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黒魔女と白魔女のワルツ
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踊れ、踊れ…永遠に…!
くるりくるりと少女たちは踊る。
世界が始まるときから、ずっといるそうして踊り続けているのだ。
いつしか、人々は名前を知らない少女たちに呼
び名を付けた。
白い少女には白魔女。黒い少女には黒魔女と。
まるで、おとぎ話の魔法使いや、魔女のようだったからそう付けたのだ。
世界が始まった時、創造主は、世界にはじめに作ったのは、始まりと終わりであった。
それすなわち、生と死であった。
それの象徴として、創り出されたのが白魔女と黒魔女であった。
白魔女が生を。
黒魔女が死を。
踊って踊って世界を廻す。
「たすけて、たすけて、タスケテタスケテタスケテ。」
声が聞こえた。
どこからともなく。
それは声であって声でなかった。
どうしたの?
声なき声で、白魔女は少年に問うた。
「たすけて。どうしても、どうしても、たすけたいんだ。」
少年は、血だらけの少女を胸に抱いていった。
少年も血だらけだった。
どうして?
黒魔女も声なき声で問うた。
「大切なんだ。この世界の何よりもボクにとって大切なんだ。」
ふーん。
わたしたちには、よくわからないけれども。
たすけてあげよう。
さあ、踊ろう。
生と死の踊りを。
もしかしたらたすけられるかも。
これいがのほうほうをわたしたちはしらない。
かけてみるかい?
そういって、白魔女と黒魔女は、少年にいった。
「助かる可能性があるのならば。ボクはなんでもやる…!」
そう。じゃあ、はじめよう。
じゃあおどろうか。
♪生と死の輪は回り続けるよ、いつまでも。
騒げざわめけ生に満ちよ。
終わりは静かに終幕だ。
千年、万年何時までも。
回り続けよいのちの輪。
……
伸びやかにほおらかに。
声なき声が世界に満ちる。
楽しげなその声はその音は、あらゆる生き物を揺さぶった。
なんだかわからないけれど、叫びたいような泣きたいような、恋しいような、怒りたいような、そんな、訳のわからなくて生き物のもてる感情を全部混ぜてぐちゃぐちゃにしたみたいな、そんな感情が、世界を駆け巡った。
「…、ど、したの?な、でないてる、の?」
少年の胸に抱かれた少女は、目を覚ました。
「ど、したの、どしたの、なか、ないで。」
おきたの?
よかったね。
白魔女と黒魔女は、きゃらきゃらと笑った。
少年は、ただただ、白魔女と黒魔女に感謝しながら泣いていた。
「ありがとう…!ありがとう…!」
「あ、なたたちが、おとぎ話の、し、ろまじょと黒魔女な、の?」
たぶんそうだよ。
「な、ら、どうしておど、るの?」
創造主に、いわれたからだよ。
おどることで、世界にはじまりとおわりをもたらせと。
だからおどるの。
いっしょにおどる?
「い、いわ、あたしは、途中で、死んじゃうだろうから。」
そっか。
しかたないね。
じゃあね。
またどこかで。
そういって、白魔女と黒魔女は、姿を消した。
長い、長い時がたった。
彼女たちが創造主によって、造られた時から。
彼女たちは、今も創造主の言葉に、従っている。
踊れ、踊れ…永遠に…!
この世界の神話には、生と死を司る双子の女神がいる。
生の女神は、白く、死の女神は、黒いのだという。
女神たちは、創造主がはじめてこの世界に造ったと言われる存在であるー。
読んで下さりありがとうございます。
しばらく投稿してなくてごめんなさい。
時計の魔女は、近々投稿予定です。
他作品についても次話投稿の意思はありますので何卒…!(投稿する予定ですがまだ、未定です…)
くるりくるりと少女たちは踊る。
世界が始まるときから、ずっといるそうして踊り続けているのだ。
いつしか、人々は名前を知らない少女たちに呼
び名を付けた。
白い少女には白魔女。黒い少女には黒魔女と。
まるで、おとぎ話の魔法使いや、魔女のようだったからそう付けたのだ。
世界が始まった時、創造主は、世界にはじめに作ったのは、始まりと終わりであった。
それすなわち、生と死であった。
それの象徴として、創り出されたのが白魔女と黒魔女であった。
白魔女が生を。
黒魔女が死を。
踊って踊って世界を廻す。
「たすけて、たすけて、タスケテタスケテタスケテ。」
声が聞こえた。
どこからともなく。
それは声であって声でなかった。
どうしたの?
声なき声で、白魔女は少年に問うた。
「たすけて。どうしても、どうしても、たすけたいんだ。」
少年は、血だらけの少女を胸に抱いていった。
少年も血だらけだった。
どうして?
黒魔女も声なき声で問うた。
「大切なんだ。この世界の何よりもボクにとって大切なんだ。」
ふーん。
わたしたちには、よくわからないけれども。
たすけてあげよう。
さあ、踊ろう。
生と死の踊りを。
もしかしたらたすけられるかも。
これいがのほうほうをわたしたちはしらない。
かけてみるかい?
そういって、白魔女と黒魔女は、少年にいった。
「助かる可能性があるのならば。ボクはなんでもやる…!」
そう。じゃあ、はじめよう。
じゃあおどろうか。
♪生と死の輪は回り続けるよ、いつまでも。
騒げざわめけ生に満ちよ。
終わりは静かに終幕だ。
千年、万年何時までも。
回り続けよいのちの輪。
……
伸びやかにほおらかに。
声なき声が世界に満ちる。
楽しげなその声はその音は、あらゆる生き物を揺さぶった。
なんだかわからないけれど、叫びたいような泣きたいような、恋しいような、怒りたいような、そんな、訳のわからなくて生き物のもてる感情を全部混ぜてぐちゃぐちゃにしたみたいな、そんな感情が、世界を駆け巡った。
「…、ど、したの?な、でないてる、の?」
少年の胸に抱かれた少女は、目を覚ました。
「ど、したの、どしたの、なか、ないで。」
おきたの?
よかったね。
白魔女と黒魔女は、きゃらきゃらと笑った。
少年は、ただただ、白魔女と黒魔女に感謝しながら泣いていた。
「ありがとう…!ありがとう…!」
「あ、なたたちが、おとぎ話の、し、ろまじょと黒魔女な、の?」
たぶんそうだよ。
「な、ら、どうしておど、るの?」
創造主に、いわれたからだよ。
おどることで、世界にはじまりとおわりをもたらせと。
だからおどるの。
いっしょにおどる?
「い、いわ、あたしは、途中で、死んじゃうだろうから。」
そっか。
しかたないね。
じゃあね。
またどこかで。
そういって、白魔女と黒魔女は、姿を消した。
長い、長い時がたった。
彼女たちが創造主によって、造られた時から。
彼女たちは、今も創造主の言葉に、従っている。
踊れ、踊れ…永遠に…!
この世界の神話には、生と死を司る双子の女神がいる。
生の女神は、白く、死の女神は、黒いのだという。
女神たちは、創造主がはじめてこの世界に造ったと言われる存在であるー。
読んで下さりありがとうございます。
しばらく投稿してなくてごめんなさい。
時計の魔女は、近々投稿予定です。
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