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ミルクティー
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あぁ、面倒だ・・・・
同窓会は行きたいよ?行きたいけど
なんで平日の夜にやるのかな~
これがせめて土曜日か日曜日だったら、よろこんで参加するのに
「そう言って、去年も、その前の年も参加しなかったじゃない」
「そうだけど…」
「仕事仲間以外と会うのも大事なんだから!気分もリフレッシュするしね」
ゆりの、半ば強引な誘いを断りきれず
ついに今日は同窓会。
というかなんで平日?
まあね、同窓会といっても地元に残っている人が集まるだけらしいから
ただの飲み会みたいな感じなんだろうけど、でも平日はやめようよ!
見て、私のディスク!
大量の書類で埋められてるの!
しかも酒井くんの書類のチェックを全部しないといけないし
間に合うかな、えっと、20時からだっけ?
うぅ、忙しいよぉ…
「中島さん!これでいいですか?」
「あぁ…うん、見せて」
現在19時45分。
すでに疲れてます。
本日2本目の栄養ドリンク飲ませていただきます。
酒井くんからもらった書類に目を通すと同時に
かばんの中に入っている携帯が鳴った
ヤバい、ゆりだ!!
約束してたんだった!一緒に行くって
もう19時50分?あと10分じゃん
やばい、約束してたのは19時30分なのに
怒ってる、絶対に怒ってる!
私にしか見えない、鬼の角を立てて怒っているに違いない!
「ごめん、酒井くん…」
「はい?」
「その書類、明日見るから!今日はお先に失礼します!」
かばんとコートを持って、急いで会社を出る。
もちろん携帯は鳴りっぱなし
急いで会社を出ると、目の前にはやっぱり鬼の形相と、私にしか見えない角を立てて、怒っている親友の姿。
あれ、ここは地獄だったっけ?
「はるかーーーーー!!」
「はい!!」
「社会人の基本は?」
「時間に遅れないことです!」
「わかってるなら遅れるな!急ぐよ!」
よ、よかった!これだけで済んで。
これから出かけるじゃなくて、家で飲むとかだったら
延々と怒られること間違いなしだった!
なんとか、時間ぎりぎりに同窓会の会場に着いた
こんなに走るのは何年ぶりだ?ヒールはいてるのに走るとか
足が痛いよぉ。
でも、ドアを開けると懐かしい顔が勢ぞろい
いや、中には昔の面影ゼロの人もいるけど
地元にいるのに会わないもんな
仕事忙しいし、そんなもんかもね。
「ゆり、久しぶりー!あっはるかだ!!はるか超久しぶりだね!!」
「あ…宮元さん?うわぁ懐かしい!!」
「お!中島じゃん!俺、覚えてる?」
「え…と、佐野くんだ!うわぁちょっとそれ」
「指さすなよぉ!3年前から頭きてて、まだ20代なのに」
さっきまで面倒だなって思っていたけど、やっぱりきて良かったな。
こうして、昔の仲間と会うのってリフレッシュになるな。
ゆりに感謝しよう。
そして今度何か奢ろう。
えっと、それにしてもどこに座ろうか
ギリギリに着たから、席埋まってるし。
「はるか!こっちこっち!」
大きな声を出して手招きをしてくれる人がいる
えっと、誰だろ?
私のこと、名前で呼ぶ男の子って言ったら…
あ…
「真崎くん?」
私の初恋の人
ずっと忘れられなかった人がそこにいた。
心なしか彼の周りがキラキラしていて
まぶしく見える。
「そっ真崎だよ!覚えてた?うれしい!」
「覚えてるよ」
忘れるわけがない!
つい最近も思い出したばかりだし。
「きれいになったな、はるか!」
はぁ!?な、何それ?
不意打ちもいいとこじゃないですか!
私は、ここに真崎くんがきていること自体が、まだ信じられないのに
そんなこといきなり言わないでよ!
