7 / 7
緑の魔法と芳香の魔法。
君の気持ちにヤキモチ②
しおりを挟む
「ごちそうさまでした!
とっても美味しかったです!」
ミルクは眩しいほどの笑顔で
ネオンに言った。
「ミルクちゃん、良かったら
この店で限定販売してる装備を見ていかない?」
ネオンはオーダーメイドで
装備も作っている。
生かしたデザインで強い装備がいいと
雑誌に載ったこともあるぐらいだ。
「はい、ぜひ見たいです!」
「ネオンの装備はいい物ばかりだからな。
ミルクにも試着させてやってほしい。」
そう言うとロイは、店内の観葉植物に
水の魔法陣を描く。
「ウオーターロック」
ロイが唱える。
観葉植物が育ち、扉が現れる。
カチッと音がして、扉が開いた。
「いらっしゃいませー!
秘密の装備屋、ネオランドへようこそ!」
三つ編みで金髪の女性店員が出迎える。
「こちらが、女性にオススメの
装備でございます。」
店員は、二人に装備が載った雑誌を渡す。
「この一番人気の装備を試着させて
やってくれ。」
ミルクが選ぶ間もなく、ロイが言った。
しばらくして。
試着室からミルクが出てくる。
「お客様ー!
よくお似合いですよ!」
緑を基調としたワンピース。
細かな服のししゅう。白いレース。
胸元には鍵と勾玉のアクセサリー。
動きやすそうなパンプスとニーハイソックス。
シンプルだけど生かしたデザイン。
ロイはこれで決まりだな、と言った。
ミルクも気に入ったらしく
はい!と元気よく返事した。
………
名称→グリーンチェンジワンピース
値段→三万マジカル
主な効果→体力・魔力回復、経験値倍増、
能力アップなどその他の効果あり
………
まあ、少々高いがロイは気にせずに
購入した。魔法道具一式セットもついてきた。
ミルクの装備は揃ったな。
さあ、やっと修行ができる。
「ありがとうございました。
またのご来店、おまちしております。」
三つ編みの金髪女性店員は深々と頭をさげた。
ロイとミルクは店を後にした。
「ミルクちゃん、装備購入してくれたんだね!
ありがとう!」
ネオンが話しかけてきた。
「はい、いい装備が購入できて良かったです。
こちらこそ、ありがとうございました。」
ロイは、金は俺が出したんだが…。
と言いたい気持ちを抑えた。
ミルクが喜んでくれただけで十分なので
言わないことにした。
「じゃあ、またなネオン!
今から修行してくるから。」
「……もう行くのか?
気をつけて行くんだぞ。
ミルクちゃんに無理させんなよ?」
ネオンは少し寂しい表情で言った。
「ああ。分かってる。」
二人はツリーハウスをあとにした。
カランカラン……、
呼び鈴がかすかに揺れる。
「ありがとうございましたー!」
ロイ、実は俺もミルクちゃんのこと…。
ヤキモチ焼かせちゃってすまない。
また来てほしい。
とっても美味しかったです!」
ミルクは眩しいほどの笑顔で
ネオンに言った。
「ミルクちゃん、良かったら
この店で限定販売してる装備を見ていかない?」
ネオンはオーダーメイドで
装備も作っている。
生かしたデザインで強い装備がいいと
雑誌に載ったこともあるぐらいだ。
「はい、ぜひ見たいです!」
「ネオンの装備はいい物ばかりだからな。
ミルクにも試着させてやってほしい。」
そう言うとロイは、店内の観葉植物に
水の魔法陣を描く。
「ウオーターロック」
ロイが唱える。
観葉植物が育ち、扉が現れる。
カチッと音がして、扉が開いた。
「いらっしゃいませー!
秘密の装備屋、ネオランドへようこそ!」
三つ編みで金髪の女性店員が出迎える。
「こちらが、女性にオススメの
装備でございます。」
店員は、二人に装備が載った雑誌を渡す。
「この一番人気の装備を試着させて
やってくれ。」
ミルクが選ぶ間もなく、ロイが言った。
しばらくして。
試着室からミルクが出てくる。
「お客様ー!
よくお似合いですよ!」
緑を基調としたワンピース。
細かな服のししゅう。白いレース。
胸元には鍵と勾玉のアクセサリー。
動きやすそうなパンプスとニーハイソックス。
シンプルだけど生かしたデザイン。
ロイはこれで決まりだな、と言った。
ミルクも気に入ったらしく
はい!と元気よく返事した。
………
名称→グリーンチェンジワンピース
値段→三万マジカル
主な効果→体力・魔力回復、経験値倍増、
能力アップなどその他の効果あり
………
まあ、少々高いがロイは気にせずに
購入した。魔法道具一式セットもついてきた。
ミルクの装備は揃ったな。
さあ、やっと修行ができる。
「ありがとうございました。
またのご来店、おまちしております。」
三つ編みの金髪女性店員は深々と頭をさげた。
ロイとミルクは店を後にした。
「ミルクちゃん、装備購入してくれたんだね!
ありがとう!」
ネオンが話しかけてきた。
「はい、いい装備が購入できて良かったです。
こちらこそ、ありがとうございました。」
ロイは、金は俺が出したんだが…。
と言いたい気持ちを抑えた。
ミルクが喜んでくれただけで十分なので
言わないことにした。
「じゃあ、またなネオン!
今から修行してくるから。」
「……もう行くのか?
気をつけて行くんだぞ。
ミルクちゃんに無理させんなよ?」
ネオンは少し寂しい表情で言った。
「ああ。分かってる。」
二人はツリーハウスをあとにした。
カランカラン……、
呼び鈴がかすかに揺れる。
「ありがとうございましたー!」
ロイ、実は俺もミルクちゃんのこと…。
ヤキモチ焼かせちゃってすまない。
また来てほしい。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる