癒しが欲しい(仮題名)

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第一章    始まりの地

押し売り?

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辺境伯爵領に着きました。


伯爵邸に直接来たので取り次いで貰おうとしたらカーズが、ズンズン馬車を走らせて邸内に入っていく。

(顔パスですか?門番の意味なくなりますよね?)


私、「カーズ?何処に行くのか聞いても?」


カーズ、「ん?裏の倉庫。」


私、「まだ、伯爵の許可貰ってないんだけど?」


カーズ「問題ない、今収穫期からはずれてるから、倉庫が半分空いてる。

    そこに入れといて領内に売り出せばいい事。」



さらっと言ってくれますね。販路の目処は有るんですかね?


カーズ「大丈夫!各ギルド長呼び出すから今日中には片付くよ。」


不安な顔をしていたのか、カーズが答えてくれた。


それなら「いっそ、倉庫に収めず直接搬入した方がいいのでは?」

カーズ、「まだ陽が高いから、野菜が痛むかもしれないだろ?、倉庫は日陰だから丁度いいんだよ。」

私、「え?痛まないよ?保護魔法かけたもん!」

カーズ「保護魔法って何?」

私、「今の状態をそのまま維持する魔法、知らない?」


カーズ、「…………そんな魔法は聞いた事ないな?………あったら便利だけどなぁ~…………」


     「でも、そんな魔法が在っても人に言ってダメだよ、攫われて奴隷にされて、一生こき使われる

      人生になるからね。」


  え?さらわれ、奴隷?マジですか?……奴隷制度あるんかい?

  自由無いダメ、魔法怖い使えてももう喋りません‼️


私が、口を思わず抑えたのをみて、


カーズは、「スイは大丈夫、攫うことも奴隷にすることも誰も、出来ないから。」


そんなやり取りをしていると倉庫がある所に着いた。


ずらりと並ぶ倉庫は圧巻だった。伯爵家凄いですね。


馬車の荷物を下ろさずそのまま倉庫に入れることができました。


馬と村の人には、倉庫横の休憩所で待って貰い私は、伯爵にガズと共に面会。


伯爵家の応接室に通されたが、私は何故かガーズの膝の上。(何故?)


紅茶を頂きながらクッキーを頂く本日のクッキーは、ブルーベリージャムが乗っていた。


とても美味しいです。料理長に感謝して頂いてます♪


しばらくすると伯爵登場奥様も一緒ですか、そうですか。


奥様そんなニコニコして義息子見ては行けません。この人犯罪者になりますよ?(ロリ好きで…………)


「待たせて申し訳無かった。」と言う伯爵

いえいえ前もってご連絡もせず伺ったのですから待つのは当たり前です。


「野菜が取れたとのことだが?それを売りに来たとのことだがそれで在っているか?」


「はい!ガズ一覧出して伯爵にお見せして?」


ガズが伯爵に一礼し一蘭を出す。


伯爵が一通り目を通して執事にわたす。


執事は、頷き部屋を後にした。ちなみに、執事の名前はジルでした。


「そういえば、開拓民の第一弾が到着した様だがもう畑が出来収穫できるまでになっていたのか?」

伯爵が、疑問を口にする。


「それは、私がやりました。開拓民が来るとのことだったので、せめて衣・食・住くらいは最低限揃え

られればと思いまして設置致しました。また、畑に関しては予想以上の成長で、村民で手分けして収穫しました。」


私が言うと暫く伯爵は思案し一人頷く。


「カーズは村を見たのか?」

との伯爵の問いに、カーズは首お振り

「此方へ向かっている最中にあったので確認しておりません。」


と答える。


「ふむ、それでは、後見として一度スイ子爵の村を見せて頂いてもよろしいかな?」


「?」私は、カーズを見る。


すると、頷いたので「良いですよと答える」


カーズが大丈夫と思ったのなら良いでしょうお見せしますよ、私の村!


「それより伯爵!調整官という方はいつ頃村に来ていただけるのでしょうか?」

次いでなので聴ける時に聴いておこうと言ったら、区部を曲げられた。


「スイ子爵の隣にいるガズが調整官ではないのか?」と伯爵がガズを見る。


「発言してもよろしいでしょうか?」

ガズは、伯爵に許可を求める。


伯爵は頷き先を促すとガズが答える。


「私は、男爵家5男であり家も継げず土地も貰えぬ穀潰しとし家を出ましたので今は平民という扱いです。

スイ子爵領にて開拓民を募集していた為応募した一人の開拓民に過ぎません。

一応最低限教育は受けておりまして、開拓民をまとめる長には着いておりますが、調整官という方とは、一度

もお会いしたことはございません。」


ガズがに教養が有ったのは男爵家だったからなんだ!疑問が一つ解消された。

良い人が、来てくれて私はありがたいけどね!


伯爵、「調整官が開拓民を連れて開拓地に行くのが普通なのだが、手続きに漏れでも有ったか?」


ガーズがここで発言「調整官を任命したものと調整官を頼まれたもの双方調べた方がよろしいですね。」


伯爵頷き、一度部屋を出て行った。


カーズがガズに訪ねた「今回どう言った経緯で開拓民に応募してそれからを知りたいのだが、聴いても良いか。」


ガズ「はい、私は冒険者ギルドで張り紙を見て応募しました。他の者も一緒です。」

   「人数が集まり次第出発との事でしたので、一週間宿で過ごしそれから馬車で開拓村に行きました。

    道案内も無く簡易地図だけを、渡されて皆どうやって行こうと悩んでギルドに相談しましたが、

   どうにも、らちがあかず、私の個人資産で馬と馬車を買い開拓村へ移った次第です。」


?馬も馬車も個人資産で買ったの?それって、買えるだけの資産を持っているって事だよね、

わざわざ、開拓村に来なくても十分暮らせると思うのですが?


「それだけの資産があって何で開拓民に応募したの?」

私は疑問を口にした。


ガズ、少し困った顔で私を見て、「家族の恥なのですが、男爵家を出た私は、冒険者になり運がいい

事にこれまで病気も大きな怪我もなく過ごせてきました。そんな日々がこれからも続くと思っていた

のですが男爵(父)が、私のところに来て、金をせびりましてね…一度だけと思い貸したんですよ。

所が、2度3度と訪ねてくる様になり、全て断りました。

すると今度は、母親が金を貸せと押しかけて来まして、見切りをつけて家も土地も売って出て来

た次第です。

依頼を受けようにも妨害が入り受けられなかったので、張り紙頼りに今回の開拓民募集に偽名を使って

応募した次第です。

ちなみに私の名は、セバスと言います。」


執事きた~!   絶対私の執事になってもらおう!決定ーーーー!(本人の意思無視すんなって、

もちろん確認しますよ帰ったらね。)

テンション高く喜んでしまった。




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お読み頂きありがとうございます。


執事は、セバスチャン!作者の勝手な思い込みで書いてます。

ご不満等あると思いますが何卒お許しください。

















  




































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