405 / 425
【 未来と希望 】
侵入者
しおりを挟む
激突する浮遊城と魔人エンブス。予定よりも相対速度が速い。というより、相手が予想より動かなかった。
――……これでは衝撃が強すぎるか? ともあれ、最悪のケースとして相打ちはアリだ。
しかしそんな考えとは裏腹に、その後の展開はリッツェルネールの予想とはまるで違うものだった。
「なんだと!?」
浮遊城ジャルプ・ケラッツァを他の浮遊城と比較すると、その戦闘力は1位か2位だ。
大型の浄化の光を全方向に持つこともあるが、大きさ――それに頑丈さに関しては他の浮遊城の追随を許さない。
勿論地面に落ちれば自壊してしまうが、浮遊城同士ぶつけ合ったら相手を弾き飛ばすくらいこのことは出来る。
この城にとって、体当たりは一つの選択肢なのだ。
衝突させた面は、既に使えなくなっていた左斜め前8番浄化の光が備え付けられた角。ここなら衝撃で砕けてしまっても、損失は少ない。
ではあったのが、その衝撃が無い。いや、少しだけ――城全体の動きに僅かに制動がかかった――その程度だ。
「被害状況は? なぜ速度が落ちない?」
「ぷぎゃおおぉー!」
「敵浮遊城から奇妙な音が聞こえます!」
「生物の鳴き声かもしれません!」
「敵後退……いえ、潰れています?」
通信士達から次々と情報が入る。
「浄化の光は撃てるか?」
「8番は最初から壊れてますからね。他は今確認中です」
衝突する寸前、魔人エンブスはくるりと振り返って逃げようとしていた。そして中身は生物であり、金属の塊である浮遊城とは根本的に違う。
というより、生きている気球と呼んでいいほどスカスカな構造だ。構造的には干物を入れる網に近い。
巨大質量に尻から体当たりされ、エンブスの姿が大きく歪む。横に長かった菱形が、縦に長くなるほどに。
「いだだだだだぁー! いだいいだあぁぁぁ!」
エンブスの悲鳴で鼓膜が破れそうだ。
というか衝撃がすさまじかった。もしエヴィアとテルティルトが抑えてくれなかったら、最初に逃げ出した時点で天井と床を往復していただろう。
コイツこんなに激しく動けたのかと、逆に驚いたぞ。
「どんな状態なんだ?」
目の前が大地震のように揺れる。
「エンブスのお尻に異物が侵入したかな。角がお尻に刺さって、そこあった丸いのが中に入ったよ」
聞いているだけで痛くなる。
ん? まてよ?
「後ろに退避した魔人達はどうなった?」
「相当数が落ちたかな。しばらくすればまた上がって来るよ」
頭が痛い――だがまあ、戻って来るならまだいいか。
だが自力飛行や飛べるサイズならともかく、大型の奴は無理だろう。地上から頑張ってもらう事になるが、浮遊城の危険さを考えたら、魔人単体ではあまり近づけたくはない。
戦力的にはかなり削られてしまったか……。
「とにかくエンブスを落ち着かせて退避。離れる時に、浄化の光を撃てる魔人は撃ってくれ」
「良いのかな?」
「その時はその時だ。どうせその程度じゃ落ちないだろ」
ゆっくりと後退しつつある浮遊城と、体勢を立て直しつある魔人エンブス。
両者が離れるギリギリのタイミングで、浮遊城から一人の少女が飛び降りる。
風になびく銀色のナチュラルボブ。それに反し、前髪は目が隠れる程に長い。
纏うのは、商国の軍服に半身鎧に手甲と分厚い脛当ての付いたロングブーツ。
武器は腰に刃渡り20センチほどの短剣が2本、それと背中に刃渡り40センチの小剣を2本装備。合計4本。普通に人類軍が使う武器や鎧からすればささやかだ。だが彼女――マリッカ・アンドルスフはこの位の軽装を好んだ。
――下はもう始まっていますね……。
体当たりと同時に、下部格納庫ら6騎の人馬騎兵が突入した。
