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上弦の章 帝国内乱
反ベルギウス帝国勢力の武装蜂起
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国土の境界線が隣接してから従った国。
地図上では帝国の国土だが、反発を続ける異種族。
小国ながらも独立を保っていた勢力。
これらの勢力はある一件を経て、帝国に対する態度を変えようとしていた。
そう。言わずと知れた、ベルギウス帝国大将軍であるユリアス・フォン・シュタインの不戦敗だ。
それに加え、アレクスター王国の滅亡。
ドラグニア竜王国に対する防波堤、真人国家の盾だったアレクスター王国が地図から消えたことで、ベルギウス帝国は南方に対する備えをさらに強化せざる終えなくなった。
不戦協定を締結しているとは言え、国家間の約束など情勢次第でどうとでも変わる。
真人の10倍以上の戦力を1体で有する蜥蜴人達が押し寄せて来る事を想像してみると良い。
さらに、彼らには対軍勢用生物兵器、ファフニールとバハムートと呼ばれる化け物を保有している。
まさに地獄だ。それに伴い、ヴァルトもそちらに戦力を割くことになるだろう。
しかし、ベルギウス帝国にとっては災厄でも、反逆の狼煙や帝国に攻めいる者達にとっては絶好の機会だ。
ここを逃して何とする。
ある場所では、
「今こそ定住に慣れた弱者共を切り伏せるぞ! このダイダル・ダンに続けぇぇぇ!!」
西方の遊牧民の王が叫び、
「我らの住む森を時が流れるごとに根こそぎ奪い、幼き娘ですら慰み者にして殺す。これが許せるか。時は来た。森の呪いを知るが良い…………」
心のそこから恨みを抱く森人の族長が呟き、
「中央から離れた場の我らは有利だ。ヴァリエロンを治めている部外者をなぶり殺し、長年この地を支配している我らの手へ!」
帝国、特に東の辺境伯に従っていた豪族の結集勢力が吼える。
彼らはそれぞれの思惑の為に、帝国に対し、直接的にあるいは間接的に進撃を開始する。
そして、
「…………このままではシュタイン家が平民上がりのウリヤノフに滅ぼされる。ならば、最後まで足掻いて見せようではないか…………」
ある人物は、目の前にいる獄中の人物を見つめる。
「シュ、シュタイン郷よ……。私は何も王位などいらぬ。国政に出ずとも、平和的に暮らせればそれで良いのだ。外へ出してくれ…………」
(ふん、今まで贅沢に生かしてやったのだ。これくらいの恩は返せ)
帝国の中枢でも不安の火種が大火に変わった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
各勢力の行動
①遊牧民の王 ダイダル・ダン
ベルギウス帝国西端(手始めに小都市郡バライ)へ向け、進軍。その後の目標はもちろん、帝都。
②森人の族長
帝都東に位置する広大な森の八層(奥の奥)、及び帝国内の至るところにあるエルフの森より、奪われた居住区(森)の奪還の為に、森から森へ進軍開始。
③東の辺境伯に従っていた豪族結集勢力
ヴァリエロンを治めているレスト家を滅ぼす為に、ベルギウス帝国より爵位を貰った豪族、グロース・ローウェルを旗頭に、ヴァリエロンへ侵攻しようとチャンスをうかがっている。
④ユリアス・フォン・シュタイン
国内三大勢力(特にジーク・グランドル)からの暗殺に怯え、ユリアスに前々から庇護を要請し、匿われていたベルギウス皇帝の末弟、テオドール・ベルギウス大公(9歳)を幽閉し、大義名分の材料として利用。
ただし、攻めいるよりもなぜか籠城の構えを見せているが、ウリヤノフそのものに対して何か思い入れがあるのかもしれない。むしろ、誘い込むつもりか。
⑤ドラグニア竜王国
沈黙を決め込んでいる。
それは果たして不戦協定のためか、攻撃するための準備かは謎。
地図上では帝国の国土だが、反発を続ける異種族。
小国ながらも独立を保っていた勢力。
これらの勢力はある一件を経て、帝国に対する態度を変えようとしていた。
そう。言わずと知れた、ベルギウス帝国大将軍であるユリアス・フォン・シュタインの不戦敗だ。
それに加え、アレクスター王国の滅亡。
ドラグニア竜王国に対する防波堤、真人国家の盾だったアレクスター王国が地図から消えたことで、ベルギウス帝国は南方に対する備えをさらに強化せざる終えなくなった。
不戦協定を締結しているとは言え、国家間の約束など情勢次第でどうとでも変わる。
真人の10倍以上の戦力を1体で有する蜥蜴人達が押し寄せて来る事を想像してみると良い。
さらに、彼らには対軍勢用生物兵器、ファフニールとバハムートと呼ばれる化け物を保有している。
まさに地獄だ。それに伴い、ヴァルトもそちらに戦力を割くことになるだろう。
しかし、ベルギウス帝国にとっては災厄でも、反逆の狼煙や帝国に攻めいる者達にとっては絶好の機会だ。
ここを逃して何とする。
ある場所では、
「今こそ定住に慣れた弱者共を切り伏せるぞ! このダイダル・ダンに続けぇぇぇ!!」
西方の遊牧民の王が叫び、
「我らの住む森を時が流れるごとに根こそぎ奪い、幼き娘ですら慰み者にして殺す。これが許せるか。時は来た。森の呪いを知るが良い…………」
心のそこから恨みを抱く森人の族長が呟き、
「中央から離れた場の我らは有利だ。ヴァリエロンを治めている部外者をなぶり殺し、長年この地を支配している我らの手へ!」
帝国、特に東の辺境伯に従っていた豪族の結集勢力が吼える。
彼らはそれぞれの思惑の為に、帝国に対し、直接的にあるいは間接的に進撃を開始する。
そして、
「…………このままではシュタイン家が平民上がりのウリヤノフに滅ぼされる。ならば、最後まで足掻いて見せようではないか…………」
ある人物は、目の前にいる獄中の人物を見つめる。
「シュ、シュタイン郷よ……。私は何も王位などいらぬ。国政に出ずとも、平和的に暮らせればそれで良いのだ。外へ出してくれ…………」
(ふん、今まで贅沢に生かしてやったのだ。これくらいの恩は返せ)
帝国の中枢でも不安の火種が大火に変わった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
各勢力の行動
①遊牧民の王 ダイダル・ダン
ベルギウス帝国西端(手始めに小都市郡バライ)へ向け、進軍。その後の目標はもちろん、帝都。
②森人の族長
帝都東に位置する広大な森の八層(奥の奥)、及び帝国内の至るところにあるエルフの森より、奪われた居住区(森)の奪還の為に、森から森へ進軍開始。
③東の辺境伯に従っていた豪族結集勢力
ヴァリエロンを治めているレスト家を滅ぼす為に、ベルギウス帝国より爵位を貰った豪族、グロース・ローウェルを旗頭に、ヴァリエロンへ侵攻しようとチャンスをうかがっている。
④ユリアス・フォン・シュタイン
国内三大勢力(特にジーク・グランドル)からの暗殺に怯え、ユリアスに前々から庇護を要請し、匿われていたベルギウス皇帝の末弟、テオドール・ベルギウス大公(9歳)を幽閉し、大義名分の材料として利用。
ただし、攻めいるよりもなぜか籠城の構えを見せているが、ウリヤノフそのものに対して何か思い入れがあるのかもしれない。むしろ、誘い込むつもりか。
⑤ドラグニア竜王国
沈黙を決め込んでいる。
それは果たして不戦協定のためか、攻撃するための準備かは謎。
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