クラスの女王様

もな♩

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稲葉奈菜編

稲葉奈菜1

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今日は待ちに待ったクラス発表の日。あこと同じクラスなら嬉しいな!綾も!綾は前離れちゃったけど‥。彩乃ちゃん?もいい子みたいだしなぁ。あこと仲良いもんね。悪い子じゃない。そう思いながらリビングへ向かう。

やっぱり誰もいない。お父さんもお母さんも仕事早いとか言うけど絶対嘘だ。お母さんが嘘つく時は右目だけに少し笑みを浮かべるしお父さんは口が笑う。『仕事だから夜中に帰って‥』とか言ってきた時も両親ともにそうだった。私いらない子なのかも。四年生の時からだし気にしないでおこう。私が髪を染めたのが悪い。そのせいでこんなことになってしまったのだから。別にいい。両親からの愛情を受けなくても私は幸せ。どうにかなる。いつも笑えるし、校則守ってるじゃん?それなのに親にキレられるのはわからない。両親の思う通りの優等生にはならないよ。最低限のルールは守ってるじゃん?自由ぐらいくれないの?まぁあんな奴らどうでもいい。

学校に向かう途中にあこの家による。待ち合わせの五分前にはついておくべき。あこは待たされるのを嫌がるから。早く家を出られても平気だもん。安全策。それだけ。

ガチャ

「あっ!奈菜おはよ!」

出てきたのはもちろんあこ。

「おはよ。あこ」

そう言ってあこを見る。すこしの変化にでも気づかないと。
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