そしてまた、浮遊城背後で控えていた飛甲騎兵200騎も一斉に攻撃を開始していた。
その様子は、200枚の菊花の様だ。円を描くように。包み込むように、浮遊城の背後から魔人エンブスを襲う。
一斉に放たれた投射槍が突き刺さり、赤黒い体液が噴水のように吐き出される。
「これは、生き物だってのかい!?」
投光器に照らされた表皮の質感。そして槍の刺さる様子から、飛甲騎兵隊隊長のラウ・ハルミールは相手が生物だと予想した。
もし最初の体当たりの瞬間を目撃していたら、完全に疑いは無かっただろう。しかし、その時は浮遊城の後ろに控えていたため見えてはいない。
「隊長、どうします?」
「こいつは予定と大きく変わっちまったね……」
当初の予定では、相手の浄化の光に体当たりして潰す予定だった。犠牲は出るが、それが最適解だ。だがその発射口が何処にも見えない。
正確には今も浮遊城が攻撃されているが、攻撃箇所が一瞬で消えるのだ。
もし生物なのだとしたら、瞼のような保護する器官があるのだろう。
「浄化の光が無いなら侵入口だよ! 人馬騎兵隊は入ったんだろ? どっから入っ――」
その言葉が終わらぬ前に、目の前をほぼ垂直に、一条の浄化の光が天を衝く。
光ったのは一瞬。だがその一瞬で、僚騎が真っ赤に焼けて落ちていく。
「真下だって? どうなっているんだい?」
ラウからすれば、浄化の光が地上に落っこちたなど考えも及ばない。
そして下は真っ暗闇だ。何も見えはしない。
ここで取れる手は幾つかある。上か下か、あるいは両方かだ。
「我等はこのまま上から攻める。下に降りる奴はそのまま地上の敵を攻撃しな!」
円を描くように飛行していた飛甲騎兵が、反対側の点で集合。そのまま再び離散する。
それぞれが、互いが互いに心の中で敬礼を送る。作戦の成功と、名誉ある死を祈って。
魔人エンブスの体内に侵入した人馬騎兵は5騎。1騎は上手く出られず落下した。
彼等には2つの予定があった。一つが飛び込めそうな場所があれば飛び込む。そうでなければ防衛だ。
普通に考えれば、砕いた部分が相手の格納庫という可能性は薄い。まあ防衛だろうと皆は考えていた。
ところが浮遊城は相手の皮膚を突き破り、予想以上に深く体内に侵入した。
突然に変わる目の前の景色。刹那の瞬間、全員が飛び込んでいた。それはもう、戦うための本能によるものであっただろう。
「こいつは随分と……」
「不気味なところに来たものですねぇ」
中は円形の広いホール。直径は100メートルを超え、高さも30メートルはある。だが12メートル級人馬騎兵が5騎も入ると、さすがに狭さを感じてしまう。
壁と天井には赤、青、黒、緑の血管状の管が無数に走り、床は幾重にも重ねた網のような骨が広がっている。見るからに生物の体内……というか、そうとしか見えない。
だがそこかしこに植物や菌類、そして虫や鼠、蛇などの小動物が生息している。外皮と同様、ここにも生態系が作られているのだ。
「見たところ出口は無いようですが……」
「背後も塞がってしまいましたね。どうします? 壁を破壊しますか?」
「いや、待て――」
多少の動揺を見せる部下達を、落ち着いた男の声が制止する。人馬騎兵隊隊長のカルン・キスカだ。
元々は飛甲騎兵隊だったが、人馬騎兵の開発以降はテストパイロットを務めていた。人類史上、最も長く人馬騎兵に乗り続けた人間である。
その彼らの正面にある壁の一部が、カーテンのように開く。
そこから出て来たのは、前後に牛の頭を持つ巨人。体高は16メートルほどだろうか。人馬騎兵より、頭一つ抜けている。
