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3話 転移3
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ただ、俺のやったことについて訂正の断りもあった。
「今回、これだけの事が出来たのは、この場所だからと思っておいてください。場所が変われば、物理が強く魔術が弱い、もしくは物理が弱く魔術が強い、物理、魔術共に弱い等の事も考えうりますからね。」
「というのは?」
「この場所においては、あなたの技はすべて特化されており、自分の持つ力以上が発揮されたのですが、場所が変わればそれも変化するという事です。」
「なるほど。確かにそうだろうな。どこででもこんな感じだったら、俺は単に破壊者になってしまうな。」
俺は一人で納得していた。
「だとしたら、そこへ行って試してみないとわからないのか?」
「その場所に行ってみないとわからないと思いますが、大概は、どちらかを施行しようとすると体が重く感じると思います。それによってわかると思いますが・・・」
「後、4人の娘を救ってくれと言っていたが、どういう事だ?俺としては、2人だけを救えれば問題ないのだが?」
「現状態のあなたでしたら救い出す事が出来ないからです。ですので、4人の娘に対しても救い出す順番があるのです。順番としては、長女から順となりますので、間違えないと思いますが、物理干渉によって、違う娘のところへ転移させらせてしまうかも知れませんが・・・」
「それについて何か問題でも?」
「ええ、あなたにはすべての娘と契って頂きたいのです。」
「へ?」
「ですので、すべての娘と契って頂きたいのですが・・・」
「いやいや、だから何をいってるんだ?そんな事出来るわけないじゃないか?」
「いえ、すべての娘と契って戴かないとあなたの覚醒ができませんので」
「覚醒?」
「これ以上は話をしていても無駄となりますので、長女がいる世界へ転移して頂きますね。あと、あなたに授けるべき物はこの中にはいっています。」
そう言って何かの宝石の様な石が埋め込まれたリングを俺の手首に嵌めてきた。
「これは収納の腕輪です。必要に応じて石の部分に手をあてて必要なものを考えれば出てきます。但し、収納されている物に限りますがね。また、新しく収納したい物があれば入れと頭で考えただけで収納できます。一応、無限収納となっていますので、いくらでも入りますが、生物は収納できませんので気をつけておいてください。」
「そんな高価そうな物もらう訳にはいかないだろう?」
「気にしなくて結構ですよ。元々あなたの両親より預かっていたもので、必要かと思われる物を収納していただけですし、あなたにはわたしの娘達を救って戴かないといけませんしね。」
「俺は英雄でも何でもないんだかな?それにそんなに強いものでもないんだが・・・」
自嘲気味にそう言って天を仰ぐと満月の光が体に当たってからだの中に入っていくのを感じた。
「何を仰られているのですか?あなたは、私たちにとっての英雄であり、希望なんですよ。」
「へっ?どういう事なんだ?」
俺は訳もわからずたじろいでしまった。
「あの方は、もう。こんな大事な事もお伝えしていなかったのですか?」
「大事って…?」
「あなたはまだ気づいていないかも知れませんが、あなた方一族はすべての頂点に立つべき方々なのですよ!但し、あなたの兄には気をつけておいてください。」
「へっ?俺に兄はいないんだがな?」
「知らされていないだけです。あなたは、3人兄弟の末っ子ですよ。兄2人とは別々に育てられただけです。兄2人は一緒に生活していますというか、双子なので一緒なのですが…」
「なんか聞いていたら俺の廻りってどうなってんだ?」
「それにつきましては、ご両親にお伺いください。では、時間も少なくなってきましたのでそろそろ長女のところへ転移して頂きますね。長女には何も伝えなくてもあなたを感じればすべてが伝わりますのでよろしくお願いしますね。」
そういうと俺の足元から光を発して徐々に上にあがりながら足元から順に消えていった。
