと様子が違っていただけだ。
それだけなのに勝手に深読みして悩んでパニクっている。連絡する勇気もなく、明日を迎えることにすら怯えている。
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