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45.伯父への謁見
案内を受けた先には、すでにエーレンフリート公爵が待機していた。
「皇帝陛下はすぐにでも謁見していただけるとのことです」
突然の申し出にもかかわらず、執務を押してまで優先してくれるらしい。
謁見してすぐに首を跳ねられるなんて無様なことにならないよう祈りながら、アンドレイはユルビノとともにエーレンフリート公爵に続いた。
招き入れられたのは第二謁見室だ。正式な謁見室とは違って、リラックスできるような革張りのソファが何脚もあり、宰相や重鎮らしき貴族が何人か顔を揃えている。
その中央の椅子に堂々と腰を落ち着けていたのは、アフガーヤ帝国の皇帝──ウラジミール・ヴォリーノフだった。
「……よくぞ参ったな」
にやにやとした笑みの皇帝の前に、ぞろぞろと三人は並び、そして傅いた。
「皇帝陛下の御前に失礼いたします。騎士団団長エーレンフリートが参りました。連行いたしましたのは、ダルタンの宮廷魔術師ユルビノと、第三騎士団団員ボルネフェルトであります」
エーレンフリート公爵が口上を述べると、皇帝は抑えきれないとばかりに笑い声をあげた。
「その髪……よくぞその歳まで隠しておられたものだ……名乗り給え我が甥よ……加護の力を使う以前の名でな」
アンドレイは跪いたその場で、皇族としてではなく家臣としての礼をとった。
「皇帝陛下の御前に参りましたは、アフガーヤ前皇太子ミハイル・ヴォリーノフが嫡男のアレクセイ・ヴォリーノフであります」
一瞬の間があったのちに、再び皇帝の笑い声が響き渡った。
「ふははははは! まさかのことよ。そうか、正体を隠しながら我が息子の護衛騎士としてダルタンへ赴いていたとは……なんと愉快な話だ。……面を上げ、アレクセイ」
「……はい」
「うーむ、確かに確かに……その目はパーヴェルではない。ミハイルであるはずはないのだから、アレクセイに違いない。……ワルワーラを脱獄させようなどと血気盛んに無謀な真似をするのも、アレクセイだけだ」
宰相や貴族たちがアンドレイに疑念と困惑の視線を向ける中、皇帝は証明するまでもなくアレクセイだと見て取ってくれたらしい。
アンドレイは相変わらずの伯父を見てうつむき、そして懐かしさに頬を緩ませた。
皇帝がアレクセイであるとすぐに判断した理由は、よく知っている甥だからなどという理由ではない。人違いで断罪したとしてもなんてこともないからだ。新たに青い髪の青年が現れればまた殺せばいい。確実に判断できるか否かは関係がないというだけなのだ。
ウラジミールは、弟に立太子された皇子の頃とかくも変わらず、その弟に父殺しの罪を着せて皇帝となっても、冷酷なままだったようだ。
「……して、ダルタンの使者」
皇帝からの呼びかけに、アンドレイの横で傅いていたユルビノが肩を震わせた。
「……はっ。ダルタン国エドワール・ラ・トゥール国王から仰せつかりまして、アレクセイ皇子を護送いたしました宮廷魔道士ユルビノと申します」
「ああ、エドワール国王には礼をせねばならぬ。大変ありがたい手土産を受け取ったとな」
「お喜びいただきまして、幸甚に存じます」
「幸甚と申しながらも宮廷魔道士とやら、ただ手土産を持ってきたわけではないだろう?」
上機嫌な皇帝に対して、さすがにユルビノは緊張した面持ちで相対している。ユルビノが単独でアンドレイを連行したのは、おそらく彼女がダルタンで最強レベルの能力を持っているからだ。話し合いが決裂したとしても、一人であれば敵陣の中枢からでも逃げることが可能だからだろうが、さすがに一国の君主たる威圧感には多少おののいている様子だ。
「……おっしゃるとおりであります。アレクセイ皇子をお連れしましたのは、アフガーヤの顔を立てるためであります」
「……ほう」
「レオニード殿下とアレクセイ皇子はお二方で共謀し、我が国のディオン王太子暗殺の犯人を脱獄させようとしました。しかして、レオニード殿下の処遇のほうは──」