真崎くんこそ、11年前と比べて
ずいぶんとかっこよくなられて
でも、その人懐っこさ
全然変わらない
昔と同じだ…
真崎くんは、私の初恋だった。
同じクラスで、人懐っこいからすぐに仲良くなって
よく遊びにも行った。
同じ委員もやった。
モテるのに、私以外の女の子と二人で遊びには行かなくて。
だから、私が特別だと思った。
期待した。
告白ももちろん考えたけど
この関係を壊すのが怖くて、できなかった。
居心地がよかったんだもん、一緒にいると包まれてるみたいで
バレンタインも、渡すのが恥ずかしくて
下駄箱にチョコと、一言だけ書いたメッセージカードだけ入れて終わったんだよね。
うわっ!今から考えてもすっごく乙女!
「はるか?」
「う、ん、何?」
「そうやってボーっとするの昔からだよな?」
「そうかな」
「そうだよ!そんでさよく飲んでたもの口から零してんの!」
「ちょっと!変なこと思い出さないでよ!」
「いっつもミルクティー飲んでたよな?まだ飲んでんの?」
「ま、まあたまには…って真崎くんもミルクティーばっか飲んでたじゃん!」
そうだよ、私もともとミルクティーなんて好きじゃなかった。
甘いじゃない?
私はコーヒーも紅茶もストレートが好きだったし
だけど、真崎くんがミルクティーが好きだって知ったから。
だから、苦手だったけど飲んだんだもん。
最初は、甘ったるくてだめだったけど
これが真崎くんが好きな味なら、私も好きになりたかった。
飲んでいるうちに好きになって
それがうれしくって、真崎くんと味を共有しているみたいで
それ以来、紅茶にはミルク。
今でもそのまま。
そんなこと、真崎くんには分からないよね?
「でも、はるかが来てよかった。俺、同窓会初めてくるんだよね」
「そうなんだ。私も今日が初めて。」
来てよかったのは私のほう
真崎くんが来るって知ってたら、もうちょっときれいな格好をしたのに
仕事着のまま来ちゃったからな、失敗
「なんか、久しぶりに見るけど、はるかキャリアウーマンって感じだな」
「えぇ、そうかな?真崎くんだってスーツじゃん、仕事人って感じじゃん」
「そう?仕事忙しくてこのまま来ちゃったんだよね。着替えてくれば良かった」
「あはは、一緒だね」
「それにしても…あの鈍いはるかが仕事かぁ、ちゃんとできてるのか?」
そ、それを言われると
中学のときは確かにおっとりというか、鈍いというかなんと言うか
あう、言い返せないのが悲しい
けど、仕事はきっちりしてるよ?ここにいる人全員信じられないだろうけど
「そうなのよ!真崎!はるかは仕事ばっかりなのよぉ!なんとかしてやって!」
「ゆり!!ばか!酔ってんの?」
「酔ってないも~ん!」
あほ!それは酔ってる人のセリフですから!
あとで何か奢ろうと思ったけど…はい却下!決定!
たく、変なこと真崎くんに言わないでよ
「ふぅん。ってことは、ちゃんと仕事してるんだな」
「まあね。一応…」
「以外」
と真崎くんはつぶやいて
手にしていたビールをグイッと飲み干した。
真崎くんとは中学から会っていなかったから
ミルクティーを飲む印象しかなくて
お酒を飲む姿ってなんだか新鮮。
やっぱり来てよかった。
私の視線に気が付いた真崎くんが
体をこっちに向ける。
お酒のせいで顔が少し赤くて色っぽくて
見ていられなくて私は少しだけ彼から視線を外す。
「目ぇ逸らすなよ」
「そらしてないし」
なんだよそれ。とカラカラと笑いながら
目の前の料理に箸をのばす。
深く追及されなくてよかった。
「これうまい」
「私にもちょうだい」
「おう、ほら。あそうだ、このあとさ」
「うん?」
「二人で飲みに行かない?」
「…えぇ?」
突然のお誘い、もちろん断る理由もない。
だって、真崎くんと二人っきりで飲みに行く。
そんな絶好のチャンス逃してたまるものか!
