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城内を散歩でも? とアドルフ王子とシドルがやってきた。
天井の高い洋風の城内。ゲーム内で見たことがある箇所もあるが、全く見たことがない箇所も多い。それらを見て溜息を吐く。やはりこれは、俺の脳内で起きている現象ではないのだ。
中庭に続く長い通路を歩いていると、向かい側から騎士服を来たラザエルを先頭に数人の騎士が歩いてきた。
ラザエルは俺に気づくと、手を挙げた。
「やぁ! ホツ!」
ラザエルは愛想のいいキャラだ。騎士団長と言うだけあって実力も高い。攻撃力はとても高いが守備力は普通程。
総合的に使えるキャラなので、メインに使ったりする。……ゲーマー心のメモより。
「俺、あれから、ホツが描いてくれた似顔絵、部屋に飾ってるから! 俺ってあんなに格好よく他人から見られていると思うと毎日いい気分でさぁ!」
「……」
「俺、自分でもいい男だとは思っていたけど、周りの反応イマイチでさ。もっとキャーキャー言われたいの。そのための騎士で団長なのにさ」
ラザエルはナルシストキャラだ。特別強いし、顔も整っている。だが、まぁ、自分好きアピールが少々ウザい。
「でも、ようやく俺の魅力に気づいてくれる人がいた。ホツ、俺と結婚しようか」
「しません」
「!!」
なんか、ゲームの中よりもウザったい奴だな。
だから、モテないんだよ。ナルシストっていうのは、そもそもあんまりモテないぞ?
「うん? じゃ僕にする~?」
ニヤリと笑ったシドル。いや、一番好感度上がってないキャラにそんな事言われても企まれているとしか思えない。
この話題なんか変えてほしくて横にいるアドルフ王子を見ると顎に手を置いて何やら考えている。
「そうか。その手があったか。君の幸福の為に僕が君を恋人にすればいいのだね!?」
「アドルフ王子まで……興味ないっす」
なんで、乙ゲー展開になってるんだよ。
要らないフラグは即座に折りつつ、ラザエルの恰好を見る。騎士服に微かに汚れが付いている。後ろの騎士達も汚れがあったり少しかすり傷があったりしている。
「……もしかして、魔族と戦っていたんですか?」
なんとなく~、その予感がしたので聞いてみた。
すると、ラザエルが「お?」という顔をする。そして、アドルフ王子と目配せをして、頷いた。
「そうだ。ここ最近、魔族の動きが大きくなってきている。今回街に出てきたのは弱い魔獣であった為、我々だけで簡単に倒す事が出来た」
後ろの騎士達が自慢げにそれに頷いている。
俺は、喉の奥で、「その戦いやめたら」と言いそうになるのを堪えた。
冷静に考えて、まだゲームの始まり程度であろう。ゲームのようにキャラ達のステータス一覧がパッと見られるわけじゃないけれど、ラザエルの装備を見ると初期装備だ。
それに、レーベンが北の塔に幽閉されているのはストーリーの半ばまでだ。
魔族側に、レーベンの存在を知られてしまえば、魔族は必死にレーベンを解放するだろう。
解放される時、彼の力は覚醒し魔王へと進化する。
……ゲームでは破滅を回避出来なかった。それに関して今模索中でもある。
ゲームと違うのは、俺は彼の傍にいられる。かつ、幸運な事にレーベン自身に傍にいることを許可してもらえた。
———……ということは、俺が直接レーベンの破滅フラグを折ればいいのか。
難しいことじゃない……。俺は、今後の展開を知っている。
その展開にならないように小細工するだけ。危ない事もあるかもしれないが……出来ない事はないと思う。
俺は今後の事を考えた。
ラザエル達騎士と別れ、アドルフ王子とシドルと部屋に着いた時に俺は、決心して話した。
「聞いてください。俺、北の塔で魔獣の世話をしたいです」
「っ!? ホツ、何を!?」
「ふーん」
シドルは慌てるアドルフの口を封じ、続きを急かした。
「アドルフ王子、心配してくれてありがとう。でも、この世界で俺の幸せを考えてくれるのなら、あの塔で魔獣の世話係として暮らしたいです」
「ホツは馬鹿なのか! 昨日危ない目にあったばかりだぞ!?」
昨日、危ない目にあったばかりだけど、昨日と今日とでは状況が違う。
俺は、推しに推されている。そして、俺は、破滅から彼を守ってやりたい!
「許可をください」
「ん~? どうして? ホツはあの魔獣のところに行きたがるの? 得体の知れない化け猫でしょ? その上凶暴だ。あの魔獣はね、昔からあの北の塔から出してはいけない存在でもう何百年とあそこで暮らしているんだよ」
化け猫じゃないし。塔の中は暗くて分かりづらいけど美しい魔獣だ。
「ホツ、君はまだ夢だと思っているのかい? 危ないんだぞ!!」
「だから、それでもいいんですって! 彼の世話係になりたいんです!」
根拠もなくやりたいばかり言う俺にアドルフ王子は頷かなかった。
「……流石に、魔獣の世話係は頷けない」
昨日とは違い、シドルさえも許可が下りなかった。
一晩悩んで、嘘の小芝居でもしようかと考えて昨日教えてもらったアドルフ王子の部屋に向かおうとした時だ。
「ホ……ホツ」
アドルフ王子が真っ青な顔をして北の塔の鍵を持ってきた。
「え? どうして?」
「う……。私にもなんだか……。何故だか北の塔の魔獣が君を呼んでいるようだ」
「え? なんか、調子悪そうですね?」
その瞬間、ギュー――――――ゴロゴロ…………とアドルフ王子の腹の下る音がした。
「う! し、失礼するよ!」
キョトンとしている俺に次に来たのはラザエルだ。
「お、俺としたことが……な、内臓から呪われて……しまうとは。う。う……う。ホツ、君の事を北の塔の魔獣が呼んでいる」
「え? ラザエル!? あんたも調子悪いんですか!?」
その瞬間、ぎゅるるるるるるるるるるるうるるぅううううううぅ!!っとラザエルの腹の下る音。
それから、シドル。
「……こ、この僕が…………あんな、奴に……呪われ……き、きみ、早く行け!」
…………なんかよく分からないが。
皆で食にでもあたったのかな?? 生ガキでも食べたのだろうか。
「昨日はあんなに反対していたのに?」
「いいから、行けってば!!!」
シドルが北の塔に指をさして指示する。そして慌ててトイレへ向かっていった。
「……って事があったんです~。俺としては、都合がよかった!」
そうして、俺は、北の塔に来て、レーベンのいる部屋のドアの鍵を開けた。
やっぱり、一昨日のように冷気はない。
部屋の中に入ると、部屋の中は薄暗い為、松明の火を部屋につけることにした。ぼんやりと浮かびあがる大きな黒い猫の形をした魔獣、レーベン。
『やぁ、ホツ』
「レーベン様!」
レーベンは俺を見ると、くるりと俺の周りを回り、俺を包み込むように座った。これは、俺も座るべきだと思って座る。大きくて温かなフワフワが気持ちいい。
俺は、ここに来るまでの経過を報告した。
「反対されていたんですけど、食中毒が起きて、俺に構うどころじゃなくなった? ということなのかな~って勝手に思ってます。レーベン様が呼んでいるとか? 皆口々に言っていましたけど……?」
俺の話を一応聞いているようだが、話の内容には興味がないようだ。それよりも、俺の事を見ている……じっと観察されている。
『私は、君がいつ来るのだろうかと待ち遠しかったかな』
「—————う……」
な、なんか、レーベンったら甘い。
魔獣の癖にやらしいじゃんか~~。
魔獣と人間では種族も形も違うから番だと言われても、どうにかなるもんでもないのに。ドキドキしちゃうわぁ。
きっとそのスペシャルイケボがいけないよな。
「あ、あの三人以外は食中毒なかったみたいですけどね。同じ食堂なのに! きっと、隠れて三人だけで美味しいモノ食べたんでしょうか~~! ははは」
『馬鹿な人間だね』
なぜ、あの三人だけが腹を下す羽目になっているのか。それはあの三人がホツに冗談でも求婚したからである。本当は、食中毒などではなく、このレーベンの仕業である。ホツもうっすらそうではないかと考えつつ、それは自分が塔に来れるようにサポートしてくれたのだと解釈していた。
「レーベン様の身の回りのお世話をさせてもらいます! これから、よろしくお願いします!」
ホツは元気よく挨拶をした。
天井の高い洋風の城内。ゲーム内で見たことがある箇所もあるが、全く見たことがない箇所も多い。それらを見て溜息を吐く。やはりこれは、俺の脳内で起きている現象ではないのだ。
中庭に続く長い通路を歩いていると、向かい側から騎士服を来たラザエルを先頭に数人の騎士が歩いてきた。
ラザエルは俺に気づくと、手を挙げた。
「やぁ! ホツ!」
ラザエルは愛想のいいキャラだ。騎士団長と言うだけあって実力も高い。攻撃力はとても高いが守備力は普通程。
総合的に使えるキャラなので、メインに使ったりする。……ゲーマー心のメモより。
「俺、あれから、ホツが描いてくれた似顔絵、部屋に飾ってるから! 俺ってあんなに格好よく他人から見られていると思うと毎日いい気分でさぁ!」
「……」
「俺、自分でもいい男だとは思っていたけど、周りの反応イマイチでさ。もっとキャーキャー言われたいの。そのための騎士で団長なのにさ」
ラザエルはナルシストキャラだ。特別強いし、顔も整っている。だが、まぁ、自分好きアピールが少々ウザい。
「でも、ようやく俺の魅力に気づいてくれる人がいた。ホツ、俺と結婚しようか」
「しません」
「!!」
なんか、ゲームの中よりもウザったい奴だな。
だから、モテないんだよ。ナルシストっていうのは、そもそもあんまりモテないぞ?
「うん? じゃ僕にする~?」
ニヤリと笑ったシドル。いや、一番好感度上がってないキャラにそんな事言われても企まれているとしか思えない。
この話題なんか変えてほしくて横にいるアドルフ王子を見ると顎に手を置いて何やら考えている。
「そうか。その手があったか。君の幸福の為に僕が君を恋人にすればいいのだね!?」
「アドルフ王子まで……興味ないっす」
なんで、乙ゲー展開になってるんだよ。
要らないフラグは即座に折りつつ、ラザエルの恰好を見る。騎士服に微かに汚れが付いている。後ろの騎士達も汚れがあったり少しかすり傷があったりしている。
「……もしかして、魔族と戦っていたんですか?」
なんとなく~、その予感がしたので聞いてみた。
すると、ラザエルが「お?」という顔をする。そして、アドルフ王子と目配せをして、頷いた。
「そうだ。ここ最近、魔族の動きが大きくなってきている。今回街に出てきたのは弱い魔獣であった為、我々だけで簡単に倒す事が出来た」
後ろの騎士達が自慢げにそれに頷いている。
俺は、喉の奥で、「その戦いやめたら」と言いそうになるのを堪えた。
冷静に考えて、まだゲームの始まり程度であろう。ゲームのようにキャラ達のステータス一覧がパッと見られるわけじゃないけれど、ラザエルの装備を見ると初期装備だ。
それに、レーベンが北の塔に幽閉されているのはストーリーの半ばまでだ。
魔族側に、レーベンの存在を知られてしまえば、魔族は必死にレーベンを解放するだろう。
解放される時、彼の力は覚醒し魔王へと進化する。
……ゲームでは破滅を回避出来なかった。それに関して今模索中でもある。
ゲームと違うのは、俺は彼の傍にいられる。かつ、幸運な事にレーベン自身に傍にいることを許可してもらえた。
———……ということは、俺が直接レーベンの破滅フラグを折ればいいのか。
難しいことじゃない……。俺は、今後の展開を知っている。
その展開にならないように小細工するだけ。危ない事もあるかもしれないが……出来ない事はないと思う。
俺は今後の事を考えた。
ラザエル達騎士と別れ、アドルフ王子とシドルと部屋に着いた時に俺は、決心して話した。
「聞いてください。俺、北の塔で魔獣の世話をしたいです」
「っ!? ホツ、何を!?」
「ふーん」
シドルは慌てるアドルフの口を封じ、続きを急かした。
「アドルフ王子、心配してくれてありがとう。でも、この世界で俺の幸せを考えてくれるのなら、あの塔で魔獣の世話係として暮らしたいです」
「ホツは馬鹿なのか! 昨日危ない目にあったばかりだぞ!?」
昨日、危ない目にあったばかりだけど、昨日と今日とでは状況が違う。
俺は、推しに推されている。そして、俺は、破滅から彼を守ってやりたい!