その頭部に目は無く、肩についた複数の目玉がキョロキョロと辺りを伺っている。武器は持たず素手。しかしその拳は岩のようにごつごつとして形状だ。この手は開かない。ただ殴るためだけに存在する。
魔人ヴューキノ。戦いを求めた魔人の姿であった。
更に後ろからは回転しながら浮かぶ3つの玉。魔人アン・ラ・サムが続く。
この魔人の体に構築された生態系は、いわば警報装置だ。
魔王や魔人達は、この世界の生き物と意思の疎通が出来る。体内に入り込んだ異物は直ちに通報され、こうして抗体――いや、魔人達がやってくるのだ。
「下は始まったみたいだな」
その生態系の報告をいち早く受け取ったのは、もちろん魔王相和義輝であった。
小さな一匹の蛾が、危険を知らせに来たのだ。
「ヴューキノとアン・ラ・サム、それにケルケ・オビが向かったよ」
「3体だけで大丈夫なのか?」
「人馬騎兵だけなら、ヴューキノだけで十分と思われまーすね」
その魔人ヴューキノは、額を割られ床に転がっていた。人馬騎兵による攻撃である事は言うまでも無い。
「突撃! 魔族を殲滅せよ!」
一斉に、4機の人馬騎兵がアン・ラ・サムに突進を開始する。
どの騎体も、右手に長柄戦斧、左手には大型の凧盾を装備する。試作の時は長柄戦斧と馬上槍であったが、実用データが集まるにつれて随時改良された結果だ。
それに合わせ、出力やエネルギー効率も向上している。人は常に、戦うための技術を進化させる。
そしてその力は、魔人テラーネの予測を超えるものだった。
――……これでは衝撃が強すぎるか? ともあれ、最悪のケースとして相打ちはアリだ。
しかしそんな考えとは裏腹に、その後の展開はリッツェルネールの予想とはまるで違うものだった。
「なんだと!?」
浮遊城ジャルプ・ケラッツァを他の浮遊城と比較すると、その戦闘力は1位か2位だ。
大型の浄化の光を全方向に持つこともあるが、大きさ――それに頑丈さに関しては他の浮遊城の追随を許さない。
勿論地面に落ちれば自壊してしまうが、浮遊城同士ぶつけ合ったら相手を弾き飛ばすくらいこのことは出来る。
この城にとって、体当たりは一つの選択肢なのだ。
衝突させた面は、既に使えなくなっていた左斜め前8番浄化の光が備え付けられた角。ここなら衝撃で砕けてしまっても、損失は少ない。
ではあったのが、その衝撃が無い。いや、少しだけ――城全体の動きに僅かに制動がかかった――その程度だ。
「被害状況は? なぜ速度が落ちない?」
「ぷぎゃおおぉー!」
「敵浮遊城から奇妙な音が聞こえます!」
「生物の鳴き声かもしれません!」
「敵後退……いえ、潰れています?」
通信士達から次々と情報が入る。
「浄化の光は撃てるか?」
「8番は最初から壊れてますからね。他は今確認中です」
衝突する寸前、魔人エンブスはくるりと振り返って逃げようとしていた。そして中身は生物であり、金属の塊である浮遊城とは根本的に違う。
というより、生きている気球と呼んでいいほどスカスカな構造だ。構造的には干物を入れる網に近い。
巨大質量に尻から体当たりされ、エンブスの姿が大きく歪む。横に長かった菱形が、縦に長くなるほどに。
「いだだだだだぁー! いだいいだあぁぁぁ!」
エンブスの悲鳴で鼓膜が破れそうだ。
というか衝撃がすさまじかった。もしエヴィアとテルティルトが抑えてくれなかったら、最初に逃げ出した時点で天井と床を往復していただろう。
コイツこんなに激しく動けたのかと、逆に驚いたぞ。
「どんな状態なんだ?」
目の前が大地震のように揺れる。
「エンブスのお尻に異物が侵入したかな。角がお尻に刺さって、そこあった丸いのが中に入ったよ」
聞いているだけで痛くなる。
ん? まてよ?
