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【 滅び 】
マリッカの帰還
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碧色の祝福に守られし栄光暦219年3月29日。
マリッカはアイオネアの門に戻ってきていた。
乗騎はコンセシール商国最新の浮遊式輸送板。少し前面が湾曲しており。さながら大きなビート版の様だ。
今までの四角いまな板に比べ、近代的で洗練された形状。それは見た目だけでなく、同じ三人の乗員でありながら速度は時速80キロメートルにまで向上。飛躍的な進歩と言えるだろう。
もっとも、そのぶん最大積載量は大きく低下。ではあるが、これからの高速輸送に大きな力になると期待されている。
「さて、門を越えるよー。変なものが張り付いたりしていないか、チェックは厳重に頼むよ」
動力室の横に取り付けられたスピーカーから、操縦席にいるサイレームの声が聞こえてくる。
これはさすがに商国の特別仕様だ。通信機などの高価な機器は、通常の浮遊式輸送板には取り付けない。
「問題ありません。まあ幾らチェックした所でこの辺りは運も絡みます。覚悟を決めてください」
「やれやれだよ……」
そう言いながらも、サイレームは門を越えた。
マリッカからすれば、その辺りの点に不安はない。一応自分は魔王の血縁者であり、色々と守られているからだ。
それに万が一門で始末されるとしたら、それは浄化の光のよる攻撃である。
別に苦しむわけではない。後腐れも無く良いではないか……そう考えていた。
どちらかと言えば、ここに来る前にサイレームともう一人の動力士を始末するかが悩みの種であった。
可能であるなら毎回始末した方が良いが、そう何度も何度も自分だけ帰ってくるわけにはいかない。しかもその手は前に一回やっている。
下手にマークされないためにも、今回は彼を生かすことにした。
まあ、操縦士や動力士は毎回変える。彼とは不思議な縁があったのだと考えよう。
「それでどっちに行くんだっけ? まあ機密なんだから仕方が無いけどさ、もうちょっと速く教えてもらえると助かるよ」
「そのまま東へ行ってください。中央へ行きます」
門から東へ行けば中央、南南東へならコンセシール商国となる。報告しなければならない人間は各地に分散しているが、マリッカは今回の一件を先ずはオスピアに報告する事にした。
筋で考えれば先に魔族領にいるリッツェルネールであるが、その場合は手ぶらで帰る事になる。
間違いなく、そのまま魔王との再交渉に飛ばされるだろう。その前に都会で羽を伸ばしたいのが、本当の理由であった。
◇ ◇ ◇
碧色の祝福に守られし栄光暦219年3月29日。
ムーオス自由帝国、要塞工業都市ナテンテにハイウェン国防将軍は立っていた。
直系8キロの円形都市。首都に比べれば小さく、またみすぼらしいが、ここがムーオス自由帝国にとっての最後の希望ともいえる場所だ。
「ようこそおいでくださいました、国防将軍閣下」
飛甲母艦発着場まで出迎えたのは、細くひょろっとした青年だった。
ヘッケリオ・オバロスに仕える助手のオーベント・ブラクタスである。
身長は220センチと、ハイウェンの246センチと比べてそれほど遜色があるわけではない。
しかし骨格が根本的に違う。ハイウェンが熊だとしたら、彼は鹿のようなものだ。
肌はムーオス人に共通して黒く、白目は赤い。普段はヘッケリオと同じく白衣を纏っているが、今はカーキ色の軍服の上下だ。これはハイウェンに合う為に会うため急ぎあつらえたものだが、ハイウェンは服装など気にしない。
「大義である。だが事は急を要する。すぐにヘッケリオの元へ案内せよ」
◇ ◇ ◇
ヘッケリオの研究所は、ナテンテの郊外に建てられた白いドーム型の建物だ。
その主である彼は、一階で山盛りの資料と格闘中であった。
本来の研究施設は地下にあるが、今日は来客の為にここで研究を執り行っていたからだ。
普段であれば、来客などの為に利便性を捨てはしない。だが今日の客は彼にとっても特別なのだ。
「ドクター、ドクターヘッケリオ。ハイウェン国防将軍がおいでなさいました」
ペラペラと資料をめくっていた指が止まる。
「来ましたか。ではこちらへどうぞ」
その方向を見もせず、ヘッケリオは手元に用意された書面の束、そして陶器の様なプレートの山、それに通信機などの用意を始めた。
ようやくそれらの準備が整い振り向いた時、既にハイウェンは応接室のソファに座り、毒の様な苦い茶を飲んでいる最中だった。