ずいぶんと時間が空きましてすみませんm(._.)m社畜に追われて何も出来ませんでした。これからは少しずつでも更新できるようにがんばりますので、よろしくお願いします。
「今回、これだけの事が出来たのは、この場所だからと思っておいてください。場所が変われば、物理が強く魔術が弱い、もしくは物理が弱く魔術が強い、物理、魔術共に弱い等の事も考えうりますからね。」
「というのは?」
「この場所においては、あなたの技はすべて特化されており、自分の持つ力以上が発揮されたのですが、場所が変わればそれも変化するという事です。」
「なるほど。確かにそうだろうな。どこででもこんな感じだったら、俺は単に破壊者になってしまうな。」
俺は一人で納得していた。
「だとしたら、そこへ行って試してみないとわからないのか?」
「その場所に行ってみないとわからないと思いますが、大概は、どちらかを施行しようとすると体が重く感じると思います。それによってわかると思いますが・・・」
「後、4人の娘を救ってくれと言っていたが、どういう事だ?俺としては、2人だけを救えれば問題ないのだが?」
「現状態のあなたでしたら救い出す事が出来ないからです。ですので、4人の娘に対しても救い出す順番があるのです。順番としては、長女から順となりますので、間違えないと思いますが、物理干渉によって、違う娘のところへ転移させらせてしまうかも知れませんが・・・」
「それについて何か問題でも?」
「ええ、あなたにはすべての娘と契って頂きたいのです。」
「へ?」
「ですので、すべての娘と契って頂きたいのですが・・・」
「いやいや、だから何をいってるんだ?そんな事出来るわけないじゃないか?」
「いえ、すべての娘と契って戴かないとあなたの覚醒ができませんので」
「覚醒?」
「これ以上は話をしていても無駄となりますので、長女がいる世界へ転移して頂きますね。あと、あなたに授けるべき物はこの中にはいっています。」
そう言って何かの宝石の様な石が埋め込まれたリングを俺の手首に嵌めてきた。
「これは収納の腕輪です。必要に応じて石の部分に手をあてて必要なものを考えれば出てきます。但し、収納されている物に限りますがね。また、新しく収納したい物があれば入れと頭で考えただけで収納できます。一応、無限収納となっていますので、いくらでも入りますが、生物は収納できませんので気をつけておいてください。」
「そんな高価そうな物もらう訳にはいかないだろう?」
「気にしなくて結構ですよ。元々あなたの両親より預かっていたもので、必要かと思われる物を収納していただけですし、あなたにはわたしの娘達を救って戴かないといけませんしね。」
「俺は英雄でも何でもないんだかな?それにそんなに強いものでもないんだが・・・」
自嘲気味にそう言って天を仰ぐと満月の光が体に当たってからだの中に入っていくのを感じた。
「何を仰られているのですか?あなたは、私たちにとっての英雄であり、希望なんですよ。」
「へっ?どういう事なんだ?」
俺は訳もわからずたじろいでしまった。
「あの方は、もう。こんな大事な事もお伝えしていなかったのですか?」
「大事って…?」
「あなたはまだ気づいていないかも知れませんが、あなた方一族はすべての頂点に立つべき方々なのですよ!但し、あなたの兄には気をつけておいてください。」
「へっ?俺に兄はいないんだがな?」
「知らされていないだけです。あなたは、3人兄弟の末っ子ですよ。兄2人とは別々に育てられただけです。兄2人は一緒に生活していますというか、双子なので一緒なのですが…」
「なんか聞いていたら俺の廻りってどうなってんだ?」
「それにつきましては、ご両親にお伺いください。では、時間も少なくなってきましたのでそろそろ長女のところへ転移して頂きますね。長女には何も伝えなくてもあなたを感じればすべてが伝わりますのでよろしくお願いしますね。」
そういうと俺の足元から光を発して徐々に上にあがりながら足元から順に消えていった。
ずいぶんと時間が空きましてすみませんm(._.)m社畜に追われて何も出来ませんでした。これからは少しずつでも更新できるようにがんばりますので、よろしくお願いします。
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