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【 大火 】
商国の二人 後編
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全ての書類の確認と捺印が終わり、無事ホテルを出た後、サイレームは深いため息をつくと共に同行者に苦言を呈していた。
「あそこはにっこり微笑んで、ありがとうございます、だろ? 正直生きた心地がしなかったよ。相手はあの“無眼の隻腕”だよ? 冷酷非道の怪物だ! もう生きた心地がしなかったよ。もう少し常識をわきまえてくれよっ!」
「兵が4人配置されておりましたので、護衛としては座るわけには参りませんでした」
だがマリッカは涼しい顔で怖い事を言う。サイレームは先ほどのホテルの部屋を思い出すが、ククルスト王と自分たち二人しかいなかったはずだ。
確かにドアの外には歩哨が二人立ってはいたが、人数が合わない。
「南の壁の色が少し違うのに気が付きませんでしたか? あそこは新しく作った壁で、その後ろに兵が配置されていました。ククルスト王は用心深いので有名な方です。万が一を考えたのでしょう」
まるで彼の考えを見透かしたかのように、マリッカは話を続けるが――
「そうであったとしても、僕らには襲ってこないだろう、一応は味方なんだかから。それにこちらは丸腰だよ、素手! 襲われたら両手を上げて命乞いをするしかないよ」
大仰な動作でそれを遮る。実際、戦闘になったらサイレームにはどうしようもない。戦闘技術など皆無なのだ。
こんな事なら、外で待たせておけば良かったと思う。女性がいた方が華やかだと思ったのが間違いだった。
どちらかと言えば、護衛は敗残兵対策だ。コンセシール商国は、ここハルタール帝国の人々に相当に恨まれている。彼らにとって、我々は死の商人なのだから。
◇ ◇ ◇
その頃、ゼビア王国の北にあるスパイセン王国も順調に勢力を拡大していた。
正規兵力22万、民兵750万人。国家総人口は1千万を少し超える程度であり、国家のほぼ全員が参加している。
こうした民族大移動の戦争中、祖国が陥落することは決して珍しい事態ではない。
だからこの世界の人間は土地に執着しない。自分達を率い、活かしてきた実績のある血族が治める地、それが国家なのだ。
だが今までは、代理王であるシコネフス・ライン・エーバルガットが治めていた。
ゼビア王国との戦争の為だ。国民は十分に納得していたが、それでもやはりスパイセンの血族に治めてもらいたいという気持ちを常に抱いていた。
そして彼が死にリーシェイム・スパイセンが跡を継ぐと、因縁であったゼビア王国と正式に和解。そして人馬騎兵10騎を供与され、彼らと共に所属していたハルタール帝国に反旗を翻したのであった。
国境を越えて約360キロメートル。ここまでは大小様々な都市を蹂躙し、順調な侵略を行っていた。
しかし現在、たった一つの都市の抵抗で足止めを受けていた。
山岳都市エルブロシー。かつての領域跡の天を突きさすような山々の中に、その街は作られた。
住居等は点在する尖った山頂を削って建てられ、建物と建物の間はローブウェイで行き来する。その景観は、まるで天頂に張られた巨大な蜘蛛の巣を思わせる。
元々は領域解除のための拠点だったと伝えられているが、今でななぜそんな場所に街を作ったのかを知るものは居ない。
「不便な街だ。こんなところ一刻も早く出て、俺は都会に行くんだ……なんて思っていたんだけどな」
都市防衛隊長、ミルクス・ラスコンは眼下にひしめくスパイセン王国軍の群れを見ながらそう呟いた。
身長169センチ。上背は人並みであるが、人より少しだけ丸みのある脂肪を持つ。灰色の髪に少しいたずらっ子の様な青い瞳。
真っ赤な胸甲に、同じく赤い手甲、脛当て、肩甲。鎧から見える内側には白に緑の横嶋三本ライン――ハルタール帝国の軍服を着用している。