連れてきたオーベントは真っ青になった縮こまっているが、当事者二人には関係の無い事だ。
「それか」
ハイウェンの言に対し――、
「そうですよ。これが揺り籠の全てです」
そう、ヘッケリオが答える。
これはムーオス自由帝国が保有する最終兵器の設計資料。その基礎理論から設計図、材質の比率や精製方法まで事細かに記した、いわば、本当に全て。この通りにすれば、誰でも何処でも揺り籠が作れるという代物だ。
「予備は無しか」
「当初はありましたが、破棄するように命令を出したのは皇帝ですよ」
「陛下は……いや、今はそんな話など無意味か。支度にどのくらいかかる」
「全部を複製するなら1年は必要でしょう。いくら単純な設計とはいえ精密機器ですからね。こちらが用意するより、工場のデータをそのまま持って行くのが良いでしょう」
「工場のデータは全て暗号化されている。いや、今更お前に言う話ではないな」
要は、工場の中枢データを持って行って暗号解読してもらう方が早いと言っているのだ。それだけ膨大な量ということである。
だがそれを取り外した時点で、もうこの街の工場は動かない。この国で再び揺り籠が作られるのは、人類がこの地を取り戻した後の話となろう。
「それで、今どのくらいあるんだ?」
「重飛甲母艦が600。揺り籠は4500って所ですか。エスチネルが墜ちる前はこの数十倍はあったんですがね」
今更ながら、人間は魔族に弄ばれていたのだと実感する。
栄光の道作戦の時、墜落したのは事故や故障による数機だけだった。
それが、魔族の侵攻が始まったとたんにこれだ。
奴らは浄化の光や飛甲魔族による直接攻撃など、様々な手段で重飛甲母艦への迎撃を開始した。まるで今までは遊びだったのだと言わんばかりだ。
結果次々と失われ、今はもうこれしか残っていない。
「最後の希望だ。必ずや果たしてみせる……」
その内容を、ヘッケリオは聞かなかった。
この国に未来が無い事は、もう十分に理解しているのだから。
◇ ◇ ◇
中央、ハルタール帝国宿舎。
宿舎というより、大使館だの領事館だのといった方が近い。しかし中央都市という特殊な政治環境に合わせた結果、ここは宿舎と呼ばれている。
浮遊式輸送板を飛ばしてここに到着したのは、つい先ほどの事だった。
長旅で疲れてはいたが、仕事は先に済ませるのがマリッカのモットーだ。終わったら十分に英気を養い、その上でリッツェルネールに報告に行けばいい。
中はまるで高級ホテルの様に美しく飾られている。湾曲した廊下には曲線に合わせて織られた真っ赤な絨毯が敷かれ、壁は金属剥き出しではなく樫細工。窓にはめ込まれた水晶も最高級品だ。
だがマリッカが案内されたオスピアの部屋は、高級感の欠片も無い殺風景な広い部屋であった。
「よく来たの。魔王に会ってきたのであろう? それで、奴はどうであった?」
あー、やっぱり知っていましたねとマリッカは思う。
いったい女帝の情報網はどれだけ広いのか……多少は呆れるが、そこはそれ、初代魔王の娘だ。魔人たちの保護は、自分など及びもつかないレベルなのだろう。
それは同時に、魔人による情報網が付いているともいえる。
「随分魔王らしい顔つきになっていましたね。どことなく、父の面影を感じました。ですが、中身は以前のまま変わりありません」
「ふむ……お主がそういうのであれば、そうなのだろうの。しかし、やった事や規模の大きさを考えるとなかなかの……」
オスピアが言いたい事はわかる。自分も会う前はそうだったのだ。
実際ここでの返答次第では、オスピアは魔王を殺しに行っただろう。
今の魔王に人類を滅ぼすつもりはなくとも、もうムーオスを滅ぼしつつある。そこには何か理由があったはずだ。
その理由を追求していったら、結果的に人類は滅んでいました……あり得ない話ではない。
もしかしたら魔王を倒した方が良いのではないかという考えは、今でも頭の片隅にあり続ける。これは実際に魔王が死ぬまで、決して消えない棘だろう。
魔人の意思は、案外一本化していない。彼らは好き勝手に生きており、それは魔王の死後も変わらないはずだ。
魔王が率いる魔人や魔族と戦争をするよりは、散発的に仕掛けてくる魔人の方が対処はしやすいと思われる。
ただ別に魔王に恨みは無いし、嘘で戦わせた後にばれたら大変だ。人の心を正確に読み取る魔人もいる。嘘はご法度だろう。
「何にせよ、一度わらわも魔王と会う事にするの。既に壁が破壊された時、こちらに連絡が来ておる。向こうも話があるようだの。おおかたムーオスを滅ぼす件に関してであろう。そこでな――」
