蒼髪のハリス

佐藤 駿

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第一章 はじまり

第19話 解放

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ディラムの森の奥の洞窟の最奥の広場にて

 この異世界に来てから初めての強い魔物と遭遇した。
自分も勝てるか分からないけどまずはステータスを確認しないといけない。確認しないと相手がどのくらいの強さか判別しずらい。そのせいで勝てた魔物も負けて死んでしまうことだろう。


【Enemy Status-エネミーステータス-】
名前:黒龍
レベル:310
属性:闇・火
スキル:不明
HP:不明
MP:不明
STR:不明
DEF:不明
AGI 不明

「……え?」

「システム」
・能力鑑定の使用者よりもレベルが大幅に超えているので名前、レベル、属性のみしか鑑定できません。

「……じゃあ、相当強いってことなのか……でもここは勝たないといつ地上に出てくるか分からないしこの黒龍を解き放つとこの世界が滅びかねない……」

 ハリスはこの黒竜が災害級と言われていることが身にしめて分かった。しかし、俺は責任感を感じ、ここで倒さないと自分の仲間達や家族に被害が及んでしまう事を考えて災害級の黒龍と挑むのであった。

 その黒龍は何十メートルという高さで、まずは弱点を見つけなければならない。その弱点を見つけるために俺は
炎の球を無数に黒竜に向けて放った。

何 度もやったが全く効いていないようだった。まずは狂獄の炎剣で黒龍の視界を奪うしかないだろう。そして、俺は黒龍の視覚を奪うことに成功したが、黒龍の攻撃は視覚を奪ったにもかかわらず、まるで俺のマナを感じ取り、仕掛けてきた。

 その攻撃は重く一気に体力が削られた。そのせいで自動回復が追いついてない。徐々に体力は削られ、死ぬかと思ったその時、自分の中の何かが訴えかけてきている。

「……目を覚まして……あなたの力はそんなものじゃないわ。」

自分の中から女性の声が囁いている。

「……今、力を解放する時。あなたの力になってあげる。」

「……誰だ……俺は、せっかく異世界転生したのに死んでしまうのか……」

その瞬間自分の体が光りだし
 それと同時に力が湧いて来たのであった。恐らく自分の中にいる女性が俺に力を解放してくれたのだろう。



《ハリス班魔物討伐ポイント》
Dクラスのゴブリン76討伐。アイテム76個入手。
Bクラスのオーク一体討伐。アイテム一個入手。
Cクラスのダークナイトとダークナイト計35体討伐。
アイテム35個入手。
現在の魔物討伐ポイントPt7,550


次回 第20話【終結】


《STATUS-ステータス-》
名前:ハリス・ファルティ
レベル:195
種族:人間
年齢:12歳
身長:150cm
所有ゴールド(G):0
職業:不明
称号: : 獣の討伐者・ストーンブレイカー・メンタルハート・死の狭間を超えし者・転生者・一級騎士・努力の賜物・駆け出し指導者 
属性:火、水、木、光、闇
スキル:異空間バッグ・全能力上昇Ⅲ・抜剣の恒星 ・攻撃無効 ・光輝の疾風斬・狂獄の炎剣・神秘の水剣・精霊の光源・漆黒の黒剣 
HP 28750
MP:∞
STR 25000
DEF 25250
AGI 28435
パッシブスキル:経験値倍増Ⅲ・攻撃強化Ⅹ・防御力強化Ⅹ・敵意感知Ⅴ・魔物感知Ⅴ・全属性適応・全言語読解・剣の技能上昇Ⅹ・魔法技能上昇Ⅹ・不意打ち・状態異常無効・ステータス補正・能力鑑定 ・付与魔法Ⅲ・危険察知・自動回復・隠密・透明感知 ・邪眼




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