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お昼近くになり、俺は冒険者ギルドに来ていた。
それはなぜか?
資金稼ぎです!買い物しすぎて金がない!
今まで貯めた在庫を少しだし資金にしようと思う。
ギルドで掲示板を眺めながら、どの依頼にしようかと考えたが!
受けれる依頼がなかった。俺のランクが低すぎて持っている在庫は高ランク、出せば騒ぎになるものが多い。
どうしようかと悩んでいたら、この前の受付のおじさんが出てきた。
「何だ?坊主以来受けないのか?」
「ランクが足りなくて、買取のみになりそうです。」
俺は頭をかきながら呟く。
「ランクが足りない?買取と言う事は物はあるんだな?」
こくりと答える。
しばらく考えたおじさんは、こっちこいと手招きして奥の部屋に俺を連れて行った。
「ここなら大丈夫だろう!買って欲しいものを出してみろ!」
事情は聞かずに、買い取ってくれるとの事らしい。
しばらくおじさんを見つめた後、袋から出しても大丈夫そうなのをいくつか出していく。
自分のランクの3っつ上までのにしておいた。
それでもじさんは、一度目を見開き俺を見たが無言で査定してくれた。
俺の前には金貨が20枚並べられ、出された書類にサインして終わり。
「坊主!ギルドカード出してくれ。」と一言
言われたとおりにカードを出す。
カードを持って一度外に出たおじさん。再び戻って来た時にこやかに、「ランクアップおめでとう」
と言ってカードを返してくれた。
カードにはCランクと表示されている。思わずおじさんを見た。
Cランクは冒険者の中でも中堅!出した素材はDランクまでのはず?
「坊主まだ素材持ってるな!Bランクのものまで出しちまえ!俺がランクアップしてやれるのはBランクまでだが、
ギルド登録したばかりのお前を一気にBランクには出来ない、だからお前は今日からCランク冒険者だ。」
俺の了承なしにランクアップされてしまった。しかも!素材を持っていることまで確信している。
何者だ!このおっさん!!
『ギルド長です』
久しぶりナビさんが出て簡潔な答えあざーす。
さいですかー!揉め事回避が、揉め事の親分との接触だなんて…………とほほほほげんなり。
してるところじゃないな!何とかし無いと!
「無理です。出せません!」
「出せませんか?ありませんとは言わないんだな!」
唇の端を上げ勝ち誇ったように言うギルド長のおっさん。
悔しいが今は、落ち着いていこう。
「ならいつならその素材出してくれる?」
袋を見ながら俺に問いかけるギルド長!
「信用大事だと思いませんか?トラブルは、ごめんですね!」
「事後承諾のランクアップなんて独りよがりも甚だしい。」
「今すぐGランクに戻してください。」
俺の顔を見て、目を見開きなぜと言うように視線を向けるギルド長
「何故ランクアップを、嫌がるのか理解できない。理由を教えてくれ!」
「地道にランクアップをしている人に示しがつかないですよね、それに俺はトラブルが嫌いです。
ギルドに登録したての子供が2回しか来ていない今、Cランクになった場合、妬みが俺の元にきます。
こんな子供がCランクだと誰が思うんですか?まず、疑います。次に、子供だと言うことで舐められます。
最悪誘拐監禁奴隷落ちのパターンもあり得ます。
それらの予測から今Cランクになるのは、俺にとっては最悪でしかありません。」
「…………………。そうだな、急ぎすぎたかもしれん………………だが、今Cランクになった変更するにはそれなり
の承諾が必要になる……………。ギルドとしては、その袋の中にある素材を早く売ってもらいたいと思っているの
も確かだ。……………」
歯切れの悪い口調で、ギルド長が話す。
「この中に何も入っていないとは思わないんですね。」
ゲンナリして俺が答えるとギルド長が、
「ハンクが言ってた子供が坊主と合致しているんだよ!奴は坊主を探していて丁度話を聞いたら西の森に住ん
でたって言うじゃ無いか?知ってるか?あそこは素材が溢れている場所だ。だが、高ランク冒険者でもチームを
組んで何日も彷徨い、命からがら出てくる場所でもあるくらい危険な場所なんだ!坊主みたいに生きて子供が出
てくる場所では無い!しかもアイテムバック持ってとなると想像できるだろ!」
「坊主は俺から言わせれば歩く金塊だ!」
「……………………………。」
「俺が何を言っても、貴方の考えは変わらないんですね?」
俺は冷ややかにギルド長を見据える。
「!……………………………!!!」
焦るギルド長
「分かりました。それでは俺は冒険者を辞めます。短い間でしたがありがとうございました。」
そう言うと俺は、ギルドカードを粉々に握りつぶした。
ギルドカードの紛失や破損は再発行可能だが粉砕は、登録取り消しになると以前の講習で教わった。
まず、ギルドカードの粉砕はギルドの機械で行う為容易にできる者では無い俺はそれをやって退けた。
粉々になったギルドカードを見たギルド長が言葉を発する前に、素材を売った金貨を袋に入れ部屋を後にする。
残されたギルド長は、「はーーーーーーーーーーーあ?ギルドをやめるーーーーーー?」
と我に返って叫んだがそこには数の姿はなかった。
それはなぜか?