「ダルタンに一任してもらいたいと申すのだな?」
ユルビノを遮るように皇帝のほうが口にして、場が一気に緊迫した空気となった。
「おっしゃるとおりであります……」
アンドレイを皇帝に引き渡したその真意は、先立って内密に取り交わす魂胆があったからである。王家とやり取りをするとなれば、公式な場となり、真意を図るにも腹を探り合うことになる。喜ぶであろう手土産を持参したことで、ダルタン側の意向──つまりクロードたちの切願である嘘の要望を本意だとして信用させ、密約を交わしておく狙いだったのだ。
「……それは、戦争になっても構わぬという解釈で間違いないな?」
皇帝が聞き返した途端に、緊迫していた場は戸惑いにどよめいた。内容に驚いたのではなく、皇帝の態度が嬉しげな表情のまま変わらず、愉快とばかりに見えたからである。
「裁判の結果を受けてからではありますが……」
ユルビノも動揺しているようだ。
「……何を申しておる……有罪を前提とした裁判だろう?」
「いえ、そのような不正は……」
「不正ではなく事実なのだから堂々とのたまえばよい。まあ、裁判をするというなら、ありがたく準備に使わせていただくがな」
「準備、でありますか?」
「そうだ。アレクセイ皇子には恩赦を与え、皇族として皇位継承権を復権させることにする」
朗々と響いた皇帝の言葉に、場は静まり返った。
──皇帝は、何を言っているんだ?
少しずつ見えてきた皇帝の思惑に、アンドレイは全身を粟立たせた。
レオニードの件を聞けば戦争を引き起こす目的は誰にでも察せられる。場が戸惑っていたのは、皇帝がまるでそれを歓迎しているかのように見えたからだ。そのうえさらにアレクセイを復権させるなどと言われれば、絶句するのも無理はない。転生したのちも殺すべしとのお触れを出したのは、皇帝本人なのだから。
誰もが困惑に表情を硬くさせ、きょろきょろと目を見合わせている。アンドレイはちらちらと注がれる視線を浴びながら、自身の推測が外れて欲しいと願った。
「僭越ながら皇帝陛下、どういった意図からであるのかをお伺いしてもよろしいでしょうか?」
その中で宰相が率先し、おずおずと前へ進み出た。皇帝は機嫌の良い様子を崩さず、待ってましたとばかりに椅子の背に身体を預け、そして答えた。
「アレクセイはレオニードを暗殺から六度救っておる。前世の罪は断首で償っておるのだから、謀反という大罪を考慮しても、不問に付してやって構わぬとは思わないか?」
「本気で恩赦にされるおつもりですか?」
「そうだ。いま申し上げた理由であれば国民も納得するだろう」
「……その計らいはおっしゃるとおりだと存じますが、皇位継承権までも復権するとなると……」
「息子が何人もいるんだ。皇子に戻しても継承権は下位のほうだろう?」
「それもおっしゃるとおりでありますが、しかし……」
「護衛騎士となったのだから、国に対する忠誠心も確かだろう。事実、我が息子であり皇太子の命を護ったのだ。……その栄誉は称えねばならない」
宰相はそれ以上の反論は不可能だと感じたようで、押し黙った。皇帝はそんな家臣の様子をおかしげに一瞥したあと、ダルタンの使者に向き直った。
「……ユルビノと申す魔術師よ」
「……はっ」
「アレクセイは一旦ダルタンへ連れ帰り、レオニードと同様にアフガーヤの皇家の者として、牢に入れておくよう願い申し上げる」
皇帝の言葉を受けて、ユルビノは思ってもみなかったとばかりに身を強張らせた。
「……アレクセイ皇子も、でありますか?」
「そうだ。我が国で処分してはせっかくの駒が無駄になる。平和ぼけした我が国の国民たちも、二人の皇族が処刑されたともなれば決起せざるを得まい……レオニード一人でも十分だったが、ダルタンがせっかく気遣ってくれたのだから利用させてもらおうと思ってな。……貴国のご厚情、深く感謝するよ」
アンドレイは耐えきれずに天を仰いだ。いまの言葉で推測が正しいとわかり、募りくる怒りに身体をわななかせた。