ゾクリ――マリッカの背中に、嫌なものが走る。
「このまま直ちに魔族領へ赴き、魔王と会ってきて欲しいの。会談の日時を決めたい」
顔にこそ出さなかったが、マリッカの心は苦虫を噛み潰したようであった。
マリッカはアイオネアの門に戻ってきていた。
乗騎はコンセシール商国最新の浮遊式輸送板。少し前面が湾曲しており。さながら大きなビート版の様だ。
今までの四角いまな板に比べ、近代的で洗練された形状。それは見た目だけでなく、同じ三人の乗員でありながら速度は時速80キロメートルにまで向上。飛躍的な進歩と言えるだろう。
もっとも、そのぶん最大積載量は大きく低下。ではあるが、これからの高速輸送に大きな力になると期待されている。
「さて、門を越えるよー。変なものが張り付いたりしていないか、チェックは厳重に頼むよ」
動力室の横に取り付けられたスピーカーから、操縦席にいるサイレームの声が聞こえてくる。
これはさすがに商国の特別仕様だ。通信機などの高価な機器は、通常の浮遊式輸送板には取り付けない。
「問題ありません。まあ幾らチェックした所でこの辺りは運も絡みます。覚悟を決めてください」
「やれやれだよ……」
そう言いながらも、サイレームは門を越えた。
マリッカからすれば、その辺りの点に不安はない。一応自分は魔王の血縁者であり、色々と守られているからだ。
それに万が一門で始末されるとしたら、それは浄化の光のよる攻撃である。
別に苦しむわけではない。後腐れも無く良いではないか……そう考えていた。
どちらかと言えば、ここに来る前にサイレームともう一人の動力士を始末するかが悩みの種であった。
可能であるなら毎回始末した方が良いが、そう何度も何度も自分だけ帰ってくるわけにはいかない。しかもその手は前に一回やっている。
下手にマークされないためにも、今回は彼を生かすことにした。
まあ、操縦士や動力士は毎回変える。彼とは不思議な縁があったのだと考えよう。
「それでどっちに行くんだっけ? まあ機密なんだから仕方が無いけどさ、もうちょっと速く教えてもらえると助かるよ」
「そのまま東へ行ってください。中央へ行きます」
門から東へ行けば中央、南南東へならコンセシール商国となる。報告しなければならない人間は各地に分散しているが、マリッカは今回の一件を先ずはオスピアに報告する事にした。
筋で考えれば先に魔族領にいるリッツェルネールであるが、その場合は手ぶらで帰る事になる。
間違いなく、そのまま魔王との再交渉に飛ばされるだろう。その前に都会で羽を伸ばしたいのが、本当の理由であった。
◇ ◇ ◇
碧色の祝福に守られし栄光暦219年3月29日。
ムーオス自由帝国、要塞工業都市ナテンテにハイウェン国防将軍は立っていた。
直系8キロの円形都市。首都に比べれば小さく、またみすぼらしいが、ここがムーオス自由帝国にとっての最後の希望ともいえる場所だ。
「ようこそおいでくださいました、国防将軍閣下」
飛甲母艦発着場まで出迎えたのは、細くひょろっとした青年だった。
ヘッケリオ・オバロスに仕える助手のオーベント・ブラクタスである。
身長は220センチと、ハイウェンの246センチと比べてそれほど遜色があるわけではない。
しかし骨格が根本的に違う。ハイウェンが熊だとしたら、彼は鹿のようなものだ。
肌はムーオス人に共通して黒く、白目は赤い。普段はヘッケリオと同じく白衣を纏っているが、今はカーキ色の軍服の上下だ。これはハイウェンに合う為に会うため急ぎあつらえたものだが、ハイウェンは服装など気にしない。
「大義である。だが事は急を要する。すぐにヘッケリオの元へ案内せよ」
◇ ◇ ◇
ヘッケリオの研究所は、ナテンテの郊外に建てられた白いドーム型の建物だ。
その主である彼は、一階で山盛りの資料と格闘中であった。
本来の研究施設は地下にあるが、今日は来客の為にここで研究を執り行っていたからだ。
普段であれば、来客などの為に利便性を捨てはしない。だが今日の客は彼にとっても特別なのだ。
「ドクター、ドクターヘッケリオ。ハイウェン国防将軍がおいでなさいました」
ペラペラと資料をめくっていた指が止まる。
「来ましたか。ではこちらへどうぞ」
その方向を見もせず、ヘッケリオは手元に用意された書面の束、そして陶器の様なプレートの山、それに通信機などの用意を始めた。
ようやくそれらの準備が整い振り向いた時、既にハイウェンは応接室のソファに座り、毒の様な苦い茶を飲んでいる最中だった。
連れてきたオーベントは真っ青になった縮こまっているが、当事者二人には関係の無い事だ。
