17 / 66
鉱山都市 1
しおりを挟む
用意されていた馬に乗るクリスは、朝靄の中アルフェリアを出発した。
名もなき森を抜け、野宿を繰り返しながら外套を身に纏ったクリスは、草原を軽快に駆け抜ける。
好きな時に休み、気になるものを見つけると足を止める。そんな一人旅も悪くないなと思いながら、クリスは日々を過ごしていた。
草原を抜けると、乾燥地帯に入った。草木は姿を消し、岩や地面が露出する大地が広がる。
日中は気温が極端に上がるので、クリスは汗だくになりながら進んだ。しかし、夜になると気温が急激に下がるので、外套を着ていても寒くて凍えそうになる。
頭上の日差しが刺さる様に感じる中、何でこんなに熱いんだろうなと、額に汗をにじませながら移動していると、前方に見える山の麓から煙が昇っているのが見えた。
こんな辺境の地にあるのは、ドワーフが中心となって築かれた鉱山都市だ。
そこは、鉱物資源の採掘から武器や道具の製造を生業とするドワーフ達が暮らす都市。食料調達のついでに、何か面白い物があるかもしれないと、期待を膨らませたクリスは鉱山都市に入った。
都市の入り口を守る外壁を抜けると、石造りの建物がひしめき合う。まるで迷路の様な街並みは、要塞の中にいる様な雰囲気だ。
子供心がくすぐられ興奮するクリスは、馬を引きながら大通りを歩いていると、交易に訪れている様々な種族とすれ違う。
都市の中で生活するドワーフ達は、男も女も人間の子供ほどの背丈だ。男達は、小さな体に似合わない、筋肉質の屈強な体をしている。それに比べて女達は、豊満で柔らかな体つきをしており、大きな胸を揺らして働いていた。
クリスは宿で馬を預けた後、都市の中を散策を始めた。
店が並ぶ通りは、武器屋に道具屋、武器屋に道具屋、武器屋に道具屋、ほとんど同じ店ばかりじゃないかと、クリスは一人で突っ込みを入れた。
ふと、店の前で商品の手入れをしていたドワーフにクリスは声を掛けられた。
「あんた、冒険者かい? よくそんな軽装で旅が出来るな」、鉄兜を被るドワーフの目は、鋭くただの店主には見えない。太い腕には、幾何学模様の刺青を入れていた。
「そうかな、軽い方が良いだろ。重たい鎧を着ている奴らの方が、理解に苦しむね」、足を止めたクリスは、白い歯を見せ得意げな顔で答えた。
「面白い、兄ちゃんだな。只者には見えないが」と、クリスの腰の剣を指さした。
「ただの剣だけど、興味があるのか?」
「おいおい、ただの剣じゃないだろう。そんな物は、熟練のドワーフだって作れない」
鞘に収まる剣の柄を見ただけで、違いが分かるのだろうかと、クリスは首を傾げた。
「何か知っているのか?」
「ドワーフ族の勇者が持つ聖なるハンマーを持っているからな。神々が作る武具の放つ光彩は、感覚で分かるよ」
「あんた、武器屋で勇者か? そんな兼業は有りなのか?」、クリスは、前のめりになり驚いた。
「有事でもない限り、勇者だけじゃ食っていけないだろ」
「それなら、ギルドに登録すれば良いのに」
「獣の駆除や争いごとは、嫌いなんだよ。そんな事をするくらいなら、武具を作るか道具を作っている方が性に合っている」
「まあ、職業選択は個人の自由だからな。俺はクリス、クリス・アラートだ。アルフェリアから来た」と、握手を求め右手を差し出した。
「儂は、オイゲン・フェルセン。これも何かの縁だ、良かったら胸当てぐらい買い替えないか?」
「そうだなせっかくだから、良い武具があるなら新しく買い替えるけど」
オイゲンは、店の奥から黒い胸当てを出してきた。見た事も無い素材の胸当てに、クリスはどう反応して良いのか分からなくなった。
「それは、黒いけど鋼か?」
「違う、鉄でも無いし鋼でも無い。儂等の知らない鉱物で出来ている」
「えっ、そんな物をどうやって作ったんだよ」
「作っていない。鉱山で偶然見つけた武具だよ、色々と試したけど傷一つ付けられなかった」
漆黒の未知なる武具にクリスは不安になった、「呪いとか無いよな」
「安心しろ、呪いはかかっていない。試しに装備したことがあるから大丈夫だ」
「そんな貴重な物なら、自分の武具に使えば良いのに」
「何故か分からんが、お前さんが持つに相応しいと感じた。金貨十枚で良いよ」
クリスは、恐る恐る怪しく光る黒い胸当てをオイゲンから受け取った。身に付けて見ると、羽の様に軽くいい具合にフィットする。
