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第4章 人間道と天上道の女王! ヒューマンプリンセス&デウスプリンセス!
第40話 高望み妖魔獣
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「やめろキミたち! 取り返しのつかないことになるぞ!」
そして。
そんな妖魔獣から逃げずに、呼び掛け続けている男の人がいた。
それは……
長身の凛々しい男の人。
天野先輩のお兄さん。
シンヤさんだった。
暴れ続ける高齢婚活妖魔獣。
男の人への恨みの鳴き声と、若い女の子への呪いの鳴き声を吐き続けながら。
3人の人間を融合させて作り出した妖魔獣……
これはちょっと、強いかもしれない……
そこに
「僕は別にキミたちを無視なんかしていない! その有用性を見出して、雇われ店長に採用したじゃないか!」
そんな化け物と化した3人の高齢女性の説得を続けているシンヤさん。
それで私は確信した。
……そっか。やっぱりあの妖魔獣の素体は……シンヤさんのコンビニの従業員なんだ……
私はシンヤさんのそんな使命感の強さ、勇気に胸を撃たれ。
ますますこの人のことを好きになった。
「だったら私と結婚して!」
「いや私と!」
「私とよ!」
おばさんの顔が、口々にそんな意味不明の身の程知らずの頭の湧いた鳴き声を発する。
それに対してシンヤさんは
「どうしてそうなる!? 意味が分からないよ!」
そう返すと
「私を選ばない! この男尊女卑の化身め!」
「お前の様な男がいるから、女が苦しめられる!」
「死ねぇ!」
そう鳴き声を発し、シンヤさんに向かって、刃物と棘、そして槌。
そんなものがついた触手を、叩きつけようと振るって来た。
それに対し、シンヤさんは青ざめるばかりで回避することができない……!
「危ない!」
私は飛び込んで、襲って来る触手に
「阿比須真拳奥義! 頸椎損傷!」
と、本来は敵の顎を蹴り上げて、命に別条がない形で頸椎を損傷させ、一生寝たきりにするための上段蹴り上げの足技を繰り出し。
その触手攻撃を弾き返した。
「危ないです! 逃げて下さい! 天野先輩のお兄さん!」
振り向かず、彼にそう警告する。
すると
「……キミは……閻魔さん?」
そんな声が降って来た。
それに、私の胸は高鳴ってしまう。
……私のこと、覚えてくれた……!
最初は最悪の思い出。
それなのに……
どうしようもなく、嬉しかった。
そこに
「小娘! 若い女は死ぬべきだ! 嫌なら服従を誓え!」
さらに2本の刃物の触手が私たちを狙ってきた。
そこに……
「プリンセス・スネークポイズンブレス!」
私たちが会話している隙に、物陰で変身を済ませた国生さんが乱入してきて。
妖魔獣のおばさん顏3つに、紫色の酸の息を吐きかけたんだ。
酸の息で目をやられ、吸い込んで肺を焼かれる妖魔獣。
ヒギャアアアアア!
獣の叫びをあげ、悶え苦しむ。
この隙だ!