「じゃあ、これが終わったらな?」
そういって、真崎くんは立ち上がり他の人の輪に入っていった。
あとでな…あとで…あとになったら…
真崎くんと二人っきり!神様ありがとう!このチャンス私絶対にものにしますから!!
「さぁてと!二次会行くかぁ!!」
会場を出た後、幹事がみんなを連れて、二次会へと繰り出していった。
私と真崎くんは、こっそりその群れから外れる。
ゆりが、こっちを見てにんまり笑っていたから
きっと、明日追求されるだろうな。怖い。
「さて、俺たちも二次会するか」
「うん」
で、つれていかれたのがおしゃれなバー
キ、キラキラしてる、めまいがする。
私が普段飲んでいる安い居酒屋とは大違いです、はい。
さすが真崎くん、おしゃれなところに通ってるんだなぁ。
こんなところで何を頼んでいいのか分からない。
「ビール!生でね!」
なんて、絶対にいえない!
一人で悶々と悩んでいると、目の前に差し出されたのは
アイスミルクティー
え?こんなバーでミルクティー?
「はるか何頼んでいいか分からない顔してたから」
「うぅ、面目ない」
「いや、いいって!はるかにこれを飲ませたくて連れて来たんだし!これ、ミルクティーベースのカクテル」
「カクテルなんだ」
一口飲んだら、うん確かに紅茶の味がした。
ほんのり甘くて、でもやっぱりアルコールが入っているから
大人のミルクティーって感じかな?甘いだけじゃないっていうか。
でも、おいしい!
「気にいった?俺、このカクテル好きでよく飲みに来るんだよね」
「そうなんだぁ」
真崎くん、どうしてこのお店に私を連れてきたんだろう。
連れて来てくれて嬉しいけど、理由が知りたい。
だってお気に入りなんでしょ?そんなの誰にでも教えるものじゃないだろうし…
やばいな、期待してもいいのかな?
今度は、この想いが成就するって
期待してもいいのかな。
同窓会は行きたいよ?行きたいけど
なんで平日の夜にやるのかな~
これがせめて土曜日か日曜日だったら、よろこんで参加するのに
「そう言って、去年も、その前の年も参加しなかったじゃない」
「そうだけど…」
「仕事仲間以外と会うのも大事なんだから!気分もリフレッシュするしね」
ゆりの、半ば強引な誘いを断りきれず
ついに今日は同窓会。
というかなんで平日?
まあね、同窓会といっても地元に残っている人が集まるだけらしいから
ただの飲み会みたいな感じなんだろうけど、でも平日はやめようよ!
見て、私のディスク!
大量の書類で埋められてるの!
しかも酒井くんの書類のチェックを全部しないといけないし
間に合うかな、えっと、20時からだっけ?
うぅ、忙しいよぉ…
「中島さん!これでいいですか?」
「あぁ…うん、見せて」
現在19時45分。
すでに疲れてます。
本日2本目の栄養ドリンク飲ませていただきます。
酒井くんからもらった書類に目を通すと同時に
かばんの中に入っている携帯が鳴った
ヤバい、ゆりだ!!
約束してたんだった!一緒に行くって
もう19時50分?あと10分じゃん
やばい、約束してたのは19時30分なのに
怒ってる、絶対に怒ってる!
私にしか見えない、鬼の角を立てて怒っているに違いない!
「ごめん、酒井くん…」
「はい?」
「その書類、明日見るから!今日はお先に失礼します!」
かばんとコートを持って、急いで会社を出る。
もちろん携帯は鳴りっぱなし
急いで会社を出ると、目の前にはやっぱり鬼の形相と、私にしか見えない角を立てて、怒っている親友の姿。
あれ、ここは地獄だったっけ?
「はるかーーーーー!!」
「はい!!」
「社会人の基本は?」
「時間に遅れないことです!」
「わかってるなら遅れるな!急ぐよ!」
よ、よかった!これだけで済んで。
これから出かけるじゃなくて、家で飲むとかだったら
延々と怒られること間違いなしだった!
