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10.叫んでみても終わらないお仕置
もうとけてしまったんじゃないかと思うくらいに、信じられないほどやわらかくなった自分の身体の一部。兄上の指の塊が入っている、何本かは分からないが、それでも指一本すら拒んでいた先程とは大きく違った。
これなら、もう、もう、兄上と繋がれる。逸る気持ちを抑えられずに何度も兄上を呼ぶ。
「兄上、兄上っ、」
「媚びても戻れないぞ、ジゼル。お前は私に抱かれる。」
「は、はい……!」
その言葉にきゅうきゅうと兄上の指を締め付けてしまう。期待に腰がぐーっと反って、息が乱れる。
「どうした、兄に抱かれると聞いて、身体は悦んでいる。」
兄上の指が僕の内側をわざとゆるゆる擦って、僕はもっと我慢できないで、口の端から涎を垂らして喘ぐ。
「あ!ぅ、……っあっあっ、あに、うえっ!」
「いい眺めだ。」
ゆっくりと兄上の指が抜かれていき、喪失感で僕のそこは、ぱくぱくと欲しがってしまう。兄上が僕の太ももをやわらかく掴んで引き寄せる。
目が離せなくて、兄上が、自分で下衣の前を寛げて、それを、引き出すのを、じっと見ていた。兄上の、その、硬く屹立したものは、濡れた表面がちらりと光って、僕のおしりにふれると、あ、あつ、くて、ぼくの、そこ、それ、も、もう、兄上の、それをいれるための、そこ、が、はずかしいくらいにきゅうと閉じて、それで、さんざんクリームでやわらかくされたそこは、兄上の、さきばしりでぬれる、と、もう、がまんできな、くて、僕は欲望でくぅくぅと喉を鳴らして、ゆっくりとおしつけられたそれ、を、とけちゃったそこは、にゅ、にゅ、て、すこしずつ、う、うけいれ、て、あ、あにうえを、のみこんじゃう、の、僕、もう、もう、嬉しくて、ぽつ、と、なみだがまた落ちて、閉じてたそこから、力を抜いて、あにうえに、はいってきて、はいってきて、って深呼吸しながら祈って、おくまで、だいすき、兄上が、僕の奥まで、ぜんぶ、いっぱいにしてくれるのを期待して、だいすき、だいすき、心の中で、思いながら、兄上の顔を見つめると、兄上が、ふっと、こっち、見て、ぱちん、と目が合ったときに、か、からだが、もっとあつく、なって、汗もいっぱいでて、きゅ、急に、へ、へん、どきどきが、もっと、おっきくなって、あにうえ、の、もっと、もっときてほしい、のに、しめつけちゃって、だいすき、だいすきってだきしめるみたいに、ぎゅーって、しちゃ、って、か、からだ、いうこと、きか、な、あっあっあっあ!あ!あ!わかん、わかんない、お、おしり、へん、へんなっちゃっ、あ!あ!あ!声とまんなくておしりもぎゅうぎゅうしっぱなしで、のけぞって今まで感じたことない、こんな、へ、へん、からだ、ぜんぶつきぬける、くらいの、か、快感に、あたま、おかしく、なって、
「あー!あ!あ!あ、兄上、ごめん、なさ、あ!!」
「ジゼル、……っ」
ぎゅーっとこわばった身体がなにかを求めるみたいにもがいて、もがいて、辿り着いたのは絶頂だった。全身をめちゃくちゃにするきもちよさに僕はからだのぜんぶをおかしくして狂ったように叫ぶ。がくがく震えて息を求めて大きく呼吸して、やっと落ち着いたのはしばらく経ってからだった。
「ご、ごめんな、さい、兄上、痛くなかった、ですか……?」
「こちらの心配とは随分余裕なものだ。」
「い、いえ、あの、余裕などす、すこしも、」
かっと顔が熱くなる。兄上のまだすべてを受け止め切らないうちに一人で痴態を晒して、大きな声で叫んで、……はずかしい。
「ゆっくり息を吐いて、力を抜け。」
言われた通り、すこしずつ息を吐いて、身体から力を抜く。緩むと、兄上がまた、ゆっくり、ゆっくり、入ってくる。
「痛くないか。」
「はい……、きもちいいです、」