「後ろに退避した魔人達はどうなった?」
「相当数が落ちたかな。しばらくすればまた上がって来るよ」
頭が痛い――だがまあ、戻って来るならまだいいか。
だが自力飛行や飛べるサイズならともかく、大型の奴は無理だろう。地上から頑張ってもらう事になるが、浮遊城の危険さを考えたら、魔人単体ではあまり近づけたくはない。
戦力的にはかなり削られてしまったか……。
「とにかくエンブスを落ち着かせて退避。離れる時に、浄化の光を撃てる魔人は撃ってくれ」
「良いのかな?」
「その時はその時だ。どうせその程度じゃ落ちないだろ」
ゆっくりと後退しつつある浮遊城と、体勢を立て直しつある魔人エンブス。
両者が離れるギリギリのタイミングで、浮遊城から一人の少女が飛び降りる。
風になびく銀色のナチュラルボブ。それに反し、前髪は目が隠れる程に長い。
纏うのは、商国の軍服に半身鎧に手甲と分厚い脛当ての付いたロングブーツ。
武器は腰に刃渡り20センチほどの短剣が2本、それと背中に刃渡り40センチの小剣を2本装備。合計4本。普通に人類軍が使う武器や鎧からすればささやかだ。だが彼女――マリッカ・アンドルスフはこの位の軽装を好んだ。
――下はもう始まっていますね……。
体当たりと同時に、下部格納庫ら6騎の人馬騎兵が突入した。
そしてまた、浮遊城背後で控えていた飛甲騎兵200騎も一斉に攻撃を開始していた。
その様子は、200枚の菊花の様だ。円を描くように。包み込むように、浮遊城の背後から魔人エンブスを襲う。
一斉に放たれた投射槍が突き刺さり、赤黒い体液が噴水のように吐き出される。
「これは、生き物だってのかい!?」
投光器に照らされた表皮の質感。そして槍の刺さる様子から、飛甲騎兵隊隊長のラウ・ハルミールは相手が生物だと予想した。
もし最初の体当たりの瞬間を目撃していたら、完全に疑いは無かっただろう。しかし、その時は浮遊城の後ろに控えていたため見えてはいない。
「隊長、どうします?」
「こいつは予定と大きく変わっちまったね……」
当初の予定では、相手の浄化の光に体当たりして潰す予定だった。犠牲は出るが、それが最適解だ。だがその発射口が何処にも見えない。
正確には今も浮遊城が攻撃されているが、攻撃箇所が一瞬で消えるのだ。
もし生物なのだとしたら、瞼のような保護する器官があるのだろう。
「浄化の光が無いなら侵入口だよ! 人馬騎兵隊は入ったんだろ? どっから入っ――」
その言葉が終わらぬ前に、目の前をほぼ垂直に、一条の浄化の光が天を衝く。
光ったのは一瞬。だがその一瞬で、僚騎が真っ赤に焼けて落ちていく。
「真下だって? どうなっているんだい?」
ラウからすれば、浄化の光が地上に落っこちたなど考えも及ばない。
そして下は真っ暗闇だ。何も見えはしない。
ここで取れる手は幾つかある。上か下か、あるいは両方かだ。
「我等はこのまま上から攻める。下に降りる奴はそのまま地上の敵を攻撃しな!」
円を描くように飛行していた飛甲騎兵が、反対側の点で集合。そのまま再び離散する。
それぞれが、互いが互いに心の中で敬礼を送る。作戦の成功と、名誉ある死を祈って。
魔人エンブスの体内に侵入した人馬騎兵は5騎。1騎は上手く出られず落下した。
彼等には2つの予定があった。一つが飛び込めそうな場所があれば飛び込む。そうでなければ防衛だ。
普通に考えれば、砕いた部分が相手の格納庫という可能性は薄い。まあ防衛だろうと皆は考えていた。
ところが浮遊城は相手の皮膚を突き破り、予想以上に深く体内に侵入した。
突然に変わる目の前の景色。刹那の瞬間、全員が飛び込んでいた。それはもう、戦うための本能によるものであっただろう。
「こいつは随分と……」
「不気味なところに来たものですねぇ」
中は円形の広いホール。直径は100メートルを超え、高さも30メートルはある。だが12メートル級人馬騎兵が5騎も入ると、さすがに狭さを感じてしまう。
壁と天井には赤、青、黒、緑の血管状の管が無数に走り、床は幾重にも重ねた網のような骨が広がっている。見るからに生物の体内……というか、そうとしか見えない。