なんとか、時間ぎりぎりに同窓会の会場に着いた
こんなに走るのは何年ぶりだ?ヒールはいてるのに走るとか
足が痛いよぉ。
でも、ドアを開けると懐かしい顔が勢ぞろい
いや、中には昔の面影ゼロの人もいるけど
地元にいるのに会わないもんな
仕事忙しいし、そんなもんかもね。
「ゆり、久しぶりー!あっはるかだ!!はるか超久しぶりだね!!」
「あ…宮元さん?うわぁ懐かしい!!」
「お!中島じゃん!俺、覚えてる?」
「え…と、佐野くんだ!うわぁちょっとそれ」
「指さすなよぉ!3年前から頭きてて、まだ20代なのに」
さっきまで面倒だなって思っていたけど、やっぱりきて良かったな。
こうして、昔の仲間と会うのってリフレッシュになるな。
ゆりに感謝しよう。
そして今度何か奢ろう。
えっと、それにしてもどこに座ろうか
ギリギリに着たから、席埋まってるし。
「はるか!こっちこっち!」
大きな声を出して手招きをしてくれる人がいる
えっと、誰だろ?
私のこと、名前で呼ぶ男の子って言ったら…
あ…
「真崎くん?」
私の初恋の人
ずっと忘れられなかった人がそこにいた。
心なしか彼の周りがキラキラしていて
まぶしく見える。
「そっ真崎だよ!覚えてた?うれしい!」
「覚えてるよ」
忘れるわけがない!
つい最近も思い出したばかりだし。
「きれいになったな、はるか!」
はぁ!?な、何それ?
不意打ちもいいとこじゃないですか!
私は、ここに真崎くんがきていること自体が、まだ信じられないのに
そんなこといきなり言わないでよ!
真崎くんこそ、11年前と比べて
ずいぶんとかっこよくなられて
でも、その人懐っこさ
全然変わらない
昔と同じだ…
真崎くんは、私の初恋だった。
同じクラスで、人懐っこいからすぐに仲良くなって
よく遊びにも行った。
同じ委員もやった。
モテるのに、私以外の女の子と二人で遊びには行かなくて。
だから、私が特別だと思った。
期待した。
告白ももちろん考えたけど
この関係を壊すのが怖くて、できなかった。
居心地がよかったんだもん、一緒にいると包まれてるみたいで
バレンタインも、渡すのが恥ずかしくて
下駄箱にチョコと、一言だけ書いたメッセージカードだけ入れて終わったんだよね。
うわっ!今から考えてもすっごく乙女!
「はるか?」
「う、ん、何?」
「そうやってボーっとするの昔からだよな?」
「そうかな」
「そうだよ!そんでさよく飲んでたもの口から零してんの!」
「ちょっと!変なこと思い出さないでよ!」
「いっつもミルクティー飲んでたよな?まだ飲んでんの?」
「ま、まあたまには…って真崎くんもミルクティーばっか飲んでたじゃん!」
そうだよ、私もともとミルクティーなんて好きじゃなかった。
甘いじゃない?
私はコーヒーも紅茶もストレートが好きだったし
だけど、真崎くんがミルクティーが好きだって知ったから。
だから、苦手だったけど飲んだんだもん。
最初は、甘ったるくてだめだったけど
これが真崎くんが好きな味なら、私も好きになりたかった。
飲んでいるうちに好きになって
それがうれしくって、真崎くんと味を共有しているみたいで
それ以来、紅茶にはミルク。
今でもそのまま。
そんなこと、真崎くんには分からないよね?