皇帝は戦争を歓迎しているどころではない。それどころかむしろ、火種をつくろうとしていた。
怒りを覚えずにはいられようか。
そのために息子を、レオニードをダルタンへ向かわせたという、父としてあり得るべからず非道さを前にして。
「皇帝陛下はすぐにでも謁見していただけるとのことです」
突然の申し出にもかかわらず、執務を押してまで優先してくれるらしい。
謁見してすぐに首を跳ねられるなんて無様なことにならないよう祈りながら、アンドレイはユルビノとともにエーレンフリート公爵に続いた。
招き入れられたのは第二謁見室だ。正式な謁見室とは違って、リラックスできるような革張りのソファが何脚もあり、宰相や重鎮らしき貴族が何人か顔を揃えている。
その中央の椅子に堂々と腰を落ち着けていたのは、アフガーヤ帝国の皇帝──ウラジミール・ヴォリーノフだった。
「……よくぞ参ったな」
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アンドレイは跪いたその場で、皇族としてではなく家臣としての礼をとった。
「皇帝陛下の御前に参りましたは、アフガーヤ前皇太子ミハイル・ヴォリーノフが嫡男のアレクセイ・ヴォリーノフであります」
一瞬の間があったのちに、再び皇帝の笑い声が響き渡った。
「ふははははは! まさかのことよ。そうか、正体を隠しながら我が息子の護衛騎士としてダルタンへ赴いていたとは……なんと愉快な話だ。……面を上げ、アレクセイ」
「……はい」
「うーむ、確かに確かに……その目はパーヴェルではない。ミハイルであるはずはないのだから、アレクセイに違いない。……ワルワーラを脱獄させようなどと血気盛んに無謀な真似をするのも、アレクセイだけだ」
宰相や貴族たちがアンドレイに疑念と困惑の視線を向ける中、皇帝は証明するまでもなくアレクセイだと見て取ってくれたらしい。
アンドレイは相変わらずの伯父を見てうつむき、そして懐かしさに頬を緩ませた。
皇帝がアレクセイであるとすぐに判断した理由は、よく知っている甥だからなどという理由ではない。人違いで断罪したとしてもなんてこともないからだ。新たに青い髪の青年が現れればまた殺せばいい。確実に判断できるか否かは関係がないというだけなのだ。
ウラジミールは、弟に立太子された皇子の頃とかくも変わらず、その弟に父殺しの罪を着せて皇帝となっても、冷酷なままだったようだ。
「……して、ダルタンの使者」
皇帝からの呼びかけに、アンドレイの横で傅いていたユルビノが肩を震わせた。
「……はっ。ダルタン国エドワール・ラ・トゥール国王から仰せつかりまして、アレクセイ皇子を護送いたしました宮廷魔道士ユルビノと申します」
「ああ、エドワール国王には礼をせねばならぬ。大変ありがたい手土産を受け取ったとな」
「お喜びいただきまして、幸甚に存じます」
「幸甚と申しながらも宮廷魔道士とやら、ただ手土産を持ってきたわけではないだろう?」
上機嫌な皇帝に対して、さすがにユルビノは緊張した面持ちで相対している。ユルビノが単独でアンドレイを連行したのは、おそらく彼女がダルタンで最強レベルの能力を持っているからだ。話し合いが決裂したとしても、一人であれば敵陣の中枢からでも逃げることが可能だからだろうが、さすがに一国の君主たる威圧感には多少おののいている様子だ。
「……おっしゃるとおりであります。アレクセイ皇子をお連れしましたのは、アフガーヤの顔を立てるためであります」
「……ほう」
「レオニード殿下とアレクセイ皇子はお二方で共謀し、我が国のディオン王太子暗殺の犯人を脱獄させようとしました。しかして、レオニード殿下の処遇のほうは──」
「ダルタンに一任してもらいたいと申すのだな?」
ユルビノを遮るように皇帝のほうが口にして、場が一気に緊迫した空気となった。
「おっしゃるとおりであります……」