肩に担いでいるのは巨大な金属性のバリスタ。通常持ち歩くような物ではないが、この男にはこれが一番手に馴染んだ。
「数はそうだな……人馬騎兵とやらが6騎と、軍民合わせて400万人くらいか。こっちの100倍くらいか。ご苦労な事だな」
この地は決して戦略上の要地ではない。迂回しようと思えばいくらでも出来る。
だがそうしないのは、この周辺が鉱山地帯だからだ。
人間が使う魔力で硬くなる金属――魔道鉱。その産出地としては世界でも有数の場所だ。この街を作った理由は不明でも、維持するには十分な理由があったのである。
「連中登ってきますね、ご苦労な事です」
「撃っちゃって良いですよね?」
部下達はやる気満々だ。数は圧倒的に不利だが、それを補って余りある程の地の利を得ているのだ。
建物は麓からおおよそ300メートル登った場所にある、切り立った崖の上。そこへスパイセン王国の民兵が、ハーケンを打ちながら崖をよじ登ろうと躍起になっている。
矢を打ち込めば、殺虫剤をかけられた虫のようにポロポロと落ちて行くだろう。
一方で人馬騎兵はここまでは攻めて来られない。
地上では圧倒的な戦闘力を誇る新兵器も、崖を相手には無力だったのだ。
「鎧も着ていない連中だ。ギリギリまで引きつけてからでいい。むしろ、ここを離れられると面倒だ」
防衛指揮を任された ミルクス将軍は、スパイセン王国の状況を分析していた。
(奴らは欲をかいたのだ。進むのであれば、ここは要地でもなんでもない。迂回すれば済むだけなのだ。だがスパイセンの新国王リーシェイムは、ここの鉱山に目が眩み、対局を見失った。後は向こうが気が付くまで、精々遊んでやるとしよう……)
だが同時に、気の毒にも思う。シコネフスが存命であれば、このような暴挙は行わなかっただろう。また行ったとしても、こんな鉱山一つに頓着しなかっただろう。
だが負けてやることは出来ない。同時に、早々に攻略は無理だと思わせてもいけない。損害を抑えながら、尚且つ攻略できる希望を与え、出来る限りの時間を稼ぐ。
用兵家としての、腕の見せ所であった。
「あそこはにっこり微笑んで、ありがとうございます、だろ? 正直生きた心地がしなかったよ。相手はあの“無眼の隻腕”だよ? 冷酷非道の怪物だ! もう生きた心地がしなかったよ。もう少し常識をわきまえてくれよっ!」
「兵が4人配置されておりましたので、護衛としては座るわけには参りませんでした」
だがマリッカは涼しい顔で怖い事を言う。サイレームは先ほどのホテルの部屋を思い出すが、ククルスト王と自分たち二人しかいなかったはずだ。
確かにドアの外には歩哨が二人立ってはいたが、人数が合わない。
「南の壁の色が少し違うのに気が付きませんでしたか? あそこは新しく作った壁で、その後ろに兵が配置されていました。ククルスト王は用心深いので有名な方です。万が一を考えたのでしょう」
まるで彼の考えを見透かしたかのように、マリッカは話を続けるが――
「そうであったとしても、僕らには襲ってこないだろう、一応は味方なんだかから。それにこちらは丸腰だよ、素手! 襲われたら両手を上げて命乞いをするしかないよ」
大仰な動作でそれを遮る。実際、戦闘になったらサイレームにはどうしようもない。戦闘技術など皆無なのだ。
こんな事なら、外で待たせておけば良かったと思う。女性がいた方が華やかだと思ったのが間違いだった。
どちらかと言えば、護衛は敗残兵対策だ。コンセシール商国は、ここハルタール帝国の人々に相当に恨まれている。彼らにとって、我々は死の商人なのだから。
◇ ◇ ◇
その頃、ゼビア王国の北にあるスパイセン王国も順調に勢力を拡大していた。
正規兵力22万、民兵750万人。国家総人口は1千万を少し超える程度であり、国家のほぼ全員が参加している。
こうした民族大移動の戦争中、祖国が陥落することは決して珍しい事態ではない。