ずるずると兄上の凹凸のあるそれが、僕の中を進む度、気持ちよくなって、意識しないと兄上を締め付けてしまいそうになる。あ、……あ、さっき、より、優しい動きになって、……きもちい、きもちい、圧迫感はあるけど、徐々にそれも気持ちよくなって、あつ、あつい、兄上の、あれが、僕をいっぱいにしちゃ、て、しめつけちゃ、だめ、からだ、力、抜かなきゃ、……あ……きもち……あ、あにうえ、が、僕に、覆いかぶさって、抑えたような呼吸で、できるだけ、ゆっくり、入ってくれようとしてるのが分かって、これはそんな、優しくとか、愛情とか、そういうのでしていることじゃないのに、やっぱり、やさしくて……
「ジゼル。」
声も、なんだか、とろけそう、な、甘い気がしてきてしまう。耳がくすぐったい。思わず、びく、と肩を揺らしてしまう。
「はい。」
返事だけして、でも、兄上を見ると、さっきの、果てた記憶が思い起こされてしまうから、そちらを極力見ないように、して、お、おなか、あついのでいっぱいになって、きゅん、きゅん、て、奥が疼いて、と僕の境目が、このまま溶けちゃえばいい、のに、と、馬鹿なことを考える。
「分かるか?……は、奥まで入った。」
みちみちと僕を貫くそれが、やっと、ちゃんと入り切ったようだった。兄上の息も乱れていて、ああ、と、僕は、兄上を抱き締めたい気持ちに駆られる。腕が拘束されているので、叶わない。
「……おくまで、き、きて、ます、」
意識をすると、勝手に身体が、さっきの、スイッチを入れるみたいに、兄上をぎゅ、ぎゅ、て、締めつけようとする。細く息を吐いて、耐える。兄上が我慢して、ちゃんと僕のおしりに気を使って、ゆっくり、ゆっくり、いれ、て、くれ……た、から、それを考えるとだめだ、兄上のことが愛おしくて堪らない。もっとひどいことをしたって、詰ったっていいのに、憎まれ口を叩くばかりで、それなのに僕のことを気遣ってしまって、もう、だめだ、兄上は、どうしてこんなに、愛おしいんだ。かわいいとさえ思う。手首を縛るこのベルトが邪魔だ。今すぐに抱きしめて、愛していると、このまま僕だけを見て、抱いて、愛して欲しいと、縋ることができたらどんなにいいだろう。
無意識のうちにぎしぎしと腕の拘束を鳴らしていたようで、兄上が僕の頭の上に纏められたそれに目をやり、手を伸ばした。
「気になるなら外そう。」
「あっ!いや、気になりません、全然!いいです、つけたままで、」
「こっちに集中してもらわないと困る。」
思わず、この行為が終わってしまう、と、大きな声を出してしまった。カチャカチャと兄上がベルトを少し引っ張り、外してくれる。
「あ……。」
手が軽くなる。自由になったそれを、今度はどこに置こうかで迷ってしまう。
「それに、外したところでなにができる。」
深く埋められたまま、兄上が少し腰を揺するだけで目の前がぱちぱちと弾けるような快感が駆け抜ける。
「あっ……!あ!あ、は……ぅ、」
そのまま兄上はゆさゆさと腰を動かし始める。僕の手はさっきの迷いなんてなくなって兄上にしがみつく。ぎゅう、と、首に腕を回して、力を入れると、兄上がすこし驚いた顔をして、それから、僕に口付けをする。
「ん……っぅ、あぅ、ん、ん、」
身体が揺れる度、僕の奥、の、多分、すぼまってるようなところに兄上の先端が、押し付けられて、奥、の、もっと、お、おくに、来ようとしてるのが分かって、そこ、なんか、兄上が、ぐーって押す度に、は、入っちゃ、いけない場所だってわ、わかるのに、僕は、もう、そこに、入ってきて欲しくて、僕の口のなかで暴れている兄上の舌に、強請るみたいに舌を絡めて、腕の力を強めて兄上から離れたくなくてもっと深く、深くつながりたくて、そうしたら、兄上が、あ、あにうえ、が、僕の腰をしっかり掴んで、その、兄上の、根元まで、ぐい、と、僕の中に、は、入って……!頭が急に真っ白になっ、て、お゙、とか、ゔ、とか、お腹を殴られたみたいな声が出て、ぜ、ぜったい、そんなとこに、せ、性器、入れるなんてだ、だめな、とこが、……!きもち、きもちい、あ゙、ゔ、ん、ん、ぅ……!声、か、かわいくない声、でちゃ、ん゙!ん゙!あ゙、ゔ!兄上の、お、おちんちんの、さきっぽが、あ゙!僕のぎゅってなったとこの゙っ!おぐ、きてゔ、あ゙!!