「それか」
ハイウェンの言に対し――、
「そうですよ。これが揺り籠の全てです」
そう、ヘッケリオが答える。
これはムーオス自由帝国が保有する最終兵器の設計資料。その基礎理論から設計図、材質の比率や精製方法まで事細かに記した、いわば、本当に全て。この通りにすれば、誰でも何処でも揺り籠が作れるという代物だ。
「予備は無しか」
「当初はありましたが、破棄するように命令を出したのは皇帝ですよ」
「陛下は……いや、今はそんな話など無意味か。支度にどのくらいかかる」
「全部を複製するなら1年は必要でしょう。いくら単純な設計とはいえ精密機器ですからね。こちらが用意するより、工場のデータをそのまま持って行くのが良いでしょう」
「工場のデータは全て暗号化されている。いや、今更お前に言う話ではないな」
要は、工場の中枢データを持って行って暗号解読してもらう方が早いと言っているのだ。それだけ膨大な量ということである。
だがそれを取り外した時点で、もうこの街の工場は動かない。この国で再び揺り籠が作られるのは、人類がこの地を取り戻した後の話となろう。
「それで、今どのくらいあるんだ?」
「重飛甲母艦が600。揺り籠は4500って所ですか。エスチネルが墜ちる前はこの数十倍はあったんですがね」
今更ながら、人間は魔族に弄ばれていたのだと実感する。
栄光の道作戦の時、墜落したのは事故や故障による数機だけだった。
それが、魔族の侵攻が始まったとたんにこれだ。
奴らは浄化の光や飛甲魔族による直接攻撃など、様々な手段で重飛甲母艦への迎撃を開始した。まるで今までは遊びだったのだと言わんばかりだ。
結果次々と失われ、今はもうこれしか残っていない。
「最後の希望だ。必ずや果たしてみせる……」
その内容を、ヘッケリオは聞かなかった。
この国に未来が無い事は、もう十分に理解しているのだから。
◇ ◇ ◇
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浮遊式輸送板を飛ばしてここに到着したのは、つい先ほどの事だった。
長旅で疲れてはいたが、仕事は先に済ませるのがマリッカのモットーだ。終わったら十分に英気を養い、その上でリッツェルネールに報告に行けばいい。
中はまるで高級ホテルの様に美しく飾られている。湾曲した廊下には曲線に合わせて織られた真っ赤な絨毯が敷かれ、壁は金属剥き出しではなく樫細工。窓にはめ込まれた水晶も最高級品だ。
だがマリッカが案内されたオスピアの部屋は、高級感の欠片も無い殺風景な広い部屋であった。
「よく来たの。魔王に会ってきたのであろう? それで、奴はどうであった?」
あー、やっぱり知っていましたねとマリッカは思う。
いったい女帝の情報網はどれだけ広いのか……多少は呆れるが、そこはそれ、初代魔王の娘だ。魔人たちの保護は、自分など及びもつかないレベルなのだろう。
それは同時に、魔人による情報網が付いているともいえる。
「随分魔王らしい顔つきになっていましたね。どことなく、父の面影を感じました。ですが、中身は以前のまま変わりありません」
「ふむ……お主がそういうのであれば、そうなのだろうの。しかし、やった事や規模の大きさを考えるとなかなかの……」
オスピアが言いたい事はわかる。自分も会う前はそうだったのだ。
実際ここでの返答次第では、オスピアは魔王を殺しに行っただろう。
今の魔王に人類を滅ぼすつもりはなくとも、もうムーオスを滅ぼしつつある。そこには何か理由があったはずだ。
その理由を追求していったら、結果的に人類は滅んでいました……あり得ない話ではない。
もしかしたら魔王を倒した方が良いのではないかという考えは、今でも頭の片隅にあり続ける。これは実際に魔王が死ぬまで、決して消えない棘だろう。
魔人の意思は、案外一本化していない。彼らは好き勝手に生きており、それは魔王の死後も変わらないはずだ。
魔王が率いる魔人や魔族と戦争をするよりは、散発的に仕掛けてくる魔人の方が対処はしやすいと思われる。
ただ別に魔王に恨みは無いし、嘘で戦わせた後にばれたら大変だ。人の心を正確に読み取る魔人もいる。嘘はご法度だろう。
「何にせよ、一度わらわも魔王と会う事にするの。既に壁が破壊された時、こちらに連絡が来ておる。向こうも話があるようだの。おおかたムーオスを滅ぼす件に関してであろう。そこでな――」
ゾクリ――マリッカの背中に、嫌なものが走る。
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