アンドレイを皇帝に引き渡したその真意は、先立って内密に取り交わす魂胆があったからである。王家とやり取りをするとなれば、公式な場となり、真意を図るにも腹を探り合うことになる。喜ぶであろう手土産を持参したことで、ダルタン側の意向──つまりクロードたちの切願である嘘の要望を本意だとして信用させ、密約を交わしておく狙いだったのだ。
「……それは、戦争になっても構わぬという解釈で間違いないな?」
皇帝が聞き返した途端に、緊迫していた場は戸惑いにどよめいた。内容に驚いたのではなく、皇帝の態度が嬉しげな表情のまま変わらず、愉快とばかりに見えたからである。
「裁判の結果を受けてからではありますが……」
ユルビノも動揺しているようだ。
「……何を申しておる……有罪を前提とした裁判だろう?」
「いえ、そのような不正は……」
「不正ではなく事実なのだから堂々とのたまえばよい。まあ、裁判をするというなら、ありがたく準備に使わせていただくがな」
「準備、でありますか?」
「そうだ。アレクセイ皇子には恩赦を与え、皇族として皇位継承権を復権させることにする」
朗々と響いた皇帝の言葉に、場は静まり返った。
──皇帝は、何を言っているんだ?
少しずつ見えてきた皇帝の思惑に、アンドレイは全身を粟立たせた。
レオニードの件を聞けば戦争を引き起こす目的は誰にでも察せられる。場が戸惑っていたのは、皇帝がまるでそれを歓迎しているかのように見えたからだ。そのうえさらにアレクセイを復権させるなどと言われれば、絶句するのも無理はない。転生したのちも殺すべしとのお触れを出したのは、皇帝本人なのだから。
誰もが困惑に表情を硬くさせ、きょろきょろと目を見合わせている。アンドレイはちらちらと注がれる視線を浴びながら、自身の推測が外れて欲しいと願った。
「僭越ながら皇帝陛下、どういった意図からであるのかをお伺いしてもよろしいでしょうか?」
その中で宰相が率先し、おずおずと前へ進み出た。皇帝は機嫌の良い様子を崩さず、待ってましたとばかりに椅子の背に身体を預け、そして答えた。
「アレクセイはレオニードを暗殺から六度救っておる。前世の罪は断首で償っておるのだから、謀反という大罪を考慮しても、不問に付してやって構わぬとは思わないか?」
「本気で恩赦にされるおつもりですか?」
「そうだ。いま申し上げた理由であれば国民も納得するだろう」
「……その計らいはおっしゃるとおりだと存じますが、皇位継承権までも復権するとなると……」
「息子が何人もいるんだ。皇子に戻しても継承権は下位のほうだろう?」
「それもおっしゃるとおりでありますが、しかし……」
「護衛騎士となったのだから、国に対する忠誠心も確かだろう。事実、我が息子であり皇太子の命を護ったのだ。……その栄誉は称えねばならない」
宰相はそれ以上の反論は不可能だと感じたようで、押し黙った。皇帝はそんな家臣の様子をおかしげに一瞥したあと、ダルタンの使者に向き直った。
「……ユルビノと申す魔術師よ」
「……はっ」
「アレクセイは一旦ダルタンへ連れ帰り、レオニードと同様にアフガーヤの皇家の者として、牢に入れておくよう願い申し上げる」
皇帝の言葉を受けて、ユルビノは思ってもみなかったとばかりに身を強張らせた。
「……アレクセイ皇子も、でありますか?」
「そうだ。我が国で処分してはせっかくの駒が無駄になる。平和ぼけした我が国の国民たちも、二人の皇族が処刑されたともなれば決起せざるを得まい……レオニード一人でも十分だったが、ダルタンがせっかく気遣ってくれたのだから利用させてもらおうと思ってな。……貴国のご厚情、深く感謝するよ」
アンドレイは耐えきれずに天を仰いだ。いまの言葉で推測が正しいとわかり、募りくる怒りに身体をわななかせた。
皇帝は戦争を歓迎しているどころではない。それどころかむしろ、火種をつくろうとしていた。
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