資金稼ぎです!買い物しすぎて金がない!
今まで貯めた在庫を少しだし資金にしようと思う。
ギルドで掲示板を眺めながら、どの依頼にしようかと考えたが!
受けれる依頼がなかった。俺のランクが低すぎて持っている在庫は高ランク、出せば騒ぎになるものが多い。
どうしようかと悩んでいたら、この前の受付のおじさんが出てきた。
「何だ?坊主以来受けないのか?」
「ランクが足りなくて、買取のみになりそうです。」
俺は頭をかきながら呟く。
「ランクが足りない?買取と言う事は物はあるんだな?」
こくりと答える。
しばらく考えたおじさんは、こっちこいと手招きして奥の部屋に俺を連れて行った。
「ここなら大丈夫だろう!買って欲しいものを出してみろ!」
事情は聞かずに、買い取ってくれるとの事らしい。
しばらくおじさんを見つめた後、袋から出しても大丈夫そうなのをいくつか出していく。
自分のランクの3っつ上までのにしておいた。
それでもじさんは、一度目を見開き俺を見たが無言で査定してくれた。
俺の前には金貨が20枚並べられ、出された書類にサインして終わり。
「坊主!ギルドカード出してくれ。」と一言
言われたとおりにカードを出す。
カードを持って一度外に出たおじさん。再び戻って来た時にこやかに、「ランクアップおめでとう」
と言ってカードを返してくれた。
カードにはCランクと表示されている。思わずおじさんを見た。
Cランクは冒険者の中でも中堅!出した素材はDランクまでのはず?
「坊主まだ素材持ってるな!Bランクのものまで出しちまえ!俺がランクアップしてやれるのはBランクまでだが、
ギルド登録したばかりのお前を一気にBランクには出来ない、だからお前は今日からCランク冒険者だ。」
俺の了承なしにランクアップされてしまった。しかも!素材を持っていることまで確信している。
何者だ!このおっさん!!
『ギルド長です』
久しぶりナビさんが出て簡潔な答えあざーす。
さいですかー!揉め事回避が、揉め事の親分との接触だなんて…………とほほほほげんなり。
してるところじゃないな!何とかし無いと!
「無理です。出せません!」
「出せませんか?ありませんとは言わないんだな!」
唇の端を上げ勝ち誇ったように言うギルド長のおっさん。
悔しいが今は、落ち着いていこう。
「ならいつならその素材出してくれる?」
袋を見ながら俺に問いかけるギルド長!
「信用大事だと思いませんか?トラブルは、ごめんですね!」
「事後承諾のランクアップなんて独りよがりも甚だしい。」
「今すぐGランクに戻してください。」
俺の顔を見て、目を見開きなぜと言うように視線を向けるギルド長
「何故ランクアップを、嫌がるのか理解できない。理由を教えてくれ!」
「地道にランクアップをしている人に示しがつかないですよね、それに俺はトラブルが嫌いです。
ギルドに登録したての子供が2回しか来ていない今、Cランクになった場合、妬みが俺の元にきます。
こんな子供がCランクだと誰が思うんですか?まず、疑います。次に、子供だと言うことで舐められます。
最悪誘拐監禁奴隷落ちのパターンもあり得ます。
それらの予測から今Cランクになるのは、俺にとっては最悪でしかありません。」
「…………………。そうだな、急ぎすぎたかもしれん………………だが、今Cランクになった変更するにはそれなり
の承諾が必要になる……………。ギルドとしては、その袋の中にある素材を早く売ってもらいたいと思っているの
も確かだ。……………」
歯切れの悪い口調で、ギルド長が話す。
「この中に何も入っていないとは思わないんですね。」
ゲンナリして俺が答えるとギルド長が、
「ハンクが言ってた子供が坊主と合致しているんだよ!奴は坊主を探していて丁度話を聞いたら西の森に住ん
でたって言うじゃ無いか?知ってるか?あそこは素材が溢れている場所だ。だが、高ランク冒険者でもチームを
組んで何日も彷徨い、命からがら出てくる場所でもあるくらい危険な場所なんだ!坊主みたいに生きて子供が出
てくる場所では無い!しかもアイテムバック持ってとなると想像できるだろ!」
「坊主は俺から言わせれば歩く金塊だ!」
「……………………………。」
「俺が何を言っても、貴方の考えは変わらないんですね?」
俺は冷ややかにギルド長を見据える。
「!……………………………!!!」
焦るギルド長
「分かりました。それでは俺は冒険者を辞めます。短い間でしたがありがとうございました。」
そう言うと俺は、ギルドカードを粉々に握りつぶした。
ギルドカードの紛失や破損は再発行可能だが粉砕は、登録取り消しになると以前の講習で教わった。
まず、ギルドカードの粉砕はギルドの機械で行う為容易にできる者では無い俺はそれをやって退けた。
粉々になったギルドカードを見たギルド長が言葉を発する前に、素材を売った金貨を袋に入れ部屋を後にする。
残されたギルド長は、「はーーーーーーーーーーーあ?ギルドをやめるーーーーーー?」
と我に返って叫んだがそこには数の姿はなかった。
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