【完結】私にだけ当たりの強い騎士様と1メートル以上離れられなくなって絶望中

椿かもめ

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44.大切な人※

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「卑猥な顔だ。まだほとんど触れてもないのに。……可愛いな、ステレ」

 呟いたそのとき、彼の手のひらが腹を伝い、胸元まで伸びてくる。下着は即座に外され、赤く実った乳房が露わになった。彼はその骨ばった指先でくりっと先端をこね上げる。

「……っ」

 突然の刺激に涙目になりながらコルネリウスを睨めば、
片方の口角を上げながら笑う。

「もう固くなってる。こんなに」

「ああっ!」

 空いた手でもう一方の乳頭を擦り、それをぱくりと口に含んだ。ねっとりと嬲るように舌の表面で舐め上げられれば、ざらざらとした感触が肌を粟立てさせる。舌先でこりこりと苛められれば、背中が勝手に弓反りになってしまった。真っ赤に腫れた乳首を満足そうに眺めたコルネリウスは荒っぽい息を吐きながらその手のひらで尻を撫で上げる。
 
 また口付けを重ねていると、下着がするりと抜き取られた。もじもじと両足を絡めていると、彼は「こっちにきてくれ」と私の腕を優しく引いた。今度は彼がベッドに寝そべり、私がコルネリウスに跨る形となった。逞しい胸に手のひらを押し当てながら端正な顔を見下ろす。
 何をしようとしているのか分からず、シーツの白と対照的な彼の黒髪を撫でようと手を伸ばすと。

「えっ、な、っ!」

 臀部を両手で掴まれたかと思えば、コルネリウス自身の頭の方へと引き寄せる。自分の性器が彼の端正な顔すれすれまで近づいたことに驚き、小さく悲鳴をあげた。

「俺の顔の上に跨ってくれ。気持ちよくさせてやる。ほらっ」

「っ!」

 さらに尻を顔の前まで引き寄せられたかと思うと、有無を言わさず私の花弁に口付けする。じゅるという艶かしい水音が下腹部から鳴り渡り、一気に体温が上昇した。とろりと流れる蜜液を舌全体で受け止められ、既に赤く腫れ上がった陰核を前歯で甘噛みされると。

「……っっっ!」

 脳が溶けるような強い快楽が全身を支配し、びくびくと腰が跳ね上がってしまう。甘い刺激がさらに花弁を濡らしていき、コルネリウスの唇をべたべたに汚していった。それでもなお私の性器を刺激を与えんと、唇を使って陰核を揺さぶったり、臀部を抑えていた手で花びらを押し広げ、より深く広く舐め尽くしていく。

 指先でシーツをぎゅっと掴み、快楽で今にも倒れてしまいそうな足に力をいれて耐える事しかできない。

「んんっ、はぁっ、んっ、だ、だめ、そこばっか!」

 舌先はいつしか陰核のみを集中して攻め始めていた。こりこりと細かく擦り上げられれば、腰が砕けてしまいそうなほど気持ちよかった。絶頂は目前で、首を振って喉の奥から絞り出すように訴える。

「だ、だめっ、んんっ、ここ、やっ、いっちゃ」

「俺の顔の前で気持ちよくなれ」

「んんっ、ぁっ、あっ、あっ、あ、んんんん!!」

 とうとう弾け飛んだ快楽に背中から崩れ落ちそうになる。びくつく腰を強引に抑えられ、私はどうすることもできずにその場で痙攣した。コルネリウスは蜜壺から溢れる愛液をじゅるじゅると音を立てて飲み込んでいった。

 はっ、はっ、と犬のように荒い息を吐いていれば、ようやく固定された手が腰から離され、がくりと背中から倒れそうになる。

「っと」

 けれどその前にコルネリウスがぱっと起き上がり、体を支えてくれた。

 二人向き合っていると、快楽で涙に滲んだ私の瞳を節くれだった指先で拭ってくれた。そのまま彼は蜜でベタついた口元を己の腕で拭う。そして口元を緩め、私の頭を撫でた。

「まだまだこれからだそ? お前にしてやりたいことがたくさんあるんだ」

「っ、それってコリィがしたいことでしょ?」

 やっと呼吸が整った私はむくれながら呟けば、「それはそうだが」と落ち着きなく目を泳がせた。
 そして顔を見合わせてくすりと笑い合った後、ふたたびベッドに押し倒される。私の亜麻色の髪がぱらりとシーツに広がり、コルネリウスはそれを掬い取って口付けをした。

 するりと彼の指先が体のラインをなぞっていく。くすぐったさに身をよじっていれば、最終的に辿り着いたのは潤みきった花びらで。くちゅくちゅとぬかるんだ蜜口をなぞられたかと思えば、ゆっくりとその中へと沈めていく。

「んっ」

 小さな違和感はまだあったが、すでに何度もその太ましい指を受け入れていた肉壁はすんなりと押し開かれていった。入り口付近をくるくるとかき混ぜたかと思えば、ぐいっと指全体を中へと押し込んでいく。奥の方をぐりぐり掻かれるように擦られれば、勝手に腰が浮き上がってしまった。溢れた蜜液が後ろの蕾やシーツを濡らしていく。

「ぁっ、そこっ、だめっ」

 二本、三本と挿入された指が奥深くをくすぐれば、じわじわと奥の方から溢れてくる快楽が全身を蕩けさせていった。私の反応で一番気持ちのいいところを知ったコルネリウスは入念にそこばかりを攻めたてる。ぐちゅぐちゅとわざと音を立てながら抽送され、敏感なところを擦るようにして突き立てれば再び快楽の絶頂が顔を見せだした。

「っ、ぁっ、ぁ、んんっ、またっ、くるっ、ぁ!」

「締め付けがすごいな。大丈夫だ、好きなように気持ちよくなれ」

 耳介に唇を押し当てられながら囁かれれば、悦楽は急激に高まっていく。彼の腕が激しく抽送を繰り返し、私はつま先を丸めて喉の奥を震わせた。

「くるっ、んんっ、んんんんん!!」

 二度目の絶頂は先ほどよりも深く長いもので、彼の逞しい腕に爪を立てて打ち震える。頭の芯が溶けて無くなりそうな快感にぽろぽろと涙がこぼれ落ちていった。

 腕を止めた彼はゆっくりと指を抜き去る。彼のいなくなった蜜壺はしくしくと痙攣を繰り返し、とろとろと蜜を吐に出し続けた。

 静寂の中、私の荒い息とコルネリウスの興奮からくる吐息が重なり合う。ぼんやりとする意識の中、私たちは抱きしめあい、また深い口付けをした。

 知らぬ間に彼はシャツとパンツを脱ぎ去り、下着も地面へと放っていた。赤黒く突き出たコルネリウスの欲望が視界に入り、急激に羞恥心を覚えた私は顔を逸らす。以前あれを己の口に咥えたことを思い出してしまったからだ。

「はぁ……っ、入れてもいいか?」

 彼の反り勃った陰茎からは先走りがトロトロと吐き出され、照明の光を受けててらてらとしていた。
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