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上弦の章 帝国内乱
遺骸ヲ冒涜セシ大罪ノ棺 8
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俺は化け猫が小さくなった理由を探すと、地面に子猫の死骸が1匹、血の雨に打たれながら転がっていた。
この技法は子猫の死骸数によって個体の大きさが決まるのだろうか?
そう考えていると、既にパンドラが目の前に迫る。
「もう終わりだよ!」
右手には棺を、左手には特殊な装飾を施したナイフを持ち、鉄壁の構えを見せている。
戦士として盾を右に持つのは心臓の位置的に愚策だが、彼女の場合、それを意識しているように見えない。
先程のケンザンでも致命傷を与えることが出来なかった事から、俺は1つの仮設を立てた。
もしかしたら、パンドラは……………………。
「逝って!」
俺の鎌による袈裟斬りを棺で跳ね除け、その力で重心が崩れないように俺は回転蹴りをするが、パンドラはナイフで俺の右足首を刺す。
「!」
クソッ、立証しようにもその目的まで届かなければ無意味だ。
なら1つ、物理ではなく話で鎌をかけてみるか。
「本当にお前の身体能力って恐ろしいよな」
「今更命乞いなんて通じないよ」
「命乞いなんてするわけ無いだろ、人はいつか死ぬ。お前も、俺が急所に重症を加えれば悶絶して死ぬのは変わらない」
「何訳の分からない事を言ってるのかな、さっきも見たでしょ? 確かに痛かったけど、アタシは心臓を刺されても死なないんだよ」
そう言うと左胸を広げ、血でひどく滲んだ傷口を晒す。
「心臓を破壊されれば、俺は贄血ノ治癒、ヴァルトでさえ上級回復魔術を使わなけりゃ死ぬんだ、俺はそれを承知で肋の隙間から届くように抉ったのに処置すらしないでお前は死なない。ここまでくれば、ある仮説が考えられる。普通じゃありえないけどな」
「亡影ノ妖猫!」
「お前の心臓は、右にあるんだ。違うか?」
その言葉を放った途端、俺の右手が化け猫の爪によって綺麗に切断された。
ここまで来ると、痛いを通り越して何も感じなくなる。
「異質なヴァルト家の中ですら前例は多くないけど、いただろう? お前も元ヴァルトだ。心当たりがあるんじゃないか? 俺が知ってるだけでもヴァルトで6人。そう………例えばガウェイン・ヴァ…………………」
「黙れよ………………………」
途中で遮ったパンドラの目は、死んでいた。
まるでその言葉を拒絶するかのように。
その瞳を見た途端、時が止まったような感覚が訪れた。
白夜の箱庭とは違う、精神を硬直させるような錯覚がする。
瞬きをした俺は、いつの間にかパンドラの棺に殴り飛ばされていた。
受け身をとろうとするが、鎌を握った状態の左手では上手く威力を殺せず、断続的に何度も地面に打たれる。
「あんな人間の皮を被った気違いと一緒にするなっ!」
倒れた俺にすかさず追撃を仕掛けるパンドラ。
間一髪、棺に潰されるのを回避すると、今度は化け猫に横腹を引き裂かれる。
そして、その僅かな時間でパンドラは次の詠唱を唱えていた。
「『力の糧として、迷える棺の魂を代償に発動せよ! 削命ノ呪式!』」
棺の断末魔が辺りに鳴り響く。
そして開かれた棺からは5つの妖しい光を放つ球体が出現し、パンドラの周りで回転する。
それらはパンドラに接触すると、全て消えた。
代わりに、パンドラの体が薄紫色に発光し、顔に不可思議な幾何学模様が現れる。
「アタシは正しいんだ! 清いんだっ!! あんな畜生以下のケダモノと一緒にするなぁっ!!!」
棺を乱暴に持ち、殴りかかるパンドラ。
それは先程までとは大きく違い、殴る度にウィンディオ並の暴風を発生させ、地面に叩きつける度にジブラル・クレイディオほどの土石を巻き上げ、運悪く当たるそれらは体中に強烈な打撃を加える。
削命ノ呪式は、肉体強化そのものか。
横に振り回した棺を鎌で引っ掛け、遠心力を利用しながら遠くまで飛ばされるが、発生した暴風によって予想した位置から大きくずれる。
そこで、
「カハッ…………………………」
潜伏していた化け猫に腹を貫かれた。
血を吐き出し、死ぬ前の野良犬のように横向きに倒れる。
勝てない。
この状況でどんなに足掻いたところで十中八九死ぬ予想しか見えない。
