恋 ~大切だから~

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本編

アナウンスコンクール4

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~1月23日水曜日~

朝になり目を覚ます。そして重大な問題に気づく。
誰が休みの連絡するの?
親は無理だし私はばれる‥。無断欠席で家にこられたら最悪。それは家に届ける担当が綾だからっていうのもある。近所だから。綾にあうかもしれないし‥。行ってみるだけいこっ。もし無理だったらこっそり抜け出す。多分こういうときに限っていつも‥平気だから。

家を飛び出し学校につくまでに三人とあった。一緒に行く途中、来奈が聞いてきた。

来奈「昨日‥大丈夫だった‥?」

奈菜「うん‥。突然嫌なこと思い出したからさ‥」

嘘だけどそれしか思い付かなかった。みんな知ってるし一番騙せるから‥。すると花音が

来奈「本当?」

と真剣な顔で言ってきた。花音は鋭い。気づかれている。それ以外って。

奈菜「う‥‥嘘いうわけないやん‥‥あはは。あは」

中途半端な笑顔で答える。花音の疑いの目は変わらなかった。仕方ないよね。蜜柑はなにも昨日のことに関しては言わなかった。私が嫌がっているのは分かっていたからだろう。でも蜜柑の考えはわからない。何でだろう。何でなんだろう。

学校につきクラスに入る。クラスは騒いでいた。

綾「ねぇ小山くんって恋愛ゲーム参加してるのぉー?」

と聞いているのは綾だった。それに対して小山くんは

小山「で?」

と冷たく返していた。他の女子も聞いている。なんでこんなことになっているんだろう。私は近くの席の浜辺夏はまべなつちゃんに話しかける。浜辺さんのことをわたしはなっちゃんと呼んでいる。なっちゃんは美術部入っている大人しくてかわいいってよりは美しい女の子だ。

奈菜「なっちゃん‥。これどういうこと‥?」

夏「わからない‥。でも小山くんが恋愛ゲームに参加しているかってさっきから杉江さんたちがさ」

奈菜「なんでだろう‥。」 

するとドアが勢いよく開き黒羽が入ってくる。

黒羽「何騒いでるん?」

と黒羽は西岡にきき西岡は簡単に説明していた。

黒羽「は?小山が‥。え‥なんで」

と黒羽は呟いていた。たまたま近くにいたから気がついただけだけど‥。でもなんで?黒羽の反応的にどうして?小山くんが参加しているって知らなかったの?

福本「ねぇ‥どっちぃー!」

と今度は福本美羽ふくもとみわが聞く。福本さんは明るくてクラスのリーダー。女子バスケットボール部に入っている。福本さんは小山くんとも仲がいいし‥

小山「うっせーな。もしそうだったら何??」

と小山くんが笑いながらいう。昨日は普通に頷いてくれたのになぜ?好きな人ばれるから?

チャイムがなりホームルームが始まる。一時間目は数学で移動だった。
昨日のことは気にしない気にしない!!

授業が始まってしばらくたつと綾が紙を渡してきた。広げると


『恋愛ゲーム参加しているよね?昨日の聞こえてたんだ~!小山くんもなのぉ?せこいなぁー!いつもうぜぇ。今回は邪魔するんなよ笑』

は?それ以外の反応ができなかった。でもさ小山くんの事を知っているのに聞いてたのはなぜ?探るため?好きな人を。両思いだったら?とか考えていたのかな?

授業が終わり部活に向かう。
部室につき筆箱を出したときに違和感を感じた。あれ?綾が回してきた紙がない‥。落としちゃった?ヤバい‥。見られたら。でも‥別にいいよね?私‥悪くないし‥悪いのは綾だし‥。いいよね?いいよね?
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