恋 ~大切だから~

もな♩

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本編

信じられる?2

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眼が覚めると保健室にいた。そういえばさっき倒れて‥。なにかを思い出しそうだった?
なんだっけ?頭が少し痛い。

先生「稲葉さん。大丈夫?急に倒れたって貧血かしら?」

貧血な気がしないけど、否定したらめんどいだろうな。

奈菜「そうかもですね。」

先生「もうすぐ4限だけど戻れるかしら?」

奈菜「はい。」

確か4限は‥数学!?行きたい行きたい!
少し急いで教室に向かう。
教室に入って用意をしていると

村野「サボりやろあいつ」

綾「かもな~疑われてたからちゃう?」

村野「てか稲尾がこれば真実わかるんやけどな」

サボりでもなんでもいいや。移動しよっ。てか思い出したくないこと?山下サファイアはバンドしてた時のキーボードで‥ドラムは‥誰?ギターも誰?たしかにいた。わかんないや。なにも何にも。私はいまなにをするんだっけ。恋愛ゲームってなんでできてるんだろ。てかなんで払ってんの私。好きになっただけ。小山くんを守る必要は?来奈は彼氏を守るのはわかる。でも私は?なんも関係ないただのクラスメイトだよ?ただ片思いなだけ。なんなんだろう私って。

そんなことを考えてたら授業が始まった。すると綾が私の方に紙を回してきた。

『授業終わったらmineみて』

なんでだろう。まぁいいや。逆らうのめんどいし。

気がつくと授業が終わっていた。

mineをみると綾との個人チャットの通知が来ていた。
そこに一枚の画像があった。
なにこれ。

はっ。これは大会の時の雨の時のやつ。

綾『裏切り者』

花音も写ってるし誰が撮ったの?裏切り者って。私は雨の中そこにいただけ。

綾『奈菜って小山くんのこと好きだったんだね。私一年からだしずっと好きだもん。そんな今更のやつに邪魔されたくない。てかそろそろ告白しちゃおっかなっ♡邪魔したら覚悟してね』

なんなのよ。うざい。私から全部奪うの?私の彼氏も奪ったよね?あんたが入らなかったら私は幸せだった。もし大和があんたのこと好きだったとしても他の別れかたがあった。1番悲しい方法にならなかった。あこも奪って。ざまあって思ってんでしょ?いい加減にして。いちいち言わなくてもいい。

奈菜『裏切ってない。本人に聞けば?邪魔しないし興味ない。私好きじゃないし』

やっぱ嘘で自分を作る。嘘が楽。

綾『へぇ~。そうなんだぁ嘘つきさん♡てか彼氏さんに振られたりしたもんね奈菜ちゃんは。』

奈菜『今更でしょ?』

綾『てかブスに負けるわけないかぁ』

奈菜『自由にしたら?私関係ないでしょ?』

綾『逃げるんかぁ』

奈菜『そう思うならそう思えばいい。』

写真。誰が撮ったの?私が先生に相談した時は花音の他に誰かいた?でも多分いたのは蜜柑か来奈になる。他が帰ってから言ったから。でも来奈はそんなのやる人じゃない。蜜柑はわかんないけど。でも今なら蜜柑を疑ってしまう。

でもいいよね?

最低な人なだけ。
信じられる?私はあの人のこと。

私の生き方を邪魔しないで。
私は私らしく、あなたはあなたらしく生きたらいい。
だけどこれ以上苦しまさせないで。
私の大切な人を
大切だから。
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