「『散った者の血を代償に発動せよ……………………贄血の治癒』」
それでも活路を見出す為に、最後まで足掻くべく贄血ノ治癒を使うが、
「ッ!! ッッッ!?」
再生などせず、体中の至るところに激痛が走る。
あまりの痛さに麻痺するかと思ったがそんなことはなく、特に左腕の肉に至っては文字通り亀裂が入った。
「とうとう力の源が無くなったみたいだね」
既にパンドラがそばに立っている。
憤りを感じさせる顔立ち、声。
力の源が切れた影響か、鎌は手元から勝手に消えていく。
先祖ガウェインと同じにされた事がよほど応えたようだった。
俺はパンドラの過去を知らないが、恨みは頂点にまで達しているのが見て取れる。
「アタシの操る死体をいくら倒しても、血がないから戦うための代償は回収できない。でも君は技法を乱発し、長時間その鎌を発動させ続けていた」
腕を前に組み技法とは違う、何かの祈りを捧げる。
「アベル君、君の穢れた精神を浄化して、カインにしなきゃいけないの」
化け猫が俺を放り投げ、視界には棺を持った腕を手前に引いて力を蓄える姿が映った。
死ぬ。
今まで何度も味わった殺される感覚。
それが今、元ヴァルトと自称する謎めいた教団の信徒にして、死体を操る死霊術師によってもたらされる。
死に関わる存在、それだけで俺の死は明確に決められた気がした。
「断♪罪♪」
俺への皮肉なのだろうか。
その歌うような口調、表情には怒りを押し込め、無理矢理明るくした気持ち悪い陽気さを醸し出しており、心に蓋をしたようだった。
迫り来る棺。
避けるだけなら転がったりすればまだ出来る。
だが、その後どうなる?
何かないか?
可能な限りの選択肢を思い浮かべろ!
そうだ。
俺はあることを2つ思いつく。
どちらも目の前の女からすれば無駄なあがきだろう。
1つは白夜の箱庭。
過去の時は契約する前は俺も含めた全ての存在が硬直していた。
けれど、俺は契約によって動けるようになっている。
仮に、もしそれを呼び出してなおかつ動けるのならば打開策をその瞬間に見いだせるのではないか?
俺を何かに導きたいノアが何か助言してくれるかもしれない。
それともう1つ、パンドラは気になる事を言っていた。
力の源が無くなったと言い、実際俺の鎌はその形を維持出来ずに消えた。
なのに、まだ俺は死んでいない。
そもそも、人は血が無くなれば死ぬ。
あるじゃないか。
雀の涙ほどしか無くとも、己の体を巡る僅かな可能性が。
贄血ノ治癒が使えないのは代償の数が足りなく仕方のないことだが、まだ鎌そのものは発動する事が可能なはず。
前者を選んでも結界の終わりが訪れた瞬間にほぼ死ぬし、後者を選択したところで死ぬ時間が少し遅れるだけだと思うが、俺は何も考えずに殺されてあの棺の操り人形になるくらいなら、せめて誇りを持って死にたいと感じた。
どちらが正しいかなんて俺には分からない。
ただ、この決断が全てを覆すのなら俺は…………
✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖
2a 本能だけでなく再認識も兼ねて暗示をかけて発動の確率を確実にまで近づけるため、声を振り絞って「白夜の箱庭」と全身全霊を持って叫ぶ
2b どうにかして『鮮血ヲ喰ライシ断罪ノ鎌』をもう一度発動させる
🌓🌓🌓🌓🌓🌓🌓🌓🌓🌓🌓🌓🌓🌓🌓
※更新遅れて誠に申し訳ございません。
切りどころを見誤ってしまい、少し早足気味な文章かもしれませんが、どうにか話を繋げました。(本来ならこの話を二分割する予定だったけど、選択肢の都合上なるべくまとめたかった)
今回も投票制で更新する順番を決めて行こうかと思っております。
8月23日までにもし投票頂けるのであれば感想欄で「2a」「2b」とお送りしてもらえると誠に有難いです。
なお、仮にこの投票でご意見を頂いたとしても、感想ではないのでカウントしたあとに公の場に反映されないよう処置しますので、お気軽にご投票お願いします。
次回の更新は結果が決まってから少し時間がかかるかもしれません。
余談ですが、ごく稀に臓器が逆になっている人は実際いるみたいですね。
生活上とくに問題はないようです。
ヴァルトは少々特殊な設定をしているので、今回取り入れてみました。
この技法は子猫の死骸数によって個体の大きさが決まるのだろうか?
