孤独な王女

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 ほう、という吐息は白い色をしていた。

 旅行先がまだまだ暖かい南だっただけあって、こうして帰ってきて数日のわずかな間では、生まれ育った場所といえども寒さを強く感じてしまう。でも防寒対策は万全だ。
 厚手のコートは王さまから借りた。靴も華奢なものじゃなくて固い革のブーツだ。
 他にも風呂敷や水筒なんかを鞄に入れて持ってこようとしたら、ガルダに奪われた。いつもなら、リエンはガルダに来るも来ないも命令しない。勝手にすればいいと思っているのだが、今回ばかりは来ないでほしいから来るなと言ったのに、即座に「嫌です」と言い返された。嫌ですってなんだ。仮にも王女の従者なのかその言葉選び。
 ただ、その顔にはいつもの仕方ないなぁという呆れや、置いていかれるのは不満だという眉間のしわはなかった。代わりに、ひどく気遣うような、心配だという気持ちを隠さないでリエンの様子を慎重に窺ってくる。……それほど分かりやすい態度を取った覚えはないのだが。そんなに壊れそうに見えるのだろうか。

 ゆっくり、歩く。
 ブーツは石造りの床ではなく、草が繁茂した地べたを踏む。
 冬、日が沈むのは早く、完全な日没から一時間は経過しているだろうか。ランタンは持ってきていたけれど、まだ火は入れてない。
 左横の壁を撫でながら歩いていると、暗くても覚えている窓の枠の形を感じて、手を止めた。記憶より頭一つ分は低い窓。これをよく登って、降りてを繰り返していたものだ。……窓に手を触れると、簡単に開いた。キィ、と小さな軋みを上げたのは、それだけ劣化しているからだろう。そもそもが普段使われない物置小屋だったし、特にここ八ヶ月ほどは無人なので手入れなどされているわけがない。庭だって冬なのに草ぼうぼうだ。
 よいしょ、と長いスカートをたくしあげて窓からその部屋に入り込む。ぐるりと見渡して、まず暖炉に向かった。記憶ではこれも必死に背伸びして暖炉の天辺に手を伸ばしマッチを取っていたのに、今は上からひょいと簡単に取れる。馴染んだ仕草で火を起こしたが、今でも使える事実には驚いた。十年以上経つのに全く湿気なかったらしい。

(マッチがあって火薬の発明がされてないことには驚いたよね、知ったときは。王さまたちには火薬は爆発するものとしか言ってないから、そう簡単に結びつけることはないと思うけど……いつばれるかな)

 無意識のうちに目の前の暖炉に放り込もうとして、ぎりぎりで我に返って、指先に灯る小さな炎を、ランタンにマッチごと入れた。きゅる、と下の方のネジを回すと空気が入り込んで炎が大きくなった。油が焼ける焦げた匂いに混ざって、燻した香草の匂いも漂ってきた。
 葬式という行事の時には、遺体の側に死者の心を安らわせ弔う意味を込めて、懐かしいような悲しいような、それでも心が落ち着く匂いの、複雑なお香を焚くものらしい。一度もそういった式典には参加してないから知らなかったが、相談したら王さまが私の残りだと、ぽんとくれた。そしてさらりと言われた。終わったら星見をしようと。だからヴィオレットを連れてこいと言った王さまは、私たち二人のことをよく見ているようだった。いつ、王さまがそれを使ったのか……わかるような、わからないような気分も思い出した。

 明るくなった部屋をぐるりと見渡す。ガルダは部屋が狭いからと入ってこない。それでも興味深そうに部屋を覗いて同じように見渡していた。
 部屋全体が埃っぽい。隅の水瓶を覗くとからっからに乾いていた。寝台とも呼べないぼろぼろの木の骨組みは、洗われないまま血の痕が滲んでいたシーツが虐待の証拠品として押収されているので、より無惨だった。暖炉にもう一度振り返り、隅に立て掛けられている火掻き棒を撫でて、持ち上げた。簡単に持ち上がった。
 思わず笑って手を離し、暖炉の上に起き直していたマッチ箱を懐に仕舞った。
 どんな顔で笑ったのかは、自分でもわからなかった。

 さあ、次だ。













 十三年前、ネフィルに抱えられて歩いた廊下を進んでいく。酷く静かで寒々しかった。あれだけの人がひしめいていたのにそれがすっからかんなのだから当然だ。ネフィルに尋ねた花瓶も台座ごと撤去されて、ぽっかり穴が空いたように見えた。土を噛んだブーツがかつかつと音を立て、ぽろぽろと砂を落としていく。それを追うようにガルダが足音も立てずについて来る。正直、曲がり角を曲がって視界に偶然その姿を収めなければ、忘れ果てたままだった。

