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第8章 無駄な経費削減編
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訓練所に着くと、水蓮は
「集合!」
とどこからそのような大きな声が出るのかというほどの大声で呼びかけた。
その声を聞き、水蓮の姿を確認した武官達はギョッとしながらもすぐさま水蓮の前に隊を成して集まった。
先頭で佐嶽がものすごく分かりやすく嫌そうな顔をしている。
「…なんで居る、水蓮元隊長」
「馬鹿を正しにな」
水蓮は冷たい目線で佐嶽を見やる。
そして二人の発言で晏寿は一つ勘違いをしていたことに気づいた。
上司と部下と言われて、晏寿は佐嶽の部下に水蓮がいたのだと思っていた。
しかし実際は水蓮の部下が佐嶽だったのた。
上下関係の厳しい武官の中で、元とはいえ水蓮には頭が上がらないようだった。
「刀や武具 といった道具を粗末に扱っていると聞いた。しかも実践ではなく半分以上は鍛錬時に壊しているらしいな。
道具を大事に扱わずにしてどうして国や民を守れようか!以後本来の使い方以外で壊れたものは自分で買うように!費用で落とすことを禁ずる!」
「「「はっ!」」」
凛とした水蓮の声は轟き、晏寿は同じ女であるが水蓮のかっこよさに惚れ惚れしていた。
元上司に言われたことで、佐嶽も応じるほかなかった。
「水蓮さん、ありがとうございました」
「いや、私の時にしっかりと指導しておけばこのようなことにならなかったはずだ。私の不始末でもあるから、気にしないでくれ。今回のことは杜 宗寬に話しておくよ」
「と、そうかんさん…あ!杜補佐ですね!お知り合いですか?」
「おれの父さんだよ!」
夏維の発言で晏寿は今日一番の声量で
「えぇー!?」
と叫んだのだった。
「あれ~おれ、最初に杜 夏維だって名乗んなかった?」
「名乗ってないよ!夏維って名前だけだったから!というか、杜補佐にこんな大きなお子さんがいらっしゃるなんて…」
しかも奥さんは元武官で隊長。息子は母親から武官としての体力を、父親から文官としての脳を受け継いでいた。
「主人はこの子を官吏にしようと教育したが、たしかに知識は吸収するのだが文官は嫌だと言い出してな。ならば武官として育てようと私と鍛錬を始めたがどうやら軍略を立てるほうが向いているらしい」
「それは幾つの時の話ですか?」
「7つだったか?」
「違うよ5つの時だよ。もっと前から二人から地図を使って戦略の立て方教えてもらったり、国の資産強化についての費用の計算を遊びで教えられてたから勉強してるというよりは二人が遊んでくれてると思ってたよ」
「家には関連する書物が溢れてたから、それで文字も覚えたしね~」と軽く話す夏維に晏寿は遺伝の恐ろしさを痛感するのだった。
「集合!」
とどこからそのような大きな声が出るのかというほどの大声で呼びかけた。
その声を聞き、水蓮の姿を確認した武官達はギョッとしながらもすぐさま水蓮の前に隊を成して集まった。
先頭で佐嶽がものすごく分かりやすく嫌そうな顔をしている。
「…なんで居る、水蓮元隊長」
「馬鹿を正しにな」
水蓮は冷たい目線で佐嶽を見やる。
そして二人の発言で晏寿は一つ勘違いをしていたことに気づいた。
上司と部下と言われて、晏寿は佐嶽の部下に水蓮がいたのだと思っていた。
しかし実際は水蓮の部下が佐嶽だったのた。
上下関係の厳しい武官の中で、元とはいえ水蓮には頭が上がらないようだった。
「刀や武具 といった道具を粗末に扱っていると聞いた。しかも実践ではなく半分以上は鍛錬時に壊しているらしいな。
道具を大事に扱わずにしてどうして国や民を守れようか!以後本来の使い方以外で壊れたものは自分で買うように!費用で落とすことを禁ずる!」
「「「はっ!」」」
凛とした水蓮の声は轟き、晏寿は同じ女であるが水蓮のかっこよさに惚れ惚れしていた。
元上司に言われたことで、佐嶽も応じるほかなかった。
「水蓮さん、ありがとうございました」
「いや、私の時にしっかりと指導しておけばこのようなことにならなかったはずだ。私の不始末でもあるから、気にしないでくれ。今回のことは杜 宗寬に話しておくよ」
「と、そうかんさん…あ!杜補佐ですね!お知り合いですか?」
「おれの父さんだよ!」
夏維の発言で晏寿は今日一番の声量で
「えぇー!?」
と叫んだのだった。
「あれ~おれ、最初に杜 夏維だって名乗んなかった?」
「名乗ってないよ!夏維って名前だけだったから!というか、杜補佐にこんな大きなお子さんがいらっしゃるなんて…」
しかも奥さんは元武官で隊長。息子は母親から武官としての体力を、父親から文官としての脳を受け継いでいた。
「主人はこの子を官吏にしようと教育したが、たしかに知識は吸収するのだが文官は嫌だと言い出してな。ならば武官として育てようと私と鍛錬を始めたがどうやら軍略を立てるほうが向いているらしい」
「それは幾つの時の話ですか?」
「7つだったか?」
「違うよ5つの時だよ。もっと前から二人から地図を使って戦略の立て方教えてもらったり、国の資産強化についての費用の計算を遊びで教えられてたから勉強してるというよりは二人が遊んでくれてると思ってたよ」
「家には関連する書物が溢れてたから、それで文字も覚えたしね~」と軽く話す夏維に晏寿は遺伝の恐ろしさを痛感するのだった。
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