そう考えていると、既にパンドラが目の前に迫る。
「もう終わりだよ!」
右手には棺を、左手には特殊な装飾を施したナイフを持ち、鉄壁の構えを見せている。
戦士として盾を右に持つのは心臓の位置的に愚策だが、彼女の場合、それを意識しているように見えない。
先程のケンザンでも致命傷を与えることが出来なかった事から、俺は1つの仮設を立てた。
もしかしたら、パンドラは……………………。
「逝って!」
俺の鎌による袈裟斬りを棺で跳ね除け、その力で重心が崩れないように俺は回転蹴りをするが、パンドラはナイフで俺の右足首を刺す。
「!」
クソッ、立証しようにもその目的まで届かなければ無意味だ。
なら1つ、物理ではなく話で鎌をかけてみるか。
「本当にお前の身体能力って恐ろしいよな」
「今更命乞いなんて通じないよ」
「命乞いなんてするわけ無いだろ、人はいつか死ぬ。お前も、俺が急所に重症を加えれば悶絶して死ぬのは変わらない」
「何訳の分からない事を言ってるのかな、さっきも見たでしょ? 確かに痛かったけど、アタシは心臓を刺されても死なないんだよ」
そう言うと左胸を広げ、血でひどく滲んだ傷口を晒す。
「心臓を破壊されれば、俺は贄血ノ治癒、ヴァルトでさえ上級回復魔術を使わなけりゃ死ぬんだ、俺はそれを承知で肋の隙間から届くように抉ったのに処置すらしないでお前は死なない。ここまでくれば、ある仮説が考えられる。普通じゃありえないけどな」
「亡影ノ妖猫!」
「お前の心臓は、右にあるんだ。違うか?」
その言葉を放った途端、俺の右手が化け猫の爪によって綺麗に切断された。
ここまで来ると、痛いを通り越して何も感じなくなる。
「異質なヴァルト家の中ですら前例は多くないけど、いただろう? お前も元ヴァルトだ。心当たりがあるんじゃないか? 俺が知ってるだけでもヴァルトで6人。そう………例えばガウェイン・ヴァ…………………」
「黙れよ………………………」
途中で遮ったパンドラの目は、死んでいた。
まるでその言葉を拒絶するかのように。
その瞳を見た途端、時が止まったような感覚が訪れた。
白夜の箱庭とは違う、精神を硬直させるような錯覚がする。
瞬きをした俺は、いつの間にかパンドラの棺に殴り飛ばされていた。
受け身をとろうとするが、鎌を握った状態の左手では上手く威力を殺せず、断続的に何度も地面に打たれる。
「あんな人間の皮を被った気違いと一緒にするなっ!」
倒れた俺にすかさず追撃を仕掛けるパンドラ。
間一髪、棺に潰されるのを回避すると、今度は化け猫に横腹を引き裂かれる。
そして、その僅かな時間でパンドラは次の詠唱を唱えていた。
「『力の糧として、迷える棺の魂を代償に発動せよ! 削命ノ呪式!』」
棺の断末魔が辺りに鳴り響く。
そして開かれた棺からは5つの妖しい光を放つ球体が出現し、パンドラの周りで回転する。
それらはパンドラに接触すると、全て消えた。
代わりに、パンドラの体が薄紫色に発光し、顔に不可思議な幾何学模様が現れる。
「アタシは正しいんだ! 清いんだっ!! あんな畜生以下のケダモノと一緒にするなぁっ!!!」
棺を乱暴に持ち、殴りかかるパンドラ。
それは先程までとは大きく違い、殴る度にウィンディオ並の暴風を発生させ、地面に叩きつける度にジブラル・クレイディオほどの土石を巻き上げ、運悪く当たるそれらは体中に強烈な打撃を加える。
削命ノ呪式は、肉体強化そのものか。
横に振り回した棺を鎌で引っ掛け、遠心力を利用しながら遠くまで飛ばされるが、発生した暴風によって予想した位置から大きくずれる。
そこで、
「カハッ…………………………」
潜伏していた化け猫に腹を貫かれた。
血を吐き出し、死ぬ前の野良犬のように横向きに倒れる。
勝てない。
この状況でどんなに足掻いたところで十中八九死ぬ予想しか見えない。
「『散った者の血を代償に発動せよ……………………贄血の治癒』」
それでも活路を見出す為に、最後まで足掻くべく贄血ノ治癒を使うが、
「ッ!! ッッッ!?」
再生などせず、体中の至るところに激痛が走る。
