六道プリンセス!~世界一民度の低い町で、人類を守るために闘う魔法少女たち~

XX

文字の大きさ
65 / 105
第6章 出現! 悪魔のプリンセス!

第65話 護らねば

しおりを挟む
 処刑場たるサッカーコートの上。
 そこに宙に浮く金髪マッチョ。
 身に付けた衣装は白いタンクトップとブーメランパンツ。

 ……間違いなくノロジーだ。

「どうする? 阿比須真理愛よ? 俺様たちの軍門に下るなら、望みを叶える力をやるぞ?」

 突然現れ、突然呼びかける。
 自己紹介も無しに。

 阿比須真理愛に。

 彼女は、ノロジーの出現に一瞬固まったけれども

 次の瞬間

「助力してくれるのであれば、私は悪魔とでも取引をしてやるわ! よこしなさいッ!」

 ものすごい眼光を放ちながら、言い放つ。

 そんな彼女の返答に。
 ノロジーはニヤリと、いやギヤリと嗤い。

 両手を大きく広げ、叫ぶ。
 こんな言葉を。

「オーケー! オーダーだ陛下! この女に殺戮のパワーを!」

 ノロジーの叫びに反応し、彼から白く輝く球体が発生。
 それは膨れ上がり、破裂し、飛び散る。
 そしてそのエネルギーが

 阿比須真理愛の身体に全て降り注ぐ。
 ノロジーからのエネルギーを浴び、阿比須真理愛は……

 その姿を変えていく。

 人間の美しい女から

 九本の尾を備えた、白狐しろぎつねの獣人に。
 彼女の死刑囚としての衣服……白装束は変化の中ではじけ飛び、全裸になる。

 だけど、その素肌が白い毛皮になり。
 R-18をギリ避ける感じに。

「おおお……」

 妖魔獣化した阿比須真理愛は自分の身体を見つめる。
 その手や、尾や脚を。
 そして自分の変化を自覚し、嗤った。

 ……嗤って、言った。

「これなら……勝てる。あの方にも……!」

 ……あの方?

 阿比須真理愛の言葉に引っ掛かる。
 だけど

 今はそんなことを気にしている場合じゃない!

「ウワーッ! 化け物だーッ!」

「助けてーッ!」

 ここにいるのは、悪党の最期の姿を笑いに来た普通の人たち……!
 ただ公開処刑を楽しみにやって来た罪も無い人たち!
 この人たちを護らないと!

 私は六道ホンを取り出し

「春香ちゃん! 変身だよ!」

 呼び掛けた。
 すると春香ちゃんも六道ホンを取り出して

「うん! 分かった! 花蓮ちゃん!」

 そして2人同時に六道ホンをパカと開け、それぞれ変身コードを親指でキー入力する。

『Standing by』

 そして2人同時、六道ホンを高く掲げながら叫んだ。

「変身! 六道シックスプリンセス!」

『Complete』

 光の中、私たちは六道シックスプリンセスの姿に変身する。

 私はヘソ出しルックの黒い六道シックスプリンセス。
 活動的な六道シックスプリンセス。

 春香ちゃんはフリフリ衣装の白灰色の六道シックスプリンセス。
 可憐な女の子女の子している六道シックスプリンセス。

「地獄の使者! ヘルプリンセス!」

「畜生の化身! ビーストプリンセス!」

 変身時のお約束として、私たちは名乗って見得切りをし。

 私たちは阿比須真理愛妖魔獣に向かって突っ込んでいった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

チート無しっ!?黒髪の少女の異世界冒険記

ノン・タロー
ファンタジー
 ごく普通の女子高生である「武久 佳奈」は、通学途中に突然異世界へと飛ばされてしまう。  これは何の特殊な能力もチートなスキルも持たない、ただごく普通の女子高生が、自力で会得した魔法やスキルを駆使し、元の世界へと帰る方法を探すべく見ず知らずの異世界で様々な人々や、様々な仲間たちとの出会いと別れを繰り返し、成長していく記録である……。 設定 この世界は人間、エルフ、妖怪、獣人、ドワーフ、魔物等が共存する世界となっています。 その為か男性だけでなく、女性も性に対する抵抗がわりと低くなっております。

【完結】無能と婚約破棄された令嬢、辺境で最強魔導士として覚醒しました

東野あさひ
ファンタジー
無能の烙印、婚約破棄、そして辺境追放――。でもそれ、全部“勘違い”でした。 王国随一の名門貴族令嬢ノクティア・エルヴァーンは、魔力がないと断定され、婚約を破棄されて辺境へと追放された。 だが、誰も知らなかった――彼女が「古代魔術」の適性を持つ唯一の魔導士であることを。 行き着いた先は魔物の脅威に晒されるグランツ砦。 冷徹な司令官カイラスとの出会いをきっかけに、彼女の眠っていた力が次第に目を覚まし始める。 無能令嬢と嘲笑された少女が、辺境で覚醒し、最強へと駆け上がる――! 王都の者たちよ、見ていなさい。今度は私が、あなたたちを見下ろす番です。 これは、“追放令嬢”が辺境から世界を変える、痛快ざまぁ×覚醒ファンタジー。

人見知りと悪役令嬢がフェードアウトしたら

渡里あずま
恋愛
転生先は、乙女ゲーの「悪役」ポジション!? このまま、謀殺とか絶対に嫌なので、絶望中のルームメイト(魂)連れて、修道院へ遁走!! 前世(現代)の智慧で、快適生活目指します♡ 「この娘は、私が幸せにしなくちゃ!!」 ※※※ 現代の知識を持つ主人公と、異世界の幼女がルームシェア状態で生きていく話です。ざまぁなし。 今年、ダウンロード販売を考えているのでタイトル変更しました!(旧題:人見知りな私が、悪役令嬢? しかも気づかずフェードアウトしたら、今度は聖女と呼ばれています!)そして、第三章開始しました! ※重複投稿作品※ 表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
 女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!  HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。  跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。 「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」  最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

再会した幼馴染は××オタクになっていました。

星空永遠
恋愛
小さい頃から幼なじみの黒炎(こくえん)くんのことが好きな朱里(あかり)。そんな彼は引っ越してしまい、気持ちは伝えられず。しかし、高校で再会することができ、それを喜ぶ朱里だったが、彼は以前とは変わっていて……。 だけど、黒炎くんのお家にお泊りしたり、遊園地では朱里にとっては驚くハプニングが!?二人の距離はどんどん近づいて……。イケメンの幼なじみにドキドキが止まらない!じれったい二人の恋の行方は……? この恋は本気なんです……! 表紙絵=友人作。

我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。

たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。 しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。 そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。 ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。 というか、甘やかされてません? これって、どういうことでしょう? ※後日談は激甘です。  激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。 ※小説家になろう様にも公開させて頂いております。  ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。  タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~

処理中です...