 しばらく進むとお母さまの部屋が見えた。ガルダに待てと言うと、案外部屋の前で立ち止まった。ようやく犬らしくなってきたぞ。

 片手で扉を開けて、立ち止まってランタンを上に掲げた。肖像画がかかる場所は、そこだけはそのままだ。大きすぎて今暮らしている外宮の客室には持ってこれなかったのだ。後宮の処分に困っているうちは置いておこうと思ってずっと残していた。
 しばらく、それをじっと見上げた。
 様々な記憶が怒濤のように頭を巡り、眩暈までした。

 ……姉さま。姉さま。あなたのくれたものを、母の代わりにしていたの。でもそれは奈積が独りで見た怜の夢で。あなたのくれた温もりも幻影でしかなかった。
 名前を呼んでくれたことも。
 頭を撫でて、背中を優しく叩いてくれたことも。
 口づけをしてくれたことも。
 ……私のために、泣いてくれたことも。

 リエンは結局、その温もりを知らない。残り香を頼りに生き続けてきた。
 今生の母は、前世の母のようにリエンを恨んだことはなかったのだろうか。呪ったことは?王族には側室制度が認められるのだから、最悪リエンを生まなければ、女王陛下が嫁いでも殺されたりされなかったはずだ。、もっとまともな死に方があったはず。

 ランタンの光が踊る。目の焦点が定まらない。息が少し荒くなってきた。走っても歩いてもいないのに。ずっと立ち尽くしているだけなのに。

 愛してほしかった。独りぼっちにしないでほしかった。
 暗くて寒くて悲しくて寂しくて。まるで今の夜のよう。たった一人――独りで立ち続けた苦しみは、痛みは、傷は、癒えずに心の底に横たわっている。手当てしてくれる人がいないから。誰一人としていなかった。

 知らないうちに泣いていたようで、雫が顎を伝って落ちた瞬間に、それに気づいた。

(なんで、私ばっかり、が)

 今だけだ。不幸に酔うのは最後だから、だから言わせてくれ。何度も何度も、姉さまが現れる前に叫んだ――本当は、現れてからもずっと、ずっと誰かに乞うた言葉を。

「たすけて」

 これまで必死に見ないふりをして、堪えて、堪えて、耐え続けていた心のどこかが、ほろりと決壊した。

 涙と一緒に、大切な何かがほろほろと溢れ出してくる。

 何度叫んだだろう。何度、絶望しか呼ばない汚れた扉に希望を見つけようとしただろう。
 愛してほしかっただけだった。抱きしめて、口づけをして、頭を撫でて。寝るときも一緒で、ご飯も一緒に食べて。手を繋いで歩いていくこと。最悪な環境から救いだしてくれる掌。
 姉さまの忠告も知らないあの頃なら、愛してる、それだけの言葉だけでも救われたかもしれない。

 ……でも、どれもこれも叶えられたことなんてなくて。

 包帯も巻かれない傷だらけの、自分の血にまみれていた幼女は、狭く深い暗闇の奥底で、へとへとに叫び疲れ果てていた。
 魂に染み着いた孤独に色んなことを諦めて、そうしてしくしく泣いたまま、眠り続けるだろう。世界を呪って。
 救われない自分を哀れんで。

 色んな人に怒られたの。変われって言われたの。頼れって。
 あなたを助けてくれたわけでもないのにね。誰も助けてくれなかったのにね。一人で生きていかなきゃいけなくなったのは、全部私のせいなの?

「……生まれ変わらなきゃ、リエンあなたは生まれなかったのにね。あのまま死んでたら幸福だったのに、なんで、しちゃったのかなぁ……」

 涙で濡れた吐息はとても苦くて、喉も鼻も痛かった。
 奈音や玲奈が怒るほど無様な死に方だったらしいが、私的にはかっこよく逝ったつもりだったのだ。実際に、ちゃんと満足していたのだから。

 ……所詮「つもり」だったみたいで、目を背けていただけだと気づかされたのだけども。みっともなく伸ばした手をナオに拾われたときに。

 今さらと、伸ばされた手を見た女の子が血を吐きながら叫んでも、嬉しかった事実は変わらない。変えられない。
 あなたを置き去りにして、無傷な笑顔で幸福に暮らすなんて器用な生き方はできないから、抱えてきたのに。私は私自身を裏切った。
 そして、これからも裏切り続ける。

「前に進みたいと思ったの。この平和な世界まで呪いたくないの。呪うだけの人生には、もう、疲れたんだよ」

 涙を雑に拭って、浴室や寝室、クロゼットルームを開けて覗いていく。寝室では隠し部屋も解錠して下りていった。以前とは違う殺風景な部屋を目にしても、足は止めなかった。止めたら膝から力が抜けそうだった。多分、一度座り込んだら、二度と立ち上がれない。