だからこの世界の人間は土地に執着しない。自分達を率い、活かしてきた実績のある血族が治める地、それが国家なのだ。
だが今までは、代理王であるシコネフス・ライン・エーバルガットが治めていた。
ゼビア王国との戦争の為だ。国民は十分に納得していたが、それでもやはりスパイセンの血族に治めてもらいたいという気持ちを常に抱いていた。
そして彼が死にリーシェイム・スパイセンが跡を継ぐと、因縁であったゼビア王国と正式に和解。そして人馬騎兵10騎を供与され、彼らと共に所属していたハルタール帝国に反旗を翻したのであった。
国境を越えて約360キロメートル。ここまでは大小様々な都市を蹂躙し、順調な侵略を行っていた。
しかし現在、たった一つの都市の抵抗で足止めを受けていた。
山岳都市エルブロシー。かつての領域跡の天を突きさすような山々の中に、その街は作られた。
住居等は点在する尖った山頂を削って建てられ、建物と建物の間はローブウェイで行き来する。その景観は、まるで天頂に張られた巨大な蜘蛛の巣を思わせる。
元々は領域解除のための拠点だったと伝えられているが、今でななぜそんな場所に街を作ったのかを知るものは居ない。
「不便な街だ。こんなところ一刻も早く出て、俺は都会に行くんだ……なんて思っていたんだけどな」
都市防衛隊長、ミルクス・ラスコンは眼下にひしめくスパイセン王国軍の群れを見ながらそう呟いた。
身長169センチ。上背は人並みであるが、人より少しだけ丸みのある脂肪を持つ。灰色の髪に少しいたずらっ子の様な青い瞳。
真っ赤な胸甲に、同じく赤い手甲、脛当て、肩甲。鎧から見える内側には白に緑の横嶋三本ライン――ハルタール帝国の軍服を着用している。
肩に担いでいるのは巨大な金属性のバリスタ。通常持ち歩くような物ではないが、この男にはこれが一番手に馴染んだ。
「数はそうだな……人馬騎兵とやらが6騎と、軍民合わせて400万人くらいか。こっちの100倍くらいか。ご苦労な事だな」
この地は決して戦略上の要地ではない。迂回しようと思えばいくらでも出来る。
だがそうしないのは、この周辺が鉱山地帯だからだ。
人間が使う魔力で硬くなる金属――魔道鉱。その産出地としては世界でも有数の場所だ。この街を作った理由は不明でも、維持するには十分な理由があったのである。
「連中登ってきますね、ご苦労な事です」
「撃っちゃって良いですよね?」
部下達はやる気満々だ。数は圧倒的に不利だが、それを補って余りある程の地の利を得ているのだ。
建物は麓からおおよそ300メートル登った場所にある、切り立った崖の上。そこへスパイセン王国の民兵が、ハーケンを打ちながら崖をよじ登ろうと躍起になっている。
矢を打ち込めば、殺虫剤をかけられた虫のようにポロポロと落ちて行くだろう。
一方で人馬騎兵はここまでは攻めて来られない。
地上では圧倒的な戦闘力を誇る新兵器も、崖を相手には無力だったのだ。
「鎧も着ていない連中だ。ギリギリまで引きつけてからでいい。むしろ、ここを離れられると面倒だ」
防衛指揮を任された ミルクス将軍は、スパイセン王国の状況を分析していた。
(奴らは欲をかいたのだ。進むのであれば、ここは要地でもなんでもない。迂回すれば済むだけなのだ。だがスパイセンの新国王リーシェイムは、ここの鉱山に目が眩み、対局を見失った。後は向こうが気が付くまで、精々遊んでやるとしよう……)
だが同時に、気の毒にも思う。シコネフスが存命であれば、このような暴挙は行わなかっただろう。また行ったとしても、こんな鉱山一つに頓着しなかっただろう。
だが負けてやることは出来ない。同時に、早々に攻略は無理だと思わせてもいけない。損害を抑えながら、尚且つ攻略できる希望を与え、出来る限りの時間を稼ぐ。
用兵家としての、腕の見せ所であった。
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