「許可をください」
「ん~? どうして? ホツはあの魔獣のところに行きたがるの? 得体の知れない化け猫でしょ? その上凶暴だ。あの魔獣はね、昔からあの北の塔から出してはいけない存在でもう何百年とあそこで暮らしているんだよ」
化け猫じゃないし。塔の中は暗くて分かりづらいけど美しい魔獣だ。
「ホツ、君はまだ夢だと思っているのかい? 危ないんだぞ!!」
「だから、それでもいいんですって! 彼の世話係になりたいんです!」
根拠もなくやりたいばかり言う俺にアドルフ王子は頷かなかった。
「……流石に、魔獣の世話係は頷けない」
昨日とは違い、シドルさえも許可が下りなかった。
一晩悩んで、嘘の小芝居でもしようかと考えて昨日教えてもらったアドルフ王子の部屋に向かおうとした時だ。
「ホ……ホツ」
アドルフ王子が真っ青な顔をして北の塔の鍵を持ってきた。
「え? どうして?」
「う……。私にもなんだか……。何故だか北の塔の魔獣が君を呼んでいるようだ」
「え? なんか、調子悪そうですね?」
その瞬間、ギュー――――――ゴロゴロ…………とアドルフ王子の腹の下る音がした。
「う! し、失礼するよ!」
キョトンとしている俺に次に来たのはラザエルだ。
「お、俺としたことが……な、内臓から呪われて……しまうとは。う。う……う。ホツ、君の事を北の塔の魔獣が呼んでいる」
「え? ラザエル!? あんたも調子悪いんですか!?」
その瞬間、ぎゅるるるるるるるるるるるうるるぅううううううぅ!!っとラザエルの腹の下る音。
それから、シドル。
「……こ、この僕が…………あんな、奴に……呪われ……き、きみ、早く行け!」
…………なんかよく分からないが。
皆で食にでもあたったのかな?? 生ガキでも食べたのだろうか。
「昨日はあんなに反対していたのに?」
「いいから、行けってば!!!」
シドルが北の塔に指をさして指示する。そして慌ててトイレへ向かっていった。
「……って事があったんです~。俺としては、都合がよかった!」
そうして、俺は、北の塔に来て、レーベンのいる部屋のドアの鍵を開けた。
やっぱり、一昨日のように冷気はない。
部屋の中に入ると、部屋の中は薄暗い為、松明の火を部屋につけることにした。ぼんやりと浮かびあがる大きな黒い猫の形をした魔獣、レーベン。
『やぁ、ホツ』
「レーベン様!」
レーベンは俺を見ると、くるりと俺の周りを回り、俺を包み込むように座った。これは、俺も座るべきだと思って座る。大きくて温かなフワフワが気持ちいい。
俺は、ここに来るまでの経過を報告した。
「反対されていたんですけど、食中毒が起きて、俺に構うどころじゃなくなった? ということなのかな~って勝手に思ってます。レーベン様が呼んでいるとか? 皆口々に言っていましたけど……?」
俺の話を一応聞いているようだが、話の内容には興味がないようだ。それよりも、俺の事を見ている……じっと観察されている。
『私は、君がいつ来るのだろうかと待ち遠しかったかな』
「—————う……」
な、なんか、レーベンったら甘い。
魔獣の癖にやらしいじゃんか~~。
魔獣と人間では種族も形も違うから番だと言われても、どうにかなるもんでもないのに。ドキドキしちゃうわぁ。
きっとそのスペシャルイケボがいけないよな。
「あ、あの三人以外は食中毒なかったみたいですけどね。同じ食堂なのに! きっと、隠れて三人だけで美味しいモノ食べたんでしょうか~~! ははは」
『馬鹿な人間だね』
なぜ、あの三人だけが腹を下す羽目になっているのか。それはあの三人がホツに冗談でも求婚したからである。本当は、食中毒などではなく、このレーベンの仕業である。ホツもうっすらそうではないかと考えつつ、それは自分が塔に来れるようにサポートしてくれたのだと解釈していた。
「レーベン様の身の回りのお世話をさせてもらいます! これから、よろしくお願いします!」
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