六道プリンセス!~世界一民度の低い町で、人類を守るために闘う魔法少女たち~

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第8章 リベンジ!

第86話 バーサーカープリンセスVSゲヘナプリンセス

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 バーサーカープリンセスはゲヘナプリンセスと斬り合いをしていた。
 双方斬撃を繰り出し、ゲヘナプリンセスは最小限の動きで相手の斬撃を避け。
 バーサーカープリンセスは、斬撃を敢えて受けながら、自分の特殊技能プリンセススキル「プリンセス再生能力」で超回復。
 怯まずに反撃で斬りつける。

 今もそうだった。

 バーサーカープリンセスはゲヘナプリンセスの斬撃を肩で受け。
 その右肩を、その腕を半ばまで斬り落とされた。

 だけど。

 それをみるみる回復させ、一瞬遅れてそこから逆袈裟で斬り上げて行く!

 ゲヘナプリンセスは驚愕したのか、大きく跳び退いてそれを躱した。

「……なんと。そこまで斬られても……驚いたぞ」

「初代様、流石ですね」

 不敵な笑み。
 バーサーカープリンセス・阿修羅咲。
 当代の阿比須族滅流継承者。

 ……なんとも。
 流石というかなんというか。

「面白いではないか……もっと我を愉しませるのじゃ!」

 ゲヘナプリンセスは刀を正眼に構え、震えるような興奮が籠った声でそう言った。



 そしてデウスプリンセス、ヒューマンプリンセスは。
 
「くっ、バーサーカープリンセスの邪魔はさせない!」

 萬田君……グラトニープリンセスを叩いていた。

 鞭で。

「アカン。ゾクゾクする……」

「ヒューマンプリンセス、しっかりするのよ」

 ……2人して、バーサーカープリンセスの邪魔をさせないと仁王立ちしているグラトニープリンセスに鞭を浴びせてる。
 2人とも、落雷やかまいたちを起こす能力や、近代兵器を錬成して攻撃する能力を持っているのに。

 2人とも、黒い革の鞭をもって、グラトニープリンセスのエッチな太ももや、開いた胸元を執拗に叩いていた。
 そこに刻まれる赤い跡。

 ……2人とも、やめられないんだ。
 彼女たちの目を見たら分かってしまった。

 ……グラトニープリンセスがあまりにも可愛いオトコノコだから。

 そりゃま、鞭が作れるなら叩かずにはいられないよね。

 ……萬田君。
 恋人のために身体を張る彼に、私はオトコノコを感じて感銘を受けた。

 そのとき

「プリンセスヘルクライ!」

 ゲヘナプリンセスの特殊技能プリンセススキルの発動。

 彼女の声帯を通したゲヘナの力が、音波に破壊的威力を付加し、道路のアスファルトを吹き飛ばし、抉り散らす。
 前に春香ちゃん相手にやったときとは比較にならない威力。
 本気のプリンセスヘルクライ。

 バーサーカープリンセスはこれは受け止めきれないと判断し、地を蹴り横に逃げるが、遅すぎた。

 プリンセスヘルクライの効果範囲から逃れきれなかったバーサーカープリンセスの左腕が破裂して吹き飛んだ!

 バーサーカープリンセスはそれを意に介さず、再生しようとするが……

 それが一瞬の隙になる。

 ゲヘナプリンセスは踏み込み、脇構えから必殺の胴薙ぎを繰り出した。

「阿比須族滅流! 腰斬!」

 その一刀はバーサーカープリンセスの胴を切断し、上半身と下半身を泣き別れにさせた。

 そして

 宙を舞ったバーサーカープリンセスの上半身を、ゲヘナプリンセスは首で掴んで宙吊りにし、宣言する。

「……勝負ありじゃ」

 残虐な狂笑を浮かべつつ。

「咲ーッ!」

 恋人の惨状に、グラトニープリンセスの悲痛な叫び。
 バーサーカープリンセスには超再生能力があるから、このくらいは致命傷では無いけど……

 もはやここからの巻き返しは不可能。
 それは誰が見ても明らかだった。

 だから……

「……そこまでよゲヘナプリンセス!」

「今度はお姉ちゃんがあなたをワカらせるよ!」

 私たちはそれぞれの六道ホンを構えつつ進み出る。

 修行の成果、見せてあげるよ!
 優子!
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