「シンヤさん! 今のうちに逃げて下さい!」
私は切羽詰まって、親しくも無いのにうっかりシンヤさんを名前で呼んでしまった。
しまった、と思ったけど
「でも、彼女らは僕の従業員なんだ! 雇用主としてそれを放置して逃げるなんて!」
返って来た言葉。
その責任感。
すごい。
流石、天野先輩のお兄さんだと思う。
立派だ。
だけど……今はその責任感は……
そのときだった。
ズキュ。
いつの間にか、シンヤさんの背後に女性がいて。
その女性はシンヤさんの首に、拳銃みたいな注射器で何かの薬剤を注射していた。
途端にシンヤさんの目が虚ろになり、そのまま瞼を閉じて。
シンヤさんは意識を失った。
「……ウチが自衛隊や米軍相手に開発した、必殺の鎮静剤『説得者』や」
そして倒れてくるシンヤさんの身体を支えながら。
そう言うその女性は……飛馬先輩だった。
そして。
そんな妖魔獣から逃げずに、呼び掛け続けている男の人がいた。
それは……
長身の凛々しい男の人。
天野先輩のお兄さん。
シンヤさんだった。
暴れ続ける高齢婚活妖魔獣。
男の人への恨みの鳴き声と、若い女の子への呪いの鳴き声を吐き続けながら。
3人の人間を融合させて作り出した妖魔獣……
これはちょっと、強いかもしれない……
そこに
「僕は別にキミたちを無視なんかしていない! その有用性を見出して、雇われ店長に採用したじゃないか!」
そんな化け物と化した3人の高齢女性の説得を続けているシンヤさん。
それで私は確信した。
……そっか。やっぱりあの妖魔獣の素体は……シンヤさんのコンビニの従業員なんだ……
私はシンヤさんのそんな使命感の強さ、勇気に胸を撃たれ。
ますますこの人のことを好きになった。
「だったら私と結婚して!」
「いや私と!」
「私とよ!」
おばさんの顔が、口々にそんな意味不明の身の程知らずの頭の湧いた鳴き声を発する。
それに対してシンヤさんは
「どうしてそうなる!? 意味が分からないよ!」
そう返すと
「私を選ばない! この男尊女卑の化身め!」
「お前の様な男がいるから、女が苦しめられる!」
「死ねぇ!」
そう鳴き声を発し、シンヤさんに向かって、刃物と棘、そして槌。
そんなものがついた触手を、叩きつけようと振るって来た。
それに対し、シンヤさんは青ざめるばかりで回避することができない……!
「危ない!」
私は飛び込んで、襲って来る触手に
「阿比須真拳奥義! 頸椎損傷!」
と、本来は敵の顎を蹴り上げて、命に別条がない形で頸椎を損傷させ、一生寝たきりにするための上段蹴り上げの足技を繰り出し。
その触手攻撃を弾き返した。
「危ないです! 逃げて下さい! 天野先輩のお兄さん!」
振り向かず、彼にそう警告する。
すると
「……キミは……閻魔さん?」
そんな声が降って来た。
それに、私の胸は高鳴ってしまう。
……私のこと、覚えてくれた……!
最初は最悪の思い出。
それなのに……
どうしようもなく、嬉しかった。
そこに
「小娘! 若い女は死ぬべきだ! 嫌なら服従を誓え!」
さらに2本の刃物の触手が私たちを狙ってきた。
そこに……
「プリンセス・スネークポイズンブレス!」
私たちが会話している隙に、物陰で変身を済ませた国生さんが乱入してきて。
妖魔獣のおばさん顏3つに、紫色の酸の息を吐きかけたんだ。
酸の息で目をやられ、吸い込んで肺を焼かれる妖魔獣。
ヒギャアアアアア!
獣の叫びをあげ、悶え苦しむ。
この隙だ!
「シンヤさん! 今のうちに逃げて下さい!」
私は切羽詰まって、親しくも無いのにうっかりシンヤさんを名前で呼んでしまった。
しまった、と思ったけど
「でも、彼女らは僕の従業員なんだ! 雇用主としてそれを放置して逃げるなんて!」
返って来た言葉。
その責任感。
すごい。
流石、天野先輩のお兄さんだと思う。
立派だ。
だけど……今はその責任感は……
そのときだった。
ズキュ。
いつの間にか、シンヤさんの背後に女性がいて。
その女性はシンヤさんの首に、拳銃みたいな注射器で何かの薬剤を注射していた。
途端にシンヤさんの目が虚ろになり、そのまま瞼を閉じて。
シンヤさんは意識を失った。
「……ウチが自衛隊や米軍相手に開発した、必殺の鎮静剤『説得者』や」
そして倒れてくるシンヤさんの身体を支えながら。
そう言うその女性は……飛馬先輩だった。
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