あまりの痛さに麻痺するかと思ったがそんなことはなく、特に左腕の肉に至っては文字通り亀裂が入った。
「とうとう力の源が無くなったみたいだね」
既にパンドラがそばに立っている。
憤りを感じさせる顔立ち、声。
力の源が切れた影響か、鎌は手元から勝手に消えていく。
先祖ガウェインと同じにされた事がよほど応えたようだった。
俺はパンドラの過去を知らないが、恨みは頂点にまで達しているのが見て取れる。
「アタシの操る死体をいくら倒しても、血がないから戦うための代償は回収できない。でも君は技法を乱発し、長時間その鎌を発動させ続けていた」
腕を前に組み技法とは違う、何かの祈りを捧げる。
「アベル君、君の穢れた精神を浄化して、カインにしなきゃいけないの」
化け猫が俺を放り投げ、視界には棺を持った腕を手前に引いて力を蓄える姿が映った。
死ぬ。
今まで何度も味わった殺される感覚。
それが今、元ヴァルトと自称する謎めいた教団の信徒にして、死体を操る死霊術師によってもたらされる。
死に関わる存在、それだけで俺の死は明確に決められた気がした。
「断♪罪♪」
俺への皮肉なのだろうか。
その歌うような口調、表情には怒りを押し込め、無理矢理明るくした気持ち悪い陽気さを醸し出しており、心に蓋をしたようだった。
迫り来る棺。
避けるだけなら転がったりすればまだ出来る。
だが、その後どうなる?
何かないか?
可能な限りの選択肢を思い浮かべろ!
そうだ。
俺はあることを2つ思いつく。
どちらも目の前の女からすれば無駄なあがきだろう。
1つは白夜の箱庭。
過去の時は契約する前は俺も含めた全ての存在が硬直していた。
けれど、俺は契約によって動けるようになっている。
仮に、もしそれを呼び出してなおかつ動けるのならば打開策をその瞬間に見いだせるのではないか?
俺を何かに導きたいノアが何か助言してくれるかもしれない。
それともう1つ、パンドラは気になる事を言っていた。
力の源が無くなったと言い、実際俺の鎌はその形を維持出来ずに消えた。
なのに、まだ俺は死んでいない。
そもそも、人は血が無くなれば死ぬ。
あるじゃないか。
雀の涙ほどしか無くとも、己の体を巡る僅かな可能性が。
贄血ノ治癒が使えないのは代償の数が足りなく仕方のないことだが、まだ鎌そのものは発動する事が可能なはず。
前者を選んでも結界の終わりが訪れた瞬間にほぼ死ぬし、後者を選択したところで死ぬ時間が少し遅れるだけだと思うが、俺は何も考えずに殺されてあの棺の操り人形になるくらいなら、せめて誇りを持って死にたいと感じた。
どちらが正しいかなんて俺には分からない。
ただ、この決断が全てを覆すのなら俺は…………
✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖
2a 本能だけでなく再認識も兼ねて暗示をかけて発動の確率を確実にまで近づけるため、声を振り絞って「白夜の箱庭」と全身全霊を持って叫ぶ
2b どうにかして『鮮血ヲ喰ライシ断罪ノ鎌』をもう一度発動させる
🌓🌓🌓🌓🌓🌓🌓🌓🌓🌓🌓🌓🌓🌓🌓
※更新遅れて誠に申し訳ございません。
切りどころを見誤ってしまい、少し早足気味な文章かもしれませんが、どうにか話を繋げました。(本来ならこの話を二分割する予定だったけど、選択肢の都合上なるべくまとめたかった)
今回も投票制で更新する順番を決めて行こうかと思っております。
8月23日までにもし投票頂けるのであれば感想欄で「2a」「2b」とお送りしてもらえると誠に有難いです。
なお、仮にこの投票でご意見を頂いたとしても、感想ではないのでカウントしたあとに公の場に反映されないよう処置しますので、お気軽にご投票お願いします。
次回の更新は結果が決まってから少し時間がかかるかもしれません。
余談ですが、ごく稀に臓器が逆になっている人は実際いるみたいですね。
生活上とくに問題はないようです。
ヴァルトは少々特殊な設定をしているので、今回取り入れてみました。
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