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第9話
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ここはセリビア公爵邸の一室――
「ル、ルイーザ……、本当にこれを僕が着なきゃいけないの?」
レオンは女の子用のワンピースを握りしめ、困惑していた。
「そうよ。だって、平民の男の子の服までは、調達出来なかったんだもの」
ラニアに平民の女の子の服を着てみたいと言って、用意してもらった平民の女の子のワンピース。今日はこれを着て、王都に出掛ける。レオン用にはもちろん長い黒髪のカツラも用意した。
「さ、早速着替えましょう!」
レオンは何処か納得いっていないような顔だったが、渋々女の子用のワンピースを着てくれた。
「わあ!レオン似合う!すっごく可愛い!」
ワンピースを着て、長い髪のカツラを被ったレオンは美少女に変身していた。
「……嬉しくない」
と仏頂面になってしまったレオンに、私はクスリと笑みを溢すとレオンの手を取った。
「じゃあ、準備は出来たからこっちに来て」
私はレオンの手を引いて、人気のない場所を通りながら屋敷を囲む塀のそばにきた。
「じゃあ、この塀を超えるわよ」
「え!?こんな高い塀登れないよ!」
身長の倍以上ある高さの塀を前にレオンは言った。
「もちろん、登れないわよ。でもムブルに乗ったら簡単でしょう?」
「あ!そうか!」
王宮では監視が厳しいし、ムブルに乗るのは禁止されているが、この公爵邸の屋敷なら監視の目も緩くなる。もちろん、見つからないように細心の注意は払うけれど。
レオンが指笛を吹くとムブルが遠くの空からやって来て、私達の前に降り立った。
「ムブル!久しぶりね!」
私がムブルの顔に抱きつくとムブルも「グルルル」と鳴き声で返してくれる。
「ムブルも会いたかったって」
それをレオンが訳して伝えてくれた。
「グルグルー」
とさらにムブルが何か言うと
「な!?うるさいな!」
とレオンは怒ってムブルから顔を逸した。
「ムブル、何だって?」
「ルイーザは知らなくていいから!」
とレオンは怒って言うと、私の手を取ってムブルの背に乗せる。そして、自分も跨がって私達は塀を軽々と超えると、王都へ向かった――
◇
王都の商店通りを歩くと、次々と声を掛けられる。
「お!そこの可愛いお嬢さん達、アクセサリー買っていかないか?」
「いやいや、うちの服はどう?こんなに可愛いお嬢さん達なら、うちの服を着ただけでモテモテになれるよ!」
「それなら、うちの店で髪をセットしていきなよ!絶対もっと可愛くなるから!」
そして、みんな口を揃えて言うのが……
『特に黒髪の女の子!君、すっごく可愛いね!うちのモデルやらない!?』
そんな店員の勢いに、レオンは私の後ろに隠れて怯えていた。
「なに、あいつら……、平民の男は男でもナンパしてくるの?」
と私の後ろに隠れながら小声で話す。
「いや、みんなレオンは女の子だって思ってるから」
「私達、急いでるからごめんなさい」
と言ってレオンの手を引いて、商店通りを抜けていく。
うーん。思っていた以上にレオンの美少女ぶりが目立っちゃってるな。
帽子を買わなきゃいけないかしら?
すると美味しそうな匂いがして足を止めた。
「ねえ、レオン。いい匂いしない?」
「うん。何だろう?」
見ると露店で串肉を焼いていたのだ。
「わあ!美味しそう!」
「ほ、本当だ……」
するとレオンは引き寄せられるように、露店に行くと
「これ食べていい?」
と聞いていた。
「いいよ。300ルピーね!」
と店主のおばさんがにこやかに手を出した。
「ん?」
レオンはおばさんの手とおばさんの顔を交互に見て、訳がわからないという顔をする。
「ハハッ、ごめんなさい。今、持ち合わせがないので、後で買いに来ますね!」
とルイーザが間に入って、レオンの手を引いてその場を去った。
「え?ルイーザ?あのお肉食べたいんじゃなかったの?」
「そうだけど、お金がないと買えないでしょう?」
「そうなの!?」
「そうよ。何か欲しいものがある時は、対価としてお金を払うの」
「へえ……」
「王都の人達……、いいえ、この国の人達は皆、お金を稼いで、またそのお金で自分が欲しいものを買って生活しているのよ」
「そうなんだ……」
レオンは不思議そうに私の話を聞いていた。
私がレオンを王都に連れ出したのは、レオンの助けになってくれる人がいれば良いなと思ったのもあるが、それだけではなく、レオンにこの国には……、この世界にはたくさんの人が生活している事を知って欲しかったからだ。
もし私がレオンの闇落ちを回避できなくて、悪の帝王になってしまったとしても、世界にはたくさんの人が居るって事を知っていたら、世界を手に入れようなんて事は辞めてくれるかもしれないから……。
そして、私は商店通りを抜けて、ラニアが危険だと言っていた西区の近くにある質屋へとやって来た。
屋敷の出入りの商人のおじさんに教えてもらっていた質屋だ。ここは、何でも換金してくれ、客の素性を詳しく聞いてくる事もないと聞いた……。そう例えば、貴族が宝石を持っていっても、誰が、なぜそれを売りにきたのか詮索したりしないって事……。
「すみませーん」
少し、埃っぽい店内に足を踏み入れると、薄暗い店の奥には、気の良さそうなおじさんがカウンターの前に座っていた。
「おや、これは珍しい。可愛らしいお客さんですな」
「このペンダントを換金して欲しいんです」
私は自分の宝石箱の中から、1番安そうなペンダントを選んで持ってきていた。
「え!?ルイーザ!?」
と驚いたレオンに私は自分の唇に人差し指を立ててシーと言うと、店主に聞こえないように小声で言った。
「だってお金がないと何もできないでしょ?」
「だったら言ってくれれば、僕が持ってきたのに!」
「子供の私達に、自由に使えるお金があるの?」
「な、ない……」
レオンがシュンッと肩を落とした所で、店主のおじさんはペンダントの鑑定を終えたようで、ニコニコとこちらを見ていた。
「このペンダントなら1000ルピーだな」
1000ルピー……。いくら、私が持ってた中で1番安そうだからって、そんなわけないでしょ?世間知らずの子供だと思って舐めてるわね。
「ええー、そんなに安いんですか?じゃあ、売るのやめよう……」
と言うと、おじさんは慌てて言った。
「じゃ、じゃあ、特別に2千ルピーにしてあげるよ!」
「分かりました。ここで売るのはやめます!」
と私がペンダントを取ろうとするとおじさんはさらに焦って私の腕を掴んだ!
「じゃあ!5千ルピー!特別大サービスだ!」
大物を逃すまいと必死の店主にルイーザは言った。
「……5万ルピー。じゃなきゃ売らない」
人の良さそうな店主の顔が引くついて崩れた――
5万ルピーでペンダントを換金した私はホクホクした顔で質屋を出てきた。
「さあ、レオンの帽子を買いに行きましょう」
「う、うん……」
しかし、私達はいかにも悪そうな風情の男達に囲まれてしまった。
「お嬢さん達、ちょっと一緒に来てほしいんだが」
頬に傷のある男が、怪しい笑みを浮かべて言う。
ここは、ラニアが危ないって言ってた西区の近く。つけられていたのかもしれないわ。
「レオン、逃げるわよ!」
私はレオンの手を引いて、男達がいる方と反対側の道を走って逃げ出した――
「ル、ルイーザ……、本当にこれを僕が着なきゃいけないの?」
レオンは女の子用のワンピースを握りしめ、困惑していた。
「そうよ。だって、平民の男の子の服までは、調達出来なかったんだもの」
ラニアに平民の女の子の服を着てみたいと言って、用意してもらった平民の女の子のワンピース。今日はこれを着て、王都に出掛ける。レオン用にはもちろん長い黒髪のカツラも用意した。
「さ、早速着替えましょう!」
レオンは何処か納得いっていないような顔だったが、渋々女の子用のワンピースを着てくれた。
「わあ!レオン似合う!すっごく可愛い!」
ワンピースを着て、長い髪のカツラを被ったレオンは美少女に変身していた。
「……嬉しくない」
と仏頂面になってしまったレオンに、私はクスリと笑みを溢すとレオンの手を取った。
「じゃあ、準備は出来たからこっちに来て」
私はレオンの手を引いて、人気のない場所を通りながら屋敷を囲む塀のそばにきた。
「じゃあ、この塀を超えるわよ」
「え!?こんな高い塀登れないよ!」
身長の倍以上ある高さの塀を前にレオンは言った。
「もちろん、登れないわよ。でもムブルに乗ったら簡単でしょう?」
「あ!そうか!」
王宮では監視が厳しいし、ムブルに乗るのは禁止されているが、この公爵邸の屋敷なら監視の目も緩くなる。もちろん、見つからないように細心の注意は払うけれど。
レオンが指笛を吹くとムブルが遠くの空からやって来て、私達の前に降り立った。
「ムブル!久しぶりね!」
私がムブルの顔に抱きつくとムブルも「グルルル」と鳴き声で返してくれる。
「ムブルも会いたかったって」
それをレオンが訳して伝えてくれた。
「グルグルー」
とさらにムブルが何か言うと
「な!?うるさいな!」
とレオンは怒ってムブルから顔を逸した。
「ムブル、何だって?」
「ルイーザは知らなくていいから!」
とレオンは怒って言うと、私の手を取ってムブルの背に乗せる。そして、自分も跨がって私達は塀を軽々と超えると、王都へ向かった――
◇
王都の商店通りを歩くと、次々と声を掛けられる。
「お!そこの可愛いお嬢さん達、アクセサリー買っていかないか?」
「いやいや、うちの服はどう?こんなに可愛いお嬢さん達なら、うちの服を着ただけでモテモテになれるよ!」
「それなら、うちの店で髪をセットしていきなよ!絶対もっと可愛くなるから!」
そして、みんな口を揃えて言うのが……
『特に黒髪の女の子!君、すっごく可愛いね!うちのモデルやらない!?』
そんな店員の勢いに、レオンは私の後ろに隠れて怯えていた。
「なに、あいつら……、平民の男は男でもナンパしてくるの?」
と私の後ろに隠れながら小声で話す。
「いや、みんなレオンは女の子だって思ってるから」
「私達、急いでるからごめんなさい」
と言ってレオンの手を引いて、商店通りを抜けていく。
うーん。思っていた以上にレオンの美少女ぶりが目立っちゃってるな。
帽子を買わなきゃいけないかしら?
すると美味しそうな匂いがして足を止めた。
「ねえ、レオン。いい匂いしない?」
「うん。何だろう?」
見ると露店で串肉を焼いていたのだ。
「わあ!美味しそう!」
「ほ、本当だ……」
するとレオンは引き寄せられるように、露店に行くと
「これ食べていい?」
と聞いていた。
「いいよ。300ルピーね!」
と店主のおばさんがにこやかに手を出した。
「ん?」
レオンはおばさんの手とおばさんの顔を交互に見て、訳がわからないという顔をする。
「ハハッ、ごめんなさい。今、持ち合わせがないので、後で買いに来ますね!」
とルイーザが間に入って、レオンの手を引いてその場を去った。
「え?ルイーザ?あのお肉食べたいんじゃなかったの?」
「そうだけど、お金がないと買えないでしょう?」
「そうなの!?」
「そうよ。何か欲しいものがある時は、対価としてお金を払うの」
「へえ……」
「王都の人達……、いいえ、この国の人達は皆、お金を稼いで、またそのお金で自分が欲しいものを買って生活しているのよ」
「そうなんだ……」
レオンは不思議そうに私の話を聞いていた。
私がレオンを王都に連れ出したのは、レオンの助けになってくれる人がいれば良いなと思ったのもあるが、それだけではなく、レオンにこの国には……、この世界にはたくさんの人が生活している事を知って欲しかったからだ。
もし私がレオンの闇落ちを回避できなくて、悪の帝王になってしまったとしても、世界にはたくさんの人が居るって事を知っていたら、世界を手に入れようなんて事は辞めてくれるかもしれないから……。
そして、私は商店通りを抜けて、ラニアが危険だと言っていた西区の近くにある質屋へとやって来た。
屋敷の出入りの商人のおじさんに教えてもらっていた質屋だ。ここは、何でも換金してくれ、客の素性を詳しく聞いてくる事もないと聞いた……。そう例えば、貴族が宝石を持っていっても、誰が、なぜそれを売りにきたのか詮索したりしないって事……。
「すみませーん」
少し、埃っぽい店内に足を踏み入れると、薄暗い店の奥には、気の良さそうなおじさんがカウンターの前に座っていた。
「おや、これは珍しい。可愛らしいお客さんですな」
「このペンダントを換金して欲しいんです」
私は自分の宝石箱の中から、1番安そうなペンダントを選んで持ってきていた。
「え!?ルイーザ!?」
と驚いたレオンに私は自分の唇に人差し指を立ててシーと言うと、店主に聞こえないように小声で言った。
「だってお金がないと何もできないでしょ?」
「だったら言ってくれれば、僕が持ってきたのに!」
「子供の私達に、自由に使えるお金があるの?」
「な、ない……」
レオンがシュンッと肩を落とした所で、店主のおじさんはペンダントの鑑定を終えたようで、ニコニコとこちらを見ていた。
「このペンダントなら1000ルピーだな」
1000ルピー……。いくら、私が持ってた中で1番安そうだからって、そんなわけないでしょ?世間知らずの子供だと思って舐めてるわね。
「ええー、そんなに安いんですか?じゃあ、売るのやめよう……」
と言うと、おじさんは慌てて言った。
「じゃ、じゃあ、特別に2千ルピーにしてあげるよ!」
「分かりました。ここで売るのはやめます!」
と私がペンダントを取ろうとするとおじさんはさらに焦って私の腕を掴んだ!
「じゃあ!5千ルピー!特別大サービスだ!」
大物を逃すまいと必死の店主にルイーザは言った。
「……5万ルピー。じゃなきゃ売らない」
人の良さそうな店主の顔が引くついて崩れた――
5万ルピーでペンダントを換金した私はホクホクした顔で質屋を出てきた。
「さあ、レオンの帽子を買いに行きましょう」
「う、うん……」
しかし、私達はいかにも悪そうな風情の男達に囲まれてしまった。
「お嬢さん達、ちょっと一緒に来てほしいんだが」
頬に傷のある男が、怪しい笑みを浮かべて言う。
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