癒しが欲しい(仮題名)

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第一章    始まりの地

異世界生活十九日目

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「おはようございます。」


異世界生活十九日目の朝が来ました。


本日快晴で清々しい朝です。何時もの様にカーズが横で寝てます。


ハンクは、本日徹夜でお仕事中みたく添い寝に来ていません。


本日も王宮にて、朝食を頂いています。

大変美味しゅうございました。(焼き立てパン最高ですね。)

此処でふと、この世界の事を考えることにしましょう。

カーズに出会ってから気付きました。


文明が、地球の中世ヨーロッパですね、ドレスにコルセットですよ!子供は免除してもらえます。トイレ壺(泣き)


お風呂は有りましたが、どうやら混浴、道理でカーズが、普通に入って来るはずです。


お風呂入るのに湯着が有るんです。初めて着ました。入りづらかったですね。


移動は基本馬車・馬・歩き(馬車は、揺れます。振動有ります。)


ヨーロッパ観光の気分を味わえる日々、石畳と煉瓦味わい深いです。石造のお城、見るだけなら

何の問題も有りません体験する事に関しては、おススメ出来ませんね。


平気で鼠出て来るし、虫も多い、基本土足なので靴履かないと歩けないし夜は蝋燭と松明の灯り雰囲気は

あるんですが、何か出そうで怖いです。

日本人が、綺麗好きと言う事が実感出来ました。(現代文明が恋しい………)


お城の中は美術館、絵や彫刻、壺や鎧なんかも飾ってあり見ていて飽きがきません。


カーズに連れられ色々回りました。


此処入っていいの?と言うところまで😅 (警備仕事してよ。顔パスで良いのかよ!)


此処で、重大発表がありました。何と、カーズセドリア王国の王族でした。


伯爵家に元王の姉が嫁ぎ、中々子が出来かった伯爵夫婦に国王の三男で有るカーズが、養子に入ったそうです。


養子に行ってから伯爵夫婦に子ができ、戻すか戻さないか協議していた所に、ミーリア嬢の暴走。

義理の弟を守る形での兄弟間(仮)婚約だったみたいです。



今私を抱き抱え移動しているのが、第三王子何て!聞いていませんよ!


流されるまま日々が過ぎていき、1ヶ月が経ちました。


ソロソロ、限界です。(自由が私を呼んでいる~)


朝起きて、朝食後王様に面会取次してもらい、話し合いします!


王様執務室ソファーに座り、紅茶を飲む。


本日、カーズはお留守番。


挨拶交わして王様一言「長らく引き止めて済まなかった」と、頭を下げた。

王様謝罪してますね。国王が、簡単に謝っちゃダメでしょ!

何処の馬の骨ともわからない、小娘に!


飲んでるお茶を吹き飛ばす所でしたよ。


この場合どう言った対応が良いのか?分からず。


「謝罪を受け取りました。」とだけ言った。


日本人ならそんな、恐れ多いとか何とか言いそうだが、それすらビックリして出てこなかったよ。


「そう言ってもらえると助かる。こんな身分がある為、公の場では謝罪出来なんだすまんな。」


「して、今日の様向きを聞こうか?」

王様以外とフレンドリーになりましたね。一ヶ月顔合わせていた甲斐があるとゆうもんです。


「ソロソロ私を、自由にして頂きたいのですが?」

私直球勝負です。


ふむ、と少し考える王様。


「スイ嬢は、カーズと一緒に成るのでは無かったのか?」


「?」私は小首を片むっけた。意味わからん。


「後々、カーズと結婚するのでは無いのか?と聞いている。ちなみに、カーズはそのつもりで居るぞ?」

此処で爆弾投下されました。


10歳少女捕まえて、嫁にする?犯罪ですから💢


「イヤイヤあり得ないですから、ロリコンの餌食になるなんて嫌です。」


「今すぐと言うわけでは無い、スイ嬢が成人してからの話し。」王様食い下がる。


「恐れ多いとかと、思いますが、辞退させて頂きます。」

(断れる内に断らないと私の一生が勝手に決められてしまう!)


「だが、スイ嬢とカーズは既に恋人同士で、床を一緒にしていると言うでは無いか?スイ嬢の為にも

今後婚約を正式にして結婚した方が、良いのではないか?

カーズは、今後公爵家を起こしそこの主人に成る。」王様力説


「イヤイヤ、何処の馬の骨かも分からない庶民の子供捕まえて、嫁にする方がカーズの為になりません、

カーズの今後は、支えてくれる貴族のお嬢様から選んで、幸せに添い遂げてもらい。

そこには、私の存在自体邪魔ですので、今日にでも、王宮を出させて頂きます。」


私、束縛回避に全力で頑張ります。


「スイ嬢は、カーズが嫌いかい?」

王様感情出して来たよ。


私「ですから、好き嫌いの問題では無く、私は自由を望みます」


王様「カーズがダメならハンクもいるぞ?いっそ2人ともつけようか?」


私「何ですかその押し売り状態💢自分の息子コッチに押し付けるな!迷惑です。」


王様、「押し付けていつのでは無い、カーズもハンクもスイ嬢に惚れている。何とかしてやりたいのが親の心情」


  「かと言ってスイ嬢のにここまで断られるとは、思ってもみなんだ。そんなに、カーズもカイルも嫌かい?」


私は、ため息ひとつ「10歳の子供相手に恋愛してどうするんですか?歳月と共に人の思いは、それぞれ

変わっていきます。カーズもハンクも私に囚われている様では、今後さぞ心配される事でしょう。」

(ロリコンだったら、年取ったら見向きもされないぞ?)


「私自身の、人生勝ってに決められたくもありませんし。全て自分で決めて行きます。邪魔しないでください。」


王様粘る「お風呂や寝所が一緒だったのだからスイ嬢に傷をつける形になってしまったし、責任を取る形でも

ダメか?」


私、「裸見られたり寝るとこ一緒だったりの、何がきずですか?」

  「私、何処にも傷なんてありませんよ。貴族世界の世間的に見ての傷なんて、一般人には適用されません。

  随分と私舐められたもんですね、責任で結婚押し付けられる位なら不敬罪で首でも跳ねられた方がよっぽど

  サッパリして良いと思いますよ。」

私は、自分の首を手でトントンとやってみせる。

   
  これには、王様顔色変えて謝罪


  「すまない、無理を通そうとした。そこまでの覚悟があるとは思っても身なんだ!」


  本日二回目の謝罪です。

   にっこり笑顔で、「許しません!」


  そこに、王族様御一行入室(外で話聞いてたよね~💢)


   王様顔色悪いです。王妃様王様睨んでます。第一第二王子初めましてですね。珍獣見る目でコッチ見んな💢

 カーズ引っ付くな、ハンク君はなぜ笑ってる?


  にっこり笑顔で、「それでは皆さま、長らくお世話になりました。ご機嫌よ~」


  と退室仕様としたら、止められた。

  これ迄の詫びと、報酬が有るんだとか。


  昼お食べてからと言う事で、ゆっくり最後の晩餐ならぬ、昼食いただきました。


  



   


























































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