だがそこかしこに植物や菌類、そして虫や鼠、蛇などの小動物が生息している。外皮と同様、ここにも生態系が作られているのだ。
「見たところ出口は無いようですが……」
「背後も塞がってしまいましたね。どうします? 壁を破壊しますか?」
「いや、待て――」
多少の動揺を見せる部下達を、落ち着いた男の声が制止する。人馬騎兵隊隊長のカルン・キスカだ。
元々は飛甲騎兵隊だったが、人馬騎兵の開発以降はテストパイロットを務めていた。人類史上、最も長く人馬騎兵に乗り続けた人間である。
その彼らの正面にある壁の一部が、カーテンのように開く。
そこから出て来たのは、前後に牛の頭を持つ巨人。体高は16メートルほどだろうか。人馬騎兵より、頭一つ抜けている。
その頭部に目は無く、肩についた複数の目玉がキョロキョロと辺りを伺っている。武器は持たず素手。しかしその拳は岩のようにごつごつとして形状だ。この手は開かない。ただ殴るためだけに存在する。
魔人ヴューキノ。戦いを求めた魔人の姿であった。
更に後ろからは回転しながら浮かぶ3つの玉。魔人アン・ラ・サムが続く。
この魔人の体に構築された生態系は、いわば警報装置だ。
魔王や魔人達は、この世界の生き物と意思の疎通が出来る。体内に入り込んだ異物は直ちに通報され、こうして抗体――いや、魔人達がやってくるのだ。
「下は始まったみたいだな」
その生態系の報告をいち早く受け取ったのは、もちろん魔王相和義輝であった。
小さな一匹の蛾が、危険を知らせに来たのだ。
「ヴューキノとアン・ラ・サム、それにケルケ・オビが向かったよ」
「3体だけで大丈夫なのか?」
「人馬騎兵だけなら、ヴューキノだけで十分と思われまーすね」
その魔人ヴューキノは、額を割られ床に転がっていた。人馬騎兵による攻撃である事は言うまでも無い。
「突撃! 魔族を殲滅せよ!」
一斉に、4機の人馬騎兵がアン・ラ・サムに突進を開始する。
どの騎体も、右手に長柄戦斧、左手には大型の凧盾を装備する。試作の時は長柄戦斧と馬上槍であったが、実用データが集まるにつれて随時改良された結果だ。
それに合わせ、出力やエネルギー効率も向上している。人は常に、戦うための技術を進化させる。
そしてその力は、魔人テラーネの予測を超えるものだった。
0
あなたにおすすめの小説
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者
哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。
何も成し遂げることなく35年……
ついに前世の年齢を超えた。
※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。
※この小説は他サイトにも投稿しています。
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
捨てられた前世【大賢者】の少年、魔物を食べて世界最強に、そして日本へ
月城 友麻
ファンタジー
辺境伯の三男坊として転生した大賢者は、無能を装ったがために暗黒の森へと捨てられてしまう。次々と魔物に襲われる大賢者だったが、魔物を食べて生き残る。
こうして大賢者は魔物の力を次々と獲得しながら強くなり、最後には暗黒の森の王者、暗黒龍に挑み、手下に従えることに成功した。しかし、この暗黒龍、人化すると人懐っこい銀髪の少女になる。そして、ポーチから出したのはなんとiPhone。明かされる世界の真実に大賢者もビックリ。
そして、ある日、生まれ故郷がスタンピードに襲われる。大賢者は自分を捨てた父に引導を渡し、街の英雄として凱旋を果たすが、それは物語の始まりに過ぎなかった。
太陽系最果ての地で壮絶な戦闘を超え、愛する人を救うために目指したのはなんと日本。
テンプレを超えた壮大なファンタジーが今、始まる。
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる