蒼髪のハリス

第二章 新たなる力

第21話 帰還

どのくらい経ったのだろう。
　黒竜に倒されそうになった時、女性の声が聞こえてその瞬間自分の中から力溢れてきた。あの女性の人は何者なんだろう。

　ささやかれた後に自分の何かが解放された。以前の自分より何十倍も強くなってる気がする。
あの声は一体……。

というか
　起きないとネイ達に心配をかけてしまう。早く起きないと。仲間達が待っている。

ネイ、タムル、マラ、ラスカの4人

　無事に帰って救援を呼べたのだろうか。
帰る途中に魔物に遭遇してもネイ達なら心配ないだろう

と、その時。
まぶたが軽くなり自分の目をゆっくりと開いた。

「……ここは？ディラムの森の奥の洞窟の前か…誰が運んでくれたんだろう。まあいい帰らないと。痛っ」

動こうとすると激しく体を動かしたため、全身筋肉痛みたいな状況だ。

「……やばいな、動けない。どうしよ。」

「……おーい……ハリス！」

遠くから僕の名前を呼ぶ声が聞こえた。
ネイ達か？それとも教員？
　どっちにしろ助かるなら良かった。せっかく異世界に転生したのに早死するなんてまったくごめんだからな。
とりあえずネイ達が生きててよかった。

「……ハリスが倒れてる！早く運んで！」

マラの声が聞こえた。無事呼べたんだな良かった。
ネイ達と教員が駆けつけてきた。
ちなみに僕はもう動けそうにない。

「……ハリス無理しちゃダメだよ……こんなボロボロになって…早く戻ってゆっくり休んで欲しい……」

ネイが泣きそうな声でそう言った。

「ネイにマラ、それにみんな助けに来てくれてありがとう。」

「……ハリスが生きて本当に良かったよ……」

マラはそう言った。

そして
　ハリスは教員によって
国公立剣術魔術学校の合宿に帰還したのであった。


《ハリス班魔物討伐ポイント》
Dクラスのゴブリン76討伐。アイテム76個入手。
Bクラスのオーク一体討伐。アイテム一個入手。
Cクラスのダークナイトとダークナイト計35体討伐。
アイテム35個入手。
災害級黒龍一体討伐。
現在の魔物討伐ポイントPt ????


次回 第22話【成果】


《STATUS-ステータス-》
名前:ハリス・ファルティ
レベル:500
種族:人間
年齢:12歳
身長:150cm
所有ゴールド(G):0
職業:不明
称号: : 獣の討伐者・ストーンブレイカー・メンタルハート・死の狭間を超えし者・転生者・一級騎士・努力の賜物・駆け出し指導者 
属性:火、水、木、光、闇
スキル:異空間バッグ・全能力上昇Ⅲ・抜剣の恒星 ・攻撃無効 ・光輝の疾風斬・狂獄の炎剣・神秘の水剣・精霊の光源・漆黒の黒剣 ・魔剣
HP 78500
MP:∞
STR 85700
DEF 82570
AGI 81250
パッシブスキル:経験値倍増Ⅴ・攻撃強化Ⅹ・防御力強化Ⅹ・敵意感知Ⅴ・魔物感知Ⅴ・全属性適応・全言語読解・剣の技能上昇Ⅹ・魔法技能上昇Ⅹ・不意打ち・状態異常無効・ステータス補正・能力鑑定 ・付与魔法Ⅲ・危険察知・自動回復・隠密・透明感知 ・邪眼