恋も愛も知りはしないっ！！

はじまりは突然に！？

さーて、どーもこんにちは！
というか初めましてかな！？
初めましてだね！？
あっはっは
テンションやべーなコイツとお思いのそこのあなた！
こんなテンションでもないとやってられないんだよおおっ！
くそがああああっ
口が悪くてごめんなさいね！　とてもじゃないけどあたし、お育ち良くないからね！諦めてね！
目の前の状況から意識をとってもそらしたいので自己紹介でもしましょうか！
あたしは、レーア・クラウト。現在8歳！バリッバリの平民育ち！
なんなら貧民に近かったね！貧乏だったからね！
薬代ってホントにバカにならないんだよね…！
ことの発端はつい先日のことでね！かあさんといっしょに子爵様に引き取られたんだよね！
子爵様はね、かあさんが死んだことにしてたあたしの実の父親だね！
まあよーするにあたしはいわゆる庶子ってやつだね！
グレーゾーンなこともやってたあたしとしては正直今頃なにしてくれとんじゃあああって感じだね！
生き残るためとはいえけっこうヤバめのことをしてた自覚はあるからね！
騎士様にオハナシ聞かれそうなことはやってたかなって！
さて、いきなりだけど！
あたしには前世の記憶があってね！
たぶん学生だったんだ！なんかよくわかんないけど死んじゃってね！
気づいたらレーアだったんだ！
もう話すことないね！どうしようかな！？
あたしはまだ現実逃避してたいんだけどな！？
レーア・クラウト8歳！婚約者ができました☆
…………なんでだあああっ！？
なんでつい最近まで一介の平民だった奴に婚約者ができるのかなあっ！？
お相手は伯爵子息様なんだ☆
まあじでなんでええっ！？
だーれーかーっ！助けてくんない！？
この状況をどうにかしてくんない！？
どうにかしてくれるんだったらあたしに出来ることはなんでもするからあああっ！
「聞いてらっしゃいますか？レーア様」
はいっ！
すみませんっ聞いてなかったです！
「申し訳ございませんわ。良く聞こえませんでしたわ」
流石にそのまんま言えないからねっ
あたしは取り繕うって言葉を知ってるえらい子だからねっ