「似合っているじゃないか、お前さんとは、何故か昔馴染みの様な気がする、今晩付き合え」
「良いけど、上手い料理の店でもあるのか」
「せっかくなんだから、豪快で美味いドワーフ料理の店に連れて行ってやるよ」
「そりゃ、楽しみだ。俺もあんたに興味あるから、今晩、またここに来るよ」
じゃあ後でと、クリスとオイゲンは再び会う約束を交わし別れた。
オイゲンに案内された店は、ドワーフ達で混雑していた。この都市で一番美味い料理を出す評判の良い店だと、宿屋の主人も話していたから間違いないだろう。
「まずは、酒で乾杯だな。良き出会いに」と、クリスとオイゲンは酒が注がれたコップで乾杯した。
料理の注文をオイゲンに任せたクリスは、酒を飲みながら話し始めた。
「なあ、オイゲン。勇者なら女神からの加護を得ているんだろ?」
「儂は、生命の女神モイラ様から加護と武器を与えられた。生まれた時に勇者選定されるから、女神には会った事は無いがな」
「そうだよな、勇者は生まれた時から決まっているもんだよな」
「クリスは、どの女神から加護を得たんだ? 慈愛の女神か?」
「まあ、そんなとこだな」と、薄童意を浮かべ言葉を濁した。
「勇者としてドワーフ族を危機から守る役割を与えられたのだが、そう毎回、危機がある訳では無い。独り身の時は何とでもなったが、家庭を持つと安定した収入が必要になってな。親父の工房を継いで、こうして店をやっている」
「大変だな。勇者としての役割と家族を守る役割の二つを果たさないといけないんだ」
話をするクリスとオイゲンのテーブルの上に豪快な料理が運ばれてきた。
「な、なんだこれは?」
「美味いぞ、ドワーフの作った調理器具と料理人とのコラボで作られた最高の作品だ」
テーブルに並ぶ料理は、全て大皿に盛られている。料理から立ち上がる香りでクリスは、思わず口の中に溢れ出た唾液を飲み込んだ。
乾燥地で栽培される赤豆の煮ものに、トウモロコシの粉で作ったパン。
大鳥(おおとり)をぶつ切りにした豪快な揚げ物。
ビッグボアの香草焼き。
肉の厚みが30センチのビッグホーンのステーキ。
「肉を取り分けるのにナイフが必要だな」
「そんな物、必要ないぞ。騙されたと思ってフォークで切って見ろよ」
ステーキにフォークが触れると、簡単に切れてしまった。
「なんて、柔らかいんだ。どうやったら、こんな風になるんだ!」
「調理器具に秘密がある。高圧力に耐える鍋で肉を下処理してから焼き上げている」と、肉を口に頬張るオイゲンは、得意げに話した。
そう彼らは、圧力鍋を使って肉を柔らかくしていたのだ。
二人で料理を堪能していると、爆発音と共に店が大きく揺れる。店に居た客達がどよめくと、再び振動が起こり店はガタガタと揺れた。
何が起こったのか気になったクリスが店の外に出ると、採掘場から黒煙が昇るのが見える。採掘場は、都市の一番奥にある山の中腹部にあり街中からだと良く見渡せられる。
「何があったんだろうな?」と、クリスは後から出て来たオイゲンに話しかけた。
「まずいな、ゴーレムが出て来たのかも知れない」
「ゴーレム? 岩の塊のバケモンか?」
「魔法で作られたゴーレムとは違う。ここの採掘場から出てくるゴーレムは、表面が滑らかな鋼の様な物で出来た奴が出てくる」
「えっ、そんなゴーレムは見た事も聞いた事も無いぞ」
「そりゃ、そうだろう。アーティファクトで、強力なバケモンだし。いつも逃げられないように、全てここで退治するからな」
「古の産物か、どうする? オイゲン」
「これは、ドワーフの勇者の仕事だな。そうだ、クリス、都市に被害が出る前に倒したいから手伝ってくれるか?」
「もちろん、協力するよ」
二人は、身体強化の魔法を自分自身にかけ採掘場に向かって猛スピードで走り出した。
名もなき森を抜け、野宿を繰り返しながら外套を身に纏ったクリスは、草原を軽快に駆け抜ける。
好きな時に休み、気になるものを見つけると足を止める。そんな一人旅も悪くないなと思いながら、クリスは日々を過ごしていた。
草原を抜けると、乾燥地帯に入った。草木は姿を消し、岩や地面が露出する大地が広がる。
日中は気温が極端に上がるので、クリスは汗だくになりながら進んだ。しかし、夜になると気温が急激に下がるので、外套を着ていても寒くて凍えそうになる。