「でも、はるかが来てよかった。俺、同窓会初めてくるんだよね」
「そうなんだ。私も今日が初めて。」
来てよかったのは私のほう
真崎くんが来るって知ってたら、もうちょっときれいな格好をしたのに
仕事着のまま来ちゃったからな、失敗
「なんか、久しぶりに見るけど、はるかキャリアウーマンって感じだな」
「えぇ、そうかな?真崎くんだってスーツじゃん、仕事人って感じじゃん」
「そう?仕事忙しくてこのまま来ちゃったんだよね。着替えてくれば良かった」
「あはは、一緒だね」
「それにしても…あの鈍いはるかが仕事かぁ、ちゃんとできてるのか?」
そ、それを言われると
中学のときは確かにおっとりというか、鈍いというかなんと言うか
あう、言い返せないのが悲しい
けど、仕事はきっちりしてるよ?ここにいる人全員信じられないだろうけど
「そうなのよ!真崎!はるかは仕事ばっかりなのよぉ!なんとかしてやって!」
「ゆり!!ばか!酔ってんの?」
「酔ってないも~ん!」
あほ!それは酔ってる人のセリフですから!
あとで何か奢ろうと思ったけど…はい却下!決定!
たく、変なこと真崎くんに言わないでよ
「ふぅん。ってことは、ちゃんと仕事してるんだな」
「まあね。一応…」
「以外」
と真崎くんはつぶやいて
手にしていたビールをグイッと飲み干した。
真崎くんとは中学から会っていなかったから
ミルクティーを飲む印象しかなくて
お酒を飲む姿ってなんだか新鮮。
やっぱり来てよかった。
私の視線に気が付いた真崎くんが
体をこっちに向ける。
お酒のせいで顔が少し赤くて色っぽくて
見ていられなくて私は少しだけ彼から視線を外す。
「目ぇ逸らすなよ」
「そらしてないし」
なんだよそれ。とカラカラと笑いながら
目の前の料理に箸をのばす。
深く追及されなくてよかった。
「これうまい」
「私にもちょうだい」
「おう、ほら。あそうだ、このあとさ」
「うん?」
「二人で飲みに行かない?」
「…えぇ?」
突然のお誘い、もちろん断る理由もない。
だって、真崎くんと二人っきりで飲みに行く。
そんな絶好のチャンス逃してたまるものか!
「じゃあ、これが終わったらな?」
そういって、真崎くんは立ち上がり他の人の輪に入っていった。
あとでな…あとで…あとになったら…
真崎くんと二人っきり!神様ありがとう!このチャンス私絶対にものにしますから!!
「さぁてと!二次会行くかぁ!!」
会場を出た後、幹事がみんなを連れて、二次会へと繰り出していった。
私と真崎くんは、こっそりその群れから外れる。
ゆりが、こっちを見てにんまり笑っていたから
きっと、明日追求されるだろうな。怖い。
「さて、俺たちも二次会するか」
「うん」
で、つれていかれたのがおしゃれなバー
キ、キラキラしてる、めまいがする。
私が普段飲んでいる安い居酒屋とは大違いです、はい。
さすが真崎くん、おしゃれなところに通ってるんだなぁ。
こんなところで何を頼んでいいのか分からない。
「ビール!生でね!」
なんて、絶対にいえない!
一人で悶々と悩んでいると、目の前に差し出されたのは
アイスミルクティー
え?こんなバーでミルクティー?
「はるか何頼んでいいか分からない顔してたから」
「うぅ、面目ない」
「いや、いいって!はるかにこれを飲ませたくて連れて来たんだし!これ、ミルクティーベースのカクテル」
「カクテルなんだ」
一口飲んだら、うん確かに紅茶の味がした。
ほんのり甘くて、でもやっぱりアルコールが入っているから
大人のミルクティーって感じかな?甘いだけじゃないっていうか。
でも、おいしい!
「気にいった?俺、このカクテル好きでよく飲みに来るんだよね」
「そうなんだぁ」
真崎くん、どうしてこのお店に私を連れてきたんだろう。
連れて来てくれて嬉しいけど、理由が知りたい。
だってお気に入りなんでしょ?そんなの誰にでも教えるものじゃないだろうし…
やばいな、期待してもいいのかな?
今度は、この想いが成就するって
期待してもいいのかな。
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