それは、初めての認識

谷川ベルノー

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それは、初めての認識

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 昔、飼っていたハムスターが死んだ。

 自らが持つ魔力によって、普通のハムスターよりも長生き出来る個体ではあったけれど、元々が短い時しか生きられない存在。
寿命の差は微々たるもの

 死因は病気なのか、それとも人間で言えばおじいちゃんの年齢だったので老衰だったのか。

 当時に原因を解明していなかった今となっては、もう分かることはない。

 何故なら、幼い子供だったわたしにとって、死はただの停止。
 命は消えるのではなく、ただ動いていたものが動かなくなるだけだった。


 だから、これは成長して初めての認識。

 目の前で、愛しい人の命が失われていく瞬間というものは────。

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