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【 滅び 】
未だ帝国は死せず 前編
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碧色の祝福に守られし栄光暦219年3月6日。
魔族領。ムーオス自由帝国北部にそびえる壁と白き苔の領域の間には、数百キロに渡って枯れたような薄黄色の草原が続いている。
正確に言えば実際に枯れているのだが、根は休眠状態だ。この辺りは海からここまで全て領域が解除されており、自然環境は惑星の形状に準じている。
あまり高い山がないこの地域は風が強く、また雨は滅多に降らない。しかし一度降れば、この辺りはそれなりに豊かな自然を見せるだろう。
そんな中を、敗残兵の群れがムーオスへ向けて帰還していた。
エスチネルが墜落するとほぼ同時に、地下から一斉に軍隊蟻の群れが這い出してきた。
今まで一体どこにいたのか。まるで、コンクリートの下でじっと時を待っていたようではないかと、兵士達は振り返る。
それだけではない。通常の兵士では、まったく対処出来ない強敵、首無し騎士までが現れたのだ。
ムーオス自由帝国にとっては、リアンヌの丘が陥落した時の悪夢再びだ。あの当時も、白き苔の領域南方に布陣していた帝国軍を軍隊蟻の群れが襲ったのだ。
蟻たちは自らの体を梯子にし、浮遊式輸送板の上に悠々と乗り込んでくる。落ちた兵士達は喰われ、あるいは首無し騎士に斬られ次々と屍を晒していった。
そんな中、各隊の通信機に、あるいは通信機に連絡が入る。
『ハイウェン国防将軍生存』――と。
状況から考えれば、まさに奇跡だと言えただろう。
兵士達はこの幸運を喜びはしたが、現状は手放しで喜んでいられる状態ではない。
そこはもう、この世の地獄だったのだから。
ハイウェンが目を覚ましたのは2月35日。エスチネル城が落城してから6日後の事だ。
既に友軍は壊滅状態にあったが、ごく一部の精鋭部隊がバリケードを組んで戦っていた。
その時点で既に、直ちに撤退すべき状況と情勢であった。しかし、蟻がそれを許さない。
死闘に次ぐ死闘。味方が次々と引き裂かれ肉団子にされて運ばれていく中、それでも少しずつ離脱させていった。
そして、殿を残しハイウェン率いる最後の部隊が撤収を開始したのは3月1日の事だ。
そこから今日までの5日間、先に離脱した味方部隊の残骸を幾つも見ながら退路を進み、オンド・バヌー率いる部隊との合流を果たす。
だがオンドは、ハイウェンと合流するまで味方の部隊と出会うことはなかった。
先に脱出した将兵達は皆、道中で殺されていたのだ。
「そんな事があったのですが。ですが、国防将軍閣下がご存命でようございました。当艦には通信機も備え付けてあります。そろそろ圏内ですので、直ぐに通信も繋がりましょう。いやあ、ムーオスはまだまだ負けてはおりませんぞ」
大きな……というより幅広な体を丸め、両手でこすりながらペコペコとお辞儀する。
ここはオンド・バヌーが艦長を務める浮遊戦艦内部、医務室だ。
ハイウェンは生きて脱出したものの、“傷が無い場所を探す方が大変”といえる程の重傷を負っていた。
しかし幸いにも骨にも内臓にも異常は無く、当面の生命には問題なさそうであった。
とはいえ、今はようやく落ち着いたところだ。先ずは傷を治してもらいたいというオンドの配慮である。
位置としては、艦橋の1階部分。そこから外を眺めれば、追随する浮遊式輸送板の様子が見える。
――これだけかい……。
確か、総計で1千万人を超える大集団だったはずだ。地平線の先まで連なる大型浮遊式輸送板の列は、この国の国力と工業力を端的に表していた。間違いなく、世界最強の軍隊だ。
全員が若く、輝く瞳をしていた。これから死ぬ事になるだろうとは分かっていても、最新鋭の兵装を与えられ第一陣で死ぬという事は、やはり名誉な事なのだから。