 ……滑稽だった。

 十歳の少女は自我の融合を許さなかった。そうして本当に孤独だと思い知らされる恐怖から逃げようとして、奈積の記憶を歪に切り離した。
 それでも逃げ切れなかった。
 だって本当のことなのだから。

 奈積の死が無駄だというなら。誰も――自分自身をも救わない少女の必死な思い込みは、それを上回る無意味さだろう。

 惨めで哀れで愚かな少女。誰も過去を救済してくれない。誰にもそんな奇跡は起こせない。

 転生とかいう奇跡なんてあるのなら、過去に渡る能力がほしい。全員の大人の顔面という顔面を殴り飛ばして踏みつけて蹴飛ばして怒鳴り付けてぶん投げてぎたぎたに刻んで徹底的にへし折ってやって目を覚まさせてやるのに。それかお母さまを毒殺から守るんだ。少女に本物の幸せを与えるために。

 ないなら、置いていくしかない。でも、私はやっぱりあなたを忘れられない。
 いつか、あなたを救いだす鍵を持って、帰ってくるだろう、あなたに会いに。

(それまで深く眠っていて、後宮ここで)

 あなたをいつか救済してみせるから、私を前に進ませて。

 この、あなたの箱庭と一緒に、眠っていて。















☆☆☆












 寝室の窓から出て、痛みしかない記憶を辿るように後宮をさ迷い歩く。夜にここまでうろついたのは初めてかもしれない。あの頃は夜は疲れきっていて、夜中まで人目を気にすることはとてもできなかった。庭のみかんの樹は手付かずでもやっぱり立派に立っている。野苺の茂みもつつじの垣も。ベリオルがヴィーの教育係を捕った場所や、無神経なヴィーにむかっ腹を立てた場所を通りすぎた。たったの一度も踏み込んだことがない女王陛下の居室周辺には行かない。薔薇の園を抜けて、エルサと花冠を作った草地も抜けて、あてどもないように歩きながらも、その終着点を目指す。

「――リィ」

 立ち止まった二人の間に一陣の風が吹いた。春の甘さなどない、冷たいだけの風。
 それが、ざあっと葉を鳴らす音と一緒に小さな呟きを届けて、うねりをあげて空へ舞い上がった。

 ……驚いているのと、やっぱりと思っているのと、半々か。

 初めて会ったのは、この場所だったわね。
 春のある日のこと。

「……本当に、今日聞いたばかりだったの?」
「そうだよ。王さまたち、そこら辺は当日になるまで、私が聞かない限り答えなかったと思う。気の利かせ方よね」
「…………泣いた?声が、掠れてる」
「……まあ、ね。ちゃんと向き合ったのは、今日が初めてだったから」
「……リィ、変わったね。旅が終わったあと、父上たちに呼び出されてたでしょう。決闘のことは知ってるけど、他にもなにかやらかしたんでしょう」
「ちょっと色んなことありすぎてなんとも言えないわ。でも、変わったのはあなたもよね」

 どんなに空を雲が流れようと、月は現れない。今宵は新月。
 雲自体も少ないし、絶好の星見日和だ。
 あんまりここにいると、王さまはまた遅いと文句を言うんだろうなぁ。

「私に言いたいことはまとまった?」
「…………うん」

 リエンと数人分の隙間を空けて向かい合って立つヴィーは、リエンと同じようにランタンを片手に持っていた。その後ろに、やっぱり影絵のようにティオリアが立っている。リエンは弟のランタンから同じ香の匂いを嗅いだ。おそらく、女王陛下の居室にもこの香りが漂っているのだろう。
 極刑に処されるような犯罪者には、墓なんてもの、作られない。無縁墓地に適当に放り込まれるのだそうだ。そしてヴィーがそこに参ることを世間は許さない。
 彼が唯一死を悼める場所は、この後宮しかない。
 ……なのに、彼はここを壊すことに決めたのだ。

「……リィ」
「気にしないで。私が勝手に心変わりして、しかもその気持ちをもて余してるだけだから。ちゃんと、今は折り合いをつけれた、から……多分」
「…………今なら、変えれる。まだ話を通しただけだから。だから……」

 ああ、なんて優しいのだろう、この子は。リエンは笑ったが、歪んだ笑みになってしまったのを、自分でもわかってしまった。
 手柄、功績。喉から手が出るほど欲しいだろうに逸ることはけしてない。大切なものの枠には幸せな世界を壊したリエンすら無条件に入っていて、余すことなく抱きしめようとしている。
 自分だってどこまでも何度でも母親を殺していこうとしているのに、その痛みは棚上げして。

「……でもね、時には厳しくすることも重要だよ」
「え?」
「私もあなたみたいに前に進もうと決めたから、いいの。私が覚えておけばいいだけの話だから。その証がなくなるのが怖くなったことにも意味がないんだから」
「意味がないなんてそんなことない」
「私の感じる痛みは私のものよ。あなたが押しつけられるものじゃない。非情になれまでは言わないけど、全部を背負うことは間違っているわ。私はいいと言ってるの。その責任は私だけのもの」
「…………」
「ヴィー。私を嫌いになりかけてるんじゃなかった?」
「――ぼくは!」

 鬼火のような灯火が揺れ、深い青の瞳を鮮やかに照らし出した。姉があえて踏み込まなかった空白を、ヴィオレットは自分で踏み出して、もう迷いなどないようにずんずんと埋めていく。
 そうしているヴィオレットの方が泣きそうだった。

 いつもいつも、こうして隙間を埋めるのはヴィオレットの方なのだ。リィはいつだって待ってるわけでもためらっている訳でもなく、ただ無意味に線を引いて空白を空けている。かといって、その隙間を無遠慮に埋めて怒られたのはたったの一回きりしかなかった。

 やがて足を止めたのは、ランタンがぶつかり合いそうになるほどの距離になったから。お互いの金髪がちりちりと赤く照らされる。
 こうなれば、暗かろうとお互いの表情を読むのに苦労はない。

「ぼくは、リィのそういうところが、嫌い」
「あらら……断言?」
「惚けるのもいい加減にやめて。向き合って。ぼくと。と」

 水が染み込んでいくようにじわじわと、リィの目が開かれていく。その言った意味がわからなくとも、心の中に一滴でも残せればそれでいい。

 子どもは、守り慈しむものだろう、それはそうだ。
 しかし、だからといって、その子どもの些細な沽券まで気づかずに丸無視するのはどうなんだ。

「セレネスさまから教えてもらったけどね、世の中には『きょうだい喧嘩』っていう便利なものがあるらしくてね」

 思わぬ話の転換に、リエンはぽかんと弟を見下ろした。これまでとは違う、ずいぶん間抜けな顔で。

「…………きょうだい?」
「そう。喧嘩。どんなに仲がいいきょうだいだって、譲れないものがぶつかると喧嘩してでも勝ち取ろうとするものなんだって。セレネスさまもヘリオスさまとそうしてきたんだって」
「……そ、それは、殺伐としてるのね……?」
「そうでもないらしいんだ。現に仲がよかったでしょ、二人とも。仲直りっていうものをしたら――これは和解みたいなものらしいんだけど、水に流すんだって。もしどっちかが勝って、片方が負けても、お互いに真剣に戦った結果だから、認めないと恥になるって」
「……それは、確かにうまい方法ね……」

 うまいもなにも。

 口を挟めなかったものの、両者の背後に立つ護衛たち(兄弟持ち)は、揃って口をもごもごさせた。……非常にツッコミたい。

(変なところで世間知らずを発揮してないかこの方々)

 この王族姉弟だからこその、とことんまで気の抜ける会話風景だ。シリアスどこに行った。

 そんな護衛たちに気づかず、ふんふんと頷いて新たな知識を得ていたリエンである。仲直りという発想はなかった。前世なおとは喧嘩したまま死んだし、そういうものは亀裂が入ったらそのままかと思い込んでいたのだ。……なるほど、仲直り。
 そうして、一段落すると首をかしげた。

「それで、きょうだい喧嘩がどうかしたの?」
「ぼくとリィでしようよ」

 わざわざ喧嘩しようと言って始まるきょうだい喧嘩があるか、とまた護衛たちは脱力しかけたが、残念ながら姉弟は真剣だった。真摯な顔で向かい合っている。

「ヴィーと?私が?」
「うん」
「でも……多分無理じゃない?私とヴィーの目指すもの違うじゃない。譲れないもなにも」
「――本当に?」
「え?」
?」

 ヴィオレットはきょとんとする姉を見上げ、諦めたように目を逸らした。
 ま、いいか、と小さく呟き、にこりと笑ってみせる。今のヴィオレットに重要なのは結果より過程。まだ舞台すら出来上がっていないのだ。

「リィ。ぼくにだってあなたをその気にさせることができるってこと、見せてあげる」

 他の誰にはすっとぼけた誘い文句だろうと、間の抜けた会話だろうと。
 ヴィオレットにとっては一世一代の大勝負なのだ。
 だから二回言う。頭に意味を刻んでもらうために。

「ねえ。きょうだい喧嘩、しようよ」

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