「ジゼル、ジゼル……!」
僕はかわいくない声ばっかり出てるのに、兄上のは全然萎えないで、あつくて硬い、ままで、僕の、奥の、もっと、奥のとこを、何度も、ぐぽ、ぐぽ、て、入ってきて、おか、おかしく、なる、からだ、我慢してた分、兄上の、ぎゅーってしちゃう、もう、抱き締めるのもきもちよくて、おしりをぎゅーってしめて兄上の形がはっきり分かると僕はまた身体、あっつくなって、ぎゅーってしてる、ときに、また、奥の奥、入ってこられたら、か、からだが、しびれて、さっきのとまたちがう、くらくら、する、あっつい、混乱してたら兄上の顔がすぐ近くで、また唇が重なって、変な僕の声ぜんぶ兄上が、たべちゃっ、て、兄上の、が、奥だけじゃなくて、ずるずる抜かれていって、勢いよく入ってきて、さっきの、奥よりもっとのとこに、い、いきおいよく、ぐちゅん!って兄上が!入って……!あ、あ゙!あ゙!おぐ、だめ、も、もう、奥にあにうえが入ってくることしか、考えられなくなっちゃう、のが分かって、また、ぐぷ、ぐぷ、て、なんども、なんど、も、兄上の先っぽのふくらみがぼくの、一番奥をいじめて、だめにして、腰がくねってもっともっとって誘うみたいになっちゃって、兄上がまた、ゆっくり、腰を引いて、おち、おちんちんが、僕の中を引き摺りながら抜かれていって、ま、またくる、て、思ったら身体がこわばって兄上のを引き止めるみたいにやだやだってして、なのに、そのせいできもちいいとこに擦れてまただめに、なっちゃって、あ、あ、くる、だめ、きた、ら、きたら僕はまた、わけわかんなく、な、ゔ!っ!、あ゙ー!っあ、あ゙ーーー!!身体の中の気持ちよくなるところがぜんぶ電流で、つながったみたいな、暴力的な快感が駆け抜けて僕は一度意識を、手放した。
ハッと気付くと、変わらず兄上のベッドの上で、でも布団がかけられていた。身体中がまだおかしい気がする。隣を見ると兄上が僕の方へ身体を向けて横になっていた。目が合う、と、おなかが浅ましくも、きゅ、と、きもちよくなりたがって震えた。
「目が覚めたか。」
「すみません、気を失って……、」
兄上が僕の顎をすくって口付けをする。理解が追いつかなくて、ぽかんとしてしまう。
「終わりだと思ったか?」
残念だが、夜はまだ長い。兄上はそう言って、僕の唇を割って舌を差し込む。心臓がどきどきと鼓動を大きくする。うれしくて呼吸を浅くしながら、僕は兄上の首に腕を回した。
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※度々言い回しや誤字の修正などが入りますが内容に影響はないです。
もし内容に影響を及ぼす場合はその都度報告致します。
なるべく全ての感想に返信させていただいてます。
感想とてもとても嬉しいです、いつもありがとうございます!