蒼髪のハリス

第一章 はじまり

第15話 連携

ディラムの森の奥にて

　ハリス達はBランクのオークと交戦状態にあった。
幸いBランクのオークは攻撃は動きが鈍いせいで攻撃パターンが読める。そのおかげで攻撃を難なく交わせる。
　だが、1発もろで食らうとダメージは大きいだろう。

　でも、自分のパッシブスキルの万が一攻撃を受けても、自動回復があるため僕には効かないだろう。ラスカとネイの組んだばかりとは思えない連携プレイでBランクのオークを翻弄している。

　そのおかげで、オークは知性が低いため、素早い連携をされると誰を攻撃すればいいか迷いが生じるため　その隙を突いて攻撃を食らわせられる。幸いラスカとネイは回避能力が高く、オークの剣筋も既に見切っているようだった。

　教員が来るまでの辛抱だ。

「……マラは光属性で回復魔法で完治したら、その人たちを守って空に向けて魔法を打って！」

「……了解！任せて！」

そして
マラは空に向けて魔法を放ち
僕らは教員が来るまでオークを倒すことに専念した。
　オークの動きがさらに鈍って来たようだ。これは行けるかもしれない。僕が1回オークの視界を奪おう。
　ハリスは華麗なるジャンプ見せ剣を振り、オークの両目を潰すことに成功した。

ｳｵｱｱｱｱｱｱｱｱ!!!!

　オークは声を上げた。今のうちに攻撃を与えるしかない。

「ラスカ！ネイ！行くよ！」

「……了解！」

「タムルは引き続きマラを守って欲しい！」

「了解！」

そして
　ハリス達はBクラスのオークの視界を奪い、総攻撃を仕掛けた。最初はネイが右の横っ腹に剣を深く切りつけ、その次にラスカが左の横っ腹に剣を深く切り、最後にハリスが後ろからジャンプし何メートルもあるオークを超えるジャンプ力をみせ、上からBランクのオークを真っ二つにし、倒したのであった。

「やったね！ハリス！！」

「…みんなのおかげだよ、ありがとう！」

こうして
オークを倒したあと
教員がやってきて負傷者を寮に運んで行った。

「てか、本当に良かった。叫んでくれなかったら俺ら気づけなかったもんな。」

「そうだね、でもこの森にもBランクのオークって出るんだね。知らなかったよ。」

ハリス達は笑いあった。

「マラ。回復魔法ありがとう。マラがいなかったら助けれなかったよ。」

「うん。みんなの役に立てて嬉しい。」

そうマラは言い、頬を真っ赤にした。

「じゃあ、先に進もう。」

そして
　ハリス達はさらに魔物討伐ポイントを稼ぐべくさらに森の奥に潜ったのであった。その先に行くと洞窟を見つけた。


「暗いね、でも洞窟なら魔物沢山居そうだよね。」

そうハリスが言うと

「そうだね、暗いけど私の光属性の光魔法なら照らしながら進めると思うよ。」

「そうなんだ！じゃあ潜ろっか！でも慎重にね。さっきみたいにまあまあ強い魔物も出るかもしれないから用心していこう。」

「了解！」

こうして
　ハリス達は国公立剣術魔術学園の生徒をBランクのオークから救助し、ディラムの森の奥にある洞窟を探索しに中に入ったのであった。

《ハリス班魔物討伐ポイント》
Dクラスのゴブリン76討伐。アイテム76個入手。
Bクラスのオーク一体討伐。アイテム一個入手。
現在の魔物討伐ポイントPt4.050


《STATUS-ステータス-》
名前:ハリス・ファルティ
レベル:190
種族:人間
年齢:12歳
身長:150cm
所有ゴールド(G):0
職業:不明
称号: : 獣の討伐者・ストーンブレイカー・メンタルハート・死の狭間を超えし者・転生者・一級騎士・努力の賜物・駆け出し指導者 
属性:火、水、木、光、闇
スキル:異空間バッグ・全能力上昇Ⅲ・抜剣の恒星 ・攻撃無効 ・光輝の疾風斬・狂獄の炎剣・神秘の水剣・精霊の光源・漆黒の黒剣 
HP:26500
MP:∞
STR 23250
DEF 20000
AGI 25750
パッシブスキル:経験値倍増Ⅲ・攻撃強化Ⅹ・防御力強化Ⅹ・敵意感知Ⅴ・魔物感知Ⅴ・全属性適応・全言語読解・剣の技能上昇Ⅹ・魔法技能上昇Ⅹ・不意打ち・状態異常無効・ステータス補正・能力鑑定 ・付与魔法Ⅲ・危険察知・自動回復・隠密・透明感知 ・邪眼