しかし今、浮遊戦艦を追随する浮遊式輸送板は千枚程度。乗員はほぼ全てが負傷兵であり、その全員を合わせても5万人いるかどうかだ。
オンドの位置からはその表情までは見えないが、皆死んだような目をしているのだろう。その辺りの事は、場の空気から分かる。
「オンド……だったな。正直に言え。今帝国はどうなっている」
重傷者でありながら、それを感じさせない確かな眼力。現状国家のトップが折れていない事にオンドは安堵を感じるが、同時に自らが言葉にする現実に押しつぶされそうになってしまう。
「現在、東西両海岸から魔族が進行中。我が軍は各自の判断により抵抗を続けていますが、戦況は思わしくありません」
「……」
「そして、国家の最高位にあるのは国防将軍閣下であらせられます」
「元老院はどうなっている。政治が混乱した際は、あそこが当座の指揮を執る予定であろう」
皇帝やその側近が暗殺、あるいは病、事故……様々な理由で動けない事はある。
だが世界を4分割する大国ともなれば、当然末端に至るまで明確な命令系統が決められている。たとえ一秒であっても、指揮系統が失われるなど許されないのだ。
その内の一つが元老院であり、各地域から選出された議員によって運営される。
国家の序列でいえば、皇帝、宰相、国防将軍に次ぐ地位だ。但し、あくまで国家の序列であって命令系統の順番ではない。
政治という分野においては元老院が現在のトップであり、それはハイウェンが帰還したとしても変わらない。
「元老院議会は先ず、皇帝選挙を行うと決めたそうです」
「馬鹿な事を……」
どれほど細かく優れたシステムを組んでも、それが正しく運用されるとは限らない。
少なくとも、今はそれどころではない。一瞬そんな余裕があるのかとも思ったが、そんな訳もあるまい。
要するに、議会は決定を恐れたのだった。この国家を――いや、世界すら揺るがす大事に対し、自分たちの考えで動いてよいものか? 長く強大な皇帝の元で安定した生活を甘受してきた議員たちにとって、その決定はあまりにも荷が重かった。
魔族領。ムーオス自由帝国北部にそびえる壁と白き苔の領域の間には、数百キロに渡って枯れたような薄黄色の草原が続いている。
正確に言えば実際に枯れているのだが、根は休眠状態だ。この辺りは海からここまで全て領域が解除されており、自然環境は惑星の形状に準じている。
あまり高い山がないこの地域は風が強く、また雨は滅多に降らない。しかし一度降れば、この辺りはそれなりに豊かな自然を見せるだろう。
そんな中を、敗残兵の群れがムーオスへ向けて帰還していた。
エスチネルが墜落するとほぼ同時に、地下から一斉に軍隊蟻の群れが這い出してきた。
今まで一体どこにいたのか。まるで、コンクリートの下でじっと時を待っていたようではないかと、兵士達は振り返る。
それだけではない。通常の兵士では、まったく対処出来ない強敵、首無し騎士までが現れたのだ。
ムーオス自由帝国にとっては、リアンヌの丘が陥落した時の悪夢再びだ。あの当時も、白き苔の領域南方に布陣していた帝国軍を軍隊蟻の群れが襲ったのだ。
蟻たちは自らの体を梯子にし、浮遊式輸送板の上に悠々と乗り込んでくる。落ちた兵士達は喰われ、あるいは首無し騎士に斬られ次々と屍を晒していった。
そんな中、各隊の通信機に、あるいは通信機に連絡が入る。
『ハイウェン国防将軍生存』――と。
状況から考えれば、まさに奇跡だと言えただろう。
兵士達はこの幸運を喜びはしたが、現状は手放しで喜んでいられる状態ではない。
そこはもう、この世の地獄だったのだから。
ハイウェンが目を覚ましたのは2月35日。エスチネル城が落城してから6日後の事だ。
既に友軍は壊滅状態にあったが、ごく一部の精鋭部隊がバリケードを組んで戦っていた。
その時点で既に、直ちに撤退すべき状況と情勢であった。しかし、蟻がそれを許さない。
