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第2章 北楊村編
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子供達の案内で畑に着く。
そこでは数人が土を耕し、種を蒔いていた。
別のところでは稲と思われる植物が植えられている。
晏寿達が来たことで、作業をしていた人達が不快な表情をする。
「何しにきた!年貢はこの間納めただろう!
まだ、とろうってのか!」
いきなり叫ばれたので三人は驚愕し、子供達は怯える。
しかしその子供の中で悠準、悠杏が畑のほうに駆けだす。
「父ちゃん!この人達は悪い人じゃないよ!」
「井戸のお水、綺麗にしてくれたの!」
「悠準、悠杏!?
何やってるんだ、そんな奴らと一緒にいるんじゃない!」
どうやら双子の父親がいたらしく、二人が晏寿達の弁護をする。
なかなか、双子の父親は警戒を解いてくれなかったが渋々納得する。
「聞きたいことがあるんだが」
「なんだ」
仕事を小休止して双子の父、銀悠に景雲が尋ねた。
「先程年貢と言っていたが、ここを統括するのは今日赴任してきた俺達だ。
ここに来る前に前任から引き継ぎのようなことをしたが、困窮具合がひどいために税は取れなかったと聞いた。
なら、お前達は誰に税を納めているんだ?」
「何言ってるんだ?
俺達は国から任命されたっていう役人の奴らに支払ってるんだ」
「だからそれが俺らなんだが…なんかおかしいな」
景雲と銀悠の言っていることがかみ合わず、首をひねる。
けれど、晏寿と秀英も疑問に思っていた事だった。
「その役人とやらにはどうすれば会える?」
秀英が銀悠に尋ねた。
「きっともうすぐ来るだろうよ。奴ら横暴だからな」
「もうすぐ来るってことだから、私達をその人達と間違えたんですね」
「ああ」
晏寿がそう尋ねると、銀悠はそっけなく答えた。
そして三人で寄って話しあった。
「これは早く大臣に報告したほうがいいな」
「ああ。ここからは報告書は送れないが、隣の村ならなんとかなるはずだ」
「でも、どうしてここの前任はこんな事態を放っておいたのかしら」
晏寿が疑問を漏らすと、秀英が答えた。
「管轄が今回から、李大臣の部署になったらしい。それまでは氾大臣の部署だった」
「ああ、氾大臣のところは俺が言うのも何だが
いい加減だからな」
秀英の言葉に景雲も同意する。
二人の意見を聞いて晏寿も思うところがあった。
「そういえば、引き継ぎもすごく適当だったかも」
先日行った引き継ぎも資料がばらばらだったり、欠落が多かったりした。
三人は驚いたものの、新人ということで意見を言うことはできなかったのだ。
「晏寿、どんな相手が来るかわからないから危険だ。隠れて様子を伺って報告書を書いてくれ」
「わかった。二人は?」
「俺と秀英で話してみる。
万一乱闘になってしまっても、一応武芸は習っているから自分の身は守れるが誰かを守りながらは難しいからな」
景雲の珍しくも全うな意見を聞いて、晏寿は納得するしかなかった。
晏寿は武芸は習ってはいない。
だから、足手まといになるくらいなら隠れて報告書の情報を集めるほうが適切だと思った。
そうして三人で意見をまとめて、それぞれの持ち場につくことにした。
そこでは数人が土を耕し、種を蒔いていた。
別のところでは稲と思われる植物が植えられている。
晏寿達が来たことで、作業をしていた人達が不快な表情をする。
「何しにきた!年貢はこの間納めただろう!
まだ、とろうってのか!」
いきなり叫ばれたので三人は驚愕し、子供達は怯える。
しかしその子供の中で悠準、悠杏が畑のほうに駆けだす。
「父ちゃん!この人達は悪い人じゃないよ!」
「井戸のお水、綺麗にしてくれたの!」
「悠準、悠杏!?
何やってるんだ、そんな奴らと一緒にいるんじゃない!」
どうやら双子の父親がいたらしく、二人が晏寿達の弁護をする。
なかなか、双子の父親は警戒を解いてくれなかったが渋々納得する。
「聞きたいことがあるんだが」
「なんだ」
仕事を小休止して双子の父、銀悠に景雲が尋ねた。
「先程年貢と言っていたが、ここを統括するのは今日赴任してきた俺達だ。
ここに来る前に前任から引き継ぎのようなことをしたが、困窮具合がひどいために税は取れなかったと聞いた。
なら、お前達は誰に税を納めているんだ?」
「何言ってるんだ?
俺達は国から任命されたっていう役人の奴らに支払ってるんだ」
「だからそれが俺らなんだが…なんかおかしいな」
景雲と銀悠の言っていることがかみ合わず、首をひねる。
けれど、晏寿と秀英も疑問に思っていた事だった。
「その役人とやらにはどうすれば会える?」
秀英が銀悠に尋ねた。
「きっともうすぐ来るだろうよ。奴ら横暴だからな」
「もうすぐ来るってことだから、私達をその人達と間違えたんですね」
「ああ」
晏寿がそう尋ねると、銀悠はそっけなく答えた。
そして三人で寄って話しあった。
「これは早く大臣に報告したほうがいいな」
「ああ。ここからは報告書は送れないが、隣の村ならなんとかなるはずだ」
「でも、どうしてここの前任はこんな事態を放っておいたのかしら」
晏寿が疑問を漏らすと、秀英が答えた。
「管轄が今回から、李大臣の部署になったらしい。それまでは氾大臣の部署だった」
「ああ、氾大臣のところは俺が言うのも何だが
いい加減だからな」
秀英の言葉に景雲も同意する。
二人の意見を聞いて晏寿も思うところがあった。
「そういえば、引き継ぎもすごく適当だったかも」
先日行った引き継ぎも資料がばらばらだったり、欠落が多かったりした。
三人は驚いたものの、新人ということで意見を言うことはできなかったのだ。
「晏寿、どんな相手が来るかわからないから危険だ。隠れて様子を伺って報告書を書いてくれ」
「わかった。二人は?」
「俺と秀英で話してみる。
万一乱闘になってしまっても、一応武芸は習っているから自分の身は守れるが誰かを守りながらは難しいからな」
景雲の珍しくも全うな意見を聞いて、晏寿は納得するしかなかった。
晏寿は武芸は習ってはいない。
だから、足手まといになるくらいなら隠れて報告書の情報を集めるほうが適切だと思った。
そうして三人で意見をまとめて、それぞれの持ち場につくことにした。
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