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第1章
人間になりました
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目を覚ますとそこは広い草原だった。見渡すと街道がすぐそこにあった。ふと水溜まりで自分の姿を見てみる。黒いローブに白髪青眼の少女の顔。
「どうやら人間に転生したようだな」
神界より追放されて人間になったようだ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「魔力は、、、使えるな。よし、空間収納に何かあったかな?」
神界より追放された結果、今までのように自由に物を創造することは出来なくなった。よって持ち物は空間収納に入れていたものだけである。
「お気に入りの大鎌に少しの食料、他には大したものはないな」
今まで、必要なものはその時に創造していた弊害だろう。空間収納の中にはほとんど何も無かった。
「まぁ、無いものはしょうがない。街で買うか。さてその街だがどこにあるのかな?」
何か道標のようなものがないか周りを見渡していると、遠くから土煙が近づいてくるのが見えた。
「あれは馬車と、、、魔物?追われているのか?んーまぁちょうどいい、今の実力がどの程度なのか試してみるとしよう」
数分前
「くそっ!護衛の奴ら魔物の群れを見た途端、自分たちだけ逃げやがって!」
その行商人は街に商売をしに行くところだった。しかし運悪く道中でゴブリンの群れと遭遇、しかも護衛をしていた冒険者達はこれを見た途端に逃げ出してしまった。そしてそこからは長い逃避行だった。荷物や商品を捨てながら走り続けあと数キロで街にたどり着くという時、視界の端に小さな人影が見えた。
「あれは、、、子供か?!なんでこんなところに1人で!おい!そこの小僧早く逃げろ、魔物の群れだ!」
そんな行商人の必死な叫びも虚しく魔物たちが子供の元にたどり着いてしまった。子供は足がすくんだのか、1歩も動いていない。巻き込んでしまい、自分のせいで子供が無惨に殺されると思い、行商人が顔を青ざめさせたその時、
「こいつらでは相手にならんな。弱すぎて話にならん」
そんな予想より高い声が聞こえてきたその時、目を疑うようなことが起きた。魔物が全て真っ二つに切断されたのだ。数十匹もいた魔物が全てである。ふと、子供の方を見て見ると腕を横に振り抜いている。その手には大きな鎌のようなものを持っている。
「あの子供がやったのか?、、、っ!そうだ怪我は!無事なのか!」
「どうやら人間に転生したようだな」
神界より追放されて人間になったようだ
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「魔力は、、、使えるな。よし、空間収納に何かあったかな?」
神界より追放された結果、今までのように自由に物を創造することは出来なくなった。よって持ち物は空間収納に入れていたものだけである。
「お気に入りの大鎌に少しの食料、他には大したものはないな」
今まで、必要なものはその時に創造していた弊害だろう。空間収納の中にはほとんど何も無かった。
「まぁ、無いものはしょうがない。街で買うか。さてその街だがどこにあるのかな?」
何か道標のようなものがないか周りを見渡していると、遠くから土煙が近づいてくるのが見えた。
「あれは馬車と、、、魔物?追われているのか?んーまぁちょうどいい、今の実力がどの程度なのか試してみるとしよう」
数分前
「くそっ!護衛の奴ら魔物の群れを見た途端、自分たちだけ逃げやがって!」
その行商人は街に商売をしに行くところだった。しかし運悪く道中でゴブリンの群れと遭遇、しかも護衛をしていた冒険者達はこれを見た途端に逃げ出してしまった。そしてそこからは長い逃避行だった。荷物や商品を捨てながら走り続けあと数キロで街にたどり着くという時、視界の端に小さな人影が見えた。
「あれは、、、子供か?!なんでこんなところに1人で!おい!そこの小僧早く逃げろ、魔物の群れだ!」
そんな行商人の必死な叫びも虚しく魔物たちが子供の元にたどり着いてしまった。子供は足がすくんだのか、1歩も動いていない。巻き込んでしまい、自分のせいで子供が無惨に殺されると思い、行商人が顔を青ざめさせたその時、
「こいつらでは相手にならんな。弱すぎて話にならん」
そんな予想より高い声が聞こえてきたその時、目を疑うようなことが起きた。魔物が全て真っ二つに切断されたのだ。数十匹もいた魔物が全てである。ふと、子供の方を見て見ると腕を横に振り抜いている。その手には大きな鎌のようなものを持っている。
「あの子供がやったのか?、、、っ!そうだ怪我は!無事なのか!」
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