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魔法使いへの告白
1 魔法使いは驚く
しおりを挟むわたしの名前はジョマ、魔法使いだ。
魔法使いと一口に言っても世界中には色々な人達がいる。わたしは、集めた材料と魔法を使って作る魔法薬が────自分で言うのもなんだが────とても得意な魔法使いであると自負している。
コツコツ頑張って稼いで貯めたお金で小さくとも自分の店を持ったわたしは毎日せっせと自慢の魔法薬を売っている。
今日も今日とて魔法薬の店を開店。さぁ、一日頑張ろうと張り切り始めたまさにその時であった。
「ボクの名前はドゥー。どうか、付き合ってください!」
「…………へ?」
ドラゴンが後ろから追いかけてきたかのような慌てぶりで駆け込んで来た客からの突然の心の叫び。
わたしは、告白という名の愛が詰め込まれたプレゼントを唐突に差し出されてしまったのだ。
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