頭上の日差しが刺さる様に感じる中、何でこんなに熱いんだろうなと、額に汗をにじませながら移動していると、前方に見える山の麓から煙が昇っているのが見えた。
こんな辺境の地にあるのは、ドワーフが中心となって築かれた鉱山都市だ。
そこは、鉱物資源の採掘から武器や道具の製造を生業とするドワーフ達が暮らす都市。食料調達のついでに、何か面白い物があるかもしれないと、期待を膨らませたクリスは鉱山都市に入った。
都市の入り口を守る外壁を抜けると、石造りの建物がひしめき合う。まるで迷路の様な街並みは、要塞の中にいる様な雰囲気だ。
子供心がくすぐられ興奮するクリスは、馬を引きながら大通りを歩いていると、交易に訪れている様々な種族とすれ違う。
都市の中で生活するドワーフ達は、男も女も人間の子供ほどの背丈だ。男達は、小さな体に似合わない、筋肉質の屈強な体をしている。それに比べて女達は、豊満で柔らかな体つきをしており、大きな胸を揺らして働いていた。
クリスは宿で馬を預けた後、都市の中を散策を始めた。
店が並ぶ通りは、武器屋に道具屋、武器屋に道具屋、武器屋に道具屋、ほとんど同じ店ばかりじゃないかと、クリスは一人で突っ込みを入れた。
ふと、店の前で商品の手入れをしていたドワーフにクリスは声を掛けられた。
「あんた、冒険者かい? よくそんな軽装で旅が出来るな」、鉄兜を被るドワーフの目は、鋭くただの店主には見えない。太い腕には、幾何学模様の刺青を入れていた。
「そうかな、軽い方が良いだろ。重たい鎧を着ている奴らの方が、理解に苦しむね」、足を止めたクリスは、白い歯を見せ得意げな顔で答えた。
「面白い、兄ちゃんだな。只者には見えないが」と、クリスの腰の剣を指さした。
「ただの剣だけど、興味があるのか?」
「おいおい、ただの剣じゃないだろう。そんな物は、熟練のドワーフだって作れない」
鞘に収まる剣の柄を見ただけで、違いが分かるのだろうかと、クリスは首を傾げた。
「何か知っているのか?」
「ドワーフ族の勇者が持つ聖なるハンマーを持っているからな。神々が作る武具の放つ光彩は、感覚で分かるよ」
「あんた、武器屋で勇者か? そんな兼業は有りなのか?」、クリスは、前のめりになり驚いた。
「有事でもない限り、勇者だけじゃ食っていけないだろ」
「それなら、ギルドに登録すれば良いのに」
「獣の駆除や争いごとは、嫌いなんだよ。そんな事をするくらいなら、武具を作るか道具を作っている方が性に合っている」
「まあ、職業選択は個人の自由だからな。俺はクリス、クリス・アラートだ。アルフェリアから来た」と、握手を求め右手を差し出した。
「儂は、オイゲン・フェルセン。これも何かの縁だ、良かったら胸当てぐらい買い替えないか?」
「そうだなせっかくだから、良い武具があるなら新しく買い替えるけど」
オイゲンは、店の奥から黒い胸当てを出してきた。見た事も無い素材の胸当てに、クリスはどう反応して良いのか分からなくなった。
「それは、黒いけど鋼か?」
「違う、鉄でも無いし鋼でも無い。儂等の知らない鉱物で出来ている」
「えっ、そんな物をどうやって作ったんだよ」
「作っていない。鉱山で偶然見つけた武具だよ、色々と試したけど傷一つ付けられなかった」
漆黒の未知なる武具にクリスは不安になった、「呪いとか無いよな」
「安心しろ、呪いはかかっていない。試しに装備したことがあるから大丈夫だ」
「そんな貴重な物なら、自分の武具に使えば良いのに」
「何故か分からんが、お前さんが持つに相応しいと感じた。金貨十枚で良いよ」
クリスは、恐る恐る怪しく光る黒い胸当てをオイゲンから受け取った。身に付けて見ると、羽の様に軽くいい具合にフィットする。
「似合っているじゃないか、お前さんとは、何故か昔馴染みの様な気がする、今晩付き合え」
「良いけど、上手い料理の店でもあるのか」
「せっかくなんだから、豪快で美味いドワーフ料理の店に連れて行ってやるよ」
「そりゃ、楽しみだ。俺もあんたに興味あるから、今晩、またここに来るよ」
じゃあ後でと、クリスとオイゲンは再び会う約束を交わし別れた。
オイゲンに案内された店は、ドワーフ達で混雑していた。この都市で一番美味い料理を出す評判の良い店だと、宿屋の主人も話していたから間違いないだろう。
「まずは、酒で乾杯だな。良き出会いに」と、クリスとオイゲンは酒が注がれたコップで乾杯した。