死闘に次ぐ死闘。味方が次々と引き裂かれ肉団子にされて運ばれていく中、それでも少しずつ離脱させていった。
そして、殿を残しハイウェン率いる最後の部隊が撤収を開始したのは3月1日の事だ。
そこから今日までの5日間、先に離脱した味方部隊の残骸を幾つも見ながら退路を進み、オンド・バヌー率いる部隊との合流を果たす。
だがオンドは、ハイウェンと合流するまで味方の部隊と出会うことはなかった。
先に脱出した将兵達は皆、道中で殺されていたのだ。
「そんな事があったのですが。ですが、国防将軍閣下がご存命でようございました。当艦には通信機も備え付けてあります。そろそろ圏内ですので、直ぐに通信も繋がりましょう。いやあ、ムーオスはまだまだ負けてはおりませんぞ」
大きな……というより幅広な体を丸め、両手でこすりながらペコペコとお辞儀する。
ここはオンド・バヌーが艦長を務める浮遊戦艦内部、医務室だ。
ハイウェンは生きて脱出したものの、“傷が無い場所を探す方が大変”といえる程の重傷を負っていた。
しかし幸いにも骨にも内臓にも異常は無く、当面の生命には問題なさそうであった。
とはいえ、今はようやく落ち着いたところだ。先ずは傷を治してもらいたいというオンドの配慮である。
位置としては、艦橋の1階部分。そこから外を眺めれば、追随する浮遊式輸送板の様子が見える。
――これだけかい……。
確か、総計で1千万人を超える大集団だったはずだ。地平線の先まで連なる大型浮遊式輸送板の列は、この国の国力と工業力を端的に表していた。間違いなく、世界最強の軍隊だ。
全員が若く、輝く瞳をしていた。これから死ぬ事になるだろうとは分かっていても、最新鋭の兵装を与えられ第一陣で死ぬという事は、やはり名誉な事なのだから。
しかし今、浮遊戦艦を追随する浮遊式輸送板は千枚程度。乗員はほぼ全てが負傷兵であり、その全員を合わせても5万人いるかどうかだ。
オンドの位置からはその表情までは見えないが、皆死んだような目をしているのだろう。その辺りの事は、場の空気から分かる。
「オンド……だったな。正直に言え。今帝国はどうなっている」
重傷者でありながら、それを感じさせない確かな眼力。現状国家のトップが折れていない事にオンドは安堵を感じるが、同時に自らが言葉にする現実に押しつぶされそうになってしまう。
「現在、東西両海岸から魔族が進行中。我が軍は各自の判断により抵抗を続けていますが、戦況は思わしくありません」
「……」
「そして、国家の最高位にあるのは国防将軍閣下であらせられます」
「元老院はどうなっている。政治が混乱した際は、あそこが当座の指揮を執る予定であろう」
皇帝やその側近が暗殺、あるいは病、事故……様々な理由で動けない事はある。
だが世界を4分割する大国ともなれば、当然末端に至るまで明確な命令系統が決められている。たとえ一秒であっても、指揮系統が失われるなど許されないのだ。
その内の一つが元老院であり、各地域から選出された議員によって運営される。
国家の序列でいえば、皇帝、宰相、国防将軍に次ぐ地位だ。但し、あくまで国家の序列であって命令系統の順番ではない。
政治という分野においては元老院が現在のトップであり、それはハイウェンが帰還したとしても変わらない。
「元老院議会は先ず、皇帝選挙を行うと決めたそうです」
「馬鹿な事を……」
どれほど細かく優れたシステムを組んでも、それが正しく運用されるとは限らない。
少なくとも、今はそれどころではない。一瞬そんな余裕があるのかとも思ったが、そんな訳もあるまい。
要するに、議会は決定を恐れたのだった。この国家を――いや、世界すら揺るがす大事に対し、自分たちの考えで動いてよいものか? 長く強大な皇帝の元で安定した生活を甘受してきた議員たちにとって、その決定はあまりにも荷が重かった。
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