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深海を思い浮かべるような深い蒼色の瞳。
新緑のような鮮やかな緑色の髪に、透き通るような白い肌。
瞳がくりっと大きくて、唇なんて、うっすらピンク色の、とてもキュートな少年が、突然目の前に現れた。
巨大な魚をさげて。。。。。
「○◁×●□⭐︎▲・・・!?!?」
誰でも、不思議な叫び声を上げたくなると思う!に清き一票を!!
少年は、無言で微笑みながら魚を差し出してくれる。
空中に浮いている魚を見上げて、私の思考は一旦停止する。
150cmはあるだろう長くて、何十キロあるんだろうってくらい丸くて大きくて。こちらの世界ではみたことの無い魚。
「これは、君が求めていたお魚だよ」
「私、が?・・・」
「そう、好きなんでしょ?ずっと聞こえてて、考えたんだ。そして、この子にたどり着いた。」
「??」
「美味しいんでしょ。“おにぎり”の定番って、ぼくも食べてみたい。」
ーー!まさか
「うん、それだよ」
本当に?
「そう。」
「え。何で、何も言ってないのにわかるの?」
少年はニコッと微笑んでいる。すると、キッチンの入り口から聞き慣れた声がする。
「リズは顔に全部出てるから・・・」
入り口の壁にもたれながら、腕組みをして、呆れ顔のライトが立っていた。
「あ。え?おはよう、ライト・・・」
昨日の今日で、なんか気まずいけれど、大人ですもの!!
「・・変な音が聞こえたから、それに」
ライトは少年に目を向ける。少年が人差し指を口にあてて、悪戯顔で微笑んでいる。
はぁーーー。とため息をついてライトが頭を抱えているが。私には理由がわからないので、とりあえず、目の前の魚に注視する。
きっと、あれはマグロに似たやつなのか、味はマグロなのよ。
ってことは。きっと、念願のシーチキンが食べれるってことなのよ。問題は、どうさばき、調理するかってやつよ。
私は、前世でも、切り身の魚しか見たことがないし、調理もした事がない。それに、目の前の巨大魚は、生きている!
まずは、、、やらなきゃいけないのよ、ね???
戸惑っていると、少年が近づいてきて
「おでこ。かして?」
「?おでこ??」
「うん、かがんで?」
言われるまま、かがんで、少年と目線を合わす。するとおでこをコツンっと合わせてきて
「目を閉じて、どうしたいのかイメージして?」
私は、シーチキンを切り身の魚をイメージする。
その時、もどかしい気持ちになっているライトくんに、私は気づくことはもちろんなくて。
「うん。わかった。」
少年は少し下がって片手を上に上げる。
「みてて」
光と水が、少年の手のひらに集まって、巨大魚を包み込む。
「そーれっ!」
開いていた手のひらを握り込むと、光と水が一点に集中して弾ける。キラキラと光の滴が舞い降りた中。テーブルの上に、切り身になった巨大魚が現れていた。
すごい!魔法って、便利!!
新緑のような鮮やかな緑色の髪に、透き通るような白い肌。
瞳がくりっと大きくて、唇なんて、うっすらピンク色の、とてもキュートな少年が、突然目の前に現れた。
巨大な魚をさげて。。。。。
「○◁×●□⭐︎▲・・・!?!?」
誰でも、不思議な叫び声を上げたくなると思う!に清き一票を!!
少年は、無言で微笑みながら魚を差し出してくれる。
空中に浮いている魚を見上げて、私の思考は一旦停止する。
150cmはあるだろう長くて、何十キロあるんだろうってくらい丸くて大きくて。こちらの世界ではみたことの無い魚。
「これは、君が求めていたお魚だよ」
「私、が?・・・」
「そう、好きなんでしょ?ずっと聞こえてて、考えたんだ。そして、この子にたどり着いた。」
「??」
「美味しいんでしょ。“おにぎり”の定番って、ぼくも食べてみたい。」
ーー!まさか
「うん、それだよ」
本当に?
「そう。」
「え。何で、何も言ってないのにわかるの?」
少年はニコッと微笑んでいる。すると、キッチンの入り口から聞き慣れた声がする。
「リズは顔に全部出てるから・・・」
入り口の壁にもたれながら、腕組みをして、呆れ顔のライトが立っていた。
「あ。え?おはよう、ライト・・・」
昨日の今日で、なんか気まずいけれど、大人ですもの!!
「・・変な音が聞こえたから、それに」
ライトは少年に目を向ける。少年が人差し指を口にあてて、悪戯顔で微笑んでいる。
はぁーーー。とため息をついてライトが頭を抱えているが。私には理由がわからないので、とりあえず、目の前の魚に注視する。
きっと、あれはマグロに似たやつなのか、味はマグロなのよ。
ってことは。きっと、念願のシーチキンが食べれるってことなのよ。問題は、どうさばき、調理するかってやつよ。
私は、前世でも、切り身の魚しか見たことがないし、調理もした事がない。それに、目の前の巨大魚は、生きている!
まずは、、、やらなきゃいけないのよ、ね???
戸惑っていると、少年が近づいてきて
「おでこ。かして?」
「?おでこ??」
「うん、かがんで?」
言われるまま、かがんで、少年と目線を合わす。するとおでこをコツンっと合わせてきて
「目を閉じて、どうしたいのかイメージして?」
私は、シーチキンを切り身の魚をイメージする。
その時、もどかしい気持ちになっているライトくんに、私は気づくことはもちろんなくて。
「うん。わかった。」
少年は少し下がって片手を上に上げる。
「みてて」
光と水が、少年の手のひらに集まって、巨大魚を包み込む。
「そーれっ!」
開いていた手のひらを握り込むと、光と水が一点に集中して弾ける。キラキラと光の滴が舞い降りた中。テーブルの上に、切り身になった巨大魚が現れていた。
すごい!魔法って、便利!!
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