料理の注文をオイゲンに任せたクリスは、酒を飲みながら話し始めた。
「なあ、オイゲン。勇者なら女神からの加護を得ているんだろ?」
「儂は、生命の女神モイラ様から加護と武器を与えられた。生まれた時に勇者選定されるから、女神には会った事は無いがな」
「そうだよな、勇者は生まれた時から決まっているもんだよな」
「クリスは、どの女神から加護を得たんだ? 慈愛の女神か?」
「まあ、そんなとこだな」と、薄童意を浮かべ言葉を濁した。
「勇者としてドワーフ族を危機から守る役割を与えられたのだが、そう毎回、危機がある訳では無い。独り身の時は何とでもなったが、家庭を持つと安定した収入が必要になってな。親父の工房を継いで、こうして店をやっている」
「大変だな。勇者としての役割と家族を守る役割の二つを果たさないといけないんだ」
話をするクリスとオイゲンのテーブルの上に豪快な料理が運ばれてきた。
「な、なんだこれは?」
「美味いぞ、ドワーフの作った調理器具と料理人とのコラボで作られた最高の作品だ」
テーブルに並ぶ料理は、全て大皿に盛られている。料理から立ち上がる香りでクリスは、思わず口の中に溢れ出た唾液を飲み込んだ。
乾燥地で栽培される赤豆の煮ものに、トウモロコシの粉で作ったパン。
大鳥(おおとり)をぶつ切りにした豪快な揚げ物。
ビッグボアの香草焼き。
肉の厚みが30センチのビッグホーンのステーキ。
「肉を取り分けるのにナイフが必要だな」
「そんな物、必要ないぞ。騙されたと思ってフォークで切って見ろよ」
ステーキにフォークが触れると、簡単に切れてしまった。
「なんて、柔らかいんだ。どうやったら、こんな風になるんだ!」
「調理器具に秘密がある。高圧力に耐える鍋で肉を下処理してから焼き上げている」と、肉を口に頬張るオイゲンは、得意げに話した。
そう彼らは、圧力鍋を使って肉を柔らかくしていたのだ。
二人で料理を堪能していると、爆発音と共に店が大きく揺れる。店に居た客達がどよめくと、再び振動が起こり店はガタガタと揺れた。
何が起こったのか気になったクリスが店の外に出ると、採掘場から黒煙が昇るのが見える。採掘場は、都市の一番奥にある山の中腹部にあり街中からだと良く見渡せられる。
「何があったんだろうな?」と、クリスは後から出て来たオイゲンに話しかけた。
「まずいな、ゴーレムが出て来たのかも知れない」
「ゴーレム? 岩の塊のバケモンか?」
「魔法で作られたゴーレムとは違う。ここの採掘場から出てくるゴーレムは、表面が滑らかな鋼の様な物で出来た奴が出てくる」
「えっ、そんなゴーレムは見た事も聞いた事も無いぞ」
「そりゃ、そうだろう。アーティファクトで、強力なバケモンだし。いつも逃げられないように、全てここで退治するからな」
「古の産物か、どうする? オイゲン」
「これは、ドワーフの勇者の仕事だな。そうだ、クリス、都市に被害が出る前に倒したいから手伝ってくれるか?」
「もちろん、協力するよ」
二人は、身体強化の魔法を自分自身にかけ採掘場に向かって猛スピードで走り出した。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
無一文で追放される悪女に転生したので特技を活かしてお金儲けを始めたら、聖女様と呼ばれるようになりました
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
スーパームーンの美しい夜。仕事帰り、トラックに撥ねらてしまった私。気づけば草の生えた地面の上に倒れていた。目の前に見える城に入れば、盛大なパーティーの真っ最中。目の前にある豪華な食事を口にしていると見知らぬ男性にいきなり名前を呼ばれて、次期王妃候補の資格を失ったことを聞かされた。理由も分からないまま、家に帰宅すると「お前のような恥さらしは今日限り、出ていけ」と追い出されてしまう。途方に暮れる私についてきてくれたのは、私の専属メイドと御者の青年。そこで私は2人を連れて新天地目指して旅立つことにした。無一文だけど大丈夫。私は前世の特技を活かしてお金を稼ぐことが出来るのだから――
※ 他サイトでも投稿中
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる